バッハ:カンタータ第191番(ラテン語教会音楽)「天のいと高きところには神に栄光あれ」BWV191

バッハ:カンタータ第191番(ラテン語教会音楽)「天のいと高きところには神に栄光あれ」BWV191

Youtubeからの転載です( https://www.youtube.com/watch?v=591UNte6nYQ )。バッハの「天のいと高きところには神に栄光あれ」BWV191は、1742~1746年頃のクリスマス初日の礼拝で初演したと考えられています。クリスマス初日の礼拝ではルカ福音書から、厩(うまや)でイエスが誕生するとともに、羊飼い達の前に天使の軍団が降臨し、救い主の誕生を継げて唱和する場面が朗読されます。この曲がいつ初演されたかについては上記の通り諸説ありますが、1742年のクリスマス初日、パウリナー教会(Paulinerkirche)において、バッハは学術的な演説を行っており、その際に演奏された可能性が最も高いと考えられています。作曲にあたって、バッハは1733年7月にザクセン選帝侯フリードリヒ・アウグスト2世に献呈した小ミサ曲から3曲を選抜して歌詞の差し替えと編曲を行い、全3楽章の曲としました。こういった事情から、本作は歌詞がラテン語となっており、バッハのカンタータの中では唯一、ラテン語の歌詞による作品となっています。また、ハンス・ヨアヒム・シュルツェとクリストフ・ヴォルフが20世紀末に編纂した「バッハ便覧」では、本作は教会カンタータとは別の「ラテン語教会音楽」の項目に移されています。なお、本作の3曲は全て、後にミサ曲 ロ短調の「グローリア」の中の曲に転用されています。ハナ・ブラジーコヴァー(ソプラノ)ゲルト・テュルク(テノール)鈴木雅明指揮バッハ・コレギウム・ジャパン

http://www.nicovideo.jp/watch/sm42599778