キーワード 障害者 が含まれる動画 : 3734 件中 1 - 32 件目
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「困っている人には手を差しのべて」ゴールボール元パラ五輪選手が特別授業
障害者スポーツを通して相手を思いやる大切さを伝えようと元パラリンピックの選手が福岡県うきは市の小学校で特別授業を行いました。
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https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/1190465
障害者が作った工芸品など販売 福岡市で「フレンドシップフェスティバル」開催
県内の福祉施設で働く障害者について知ってもらおうと、福岡市で、イベントが開かれています。
福岡市役所前のふれあい広場では28日、「福岡フレンドシップフェスティバル」が開かれ、朝から多くの来場者でにぎわっています。
会場では、障害者福祉施設で作られた菓子や工芸品などが販売されているほか、料理を提供するブースや地元アーティストによるステージも行われています。
このイベントは働く障害者について知ってもらおうと、福岡県中小企業家同友会が毎年開催していて、今年で27回目になります。
このイベントは、午後4時まで開かれています。
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https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/1142330?display=1
くばらだんだんアート2024表彰式
障害者が描いた絵画を段ボール箱の図柄にするなどして障害者の社会参加を進める「くばらだんだんアート」の表彰式が13日福岡県久山町で行われました。
くばらだんだんアートの表彰式は13日午前10時から久山町のレスポアール久山で開かれました。
くばらだんだんアートは障害者が描いた絵画や写真を段ボール箱やはがきの図柄に採用して、障害者の社会参加や地域の活性化につなげようという取り組みです。
12回目となる今回は834の応募作品から大賞5作品と入賞作品が選ばれ、表彰されました。
これらの入賞作品は久原本家グループの商品段ボールや福岡市内を走るラッピングバスのデザインに採用され、デザイン利用料も支払われます。
ラッピングバスはすでに完成していて表彰式の後、記念撮影をする人もいました。
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https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/1112918
「そのまま12時方向に進んで」視覚障害者のための優しい地図音声道案内「くすくすマップ九州」誕生 コーヒーの香りやガソリンスタンド店員の声「オーライオーライ」も情報に
福岡市の視覚障害者のグループがスマートフォンを活用した新たな地図作りに取り組んでいます。当事者だからこそわかる情報を盛り込んで「街歩きしたくなる」地図を目指しています。
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https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/1107416
<マル激・後半>現行の成年後見制度では認知症になった人の権利を守れない/佐藤彰一氏(弁護士、全国権利擁護支援ネットワーク顧問)
成年後見制度ができて四半世紀。数々の問題が指摘されてきたこの制度に、やっと見直しの動きが出てきた。
成年後見制度とは、認知症や知的障害、精神障害などが理由で判断能力が低下した人の財産管理などを代理人が行う仕組みで、2000年にスタートした。成年後見人になるためには特別な資格は必要なく、家族のほか、弁護士や司法書士、社会福祉士などがなる場合が多い。また、その報酬は基本的には被後見人となる本人が負担する。
認知症によって判断能力が衰える人が増加し、後見制度の必要性が高まる一方で、現行の制度は課題が多く利用しにくいことが指摘されてきた。今年2月に法務大臣が見直しを法制審に諮問したのを受けて、今月から審議が始まる。
成年後見制度は、明治時代から続いてきた民法の禁治産制度を改正して2000年に始まった。禁治産は、判断能力がないとされた人に対して様々な行為を制限するもので、裁判所から禁治産者の宣告を受けると財産の管理能力がないとされ選挙権も与えられなかった。同年にスタートした介護保険が、サービスの利用を行政が措置する制度から、利用者が契約する制度と変わるのに合わせて、同様の考え方で現行の成年後見制度が作られたという経緯がある。
しかし、例えば遺産分割などで認知症の当事者に一度後見人をつけると、亡くなるまで利用をやめることができないほか、その後の介護サービスの利用などについても後見人の判断が求められるなど、非常に煩雑で使い勝手が悪い制度となっていた。
さらに、成年後見人には包括的な取消権、代理権が与えられ、被後見人の意思がまったく考慮されなくなる問題も指摘されていた。一昨年、国連は、障害者権利委員会の総括所見として「意思決定を代行する制度を廃止する」観点から民法の改正を日本政府に勧告している。
弁護士で2月まで全国権利擁護支援ネットワークの代表を務めていた佐藤彰一氏は、判断能力の有無を他者が決めることができないという理由から、判断能力がないことを前提とするのではなく、「能力存在推定」を前提に被後見人の意思決定を支援する制度を考えるべきだと主張する。
そのためには、被後見人の意思決定をどう支援するかが重要となる。しかし、本人の意思をどう引き出すかや、状況や環境によって変化する本人の意思をどう捉えるべきかは簡単な問題ではない。そのためには被後見人の生活歴や暮らしぶりなどがある程度わかっていることが重要で、地域や暮らしの視点が求められる。佐藤氏は司法書士や弁護士といった第三者の成年後見人にその役割まで求めるのは困難だと語る。
今回の見直しの議論のなかで、後見人が本人に代わって意思決定をする現行制度から被後見人の意思決定を支援するという形に180度転換することができるのか、法改正も必要だが生活支援や地域づくりこそが重要だと主張する佐藤彰一氏と、社会学者の宮台真司、ジャーナリストの迫田朋子が議論した。
前半はこちら→so43627747
(本記事はインターネット放送局『ビデオニュース・ドットコム』の番組紹介です。詳しくは当該番組をご覧ください。)
<マル激・前半>現行の成年後見制度では認知症になった人の権利を守れない/佐藤彰一氏(弁護士、全国権利擁護支援ネットワーク顧問)
成年後見制度ができて四半世紀。数々の問題が指摘されてきたこの制度に、やっと見直しの動きが出てきた。
成年後見制度とは、認知症や知的障害、精神障害などが理由で判断能力が低下した人の財産管理などを代理人が行う仕組みで、2000年にスタートした。成年後見人になるためには特別な資格は必要なく、家族のほか、弁護士や司法書士、社会福祉士などがなる場合が多い。また、その報酬は基本的には被後見人となる本人が負担する。
認知症によって判断能力が衰える人が増加し、後見制度の必要性が高まる一方で、現行の制度は課題が多く利用しにくいことが指摘されてきた。今年2月に法務大臣が見直しを法制審に諮問したのを受けて、今月から審議が始まる。
成年後見制度は、明治時代から続いてきた民法の禁治産制度を改正して2000年に始まった。禁治産は、判断能力がないとされた人に対して様々な行為を制限するもので、裁判所から禁治産者の宣告を受けると財産の管理能力がないとされ選挙権も与えられなかった。同年にスタートした介護保険が、サービスの利用を行政が措置する制度から、利用者が契約する制度と変わるのに合わせて、同様の考え方で現行の成年後見制度が作られたという経緯がある。
しかし、例えば遺産分割などで認知症の当事者に一度後見人をつけると、亡くなるまで利用をやめることができないほか、その後の介護サービスの利用などについても後見人の判断が求められるなど、非常に煩雑で使い勝手が悪い制度となっていた。
さらに、成年後見人には包括的な取消権、代理権が与えられ、被後見人の意思がまったく考慮されなくなる問題も指摘されていた。一昨年、国連は、障害者権利委員会の総括所見として「意思決定を代行する制度を廃止する」観点から民法の改正を日本政府に勧告している。
弁護士で2月まで全国権利擁護支援ネットワークの代表を務めていた佐藤彰一氏は、判断能力の有無を他者が決めることができないという理由から、判断能力がないことを前提とするのではなく、「能力存在推定」を前提に被後見人の意思決定を支援する制度を考えるべきだと主張する。
そのためには、被後見人の意思決定をどう支援するかが重要となる。しかし、本人の意思をどう引き出すかや、状況や環境によって変化する本人の意思をどう捉えるべきかは簡単な問題ではない。そのためには被後見人の生活歴や暮らしぶりなどがある程度わかっていることが重要で、地域や暮らしの視点が求められる。佐藤氏は司法書士や弁護士といった第三者の成年後見人にその役割まで求めるのは困難だと語る。
今回の見直しの議論のなかで、後見人が本人に代わって意思決定をする現行制度から被後見人の意思決定を支援するという形に180度転換することができるのか、法改正も必要だが生活支援や地域づくりこそが重要だと主張する佐藤彰一氏と、社会学者の宮台真司、ジャーナリストの迫田朋子が議論した。
後半はこちら→so43627749
(本記事はインターネット放送局『ビデオニュース・ドットコム』の番組紹介です。詳しくは当該番組をご覧ください。)
重さ1.8キロの表示板が約3メートル下に落下 ボルト固定部分から割れる 市は「経年劣化と風の影響」と説明
北九州市小倉北区にある障害者スポーツセンターの地下駐車場で、重さ1.8キロの表示板が落下しました。けが人はいませんでした。
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https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/1096112
TBSドキュメンタリー映画祭上映
福岡市で開催中の「TBSドキュメンタリー映画祭」でRKBが制作した映画の上映が始まりました。
RKBが制作した「リリアンの揺りかご」は、2016年に神奈川県で起きた「やまゆり園障害者殺傷事件」やヘイトスピーチなど、現代日本に広がる様々な不寛容を同時並行で描く、80分の映画です。舞台あいさつには、監督を務めたRKBの神戸金史解説委員長が登壇。放送局がドキュメンタリーを作る意味と価値について、KBC=九州朝日放送の臼井賢一郎解説委員長と語り合いました「リリアンの揺りかご」は4月2日と9日にも、福岡市のキノシネマ天神で上映されます。
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https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/1085669?display=1
従業員の4割は障害者 11年前に設立した警備会社の「働き続けるためにしている工夫」
従業員の4割を障害者が占める警備会社があります。「障害がある人も当たり前に働ける環境を作りたい」と11年前に設立された会社は、毎年黒字を出し続けています。
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https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/1056777
若楠地下道リニューアル、若楠小全校児童で巨大壁画制作(2024年2月16日)
▶動画の記事はこちら: https://www.saga-s.co.jp/articles/-/1196084
佐賀市の若楠小の児童らが、近くのSAGAサンライズパークで今秋に開かれるSAGA2024(国民スポーツ大会・全国障害者スポーツ大会)の巨大壁画を制作した。
□佐賀県の情報が満載! 佐賀新聞社のニュースサイトはこちらから□
▶[ https://www.saga-s.co.jp/ ]
#佐賀 #佐賀新聞 #佐賀県 #SAGA
「一生走り続ける」脳性まひのランナーがマラソンに出場…32キロを目前に“閉鎖時刻”が迫る
「北九州マラソン」には1万人を超えるランナーが参加しました。その一人で、障害を抱えながらフルマラソンに挑戦し続ける男性を取材しました。
◆7年前から始めたマラソン、ジム仲間がきっかけ
青空の下、およそ1万1000人のランナーがゴールを目指して駆け抜けました。苦しそうな表情を浮かべるランナーも多い中、笑顔で走る男性の姿がありました。北九州市八幡西区に住む会社員・松浦慎一さんです。生まれてすぐに脳性まひを発症。今も右手にまひが残っています。
松浦さん「発作が起きて入院してその繰り返し。元々発作で体力がなかったというのと、走っていても歩いていてもつまずいたりこけたり何回もしていたので」
元々、体を動かすことが好きだったという松浦さん。マラソンに挑戦したのは、7年前のことです。体力をつけようとジムに入りそこで知り合った人から「一緒に走ろう」と誘われたのがきっかけでした。最初は5キロほどでしたが、少しずつ距離を伸ばし今では、全国各地のフルマラソンに挑戦。2020年の北九州マラソンと去年の神戸マラソンでは完走を果たしています。
◆人との「出会い」が市民マラソンの魅力
松浦さんは普段、仕事終わり休日に近くの山や公園で練習しています。
松浦さん「(自分の)走る姿を全国に見ている人がいるのなら、少しでも勇気を与えられたらいいなと同じ障害者として」
私も松浦さんと一緒に完走を目指します。給食に加え、人との出会いも市民マラソンの魅力です。沿道からの声援に応えるなど順調に走っていましたが、20キロ付近で変化が―。
松浦さん「アップダウンが半端ない、足が痛い。痛すぎてなにも考えられない両方痛い」
足の疲労は限界に近づき、ペースも落ちましたが、松浦さんはあきらめません。
松浦さん「32キロ地点に行きたい、少なくとも1は行きたい走れる限り前へ進みたい」
◆迫る“閉鎖時刻”をにらみながら力を振り絞った
スタートから4時間半、32キロ地点の閉鎖時間が迫ってきました。
「行けます」「あと30秒」「閉鎖30秒前」「なんとかいけたなんとか」
このままのペースでは、36キロ地点の閉鎖時間に間に合うのは難しい状況ですが、それでも前へ進みます。
松浦さん「タイムオーバーになるまでは走り続けます」
最後まで力の限り走り続けましたが、34キロを過ぎたところで無念のリタイアとなりました。
松浦さん「今回完走できなかったというのはありましたが、粘ればここまでこられたので不可能という言葉は障害があってもないなと思いましたね。人との接点、出会いって凄いなと思いました。死ぬまで一生、走り続けたいですね」
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https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/1007045?display=1
ふくおか”きずな”フェスティバル開催 ボランティア団体集まり
福岡県内で子育てや障害者の支援に取り組むボランティア団体が集まるイベントが福岡県春日市で開かれました。
オリジナル記事
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/1005338
「重たいニーズは薄れてきたが、高齢者や障害者を支援」巡回診療にあたった“救護班“が報告
能登半島地震の被災地の現状報告です。避難所の巡回診療などを行っていた日本赤十字社福岡県支部の救護班が5日、福岡に戻りました。
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https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/982258
視力は矯正しても0.1未満…パリ大会を目指す柔道・瀬戸勇次郎選手が「階級変更」を迫られ大幅増量
今年はオリンピックイヤーです。パリ大会出場が有力視されている選手を紹介します。修猷館高校(福岡市)出身で東京パラリンピック視覚障害者柔道銅メダリストの瀬戸勇次郎選手。階級変更を乗り越えパリ大会で金メダルを目指します。
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https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/960217
西九州大学(神埼市)で国スポ・全障スポのライブ配信ボランティアの説明会(2024年1月16日)
▶動画の記事はこちら: https://www.saga-s.co.jp/articles/-/1180951
今年佐賀県で開催される国民スポーツ大会・全国障害者スポーツ大会(国スポ・全障スポ)で実施される全競技のライブ配信事業を紹介する出前授業が16日、神埼市の西九州大であった。動画撮影や画面を切り替えるスイッチングなどボランティアが担う業務について、学生が県の担当者から説明を受けた。
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#佐賀 #佐賀新聞 #佐賀県 #SAGA
山口祥義佐賀県知事 新春インタビュー 2023年振り返り、県立大、国策課題…
▶動画の記事はこちら: https://www.saga-s.co.jp/articles/-/1168088
九州新幹線長崎ルートの新鳥栖-武雄温泉の整備方式や佐賀県立大構想を巡る議論が年の瀬まで続いた佐賀県政。2024年はこうした課題に加えて、SAGA2024(国民スポーツ大会、全国障害者スポーツ大会)が開催される。就任10年目を迎えた山口祥義知事に県政運営の展望を尋ねた。
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#佐賀 #佐賀新聞 #佐賀県 #SAGA
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□双方向報道「こちら さがS編集局」(こちさが)□
こちさがは、読者の書き込みから取材を進めたり、新聞社が実施するアンケートに答えてもらったりするLINEを使った双方向型の報道スタイルです。寄せられた声には事務局が全てに目を通し、返信しています。
□登録はこちらから⇒ 【https://page.line.me/876iicrm?openQrModal=true 】
「オリジナリティ」が逆に強みになった 福祉事業所のアトリエからうまれたデザイン 海外に進出
12月3日は国連が定めた「国際障害者デー」 大手コンビニエンスストアの看板商品のデザインを手がけるなど、日本で活動する福祉事業所のメンバーが、活躍の場を海外に広げています。 彼らが描いたデザインが、初めて海を渡りました。
オリジナル記事を読む
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/870256
【今週の御皇室】スポーツに、国際親善に~皇族方の秋の御動静 / 企画展「皇居の生き物たち」のご案内[桜R5/11/2]
今回は、この1週間の皇族方の御動静についてお伝えするとともに、無料で観覧できる企画展「皇居の生き物たち-環境変化で何が起こっているのか?-」をご案内させていただきます。
出演:髙清水有子(皇室評論家)
◆ウイグル「ジェノサイド」国会議員アンケート・集計結果
http://www.ch-sakura.jp/1633.html
◆チャンネル桜・別館
https://www.youtube.com/channel/UCGbSDhzR4hbRAmSuRK-z_ng
※チャンネル桜では、自由且つ独立不羈の放送を守るため、『日本文化チャンネル桜二千人委員会』の会員を募集しております。以下のページでご案内申し上げておりますので、全国草莽の皆様のご理解、ご協力を、何卒宜しくお願い申し上げます。
http://www.ch-sakura.jp/579.html
◆チャンネル桜公式HP
http://www.ch-sakura.jp/
「あなただけの特注旅行を考えます」1人での外出が難しい人をサポート 福岡市のNPO法人
車椅子を利用する高齢者や障害者など、移動に支障がある人たちは旅行や外出を気軽にすることはできません。「旅行や外出を諦めることなく笑顔ですごしてほしい」との願いを込め、オーダーメイドの手厚いサポートを提供するNPO法人を取材しました。
◆「能古島で色とりどりの花を見たい」
一面に広がる満開のコスモス。10月18日、福岡市西区の能古島は多くの観光客でにぎわっていました。
Q.お花がお好きなんですね。
岸川小夜子さん「大好きです」
車椅子で島を訪れたのは岸川小夜子さん(81歳)。同行しているのは、岸川さんの家族ではありません。高齢者や障害者など、1人での外出が難しい人を介助しながら同行するサービスを提供するNPO法人「あすも特注旅行班」の代表理事、大橋日出男さんです。「能古島で色とりどりの花を見たい」という岸川さんの要望を受け、日帰りの旅行を企画しました。
「あすも特注旅行班」代表理事 大橋日出男さん「やっぱり、ご利用者さんが楽しんでいるシーンに一緒にすぐ横にいることができる、お供させてもらえるのが私の喜びですよね」
◆「少しのサポートがあれば外に行けるのでは」
大橋さんがこのサービスを始めたのは9年半前。九大病院で看護師として勤務していた時に、自宅に帰ることもできずに入院したまま亡くなる患者の姿を多く目にしたことがきっかけでした。
大橋日出男さん「入院したまま亡くなってしまう方々も、少しのサポートがあれば外に行けるんじゃないか、おうちに帰ったりきれいな景色を見たりご家族と一緒にご飯を楽しんだりできるんじゃないか、と思っていました」
◆利用者に合わせて電動車椅子を準備
「あすも特注旅行班」の外出サポートは、入念な事前準備から始まります。
大橋日出男さん「この車椅子だと押す人が大変だし、危ないかな」
足を悪くして車椅子での生活を余儀なくされた岸川さんは、現在、福岡市内の老人ホームで生活しています。
岸川小夜子さん「膝は悪いし、あっちもこっちも悪くて…」
岸川さんの状況を聞き取った大橋さんは、急な坂道や段差が多い能古島での滞在を快適なものにするため、電動アシストの車椅子を準備しました。説明を受け、岸川さんの期待も高まったようです。
岸川小夜子さん「周りが海でしょ。だから気持ちも晴れるし、きれいなお花も見てね。楽しみにしてますよ」
◆「子供のころに帰ったみたい」と喜んだ利用者
大橋日出男さん「おはようございまーす」
旅行当日。大橋さんは老人ホームまで岸川さんを迎えに行き、タクシーに乗り込みました。
「ゆっくりでいいですよ」
タクシーやバス、地下鉄などの公共交通機関を利用する時も、丁寧にサポートします。能古島では、準備した電動アシスト車椅子が大活躍しました。
大橋日出男さん「私たちも楽だし、お客様にとっても快適・安全。正解だったんじゃないかな。ちょっと自画自賛。ふふふ」
手厚いサポートを受けた岸川さん。コスモスを眺めたり、テラス席で食事を取ったりと、久々の外出を終始笑顔で楽しんでいました。
岸川小夜子さん「お天気もよくて景色もよくて、お花もよかったし。(外での食事も)気持ちいいです。子供のころに帰ったみたい。遠足の時(を思い出す)」
◆「外出を諦めずに楽しさを味わって」
「あすも特注旅行班」では、これまでに900件を超えるお出かけをサポートしてきました。
父との旅行を依頼した女性「医療行為を受けながら、旅行に行くプランがすごく印象的で」
こちらの女性は2023年2月に、末期がんを患っていた父親との最後の家族旅行として、「あすも特注旅行班」のサービスを利用しました。父親は旅行の1か月後に亡くなってしまいましたが、諦めずに行った最後の旅行は大切な思い出になっています。
父との旅行を依頼した女性「(旅行後に)温泉とかって言葉はもう出なくなっていましたけど、『またお風呂に行こうね』と言いながら。行ってなかったら相当後悔したんだろうなと思います」
サービスを通してたくさんの人の笑顔を見てきた大橋さん。今後もさまざまな人に「外出を諦めずに楽しさを味わってほしい」と話します。
あすも特注旅行班大橋日出男代表理事「介護の認定、障害者手帳のあるなしに関わらず、サービス提供とができます。困りごと、不安、心配があるかも知れませんが、そこをちょっとだけ乗り越えていただいて、ぜひどしどし出かけてもらえたら」
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https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/811941
【今週の御皇室】秋の御公務と靖国神社秋季例大祭[桜R5/10/19]
今回は、芸術もスポーツも盛んになる秋の御公務と、本日までの日程で斎行された靖国神社秋季例大祭についてお話しさせて頂きます。
出演:髙清水有子(皇室評論家)
◆ウイグル「ジェノサイド」国会議員アンケート・集計結果
http://www.ch-sakura.jp/1633.html
◆チャンネル桜・別館
https://www.youtube.com/channel/UCGbSDhzR4hbRAmSuRK-z_ng
※チャンネル桜では、自由且つ独立不羈の放送を守るため、『日本文化チャンネル桜二千人委員会』の会員を募集しております。以下のページでご案内申し上げておりますので、全国草莽の皆様のご理解、ご協力を、何卒宜しくお願い申し上げます。
http://www.ch-sakura.jp/579.html
◆チャンネル桜公式HP
http://www.ch-sakura.jp/
「気分が悪い」「迷子になった」警察がイラストで“意思疎通”外国人や障害者を支援
外国人や知的障害者など警察官と対話が難しい人たちのために伝えたい内容を外国語やイラストで示した「コミュニケーション支援ボード」が16日、福岡県警に贈られました。
オリジナル記事を読む
https://rkb.jp/contents/202310/202310168304/
「少し溶かしてアイス感覚で食べるのも美味しい」冷凍大学芋 障害者と一緒につくったら売上が増えた
積極的に障害者の力を活かし、売上を伸ばしている食品加工会社があります。一番人気の商品「大学芋」には、サツマイモの苗植えから調理、梱包まですべての工程に障害者が関わっています。売り上げ増の秘密とは。
◆「サクサクで上品な甘さ」
福岡県那珂川市にある食品加工工場「那珂川キッチン」 無添加・国産食材にこだわった様々な冷凍惣菜を手作りで製造しています。その中で一番人気の商品は「大学芋」 大きく育ったサツマイモを手作業で丁寧にカットして2度揚げします。国産の粗糖から手作りした甘い飴を絡めたら完成です。
RKB小畠健太記者
「すごいサクサクですね。上品な甘みでとてもおいしいです」
◆「オール福祉の商品です」
実は、この大学芋。原料のサツマイモの生産を含め、全ての工程で障害者が関わっています。
那珂川キッチン 島野廣紀社長
「オール福祉でできあがっているおいしい商品かなと思います」
◆手つかずの荒れた農地で栽培
福岡市にあるサツマイモ畑。障害者福祉施設を利用する知的障害や精神障害がある人たちが一株一株手作業でサツマイモの苗を植え付けました。
畑は、元々手入れが行き届かない荒れた農地でした。見かねた地元の農家・中村光明さんが引き受けてサツマイモを植えることにしましたが、その植え付け作業を福祉事業所に依頼したのです。
農家 中村光明さん
「差し込んでいって植えてもらうという植え付けのお手伝いをしてもらいました。人手がいる作業は彼らにやっていただいて、収穫して収穫の時もお手伝いしてほしいと思います」
依頼を受けた福祉事業所にとっても、工賃として利用者の収入につながるほか、自然の中での作業は、利用者にいい影響を与えるとして歓迎しています。
はっぴぃすまいる 唐崎愛理乃施設長
「じーっと座ってひとつの作業をするよりも外の空気を浴びながら土に触れる、そういう作業をすることで気持ちや精神状態が落ち着いているかな、という部分は見えますね。利用者も楽しみに待ってます、『収穫の作業まだないんですか?』って」
◆障害者がカットや梱包作業
収穫したサツマイモを大学芋に加工する那珂川キッチンでも、熟練の勘が必要な飴つけの工程以外は、すべて障害者が担っています。
◆工場に就職した男性の夢は
サツマイモを揚げる工程を担当している法村佳政さんは、「職業訓練」の期間を経て、2021年4月、那珂川キッチンに就職しました。今は大好きな旅行に行くことを目標に、仕事に取り組んでいます。
那珂川キッチン 法村佳政さん
「みんな就労に入っている人がやる気を出せばここにもわいわい活気が出てくると思います。旅行に行きたいので貯金がしたいです」
◆売り上げも増え人手不足も解消
元々人手不足で困っていた那珂川キッチンですが、福祉施設の力を借りるようになったことで、売り上げは1・3倍になりました。これまでに4人の障害者が就職、10月にはさらに2人の障害者が就職する予定です。人気の大学芋は、福岡県内6か所に設置された自動販売機で販売しています。
那珂川キッチン 島野廣紀社長
「障害を理解してそこにきちんと仕事を見つけて、配置すれば通常の工場と同様な形で稼働していきます。国産で無添加という安心安全の中にさらにその先には福祉の力も入っているということを感じていただけたらなと思います」
オリジナル記事を読む
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/761219
障害者“専用”のテレワーク施設が登場、体調管理などをサポートする支援員が常駐
障害者のテレワークを支援して就職の機会を増やすための専用のオフィスが3日、福岡県北九州市に開設されました。
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https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/757203
障害者の収入向上へ 福岡モデルの「就労支援の場」オープン
北九州市戸畑区(とばたく)に複数の障害者施設の通所者が共同で働く就労支援の場が、26日オープンしました。
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https://rkb.jp/contents/202308/202308267606/
音が聞き取りづらい人に旗で危険を知らせる「津波フラッグ」高台に逃げる訓練
聴覚障害者など音が聞き取りづらい人に対し旗を使って津波の危険をいち早く知らせる訓練が21日、福岡県北九州市で開かれました。
◆津波を視覚的に知らせる試み
北九州市若松区の海水浴場で行われたのは聴覚障害者や遊泳中の人に「津波フラッグ」と呼ばれる旗を使って津波の危険を視覚的に知らせる訓練です。訓練は、地震で津波が発生したことを想定し聴覚障害者など約50人が参加しました。
◆「東日本大震災」を教訓に2020年から運用
担当者が赤と白の格子模様の「津波フラッグ」を大きく振って危険を知らせると、参加者は急いで高台へ逃げ込みました。「津波フラッグ」は、2011年の東日本大震災で聴覚障害者の死亡率が健常者よりも高かったことなどを理由に2020年から運用されています。
オリジナル記事を読む
https://rkb.jp/contents/202308/202308217530/
パラ卓球・世界3位の古川選手 パリパラリンピック出場枠は「世界で10人」狭き門に挑む
パリオリンピック・パラリンピックまで1年。福岡市の古川佳奈美選手は、パラ卓球で世界ランキング3位、日本人トップの実力者。おしゃれが大好きな26歳は、パリパラリンピックの出場を目指します。
◆「博多卓球クラブ」で一般のスクール生に混じり
パラ卓球・古川佳奈美選手は、東京パラリンピックにも出場した実力の持ち主で、2024年のパリ大会でも活躍が期待されています。「博多卓球クラブ」(福岡県新宮町)で、一般のスクール生に混じって練習をしています。
古川佳奈美選手「応援してくれているし、自分も教室に入れてもらっているので、すごい楽しいです。」
◆「知的障害」「自閉症スペクトラム」を持つ
パラ卓球は、障害の重さによって11クラスに分かれています。古川選手が所属するのは、知的障害者のクラス。一般の卓球と同じルールが採用されています。
古川選手は小学4年生の時に、軽度の「知的障害」と「自閉症スペクトラム」の合併症と診断されました。理解力が劣る、臨機応変な対応が難しいといった特徴があります。
母の倫子さん「勉強はついていけないし、コミュニケーションもなかなか通らないことがあるので、今まで大丈夫と言われているのが、どうして?という感じだったので、だから逆にショックというより、今度それに向き合ってケアしていけばいいかなという感じにとらえました」
中学に進むと卓球部に入部。その才能を開花させます。
母の倫子さん「明るくなりました。卓球に関する話だったらコミュニーションがとれていたので、コミュニケーションも成長してきたな、と思いますね」
立花高校に進学し、卒業後は卓球に専念し、見事東京パラリンピック代表の座をつかみました。
◆ハンディ克服へコーチの教えをノートに
競技を続ける中で、何度も壁にぶつかってきました。実力がめきめきと伸びる一方で、どうしてもハンディキャップが古川選手を悩ませます。
井保啓太コーチ「自分で考えて戦術とかプレーを立てられないので、試合中に忘れてしまったり、急に地団太を踏んで行動がおかしくなる時もある。そこですね、不安は」
こうしたハンディを克服するため、コーチの教えを毎日ノートに書き留めています。
古川佳奈美選手「試合前に見ようかな、と思って。練習前も」
◆東京パラではまさかの予選敗退
そして勝ち取った、東京パラリンピックの舞台。直前の国際大会でも活躍していた古川選手は、メダルの有力候補でした。しかし、予選グループでまさかの敗退。
古川佳奈美選手「普通に悔しいって感じで、でも次出たら金メダル取りたいなって感じです」
井保啓太コーチ「試合が近いから、目的意識をしっかりもって全員行動するように」
あと1年に迫ったパリ大会。今度こそメダルをつかみたい…。練習にも熱が入ります。
井保啓太コーチ「きついからって雑にならない。コース決まっているんだから、先に動いていいから、正確にやって。何してんの? この1球で人生変わるかもしれないんだよ」
古川選手の武器は「しゃがみ込みサーブ」。サーブの際にしゃがみ込ながら打ち、体全体を使ってボールにスピンをかけます。通常よりも倍以上の回転がかかり、どのように曲がるかは打った本人にも分かりません。
古川佳奈美選手「最初は難しかったです。おぼえるのに」
Q.このクラスでやる選手はいないんですか?
古川佳奈美選手「あんまりいないから、おぼえたかった」
◆「狭き門」に挑戦する古川佳奈美選手
そして、今年6月に行われた知的障害者卓球の全国大会。2023年秋に開催されるアジアパラ競技大会代表の3人は、ここでの成績で決まります。
第2シードの古川選手は、準決勝まで順調に勝ち上がりますが、ミスが続く展開に、精神面の課題も顔を出します。残念ながら決勝進出はならず…。迎えた3位決定戦。
古川佳奈美選手「練習で駄目なところが結構出たので、練習あるのみです。練習をして、今後の大会までに修正をして練習しないといけない」
結果は3位でしたが、アジアパラ競技大会の出場権を獲得した古川選手。この大会で優勝を飾れば、パリ行きのキップが手に入ります。パラリンピック卓球の知的障害のクラスの出場枠は、男女それぞれ世界でたった10人ずつ。国ごとに出場枠があるわけではありません。狭き門を突破し頂点へ、古川選手の挑戦は続きます。
古川佳奈美選手「パリに向けてみんなに勝って、金メダル取ることです。そこまではちゃんとしないといけないので。大変でもなんでも」
子供から大人まで切れ目ない就労支援~福岡市の新庁舎に福祉施設が“集結”
発達障害者の支援施設などが入居する福岡市の新庁舎が完成し30日、記念式典が開かれました。
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https://rkb.jp/contents/202306/202306306726/
家に避難する考え方『在宅避難』に着目、行政が手薄になる「3日間」を備蓄でしのぐ
「在宅避難」は、災害が起こった後、自宅に倒壊や浸水などの危険がなければそのまま自宅にとどまって生活する避難方法です。「在宅避難」をするためにはどんな事前準備が必要なのか、そして、どれくらいの備蓄が必要となるのでしょうか。
◆行政が手一杯になる「3日分」を備蓄する
福岡市城南区で先月、開かれた県の防災講座です。約40人の地域住民が参加し、「在宅避難」する際の注意点などについて学びました。
「自宅がハザードマップの中でそんなに浸水しない場合は『在宅避難』、家の中で高いところに避難する方法もあります」
「在宅避難」は災害が起きた際に自宅で安全が確保できた場合に、自宅を避難場所として生活を続ける方法です。高齢者や障害者など避難所まで行くのが難しい人が少なくないうえ、避難所が不足している自治体も珍しくありません。いま「在宅避難」と避難に必要な備蓄に関心が高まっています。
参加した男性「年をとっているので避難する時の準備はしようかな」
参加した女性「備蓄を全然ちゃんとしていない。水とか食糧とか、一番は水かな」
福岡県消防防災指導課・許山将平主任主事「発生から3日は行政がほかの対応に手が取られる面があるので、最低3日分は自身で備蓄の準備をしてもらうことをすすめています」
◆玄関口を守れ!ふさがないようレイアウトを改善
マンションの管理組合を支援する福岡市のNPO法人が作成した防災のしおりがあります。水道や電気、ガスなどのライフラインが使えなくなった場合でも「在宅避難」で3日間生活するための備えをイラスト付きで紹介しています。最も重要なのが、家具を固定するなどの基本的な耐震対策です。万が一、家具が倒れたとしても出口などをふさがないよう家具の向きやレイアウトを工夫することが大切だということです。
防災士の資格を持つ宮下輝雄さん「自分が寝ている上に家具が覆いかぶさってくると重大なけがが発生します。特に玄関口は転倒防止を必ずしてほしいです。冷蔵庫にあるもので生ものや痛みの早いものから食べ、最後に非常食を食べます。停電した時は冷蔵庫も機能していませんから、特に夏場あたりは菌の繁殖がある食中毒防止になる」
肉や魚などの生鮮食品の次に傷みの早い野菜、そのあとに冷凍食品、最後に非常食という順番です。この時、冷凍食品や氷は食材が傷まないように保冷剤として活用するのが有効です。
◆非常食もおいしい時代「焼きたてのようなパン」
福岡市博多区の雑貨店では、200種類以上の最新の防災グッズなどを取りそろえています。
店員「定番のご飯類や洋食関連のものも最近人気があります。缶入りのデニッシュパンは約3年間保存が効きます。缶入りのパンと聞くとすごく固くて食べづらいというイメージを持つ方が多いと思いますが、焼きたてのパンのようにしっとりとふっくらして毎日食べたくなるようなおいしさです」
長期保存もできることから海上自衛隊でも導入されているということです。ポータブルバッテリーも在宅避難に有効です。ランタンになるものや、ソーラーパネルが付いたものも販売されています。
ハンズ博多店・石井圭司さん「何かあった時では遅いので、普段から準備しておくことが安心への第一歩だと思います」
いつ起きるかわからない災害。防災講座に参加するなどして防災力を高め、家族にも伝える。知恵や知識を持つことが、自分や家族の命を守ることにつながります。
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九州最大規模の多目的施設「SAGAアリーナ」 グランドオープン
佐賀市に完成した九州最大規模の多目的施設「SAGAアリーナ」が、13日グランドオープンしました。
佐賀市日の出の総合スポーツ施設の中に完成した「SAGAアリーナ」は、地上4階建てで観客席は最大で8400と九州最大規模となっています。
来年10月に開催される国民スポーツ大会と全国障害者スポーツ大会の会場として整備が進められてきました。
記念式典に出席した佐賀県の山口祥義知事は、「日本屈指の世界基準のアリーナになった」としたうえで、「皆さんの手でもっともっと輝く場となることを祈念したい」と挨拶しました。
「SAGAアリーナ」はバレーボールやバスケットボールなどプロスポーツの試合やコンサートの会場として来年3月まで、土日はほぼ予約で埋まっているということです。
「手話こそ私の言葉」聴覚障害に理解広がる 高齢化する“通訳士”の育成は急務
聴覚に障害がある人が安心して生活できる社会を目指し、福岡県は「手話を言語」と位置づけ普及を図る条例を施行しました。理解が進む一方、課題もあります。
◆生後3か月での難聴告知「診察室から出て泣いた」
福岡市中央区に住む河原美幸さん、長男・治馬くん(8)と、次男・匠真ちゃん(5)です。匠真ちゃんは生後3か月で「先天性感音難聴」と診断されました。
河原美幸さん「『難聴です』と言われびっくりして、診察室から出て泣いて……。その日がやっぱり一番落ち込みましたかね」
生後6か月の時に、初めて補聴器をつけた時の映像です。
「たっくん。聞こえた、お耳聞こえたね。よかった」
匠真ちゃんは、補聴器と人工内耳をつけて生活しています。母親の美幸さんが苦労したのが、保育園探しでした。保育園の担当者から突き放すような言葉もあったといいます。
河原美幸さん「『前例がないので無理ですね』と言われて」
福岡県が4月に施行した「手話言語条例」。聴覚に障害のある人が安心して生活できる社会の実現を目指して、手話を「言語の一つ」と位置づけ、普及を図ることを目的としています。条例には、聴覚障害のある人や家族が乳幼児期から切れ目なく相談できる支援体制の整備も盛り込まれています。
◆過去には手話が禁止された時期も
手話で職場の同僚とコミュニケーションを取る篠塚毅さんは、生まれた時から耳が聞こえず、ろう学校に通っていました。そこで禁止されていたのは「手話を使うこと」でした。
篠塚毅さん「学校のバスで友人と手話で話していたら『手話はだめだ』と怒られたことがあります。手話を使ったために罰を受けていました」
手話の代わりに行われていたのが、口の動きから言葉を読み取り発音する「口話教育」です。
篠塚毅さん「口話の発声の練習に時間を取られていました。そのために、国語や数学や理科だとか、普通の学校と比べたらすごく遅れてしまうんです。勉強したい、一般の学校と同じように学びたいのに。私はきちんと勉強を受けられなかった。本当に苦しい、残念だなあという気持ちがあります」
◆「理解は確実に広がっている」と実感
2016年には、障害がある人の要望には負担が重すぎない範囲で「合理的配慮」が求められると定めた「障害者差別解消法」が制定されました。篠塚さんも生活の中で変化を感じているといいます。
篠塚さんが月に2回訪れる整骨院です。話したことが画面に文字となって表示されるアプリを使ったり、ジェスチャーをしたりして、意思疎通しています。
篠塚毅さん「コミュニケーションの方法を工夫していただき、アプリを使ってやり取りし、手話通訳がいなくても筆談で通じることができる。安心して来られますね」
◆仕事として認知されていない「手話通訳士」
聴覚障害者に対する理解が進む一方で、それを支える手話通訳者の数は十分とは言えません。福岡県の「手話の会連合会」に現在登録している人は142人。その多くは、日中は民間企業で働き、夜間や休日に通訳の仕事をしています。
福岡県手話通訳士会 中島奈緒事務局長「プロ意識を持って手話通訳の対応をしていますが、それで生活ができているわけではありませんので、果たして『仕事か?』と言われれば、今の段階では仕事とは言えない状況です。社会的に職業としてなかなか認知されていないんだろう。条件的に待遇がよいとは言えないと思います」
民間企業などから手話通訳の派遣依頼も増えているといいます。ただ高齢化が進んでいて、若い世代の育成が課題となっています。
福岡県手話通訳士会 中島奈緒事務局長「50代以上がおそらく8割。若い世代が少ないので、5~10年後には今のメンバーだけではとても支えられない状況になるのでは。みんな心配しています」
福岡県は手話通訳者の研修会場をもう1か所増やして、育成を進めようとしています。
福岡県障がい福祉課 町田由紀子参事「足りないながらも一生懸命回してもらっているのが実状。通訳士を増やしていかないといけない、と認識はしています」
◆「いつでもどこでも手話を安心して使える環境を」
しかし、職業としての手話通訳士の認知度は高くありません。
福岡県手話通訳士会 中島奈緒事務局長「仕事として職業として認知される手話通訳士であってほしいな、と思います。ボランティアという域を超えないことには、この先『手話通訳士を目指そう』という方が増えないんじゃないか。手話がないと情報を得にくい方はたくさんいるので、必要な職業だと思います」
篠塚毅さん「私は、手話が第一言語です。市民のみなさんに手話を理解してもらっているか、というとまだ少ない。条例が定まって、みなさんに手話を知ってもらいたい。広めていきたい。いつでもどこでも安心して手話でコミュニケーションが取れる環境が広まればいいなと思います。手話ができる人が増えてほしいし、手話通訳も増やしていきたい」
難聴のある子供たちの未来を守るために、手話通訳の育成が急務です。
河原美幸さん「たくましい子供に育ってほしい。聞こえなくても聞こえても、いろいろある。聞こえないからいろいろ諦めるんじゃなくて、親も一緒に、たくましく生きていければ」
「心ほかほかわたしの思い出ごはん」障害者の絵画や写真を表彰
障害がある人たちが制作した絵画や写真のコンクールで入賞した作品の表彰式が、福岡市で開かれました。
オリジナル記事を読むhttps://rkb.jp/news-rkb/202302214942/
「SAGAアリーナ」引き渡し式 国民スポーツ大会2024などの会場 佐賀
佐賀県では来年、国民スポーツ大会と全国障害者スポーツ大会が開催されます。その会場となるSAGAアリーナが完成し、26日に施設が県に引き渡されました。
オリジナル記事を読むhttps://rkb.jp/news-rkb/202301264605/