ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(J.S.Bach 1685-1750)が作曲した「無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番二短調 BWV1004」(1720)中の第5曲「シャコンヌ」を、イタリア出身の作曲家・ピアニストのフェルッチョ・ブゾーニ(Ferruccio Busoni 1866-1924)がソロピアノ用に編曲しました。そのピアノ編曲版を基に、ロシアの作曲家マクシミリアン・シテインベルク(Maximilian Steinberg 1883-1946)が管弦楽用に編曲しました。出版は1911年頃のようです。(斎藤秀雄による管弦楽版も、ブゾーニのピアノ版を基にしています。)2022-2023年にロシアの作曲家の管弦楽作品をいろいろ聴きまくっていた頃に、シテインベルクという作曲家を知り、偶然この管弦楽版の総譜を見付けてしまいました。この管弦楽版を全く聴いたことがなかったので、打ち込みで音源を作るかどうか少し迷いましたが、音楽的好奇心が勝り、またこれも何かの縁だとも感じ、今回打ち込みでこの音楽を再現してみました(A=432Hz)。交響曲のような重量感があるので、テンポは極力抑え気味にして、悠然とした音運びになるよう心掛けました。(楽器編成)Fl2, Ob2(IIはCorno Inglese持ち替え), B管Cl2(A管持ち替え), 2Fg, F管Hrn4, C管Tp2, Tb3, Tuba, Timpani, 弦5部リムスキー=コルサコフの弟子であり、かつその娘婿であり、ストラヴィンスキーの友人、そしてショスタコーヴィチの師匠でもあるという、結構重要なキーとなる作曲家だと思います。演奏・録音が少ないので、まだ埋もれている存在ですが、今後もっと知られてもいい作曲家のひとりですね。バッハの「シャコンヌ」に魅了された古今東西の音楽家たちによって、様々な編曲版が産み出されているので、この機会に、それらの演奏をいろいろ聴いてみるのも一興かと思います。このシテインベルクの管弦楽版も、いずれどこかのオーケストラが実際に演奏してくれることを期待しています。追伸音源制作中、平和を常に願っていました。嘘・偽りでだまして真実へ辿り着けなくし、世界中の一般の人々を反目させ搾取し続ける支配構造・社会構造は、もう終わりにしなければなりません。私たちの大地が、生きとし生ける多くの存在が共生できる、自由で平和な時空間でありますよう、祈っています。