キーワード 昭和10年 が含まれる動画 : 201 件中 129 - 160 件目
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[いにしえの発動機たち] 1935年頃 クスド石油軽油発動機 3馬力
エンジンスターターの力を借りて始動される、戦前に製造された岡山県生まれの農業用石油発動機です。銘板には、大正時代にアメリカから日本へ輸入された発動機「ストーバー発動機関西総代理店」の記載がありますが、この頃になると国産の発動機が販売数の大半を占めていたと思われます。マフラーはヨシダ発動機の物を装備しているようです。水冷ホッパの有機的な縁取りのカーブが美しい発動機でした。
クスド石油軽油発動機
出力 : 3馬力/600rpm
製造年代 : 1935年頃(昭和10年頃)
製造会社 : 楠戸商会
所在地 : 岡山県岡山市北区下石井
2016年高知宮の前発動機運転会で見学させていただきました。
mylist/39931443 mylist/57602834
・スペック・製造年代には推定を含みます。
[いにしえの発動機たち] 1935年頃? カルイ式発動機 10馬力 その3
銘板にある「伊予三島駅前」の記載が愛媛生まれを物語る、大きな10馬力の石油発動機です。当時で10馬力といえば、メーカーラインナップの最上位機種にあたるクラスですが、それに恥じない立派な台座の上に鎮座しています。低音の効いた排気を生き物の様に繰り出す様は、傑作の仏像を前にしているかのような迫力のある発動機でした。
カルイ式発動機
出力 :10馬力
製造年代 : 1935年頃?(昭和10年頃?)
製造会社 : 高橋製作所
所在地 : 愛媛県四国中央市
2016年高知宮の前発動機運転会で見学させていただきました。
mylist/39931443 mylist/57602834
・スペック・製造年代には推定を含みます。
[いにしえの発動機たち] 1935年頃 カドタ石油発動機 KH型 5馬力
現役時代を彷彿とする生き生きとした表情を見せながら展示される、昭和10年前後に製造されたのではないかと思われる発動機です。現物はかなりの大きさで迫力があり、水冷ホッパ後ろには豪華な集約型三分配オイラーも装備して、上位機種としての貫禄が感じられます。マフラーは一見純正に見える違和感の無い仕上がりですが、少なくともバッフル部は灰皿を流用して後年になって製作された物のようです。
カドタ石油発動機 KH型
出力 : 5馬力/520rpm
製造年代 : 1935年頃? (昭和10年頃?)
製造会社 : 門田鉄工所
所在地 : 東京都品川区五反田1~2丁目
2016年群馬やすらぎの湯発動機運転会で見学させていただきました。
mylist/39931443 mylist/57602834
・スペック・製造年代には推定を含みます。
[いにしえの発動機たち] 1935年頃 オートリ発動機 2.5馬力
恐らく昭和10年前後に製造されたのではないかと思われる、兵庫県生まれの農業用石油発動機です。やや小振りな簡素で武骨なマフラーからは素朴さが感じられますが、クランクケースカバーは銘柄入板金の凝った造りです。シリンダーヘッドにおけるブラグ切欠きの形状が独特で、私が見てきたオートリ発動機の中でも個性的な一台でした。
オートリ発動機
出力 : 2.5馬力/550rpm
製造年代 : 1935年頃?(昭和10年頃?)
製造会社 : おほとり商店機械部
所在地 : 兵庫県姫路市琴岡町
2016年鴨方発動機運転会で見学させていただきました。
mylist/39931443 mylist/57602834
スペック・製造年代には推定を含みます。
[いにしえの発動機たち] 1940年頃? ミヅホ石油軽油発動機 2.5馬力
sm29225574と筐体の形は似ていますが、クランクケースカバーがやや近代的なsm29042121と似ている事から、両者の中間頃である昭和10年前後に製造されたのではないかと思われる、岡山県生まれの農業用石油発動機です。ただし、過去の補修において部品が交換される事も十分考えられるので、想像の範囲を超えるものではないのですが、こうした事が検証できるのも、彼らに再び命を吹き込んで下さった方々のお陰であります。
ミヅホ石油軽油発動機
出力 : 2.5馬力/550rpm
製造年代 : 1940年頃?(昭和15年頃?)
製造会社 : 石田鉄工所
所在地 : 岡山県岡山市北区下石井
2016年鴨方発動機運転会で見学させていただきました。
mylist/39931443 mylist/57602834
・スペック・製造年代には推定を含みます。
[いにしえの発動機たち] 1940年頃? ナショナル発動機 7.5馬力
巨大な筐体を佇ませながら穏やかに展示される、昭和10年代の製造と思われる岡山県生まれの石油発動機です。大きな開口部からゆらゆらと湯気をくゆらせる様子は、さながら朝一番乗りの大浴場を想わせます。出力7.5馬力ともなると、少数の人間では移動も容易にはままならず、工場や作業場・ポンプなどの定置動力として用いられたと思われます。内に秘めた巨大なトルクの息吹きが感じられた発動機でした。
ナショナル発動機
出力 : 7.5馬力/450rpm
製造年代 : 1940年頃?(昭和15年頃?)
製造会社 : 常定工作所
所在地 : 岡山県岡山市北区昭和町
2015年水晶の湯発動機運転会で見学させていただきました。
動画で辿る石油発動機の歴史 mylist/39931443
・スペック・製造年代には推定を含みます。
[いにしえの発動機たち] 1935年頃? ノダ式石油発動機 HD型 4.5馬力
獅子のような脚でどっしりと木台に鎮座する、戦前製と思われる香川県生まれの農業用石油発動機です。農家の内、小作農の割合が多かった当時において、石油発動機は容易に手が出せない高級品でした。この筐体もそんな時代を反映してか、デザインに気品が漂う美しい仕上がりです。傍らの瀬戸物は灯油が入れられた鶏の給水器で、発動機が灯油を飲んだ分だけ呑口に灯油が出てくる、とても洒落た展示でした。
ノダ式石油発動機 HD型
出力 : 4.5馬力/600rpm
製造年代 : 1935年頃?(昭和10年頃?)
製造会社 : 野田興農商会
所在地 : 香川県坂出市西庄町
2015年サンサンファーム発動機運転会で見学させていただきました。
mylist/39931443 mylist/57602834
・スペック・製造年代には推定を含みます。
[いにしえの発動機たち] 1935年頃? イワタ石油発動機 I.H型 2.5馬力
黙々と、しかし非常に歯切れの良い、管楽器奏者のブレスのような排気を繰り出しながら展示される、埼玉県生まれの農業用石油発動機です。タイトルでは1935年頃?(昭和10年頃?)としましたが、それよりも5年~10年程古い可能性が大いにあります。発動機下部の空間の多い簡素な筐体など、大変古典的な造形がとても興味深いです。その整った風貌から、独特のオーラを感じた発動機でした。
イワタ石油発動機 I.H型
出力 : 2.5馬力/600rpm
製造年代 : 1935年頃?(昭和10年頃?)
製造会社 : 岩幸鉄工所
所在地 : 埼玉県川口市栄町
2015年安塚発動機運転会で見学させていただきました。
mylist/39931443 mylist/57602834
・スペック・製造年代には推定を含みます。
[いにしえの発動機たち] 1940年頃? スピー石油軽油発動機 K型 2.5馬力
恐らく戦時中、昭和10年代中頃に製造されたのではないかと思われる、岡山県生まれの農業用石油発動機です。冷却水ホッパ、シリンダーヘッド、フライホイールなど随所に「SPEE」と鋳込まれいるのが分かります。当時石油発動機の生産・販売も政府の統制化にあり、流通過程の取引価格も厳密に決められていました。斜めにスラントした吸気マニホールドとキャブレターのレイアウトが珍しい発動機でした。
スピー石油軽油発動機 K型
出力 : 2.5馬力/500rpm
製造年代 : 1940年頃?(昭和15年頃?)
製造会社 : 佐藤農具部 (現:スピー)
所在地 : 岡山県岡山市北区内山下
2015年安塚発動機運転会で見学させていただきました。
mylist/39931443 mylist/57602834
・スペック・製造年代には推定を含みます。
[いにしえの発動機たち] 1935年頃? ヒラタ石油軽油発動機 2.5馬力
体を前後に揺すり、平ベルトで高級精米麦機を駆動しながら展示される、岡山県生まれの農業用石油発動機です。戦前の2.5馬力クラスにおいて、吸排気バルブ両方が駆動される所謂「2本棒」は、地方のメーカー製にしてはちょっと豪華な気もしますが、銘板に昭和12年に庭瀬町と合併した「撫川町」の記載があるので、それ以前の製造ではないかと思われます。積年の月日が感じられる風格のある発動機でした。
ヒラタ石油軽油発動機
出力 : 2.5馬力/600rpm
製造年代 : 1935年頃?(昭和10年頃?)
製造会社 : 平田発動機製作所
所在地 : 岡山県岡山市北区撫川
2015年安塚発動機運転会で見学させていただきました。
mylist/39931443 mylist/57602834
・スペック・製造年代には推定を含みます。
[いにしえの発動機たち] 1935年頃? イワタ石油発動機 2.5馬力 (焼玉)
「バランサー?何それ?おいしいの?」状態で激しく回る、炭火を用いた戦前製の焼玉水冷2サイクル石油発動機です。風除けの長い筒の底に炭火が入れられ、シリンダーヘッドの中にある「焼玉」につながる鉄棒を熱し、スパークブラグの代りに混合気へ点火します。この頃の農業用は焼玉エンジンは、主に山陰地方で造られましたが、sm25344741と併せて東日本でも造られていた実例となる貴重な一台でした。
イワタ石油発動機(焼玉2サイクル)
出力 : 1.5~2.5馬力/500~700rpm
製造年代 : 1935年頃?(昭和10年頃?)
製造会社 : 岩幸鉄工所
所在地 : 埼玉県川口市栄町
2015年白馬発動機運転会で見学させていただきました。
動画で辿る石油発動機の歴史 mylist/39931443
・スペック・製造年代には推定を含みます。
[いにしえの発動機たち] 1935年頃? トヒ発動機 3.5馬力 その2
「古強者」という言葉が良く似合う、戦前に製造されたと思われる岡山県生まれの農業用石油発動機です。積年の経過により、製造時の塗装は部分的に剥がれて鋳肌が表れながらも、力強い排気を繰り出しています。外観をそのままにして味わいを残す日本特有の手法は、リペイントが当たり前の海外における石油発動機愛好家からは驚かれる事があります。
トヒ発動機
出力 : 3.5馬力/550rpm
製造年代 : 1935年頃?(昭和10年頃?)
製造会社 : 土肥工業所 (現:カーツ)
所在地 : 岡山県岡山市北区下石井
2015年白馬発動機運転会で見学させていただきました。
動画で辿る石油発動機の歴史 mylist/39931443
・スペック・製造年代には推定を含みます。
[いにしえの発動機たち] 1940年頃? カドタ石油発動機 SH型 1.75馬力
恐らく昭和10年代の製造ではないかと思われる、1.75馬力の農業用石油発動機です。戦前製ながら、クランクケース上に回転式マグネトーを背負った凝った造りがとても魅力的です。私個人的には、門田鉄工所は造形的・機構的に凝った発動機を製造する傾向があったという印象があります。背後のクボタ2サイクルディーゼルが奏でる排気音とのハーモニーが素晴らしい発動機でした。
カドタ石油発動機 SH型
出力 : 1.75馬力/800rpm
製造年代 : 1940年頃? (昭和15年頃?)
製造会社 : 門田鉄工所
所在地 : 東京都品川区五反田1~2丁目
2015年会津坂下発動機運転会で見学させていただきました。
動画で辿る石油発動機の歴史 mylist/39931443
・スペック・製造年代には推定を含みます。
[いにしえの発動機たち] 1935年頃? フクリ石油軽油発動機 2.5馬力
戦前製と思われる、あまり見掛けないレアな銘柄の一つ、日本農機製造によるフクリ発動機です。北海道の百貨店が販売していた謎の発動機、センター軽油発動機sm24885350のOEM生産をしていたと思われる会社でありますが、冷却ホッパ側面のブランド名が、こちらはカタカナで「フクリ」、sm24885350はアルファベットで「FUKURI」の違いがあります。
フクリ石油軽油発動機
出力 : 2.5馬力/550rpm
製造年代 : 1935年頃?(昭和10年頃?)
製造会社 : 日本農機製造
所在地 : 兵庫県神戸市中央区相生町
2015年会津坂下発動機運転会で見学させていただきました。
動画で辿る石油発動機の歴史 mylist/39931443
・スペック・製造年代には推定を含みます。
[いにしえの発動機たち] 1935年頃 馬場式発動機 1.5馬力
日本における農業用石油発動機の歴史は、海外製発動機を参考にして、なんとか技術を物にする所から始まりました。そうした背景の中、馬場工作所はアメリカのウィッテエンジンを基に、馬場発動機を大正7年頃いち早く完成させ、程なくして日本中の発動機メーカーのパイオニア的存在となりました。この発動機は恐らく昭和初期の製作と思われますが、老舗としての伝統が感じられる仕上がりの良さが印象的な発動機でした。
馬場式発動機
出力 : 1.5馬力/700rpm
製造年代 : 1935年頃?(昭和10年頃?)
製造会社 : 馬場工作所
所在地 : 岡山県岡山市北区下石井
2014年水晶の湯運転会で見学させていただきました。
動画で辿る石油発動機の歴史 mylist/39931443
・スペック・製造年代には推定を含みます。
[いにしえの発動機たち] 1935年頃? ミヅホ石油軽油発動機 2.5馬力
神社の狛犬が足を揃えているかのように佇む、岡山県生まれの農業用石油発動機です。日本の大正~昭和初期における、農業用石油発動機の創成期によく見られた古典的なデザインを踏襲しています。ともすれば、本当にその頃の製造のようにも思える味のある発動機ですが、「農林省比較審査 甲位入選 ミヅホ発動機 昭和六年二月官報発表」の銘板があるので、それ以降~昭和10年頃の製造ではないかと思われます。
ミヅホ石油軽油発動機
出力 : 2.5馬力/550rpm
製造年代 : 1935年頃?(昭和10年頃?)
製造会社 : 石田鉄工所
所在地 : 岡山県岡山市北区下石井
2015年鴨方発動機運転会で見学させていただきました。
動画で辿る石油発動機の歴史 mylist/39931443
・スペック・製造年代には推定を含みます。
[いにしえの発動機たち] 1935年頃? 農工用発動機 3馬力
銭湯の浴槽を想わせる冷却ホッパの開口部から湯気をくゆらせる、広島県生まれの農業用石油発動機です。飾り気が無く武骨な造りの印象を受けるクランクケースカバーは、広島県芦品郡にあったメーカー製造の発動機によく見られる傾向があり、曲面が多用された同世代の発動機たちと比べて特徴的です。バッフル板3点止めのマフラーなど、当時の面影がよく感じられた発動機でした。
農工用発動機
3馬力/600rpm
製造年代 : 1935年頃? (昭和10年頃?)
製造会社 : 内田鉄工所
所在地 : 広島県福山市新市町宮内
2015年鴨方発動機運転会で見学させていただきました。
動画で辿る石油発動機の歴史 mylist/39931443
・スペック・製造年代には推定を含みます。
[いにしえの発動機たち] 1935年頃? ライト軽油発動機 5馬力
迫力のある四角いシリンダーヘッドが周囲を圧倒する、岡山県生まれの発動機です。岡山県の「ライト発動機」といえば、岡山市にあった「松本製作所」が製造していた発動機ですが、この発動機は非常によく似た銘板のデザインで「吉田鉄工所」となっていました。松本製作所と当時果たしてどんな関わりがあったのでしょうか。不思議な発動機でした。
ライト軽油発動機
5馬力/500rpm
製造年代 : 1935年頃?(昭和10年頃?)
製造会社 : 吉田鉄工所
所在地 : 岡山県
2015年高知宮の前発動機運転会で見学させていただきました。
動画で辿る石油発動機の歴史 mylist/39931443
・スペック・製造年代には推定を含みます。
[いにしえの発動機たち] 1935年頃? ノダ式石油発動機 HA型 2.5馬力
恐らく戦前の製造ではないかと思われる、ノダ式石油発動機よりHA型です。縦方向に並んだ吸排気バルブは、国産の発動機ではあまり見られないレイアウトであり、どこかアメリカから輸入された発動機の面影を感じさせます。シリンダー下部の流麗なデザインなど、まだ日本を取り巻く情勢に余裕があった頃の発動機なのか…といった印象を受けた発動機でした。
ノダ式石油発動機 HA型
出力 : 2.5馬力/650rpm
製造年代 : 1935年頃?(昭和10年頃?)
製造会社 : 野田興農商会
所在地 : 香川県坂出市西庄町
2015年群馬やすらぎの湯発動機運転会で見学させていただきました。
動画で辿る石油発動機の歴史 mylist/39931443
・スペック・製造年代には推定を含みます。
[いにしえの発動機たち] 1935年頃? サンライス石油発動機 3.5馬力
非常に珍しい北海道で製造された発動機です。戦前においては、本州で製造された農業用石油発動機が北海道に持ち込まれ、営業所や代理店などを通して販売されていましたが、製造もされていたという事はそれなりの需要があったのでしょう。「サンライス」を「サンライズ」だとずっと思いこんでいましたが、「サンライス」でした。
サンライス石油発動機
出力 : 3.5馬力/500rpm
製造年代 : 1935年頃?(昭和10年頃?)
製造会社 : 昭和商会
所在地 : 北海道滝川市本町
2015年朝霞発動機運転会で見学させていただきました。
動画で辿る石油発動機の歴史 mylist/39931443
・スペック・製造年代には推定を含みます。
[いにしえの発動機たち] 1935年頃? チトセ石油軽油発動機 2.5馬力
鶴の羽を持った女の子が歯車の中で羽を広げているようなロゴのデザインが可愛らしい、戦前に製造された岡山県生まれの発動機です。「王位保証」の銘板と岡山県内燃機関工業組合「検査合格之証」の銘板も残り、製造当時の面影を良く残していた発動機でした。
チトセ石油軽油発動機
出力 : 2.5馬力/550rpm
製造年代 : 1935年頃?(昭和10年頃?)
製造会社 : 河上商会発動機部(河上農具製作所)
所在地 : 岡山県倉敷市浜町
2014年森将軍塚発動機運転会で見学させていただきました。
動画で辿る石油発動機の歴史 mylist/39931443
・スペック・製造年代には推定を含みます。
[いにしえの発動機たち] 1935年頃? ネモト 2.5馬力
英数字のみで書かれた銘板がハイカラな、千葉県生まれの発動機です。現在でこそ、東京湾岸エリアを中心に工業地帯としての地位を築いた千葉県ですが、戦前においては農業用石油発動機を生産していたメーカーの記録はあまり無く、とても興味深い一台です。
ネモト
出力 : 2.5馬力/600rpm
製造年代 : 1935年頃? (昭和10年頃?)
製造会社 : 根本紋次郎商店
所在地 : 千葉県佐原市
2014年朝霞発動機運転会で見学させていただきました。
動画で辿る石油発動機の歴史 mylist/39931443
・スペック・製造年代には推定を含みます。
・タイトル画像はhttp://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/f/f5/JGR_EF552_sideview.jpgより引用させていただきました。
[いにしえの発動機たち] 1935年頃? ヒカル発動機 2馬力
私が今まで目にしてきた中でも、特に豪華で凝った大きな銘板を持つ発動機です。特徴的なシリンダーヘッドを始めとした部品等々の造形から、有光製作所が「タコマ発動機」のタコマエンヂン製作所に製造を依頼したOEMではないかと推測しています。有光製作所は、戦前戦後を通して動力噴霧器やポンプなどの生産に注力しており、このエンジンもそういった用途に使われたのでしょうか。
ヒカル発動機
出力 : 2馬力/700rpm
製造年代 : 1935年頃?(昭和10年頃?)
販売会社 : 有光製作所? (現:有光工業)
所在地 : 大阪府大阪市東成区深江北
2014年水晶の湯発動機運転会で見学させていただきました。
動画で辿る石油発動機の歴史 mylist/39931443
・スペック・製造年代には推定を含みます。
[いにしえの発動機たち] 1935年頃? サトー式軽油発動機 3馬力
前後にお供の発動機を引き連れて、元気よく展示される島根県生まれの発動機です。4つの車輪が付いた台車の上で展示されているので、発動機を揺さぶるトルクがより躍動的に感じられたのが印象的でした。
サトー式軽油発動機
出力 : 3馬力
製造年代 : 1935年頃?(昭和10年頃?)
製造会社 : 佐藤商会(現:三菱農機)
所在地 : 島根県松江市東出雲町
2013年水晶の湯発動機運転会で見学させていただきました。
動画で辿る石油発動機の歴史 mylist/39931443
・スペック・製造年代には推定を含みます。
・タイトル画像はhttps://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/4/42/Uruguay_1930_World_Cup.jpgより引用させていただきました。
[いにしえの発動機たち] 1935年頃? ユンケル発動機 3馬力
今や「ユンケル」と言えば栄養ドリンクですが、農業用石油発動機にも「ユンケル」がありました。銘板の飛行機からして、航空機メーカーの「ユンカース」にあやかって命名されたものと思われます。握り拳のようなゴツい造形のキャブレターが装着されており、滑らかな造形のクランクケースカバーとは対照的に力強く存在感を主張しています。比較的見かける機会の少ない、珍しい発動機の中の一台です。
ユンケル発動機
出力 :3馬力
製造年代 : 1935年頃?(昭和10年頃?)
製造会社 : 溝淵製作所
所在地 : 香川県高松市十川西町
2016年鴨方発動機運転会で見学させていただきました。
mylist/39931443 mylist/57602834
・スペック・製造年代には推定を含みます。
[いにしえの発動機たち] 1940年頃? スピー石油軽油発動機 K型 4.5馬力
歯切れの良い排気を繰り出しながら展示される、昭和10年代に造られたと思われる岡山県生まれの農業用石油発動機です。当時の売れ筋は2.5馬力クラスが中心でしたので、この4.5馬力クラスとなると上級機種の範疇になってきます。上位機種らしく吸排気両方に備わったロッカーアームとプッシュロッドの動き、吸気の度にはっきりと動くキャブレターの吸気弁など、生き生きとした印象が明確に感じられた発動機でした。
スピー石油軽油発動機 K型
出力 : 4.5馬力/580rpm
製造年代 : 1940年頃?(昭和15年頃?)
製造会社 : 佐藤農具部 (現:スピー)
所在地 : 岡山県岡山市北区内山下
2015年水晶の湯発動機運転会で見学させていただきました。
mylist/39931443 mylist/57602834
・スペック・製造年代には推定を含みます。
[いにしえの発動機たち] 1935年頃 グロリー発動機 4.5馬力
傍らの石油缶からストローで飲むかのように、チューブで燃料を吸いながら穏やかに回る、岡山県生まれの農業用石油発動機です。「グロリー」とはなんぞや?伸びる・成長するの「grow」からかな…と調べてみたら、どうやら栄光・誉・名誉の「glory」そのものズバリのようです。発動機の名称としてふさわしい名前だと、改めて納得した発動機でした。
グロリー発動機
出力 : 4.5馬力/550rpm
製造年代 : 1935年頃?(昭和10年頃?)
製造会社 : 吉田工作所
所在地 : 岡山県岡山市北区下石井
2015年鴨方発動機運転会で見学させていただきました。
動画で辿る石油発動機の歴史 mylist/39931443
・スペック・製造年代には推定を含みます。
[いにしえの発動機たち] 1950年頃? アサヒ 2.5馬力
恐らく、昭和10年代中~後半から戦後間も無くの頃に製造されたのではないかと思われる、詳細な正体が不明な農業用石油発動機です。銘板は擦れて、メーカー名と所在地は読み取れない状態になっていました。読み取りづらいですが、「アサヒ」の文字は右書きで右側から書かれています。
アサヒ
出力 :2.5馬力/600rpm
製造年代 : 1950年頃?(昭和25年頃?)
製造会社 : ?
所在地 : ?
2016年鴨方発動機運転会で見学させていただきました。
mylist/39931443 mylist/57602834
・スペック・製造年代には推定を含みます。
[いにしえの発動機たち] 1935年頃? ヘイワ 4馬力
「朴とつ」という言葉が観察していて頭の中から離れなかった、猪がたたずんでいるようにも見える、高知県生まれの農業用石油発動機です。恐らく昭和10年前後の製造ではないかと思われます。額から生えた謎のツノはなんでしょうか。まさか当時にして玉掛け用ではないと思いますが…。見れば見るほど不思議な発動機でした。
ヘイワ
出力 : 4馬力
製造年代 : 1935年頃? (昭和10年頃?)
製造会社 : 平和工業所
所在地 : 高知県南国市
2016年鴨方発動機運転会で見学させていただきました。
mylist/39931443 mylist/57602834
・スペック・製造年代には推定を含みます。
[いにしえの発動機たち] 1935年頃? マスター 2.5馬力
「大日本 岡山」の表示が、戦前に製造された事を明確に主張する、岡山県生まれの農業用石油発動機です。この頃の2.5馬力といえば、農業用石油発動機としては標準的な中堅クラスの出力ですが、「マスター」の名に恥じない丁寧な仕上げの良さと、重厚な存在感が一際感じられた発動機でした。
マスター
出力 : 2.5馬力/550rpm
製造年代 : 1935年頃(昭和10年頃)
製造会社 : 吉田発動機製作所
所在地 : 岡山県岡山市北区東島田町
2015年高知宮の前発動機運転会で見学させていただきました。
動画で辿る石油発動機の歴史 mylist/39931443
・スペック・製造年代には推定を含みます。
【LAUGH DiAMOND】野崎小唄【やまだかのん・こむらさきももか】
カバー曲です。
これまでとは趣向を変えて、かのんさんの跳ね上げる歌い方をそのままでやってもらいました。
○楽曲情報
「野崎小唄」 作詞:今中楓渓 作曲:大村能章 創唱:東海林太郎 昭和10年
ボカロ動画→mylist/18930419
その他の動画→mylist/1378467
[小山ひな子‛s 朗読AudioBook字幕付]昭和12年2月3日発行『尋常小学四年修身書-第四-渡邉崋山:孝行は自分の身も助ける』2019(令和1)0606木曇♪BGM昭和10年四年唱歌「渡邉崋山」
[小山ひな子‛s 朗読AudioBook字幕付]昭和12年2月3日発行『尋常小学四年修身書-第四-渡邉崋山:孝行は自分の身も助ける』StoryTeller:KoyamaHinako字幕入り朗読版2019(令和1)0606木:曇♪BGM:昭和10年:第四学年:児童唱歌「渡邉崋山の歌」