カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ:6つのプロイセン・ソナタ Wq48

カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ:6つのプロイセン・ソナタ Wq48

Youtubeからの転載です( https://www.youtube.com/watch?v=Vog7Aufuvgg )。バッハの息子たちの中で作曲家として最も成功し、「小バッハ」と呼ばれたカール・フィリップ・エマヌエル・バッハは、特に鍵盤楽器のためのソナタによって高い評価を受けました。彼は1740年(28歳)でプロイセン王となったフリードリヒ2世に仕えることとなり、その返礼として1742年に全6曲から成るクラヴィーア・ソナタ集を出版しました。この曲集はフリードリヒ2世に献呈されたことから「プロイセン・ソナタ」と呼ばれています。これらのソナタは即興的カデンツァなど、従来のバロック音楽にはなかった様々な試みが含まれており、その斬新さはフリードリヒ2世をはじめとする多くの音楽家に称賛されました。この作品により、カール・フィリップ・エマヌエル・バッハはフリードリヒ2世の寵愛を受け、1767年までの四半世紀にわたってプロイセン王の宮廷で働くこととなります。本作は、その2年後に出版された「6つのヴュルテンベルク・ソナタ」と並んでカール・フィリップ・エマヌエル・バッハの出世作とされており、音楽様式としてもバロック音楽と前期古典派音楽の橋渡し役を果たしたと評価されています。ボブ・ファン・アスペレン(チェンバロ)

http://www.nicovideo.jp/watch/sm40416691