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【あずまんMAD】動ポノムコウ【東浩紀】
後半から鬱ルートです
当時のぼくは批評の無力さに絶望していた。そして批評の力を回復するためにはなんでもやるべきだと考えていた。道化と見なされるのも厭わなかった。だからぼくは、小説を書き、若い書き手と交わり、テレビに出演し、SNSに身を投じた。その戦略は当時、それなりの結果を出していた。ぼくのまわりには新たな才能が集まり、ネットではカリスマと呼ばれ、いつしか「東浩紀の一人勝ち」などと(揶揄が半分だが)評されるようになっていた。[…]けれども、震災後、ぼくはその全てが虚しいと感じるようになり、生きかたを変えた。[…]
ゼロ年代はじつに甘い時代だった。まだみながネットの力を信じることができ、若い世代が日本を変えると信じることができた時代だった。
(東浩紀『ゆるく考える』「あとがき」)
使用楽曲『夜空ノムコウ』(1998) -SMAP
大井昌和×さやわか×ブルボン小林「マンガはもっと面白く読める!――ニッポンのマンガ的、マンガの読み方講座」 @ooimasakazu @someru @bonkoba(2020/9/23収録)
ゲンロンαにイベントのレポート記事を掲載しています。ぜひお読みください。
記事URL= https://genron-alpha.com/article20201003_01/
【イベント概要】
批評家・さやわか氏とマンガ家・大井昌和氏が不定期で送る「ニッポンのマンガ」シリーズ第8弾は、マンガの「読み方」がテーマ!
多くの人々は、誰に教わるでもなく自然と、自由にマンガを読んでいる。だからこそ、マンガは幅広い層に受け入れられ、楽しまれている。しかし、マンガの「読み方」を変えることで、あらたな「読み方」を発見することで、もっとマンガを面白く楽しく読むことはできないだろうか?
今回、ゲストとしてお招きするのは、コラムニストのブルボン小林氏。週刊文春で連載された「マンガホニャララ」など、その独自の視点で、マンガ作品のあらたな魅力を掘り起こす名手として知られている。小学館漫画賞選考委員などにも関わるブルボン氏は、どのようにマンガを読んでいるのか。その洞察を伺ってみたい。
さやわか氏と大井氏には、前回の「マンガ家100人」リスト( https://bit.ly/3dgpBPs )のなかから、主要な作家を取り上げ、その代表作の「読み方」をご披露していただく予定だ。マンガの構造と主題を鋭く分析する両氏が、名だたる作品の秘めたる面白さを読み解いていくことだろう。
どこよりも楽しく、自由にマンガを語る「ニッポンのマンガ」シリーズ。
マンガはもっと面白く読める!
マンガはもっと面白く読める! – ゲンロンカフェ
https://genron-cafe.jp/event/20200923/
大森望×飛浩隆×東浩紀「『自生の夢』刊行記念トークイベント」【大森望のSF喫茶 #23】【2016/12/10収録】 @nzm @Anna_Kaski @hazuma
人気シリーズ「大森望のSF喫茶」が半年ぶりに帰ってきた!ゲストは新刊『自生の夢』(河出書房新社)が11月29日に発売される飛浩隆さん。東浩紀も交え、飛ワールドの新展開に迫ります!!!当日会場では、『自生の夢』の販売を行います。また、すでに他の書店などでお買い求めいただいた本にかんしても、飛先生からサインをいただけます。すでに『自生の夢』を入手された方は、ぜひ当日お持ちになってください!
【イベントのページ】
http://genron-cafe.jp/event/20161210b/
さやわか×海猫沢めろん×東浩紀「コミュニケーションは想像力を超えるか――ゼロ年代の終わりと10年代の行方」【2014/7/12収録】 @someru @uminekozawa @hazuma
好評シリーズ「さやわか式☆現代文化論」に東浩紀が乱入!海猫沢めろんのデビュー作『左巻キ式ラストリゾート』が、この7月に10年越しで復刊された。キャッチフレーズは「ゼロ年代を葬送する」。海猫沢自身は、復刊にあたり「当時、ぼくは無名で、わけのわからない愛憎にまみれていた。なにもかもを憎んでいた。それでもなにかを愛したいと思っていた。すべてが最低ですべてが最高だった」と語る。典型的なゼロ年代語りだ。そんな情念の結晶を、まっこうから否定する(ように見える)のがさわやかである。さやわかのは最新刊『一〇年代文化論』で、2010年代の若者文化の特徴として、「残念」というキーワードのもと、あらゆる個性を「キャラ」として受け入れていく感性を挙げる。すべてはコミュニケーションのネタとして、軽やかに消費される。もしこの仮説が本当だとすれば、海猫沢のコメントほど「非一〇年代的」なものもない。はたして海猫沢の感性は古いのか?それとも海猫沢自身が「残念」なのか?残念はいいことなのか?残念でクリエイションできるのか?議論にはさらに、『左巻キ式ラストリゾート』に解説を寄せ、『一〇年代文化論』に苦言を呈した東浩紀が参入。討論を掻き回す。コミュニケーションか、想像力か。2010年代を見抜く力が試される。
【イベントのページ】
http://genron-cafe.jp/event/20140712b/
五木寛之×東浩紀 司会=沼野充義「デラシネの倫理と観光客の哲学ーー『デラシネの時代』(角川新書)刊行記念イベント」【2018/4/20収録】@mitsunumano @hazuma
【イベント概要】「デラシネ」とは、フランス語で「根なし草」を意味する言葉。そこから転じて、故郷や祖国から切り離され、社会を漂よう流れ者のことを指すようになった。否定的なイメージのあるこの言葉を、むしろいまこそ積極的に引き受け、デラシネとしてどう生きるかを考えるべきではないかーー。五木寛之は新著『デラシネの時代』でそう主張している。グローバル化が急速に進む一方で、各国で排外主義が勃興する現代。つぎつぎと常識が変わっていくなかで、なにか「確固たるもの」にしがみつくことはもはやできない。その意味で現代人はみな、デラシネなのではないか?五木のいう「デラシネ」は、東浩紀のいう「観光客」と重なり合う。「村人」でも「旅人」でもなく、特定の共同体に属しつつ、ときおり別の共同体を訪れるようなあり方をするのが「観光客」であり、そこに新しい主体のありかたを見出したのが『ゲンロン0 観光客の哲学』だった。もともと倫理的な主体としては認められてこなかったような、デラシネ的な、観光客的な生き方をそれぞれに論じてきた五木と東。まったく違うキャリアをもつふたりだが、五木が『日刊ゲンダイ』の連載「流されゆく日々」で、『ゲンロン』6、7の「ロシア現代思想特集」に言及したことがきっかけとなり、五木からのリクエストを受けて初顔合わせが決まった。司会はロシア文学者で、『亡命文学論』の著者でもある沼野充義。ふたりのもうひとつの共通項でもあるロシア文学を踏まえ、新たな時代を生きるヒントを探る。
野田草履、2月Bの中村のことについて暴露しすぎて守秘義務違反を犯す
野田草履さんが、2月Bの代表取締役社長の「中村」さんのことについて暴露しまくりました。しかし、野田さんと2月Bの間には、業務委託契約が結ばれており、しかもその中には守秘義務に関する事項も。ゴロリさんから電話があり、野田さんは、ギャラのことは一切言っていないと反論しましたが、中村さんの名誉を傷つけたり、仕事内容を暴露したことは「守秘義務違反」であると発言。このあと、野田さんの顔が「やべっ」と豹変します。
吉川浩満×東浩紀「運と確率の進化論——『理不尽な進化』をめぐって」【2015/4/24収録】 @clnmn @hazuma
話題のベストセラー『理不尽な進化』の著者・吉川浩満氏がゲンロンカフェに初登場。
執筆の動機は「生物学的関心、科学コミュニケーション的関心というより哲学的関心」だったと語る同氏と、デビュー以来「確率」の哲学的意味について思索を巡らせてきた東浩紀が、
人間、あるいは生命にとって「運」と「確率」とはどのようなものか、この厄介なものと私たちはどう向き合うべきかを語る。
1)生命史における絶滅——その重要性
2)「適者生存」原理——誤解と正解
3)適応主義をめぐる論争——歴史の問題
補)東浩紀と理不尽な進化
• 進化の理不尽さ:強いつながりと弱いつながり
• 理系と文系:大学の言説と分析家の言説
• 歴史の問題:法則・モデル構築と歴史の一回性
• 意識と無意識:イデオロギーと科学コミュニケーション
http://genron-cafe.jp/event/20150424/
〈1/8〉阿部和重×東浩紀「断ち切られたゼロ年代——2010年代に文学と思想は交わるのか?」 【2014/6/27収録】 @abekazushige @hazuma
かつての盟友、阿部和重と東浩紀の対談がついに実現。この二人だけが知っている本当のゼロ年代がいま明らかに!デビュー当時、切っても切れない仲だった阿部和重と東浩紀。それぞれの初期代表作『インディヴィジュアル・プロジェクション』(1997年)『存在論的、郵便的』(1998年)は相次いで刊行され、小説家と批評家が公私交えて交流するその仲は、当時中上健次と柄谷行人にも喩えられた。実際『インディヴィジュアル・プロジェクション』文庫版に東が寄せた解説は、作品の読解を超えて、彼らの現実での蜜月を雄弁に証言するものとなっている。しかしそんな2人も、ゼロ年代に入り、東がサブカル批評に軸足を移すと急速に関係が疎遠になっていく。2010年に東は『クォンタム・ファミリーズ』で三島由紀夫賞を受賞、同年には阿部も『ピストルズ』で谷崎潤一郎賞を受賞し、新しく文芸誌を舞台に小説家同士の関係が始まる――かと思いきや、以後の東はゲンロンに軸足を移し、ふたたび文芸誌からは遠ざかる。「阿部・東の90年代」は、いまだほとんど語られることがない。1990年代、日本文学ではなにが起きていたのか?そしてゼロ年代になぜ阿部と東の道は離れてしまったのか?いまふたりはなにを思い、どこに行こうとしているのか?そういえば文壇っていまもあるのか?市川真人の連続講座「『批評空間』の後に文学は?」と連動した、ゲンロンカフェだからこそできる、アクチュアルでぶっちゃけた文学者同士の本音トーク。文学と思想の新しい時代へ向けて、断ち切られた時がふたたび結び合わされる。追伸*「阿部くんとはほとんど連絡を取り合っていなかったのだけど、彼はゲンロン友の会の第1期からの会員になってくれています。ありがたいことです。そんな感謝の意を壇上で伝えることができれば」(東浩紀)
〈3/8〉阿部和重×東浩紀「断ち切られたゼロ年代——2010年代に文学と思想は交わるのか?」 【2014/6/27収録】 @abekazushige @hazuma
かつての盟友、阿部和重と東浩紀の対談がついに実現。この二人だけが知っている本当のゼロ年代がいま明らかに!デビュー当時、切っても切れない仲だった阿部和重と東浩紀。それぞれの初期代表作『インディヴィジュアル・プロジェクション』(1997年)『存在論的、郵便的』(1998年)は相次いで刊行され、小説家と批評家が公私交えて交流するその仲は、当時中上健次と柄谷行人にも喩えられた。実際『インディヴィジュアル・プロジェクション』文庫版に東が寄せた解説は、作品の読解を超えて、彼らの現実での蜜月を雄弁に証言するものとなっている。しかしそんな2人も、ゼロ年代に入り、東がサブカル批評に軸足を移すと急速に関係が疎遠になっていく。2010年に東は『クォンタム・ファミリーズ』で三島由紀夫賞を受賞、同年には阿部も『ピストルズ』で谷崎潤一郎賞を受賞し、新しく文芸誌を舞台に小説家同士の関係が始まる――かと思いきや、以後の東はゲンロンに軸足を移し、ふたたび文芸誌からは遠ざかる。「阿部・東の90年代」は、いまだほとんど語られることがない。1990年代、日本文学ではなにが起きていたのか?そしてゼロ年代になぜ阿部と東の道は離れてしまったのか?いまふたりはなにを思い、どこに行こうとしているのか?そういえば文壇っていまもあるのか?市川真人の連続講座「『批評空間』の後に文学は?」と連動した、ゲンロンカフェだからこそできる、アクチュアルでぶっちゃけた文学者同士の本音トーク。文学と思想の新しい時代へ向けて、断ち切られた時がふたたび結び合わされる。追伸*「阿部くんとはほとんど連絡を取り合っていなかったのだけど、彼はゲンロン友の会の第1期からの会員になってくれています。ありがたいことです。そんな感謝の意を壇上で伝えることができれば」(東浩紀)
〈2/8〉阿部和重×東浩紀「断ち切られたゼロ年代——2010年代に文学と思想は交わるのか?」 【2014/6/27収録】 @abekazushige @hazuma
かつての盟友、阿部和重と東浩紀の対談がついに実現。この二人だけが知っている本当のゼロ年代がいま明らかに!デビュー当時、切っても切れない仲だった阿部和重と東浩紀。それぞれの初期代表作『インディヴィジュアル・プロジェクション』(1997年)『存在論的、郵便的』(1998年)は相次いで刊行され、小説家と批評家が公私交えて交流するその仲は、当時中上健次と柄谷行人にも喩えられた。実際『インディヴィジュアル・プロジェクション』文庫版に東が寄せた解説は、作品の読解を超えて、彼らの現実での蜜月を雄弁に証言するものとなっている。しかしそんな2人も、ゼロ年代に入り、東がサブカル批評に軸足を移すと急速に関係が疎遠になっていく。2010年に東は『クォンタム・ファミリーズ』で三島由紀夫賞を受賞、同年には阿部も『ピストルズ』で谷崎潤一郎賞を受賞し、新しく文芸誌を舞台に小説家同士の関係が始まる――かと思いきや、以後の東はゲンロンに軸足を移し、ふたたび文芸誌からは遠ざかる。「阿部・東の90年代」は、いまだほとんど語られることがない。1990年代、日本文学ではなにが起きていたのか?そしてゼロ年代になぜ阿部と東の道は離れてしまったのか?いまふたりはなにを思い、どこに行こうとしているのか?そういえば文壇っていまもあるのか?市川真人の連続講座「『批評空間』の後に文学は?」と連動した、ゲンロンカフェだからこそできる、アクチュアルでぶっちゃけた文学者同士の本音トーク。文学と思想の新しい時代へ向けて、断ち切られた時がふたたび結び合わされる。追伸*「阿部くんとはほとんど連絡を取り合っていなかったのだけど、彼はゲンロン友の会の第1期からの会員になってくれています。ありがたいことです。そんな感謝の意を壇上で伝えることができれば」(東浩紀)
「QUIZ JAPAN」主催 第2回トークライブ【ゲスト:瀬間康仁・長戸勇人】#2
2014年6月1日(日)、東京・五反田のゲンロンカフェにて、『アメリカ横断ウルトラクイズ』12代チャンピオン・瀬間康仁氏、13代チャンピオン・長戸勇人氏をスペシャルゲストに招いた「QUIZ JAPAN」主催のトークライブが開催されました。その模様をお送り致します。
茂木健一郎×東浩紀「日本のコロナと脳――2020年真夏の巻」【ニッポンの脳 #8】( 2020/7/27収録 ) @kenichiromogi
【収録時のイベント概要】
つねに事件を呼び、伝説が生まれる最強の時事放談シリーズの第8回!
脳科学者の茂木健一郎氏と東浩紀が、混迷する世相を一刀両断し、縦横無尽に語り尽くす。
前回が開催されたのは、新型コロナウィルスが流行する直前の、2019年11月。あれから世界は変わった。コロナ感染が広がるとともに各国政権は対応に追われ、経済は大打撃を受け、世論も揺れ動くなかで、いま科学と社会の関係が大きく問われている。最新の人工知能研究に言及しながら、「意識」と「クオリア」について16年ぶりに書き下ろした新著『クオリアと人工意識』( https://amzn.to/2ZYuh8z )が話題の茂木氏は、コロナ流行の半年をどう見てきたのだろうのか…… といったことが話される予定だが、ゲンロンカフェのトークシリーズのなかで最も「キケン」な「ニッポンの脳」シリーズが、段取り通りに進行したことはない。
今回もどんな展開になるかは予測不能!
東京五輪が行われなかった2020年真夏を、茂木氏と東がアツくする!
日本のコロナと脳 – ゲンロンカフェ
https://genron-cafe.jp/event/20200727/
<7/7>佐々木敦×東浩紀「テン年代カルチャーの行方——<ゲーム的リアリズム>から<パラフィクション>へ?」【2014/10/02収録】 @sasakiatsushi @hazuma
テン年代が始まって、すでに5年が経過した。この間、日本で「新しい」文化の潮流は芽生えたのだろうか。批評家・佐々木敦は、この9月に刊行された新刊『あなたは今、この文章を読んでいる。』(慶応大学出版会)で、新たな物語の枠組み「パラフィクション」を提示した。佐々木によれば、ゼロ年代はメタフィクションの時代であったという。アニメや美少女ゲーム、ライトノベルといったジャンルを中心に、フィクションであることそれ自体を逆手に取った形態が頻繁に利用されるようになり、強い支持を受けた(一例を挙げれば『涼宮ハルヒの憂鬱』や『EVER17』、『All You Need Is Kill』など)。その過程を経て、ゼロ年代後半から、メタフィクションの限界を乗り越えようとする動きが現れ始めた。それが「パラフィクション」である。「パラフィクション」は、読者に対し「読む」という能動的な行為を要求し、それに応じて読まれるたびに新たに生成されるような作品群のことを指す。佐々木は例として伊藤計劃+円城塔の『屍者の帝国』や、神林長平の『ぼくらは都市を愛していた』などを取り上げ、その可能性と射程について言及している。一見メタフィクションとの差が見えづらい「パラフィクション」だが、 佐々木によれば、ゼロ年代のメタフィクションの隆盛、そして「パラフィクション」の発生には歴史的な意味があるという。その意味とはどのようなものか。今後どのような展開がありうるのか。それは国際的な競争力のあるコンテンツになりうるのか。佐々木も頻繁に参照する、東浩紀『ゲーム的リアリズムの誕生』が出版されたのは2007年のこと。東はその後の「物語」、それを取り囲む諸状況、そして「パラフィクション」の可能性をどのように評価するのか。 東浩紀を「ゼロ年代一人勝ち」と評した佐々木敦と、評価された張本人が、テン年代カルチャーを主題に徹底討論する。
「QUIZ JAPAN」第5回トークライブ【ゲスト:稲川良夫・永田喜彰・秋利美記雄・仲野隆也】#1
2015年7月19日(日)、東京・五反田のゲンロンカフェにて、『QUIZ JAPAN』主催の第5回トークライブが開催されました。今回のゲストは『第11回アメリカ横断ウルトラクイズ』優勝者・稲川良夫氏、『第13回』準優勝者・永田喜彰氏、同じく『第13回』の準決勝・ボルチモアの激闘でおなじみの秋利美記雄氏、『第13回』は成田のじゃんけんで破れてしまったものの、名古屋大学クイズ研究会創世期を秋利氏と共に支えた仲野隆也氏の4名。それぞれのクイズ番組デビューからウルトラクイズのエピソードまで語られた、貴重なトークライブの模様をお送り致します。
第5回トークライブ#2
第5回トークライブ#3
「QUIZ JAPAN」公式サイト http://quizjapan.com
東浩紀「東浩紀がいま考えていること・5――『ゲンロン11』と「シラス」と、ほか固有名とか中動態とか生権力とかの話」(2020/8/20収録)
※こちらの動画は、生放送前半3時間部分のみとなります。あらかじめご了承ください。
【収録時のイベント概要】
2020年はゲンロン10周年。ゲンロンα( https://genron-alpha.com/ )の開設、『新対話篇』( https://amzn.to/3kUlehg )『哲学の誤配』( https://amzn.to/2DYYT1E )の2冊同時刊行、映像プラットフォーム「シラス」の始動、そしていまはまだ情報公開されていない某出版社からの『ゲンロン戦記』(仮)刊行と大躍進の1年になるはずだったのだが……。
ここに来て予想外のコロナ禍&セクハラのダブルパンチですっかりHPを削られた東浩紀が送る、恒例の個人トーク番組。1時間半ほどの哲学的でまじめな話のあと、酒を片手に質疑応答が延々と続く人気イベントです。今回は、『ゲンロン11』掲載予定の「悪の愚かさについて2、あるいは原発事故と中動態の記憶」の内容を中心としながら、シラス開発に込めた意味やコロナ禍の「生き延び」、あるいは最近読んだ漫画についてなど、思いついたことをだらだらと話す予定です。
当日はゲンロンカフェは改装工事中で、放送は某所から。コメントだけでなく、フォームでも質問やメッセージを募集します。絶対にお見逃しなく!
(なお本放送の連番ですが、 「東浩紀がいま考えていること・2」(2019年9月28日)のあと2回「番外編」(2019年10月30日、2020年4月6日)が放送されていますので、本来ならば「3」になります。けれども、それだとのち何回目かわからなくなってしまうので、あらためて番外編も連番に組み込み、通算回数で表記することになりました。)
東浩紀がいま考えていること・5 – ゲンロンカフェ
https://genron-cafe.jp/event/20200820/
「QUIZ JAPAN」主催 第2回トークライブ【ゲスト:瀬間康仁・長戸勇人】#1
2014年6月1日(日)、東京・五反田のゲンロンカフェにて、『アメリカ横断ウルトラクイズ』12代チャンピオン・瀬間康仁氏、13代チャンピオン・長戸勇人氏をスペシャルゲストに招いた「QUIZ JAPAN」主催のトークライブが開催されました。その模様をお送り致します。
長谷川香×辻田真佐憲「儀礼空間としての東京、あるいは国家と伝統と都市――『近代天皇制と東京』刊行記念」@reichsneet #ゲンロン200928(2020/9/28収録)
ゲンロンαにイベントのレポート記事を掲載しています。ぜひお読みください。
記事URL= https://genron-alpha.com/article20201002_02/
【イベント概要】
明治維新によって江戸は東京と改称され、天皇は京都から東京に移った。しかし、古くから皇室と結びつき、儀礼を催すための施設や場所があった京都に対し、東京にはそのような空間は存在しなかった。一時的、仮設的な空間で儀礼が開催されていくなかで、国家と天皇の関係が深められ、東京は近代国家を目指す日本の首都となり、天皇が住む皇都となっていったのである。
東京理科大学助教の長谷川香氏の近著『近代天皇制と東京( https://amzn.to/3iTNP5e )』(東京大学出版会)は、近代天皇制と深く結びついた東京の「土地の記憶」を読み解く快著だ。近代天皇制のなかで創造された伝統が、東京という都市空間にどのような影響を与えたのか。軍事儀礼が催される軍都としての東京など、現在では語られることの少ない都市の像を、膨大な資料をもとに検証していく。
この度ゲンロンカフェでは長谷川氏をお招きし、近代の天皇制の歴史と、東京という都市の関係を考えるトークイベントを生配信する。聞き手を務めるのは、近現代史研究者の辻田真佐憲氏。辻田氏もまた、文化芸術との関係など、幅広いジャンルからの視点で近現代史を考察する研究で知られている。都市論や建築史にあまり詳しくない視聴者にも、辻田氏がわかりやすく話題を広げてくれることだろう。
近代の天皇制は、東京をどのように変えていったのか。大規模な再開発が続くいま、東京の「土地の記憶」をめぐる必見のイベント!
儀礼空間としての東京、あるいは国家と伝統と都市 – ゲンロンカフェ
https://genron-cafe.jp/event/20200928/
〈7/8〉阿部和重×東浩紀「断ち切られたゼロ年代——2010年代に文学と思想は交わるのか?」 【2014/6/27収録】 @abekazushige @hazuma
かつての盟友、阿部和重と東浩紀の対談がついに実現。この二人だけが知っている本当のゼロ年代がいま明らかに!デビュー当時、切っても切れない仲だった阿部和重と東浩紀。それぞれの初期代表作『インディヴィジュアル・プロジェクション』(1997年)『存在論的、郵便的』(1998年)は相次いで刊行され、小説家と批評家が公私交えて交流するその仲は、当時中上健次と柄谷行人にも喩えられた。実際『インディヴィジュアル・プロジェクション』文庫版に東が寄せた解説は、作品の読解を超えて、彼らの現実での蜜月を雄弁に証言するものとなっている。しかしそんな2人も、ゼロ年代に入り、東がサブカル批評に軸足を移すと急速に関係が疎遠になっていく。2010年に東は『クォンタム・ファミリーズ』で三島由紀夫賞を受賞、同年には阿部も『ピストルズ』で谷崎潤一郎賞を受賞し、新しく文芸誌を舞台に小説家同士の関係が始まる――かと思いきや、以後の東はゲンロンに軸足を移し、ふたたび文芸誌からは遠ざかる。「阿部・東の90年代」は、いまだほとんど語られることがない。1990年代、日本文学ではなにが起きていたのか?そしてゼロ年代になぜ阿部と東の道は離れてしまったのか?いまふたりはなにを思い、どこに行こうとしているのか?そういえば文壇っていまもあるのか?市川真人の連続講座「『批評空間』の後に文学は?」と連動した、ゲンロンカフェだからこそできる、アクチュアルでぶっちゃけた文学者同士の本音トーク。文学と思想の新しい時代へ向けて、断ち切られた時がふたたび結び合わされる。追伸*「阿部くんとはほとんど連絡を取り合っていなかったのだけど、彼はゲンロン友の会の第1期からの会員になってくれています。ありがたいことです。そんな感謝の意を壇上で伝えることができれば」(東浩紀)
〈5/8〉阿部和重×東浩紀「断ち切られたゼロ年代——2010年代に文学と思想は交わるのか?」 【2014/6/27収録】 @abekazushige @hazuma
かつての盟友、阿部和重と東浩紀の対談がついに実現。この二人だけが知っている本当のゼロ年代がいま明らかに!デビュー当時、切っても切れない仲だった阿部和重と東浩紀。それぞれの初期代表作『インディヴィジュアル・プロジェクション』(1997年)『存在論的、郵便的』(1998年)は相次いで刊行され、小説家と批評家が公私交えて交流するその仲は、当時中上健次と柄谷行人にも喩えられた。実際『インディヴィジュアル・プロジェクション』文庫版に東が寄せた解説は、作品の読解を超えて、彼らの現実での蜜月を雄弁に証言するものとなっている。しかしそんな2人も、ゼロ年代に入り、東がサブカル批評に軸足を移すと急速に関係が疎遠になっていく。2010年に東は『クォンタム・ファミリーズ』で三島由紀夫賞を受賞、同年には阿部も『ピストルズ』で谷崎潤一郎賞を受賞し、新しく文芸誌を舞台に小説家同士の関係が始まる――かと思いきや、以後の東はゲンロンに軸足を移し、ふたたび文芸誌からは遠ざかる。「阿部・東の90年代」は、いまだほとんど語られることがない。1990年代、日本文学ではなにが起きていたのか?そしてゼロ年代になぜ阿部と東の道は離れてしまったのか?いまふたりはなにを思い、どこに行こうとしているのか?そういえば文壇っていまもあるのか?市川真人の連続講座「『批評空間』の後に文学は?」と連動した、ゲンロンカフェだからこそできる、アクチュアルでぶっちゃけた文学者同士の本音トーク。文学と思想の新しい時代へ向けて、断ち切られた時がふたたび結び合わされる。追伸*「阿部くんとはほとんど連絡を取り合っていなかったのだけど、彼はゲンロン友の会の第1期からの会員になってくれています。ありがたいことです。そんな感謝の意を壇上で伝えることができれば」(東浩紀)
「QUIZ JAPAN」主催 第2回トークライブ【ゲスト:瀬間康仁・長戸勇人】#3
2014年6月1日(日)、東京・五反田のゲンロンカフェにて、『アメリカ横断ウルトラクイズ』12代チャンピオン・瀬間康仁氏、13代チャンピオン・長戸勇人氏をスペシャルゲストに招いた「QUIZ JAPAN」主催のトークライブが開催されました。その模様をお送り致します。
〈6/8〉阿部和重×東浩紀「断ち切られたゼロ年代——2010年代に文学と思想は交わるのか?」 【2014/6/27収録】 @abekazushige @hazuma
かつての盟友、阿部和重と東浩紀の対談がついに実現。この二人だけが知っている本当のゼロ年代がいま明らかに!デビュー当時、切っても切れない仲だった阿部和重と東浩紀。それぞれの初期代表作『インディヴィジュアル・プロジェクション』(1997年)『存在論的、郵便的』(1998年)は相次いで刊行され、小説家と批評家が公私交えて交流するその仲は、当時中上健次と柄谷行人にも喩えられた。実際『インディヴィジュアル・プロジェクション』文庫版に東が寄せた解説は、作品の読解を超えて、彼らの現実での蜜月を雄弁に証言するものとなっている。しかしそんな2人も、ゼロ年代に入り、東がサブカル批評に軸足を移すと急速に関係が疎遠になっていく。2010年に東は『クォンタム・ファミリーズ』で三島由紀夫賞を受賞、同年には阿部も『ピストルズ』で谷崎潤一郎賞を受賞し、新しく文芸誌を舞台に小説家同士の関係が始まる――かと思いきや、以後の東はゲンロンに軸足を移し、ふたたび文芸誌からは遠ざかる。「阿部・東の90年代」は、いまだほとんど語られることがない。1990年代、日本文学ではなにが起きていたのか?そしてゼロ年代になぜ阿部と東の道は離れてしまったのか?いまふたりはなにを思い、どこに行こうとしているのか?そういえば文壇っていまもあるのか?市川真人の連続講座「『批評空間』の後に文学は?」と連動した、ゲンロンカフェだからこそできる、アクチュアルでぶっちゃけた文学者同士の本音トーク。文学と思想の新しい時代へ向けて、断ち切られた時がふたたび結び合わされる。追伸*「阿部くんとはほとんど連絡を取り合っていなかったのだけど、彼はゲンロン友の会の第1期からの会員になってくれています。ありがたいことです。そんな感謝の意を壇上で伝えることができれば」(東浩紀)
(1/4)亀山郁夫×東浩紀 司会=上田洋子「『カラマーゾフの兄弟』からチェルノブイリへ——ロシア文学と日本社会」【2014/12/9収録】 @hazuma @yuvmsk
ドストエフスキーは世界文学のなかでも、日本でとくに人気の高い作家である。これまで多くの作家が影響を受け、多くの研究者が論文を捧げ、あまたの翻訳が世に出されてきた。
だが、21世紀になって、ドストエフスキーの新訳を年間26万部を越えるベストセラーに導いたのは、世界でも亀山郁夫だけではないか。
ベストセラーになったのは、ドストエフスキーの長編のなかでも最も長い『カラマーゾフの兄弟』(光文社古典新訳文庫)。ヒットの原因は、平易かつ美しい現代語で、物語のダイナミズムをそのままに読ませる亀山訳との相乗効果にある。新訳では、読書ガイドや解題、伝記など、翻訳者亀山があちらこちらに登場して、『カラマーゾフの兄弟』の面白さを熱く語る。読者は亀山の読みと深読みに共感したり反論したりしながら、小説のページをまた繰り直すことになる。そして結局、亀山の熱に巻き込まれてしまう。
亀山は『カラマーゾフ』後も、『罪と罰』(光文社古典新訳文庫)『悪霊』(同)『地下室の記録』(集英社)と、ドストエフスキーの新訳を立て続けに出版している。そして今年、ついにオリジナルの長編小説『新カラマーゾフの兄弟』を『文藝』に発表。この小説では原作の面白さはそのままに、エッセンスや細かなモチーフが見事に現代日本に置き換えられている。エッセイ集『偏愛記』(新潮文庫)ではドストエフスキーの問題がみずからの経験における日本赤軍やオウムの問題と重ね合わせられていたが、『新カラマーゾフの兄弟』でもまた、ドストエフスキー的な論理的思考や推理のプロセスが、亀山の自伝と重ね合わされている。『新カラマーゾフの兄弟』は、ドストエフスキーの小説のたいへん優れた「二次創作」とも言えるだろう。
ドストエフスキーはなぜそんなにひとを惹きつけるのか。ドストエフスキーは日本人になにをもたらしたのか。稀代のドストエフスキー伝道者亀山郁夫に、ドストエフスキーの愛読者として知られる東浩紀が迫る。司会はロシア文学者の上田洋子。
「QUIZ JAPAN PARTY!」第1回【1回戦】
2015年5月23日(土)、東京・五反田のゲンロンカフェにて、「QUIZ JAPAN」主催の参加型クイズイベント『QUIZ JAPAN PARTY!』第一回大会が開催されました。
司会に古川洋平氏、スペシャルゲストに能勢一幸氏と伊沢拓司氏という二人のクイズ王を招き、40名弱の皆様にご参加いただいた、大熱戦の様子をお送り致します。
「QUIZ JAPAN PARTY!」第1回【2回戦】
「QUIZ JAPAN PARTY!」第1回【敗者復活戦〜準決勝】
「QUIZ JAPAN PARTY!」第1回【決勝戦】
「QUIZ JAPAN」公式サイト http://quizjapan.com
「QUIZ JAPAN」第4回トークライブ【ゲスト:長戸勇人・永田喜彰】#1
2015年3月29日(日)、東京・五反田のゲンロンカフェにて、『第13回アメリカ横断ウルトラクイズ』優勝者・長戸勇人氏、準優勝者・永田喜彰氏をスペシャルゲストに招いた「QUIZ JAPAN」主催のトークライブが開催されました。その模様をお送り致します。
第4回トークライブ#2
第4回トークライブ#3
「QUIZ JAPAN」公式サイト http://quizjapan.com
【1/2】大山顕×ゆうきとも×堀内大助「なぜ人は現実と虚構を混同するのか」【『新写真論』刊行記念】(2020/7/10収録) @sohsai @tomoyukimagic @hrchdsk #ゲンロン200710
ゲンロンαにイベントのレポート記事を掲載しています。ぜひお読みください。
記事URL= https://genron-alpha.com/article20200715_01/
【収録時のイベント概要】
【イベント概要】
『新写真論』×マジック!?
インフォデミックが深刻化する、フェイクニュースとポスト真実の時代をどう生きるべきなのか。『新写真論』( https://genron-tomonokai.com/shinshashinron/ )著者の大山顕氏、クロースアップマジックの第一人者ゆうきとも氏、ゲンロンの堀内大助が語り尽くす。
スマホとSNSの時代の写真論として、従来の写真論にとらわれない鮮やかな切り口で、写真(と、それに連なるあらゆる社会的な事象)をスリリングに考察し、大きな反響を呼ぶ『新写真論』。
そんな同書が論じるテーマのひとつが「人は現実(もしくは虚構)をどのように認識するのか」だ。
第3章「幽霊化するカメラ」では心霊写真を取り上げ(大山氏は「心霊写真が写真論の本質をついている」と強調する)、第10章「写真の現実味について」ではライフログカメラとゲームの視点に対する考察から、現代人の現実のとらえ方として「視覚認識の四人称性」を指摘する。第20章「写真は誰のものか」では、もはや写真は人間が「見る」ためのものではなく、監視カメラやドライブレコーダーなどで膨大量の写真や映像が記録され、AIによるアルゴリズムによって「客観的事実(証拠)」として処理されるものになると分析している。
人は現実と虚構をどのように見分けるのか? 写真は現実を写すものなのか? そもそも『現実』とはなにか?
「現実と虚構とを混同させる」エンターテイメントといえば、マジック(奇術、手品)である。大山氏は、以前からマジックに対して関心を抱いていたという。『新写真論』でもラスベガスに訪れたエピソード(第21章)が紹介されているが、その際にも、世界的なイリュージョニストであるデヴィッド・カッパーフィールド氏のショーを観賞したそうだ。
写真が誕生した19世紀前半は、それまでは大道の見せ物や呪術的なものであったマジックが、産業革命によって余暇の生まれた大衆向けのショービジネスとして華やぎ、近代化した時期とも重なる。
また、写真の原理のひとつである「カメラ・オブスクラ」(ピンホール現象による投影装置)を用いた「ファンタスマゴリア」(薄暗い部屋に充満させた煙や紗幕に、亡霊の姿を映し出すショー)は、当時大衆の人気を博し、マジシャンたちもその手法を取り入れていった。
写真にまつわる技術とマジシャンとの関係は、フランスのマジシャン、ジョルジュ・メリエスがさまざまなトリック撮影の手法を発明し、「動く写真」を「映画」に変えることにも結びついていく。
本イベントでは『新写真論』の議論、写真とマジックの歴史だけでなく、これまであまり語られることのなかったマジックの本質やその醍醐味にも迫っていく。
ゲンロンカフェ初登壇となるプロマジシャンのゆうきとも氏は、パフォーマーとしてはもちろん、創作者、指導者としても活躍し、業界からの評価も高い。著述家としても、専門家向け・一般向けのマジック解説本を多数執筆するほか、『人はなぜ簡単に騙されるのか』( https://amzn.to/3idF5aa )、『だましの技術!』(多田文明氏との共著 https://amzn.to/382A0wt )などの著書を通して、タネや仕掛けにとどまらないマジックの魅力を広く紹介している。本イベントではトークはもちろんのこと、マジックのパフォーマンスも披露していただく予定だ。
イベントの進行を務めるのは、ゲンロンの堀内大助。実はゲンロン入社前はプロマジシャンとして活動しており、そのことに興味を持った大山氏の呼びかけにより本イベントが実現した。
現在も世界に大きな影響を及ぼしている新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行は「インフォデミック(Infodemic)」と呼ばれる現象を発生させている。インフォデミックとは、真偽不明の噂やデマ、虚偽の情報(フェイクニュース)が、SNSを中心としたウェブ上に大量に氾濫し、社会に混乱を引き起こすことだ。今回のコロナ禍でも、SNSでの誤情報の拡散がきっかけとなって、トイレットペーパーや食料品の買い占めが起こったのは記憶に新しい。
2010年代後半からフェイクニュースとポスト真実(客観的な事実より、感情や信条への訴えかけが力を持つ)の時代と呼ばれ、時にはヘイトを煽り、社会を分断する要因にもなっている。かつてなく人類は不確かな、現実と虚構の見分けがつかない大量の情報にさらされ、その情報への適切な向き合い方が問われているのではないだろうか。
『新写真論』の写真家とマジシャンが考える、フェイクニュースとポスト真実の時代の生き方とは? ゲンロンカフェならではの、充実の議論を乞うご期待!
なぜ人は現実と虚構を混同するのか – ゲンロンカフェ
https://genron-cafe.jp/event/20200710/
大澤聡×山本貴光「ほんとうの本の読みかた——『百学連環』から知を再編成する」【2016/10/28収録】 @sat_osawa @yakumoizuru
いまから約150年前に、西周(にしあまね)が私塾で行った講義の記録「百学連環」。そこでは、「百学」がいかに「連環」しあっているかを示す学術マップが描かれていた。山本貴光は、新著『「百学連環」を読む』で、明治の啓蒙知識人によるマップを丁寧に読み解き、現代のわたしたちのガイドとなる新しい地図を描いている。今回のイベントでは、「百学連環」を出発点に、山本貴光と批評家の大澤聡が現代の知のありかたを再考する。情報時代のわれわれはどのように思想を紡いでいくことができるか。博識で知られる二人は実際にどのように本を選び、読み、情報を整理しているのか。構造から実践まで、知へのアクセスを徹底的に語るイベント。 ■ このイベントのねらいは2本立てで構成されます。あくまで私(大澤)個人の頭のなかでのイメージですが。ひとつは、人文的な知の枠組をどのように再編成していけばよいのか、この壮大な問いに暫定的な解答を与えること。これはやや抽象度や専門性が高いかもしれません。うってかわって、もうひとつの方は、具体的でテクニカルなものです。「読む」とはいかなる営為なのか、サンプルとして登壇者のいわば舞台裏を開示し、それを方法化(ハウツー化)すること。この硬軟2つのミッションはじつは相互に密接に連関しています。その詳細は対話のなかでしだいに明らかになるはずです。山本貴光さんの『「百学連環」を読む』は、大学の外部で「知」や「思想」や「批評」のサルベージに邁進する、ここゲンロンカフェにもってこいの1冊ではないでしょうか。150年前の知の激変期にその生態を真摯に観察し、未来のあり方を提言した西周の思考の軌跡が透かし見えるわけですから。思うに、大学をはじめ今般の知的な領域に求められるのは、既存の諸領域を自己目的的に横断する企画力などではもはやありません。そんなものではなくて、ありえたかもしれない別の線引きを過去に遡行しては何度でもシミュレートしてみせる構想力でしょう。西周とそれを解読する山本さんは、その構想力の立ちあげに有効ないくつものヒントを示してくれています。しかし、本書のポイントはそこだけではない。読みはじめるとすぐに、「百学連環」の解読作業を進める山本さんの頭の働かせ方の軌跡を実況中継式に進行形で記録することで、“「読む」とはいかなる営為か”を読者に体感的に理解させることにも目的が設定されているとわかります(詳細は『週刊読書人』2016年9月30日号掲載の私の書評にゆずります)。読書や学習や調査に関するアドバイスや、考えるヒントが随所に埋め込まれていて、それらを繫ぎ読んでいけば、そこに本格的な教養論や読書術が浮びあがってきます。二重化したねらいをイベントに課したのはこのようなしだいです。山本貴光さんというまたとないガイドを得て、デジタル時代の読書術、たとえばリサーチ方法からメモの取り方まで、あるいは本の選び方なり、資料の整理の仕方なり、アイデアを拡張するコツなり、日ごろ気になってもなかなか他人に訊けないそのあたりの事情についても歴史を参看しつつ、じっくり検討していけたならば、みなさんにとってもどこか意義ある対話となるのではないか、そんなふうにいまは考えています。(大澤聡)
【イベントのページ】
http://genron-cafe.jp/event/20161028/
〈8/8〉阿部和重×東浩紀「断ち切られたゼロ年代——2010年代に文学と思想は交わるのか?」 【2014/6/27収録】 @abekazushige @hazuma
かつての盟友、阿部和重と東浩紀の対談がついに実現。この二人だけが知っている本当のゼロ年代がいま明らかに!デビュー当時、切っても切れない仲だった阿部和重と東浩紀。それぞれの初期代表作『インディヴィジュアル・プロジェクション』(1997年)『存在論的、郵便的』(1998年)は相次いで刊行され、小説家と批評家が公私交えて交流するその仲は、当時中上健次と柄谷行人にも喩えられた。実際『インディヴィジュアル・プロジェクション』文庫版に東が寄せた解説は、作品の読解を超えて、彼らの現実での蜜月を雄弁に証言するものとなっている。しかしそんな2人も、ゼロ年代に入り、東がサブカル批評に軸足を移すと急速に関係が疎遠になっていく。2010年に東は『クォンタム・ファミリーズ』で三島由紀夫賞を受賞、同年には阿部も『ピストルズ』で谷崎潤一郎賞を受賞し、新しく文芸誌を舞台に小説家同士の関係が始まる――かと思いきや、以後の東はゲンロンに軸足を移し、ふたたび文芸誌からは遠ざかる。「阿部・東の90年代」は、いまだほとんど語られることがない。1990年代、日本文学ではなにが起きていたのか?そしてゼロ年代になぜ阿部と東の道は離れてしまったのか?いまふたりはなにを思い、どこに行こうとしているのか?そういえば文壇っていまもあるのか?市川真人の連続講座「『批評空間』の後に文学は?」と連動した、ゲンロンカフェだからこそできる、アクチュアルでぶっちゃけた文学者同士の本音トーク。文学と思想の新しい時代へ向けて、断ち切られた時がふたたび結び合わされる。追伸*「阿部くんとはほとんど連絡を取り合っていなかったのだけど、彼はゲンロン友の会の第1期からの会員になってくれています。ありがたいことです。そんな感謝の意を壇上で伝えることができれば」(東浩紀)
「QUIZ JAPAN PARTY!」第1回【2回戦】
2015年5月23日(土)、東京・五反田のゲンロンカフェにて、「QUIZ JAPAN」主催の参加型クイズイベント『QUIZ JAPAN PARTY!』第一回大会が開催されました。
司会に古川洋平氏、スペシャルゲストに能勢一幸氏と伊沢拓司氏という二人のクイズ王を招き、40名弱の皆様にご参加いただいた、大熱戦の様子をお送り致します。
「QUIZ JAPAN PARTY!」第1回【1回戦】
「QUIZ JAPAN PARTY!」第1回【敗者復活戦〜準決勝】
「QUIZ JAPAN PARTY!」第1回【決勝戦】
「QUIZ JAPAN」公式サイト http://quizjapan.com
「QUIZ JAPAN」第4回トークライブ【ゲスト:長戸勇人・永田喜彰】#2
2015年3月29日(日)、東京・五反田のゲンロンカフェにて、『第13回アメリカ横断ウルトラクイズ』優勝者・長戸勇人氏、準優勝者・永田喜彰氏をスペシャルゲストに招いた「QUIZ JAPAN」主催のトークライブが開催されました。その模様をお送り致します。
第4回トークライブ#1
第4回トークライブ#3
「QUIZ JAPAN」公式サイト http://quizjapan.com
石田英敬×東浩紀「フーコーで読むコロナ危機――生権力と統治性をめぐって」(2020/6/19収録)@nulptyx @hazuma #ゲンロン200619
ゲンロンαにイベントのレポート記事を掲載しています。ぜひお読みください。
記事URL= https://genron-alpha.com/article20200623_01/
【収録時のイベント概要】
『新記号論』の師弟コンビが帰ってきた!
コロナ禍のなかで全世界的に力を強めた「公衆衛生」の思想。それは哲学的には「生権力」と呼ばれる。生権力の概念は、フランスの思想家、ミシェル・フーコーによって半世紀ほどまえに提示された。
生権力とはなにか? なぜ危険なのか? どのような歴史的背景をもつのか? その実体を、フーコーについての研究・翻訳で知られる思想家・東京大学名誉教授の石田英敬氏をお招きして、コロナ禍下の分析とともにお話いただく刺激的な特別講義。
教師役の石田英敬氏、生徒役の東浩紀のかけ合いのわかりやすさ&おもしろさは『新記号論』で証明済。進行中の現実分析と最先端の哲学が混ざり合う奇跡の講義を見逃すな!
※ 本イベントの参考文献を下記リンク先でご紹介しています。ぜひご覧ください。
フーコーで読むコロナ危機 – ゲンロンカフェ
https://genron-cafe.jp/event/20200619/
安田登 聞き手=山本貴光「禍の時代を生きるための古典講義――第2回『平家物語』を読む」 @eutonie @yakumoizuru(2020/5/20収録)
ゲンロンαにイベントのレポート記事を掲載しています。ぜひお読みください。
記事URL= https://genron-alpha.com/article20200522_01/
【収録時のイベント概要】
講師に能楽師の安田登さん、聞き手に文筆家の山本貴光さんを迎える古典講義シリーズの第2回!
鎌倉時代に成立したとされる軍記物の最高傑作『平家物語』を掘り下げます。
新型コロナウィルス感染症が猛威を振るい、日常が危機にさらされるいま、さまざまな古典を読み解くことで、禍の時代を生き抜く術を考えていく同シリーズ。
第1回目は日本最古の歴史書である『古事記』を取り上げました。天岩戸伝説の思金神に注目し、社会の閉鎖的状況を打破するための観点を紹介するなど、安田さんの古典への意欲的なアプローチは好評を博しました。第1回目のアーカイブ動画はVimeoで公開されているほか、ゲンロンαにレポート記事が掲載されています。
今回の題材は『平家物語』。冒頭句「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響あり」で思い出す方も多いのではないでしょうか。平安貴族から武士階級に移り変わる乱世のなか、平家一門の栄枯盛衰を中心に、人間のさまざまなあり様が描かれた物語です。コロナ禍で混迷を深めるいまの時代と重ね合わせることで、厳しい社会を乗り越える手がかりを探っていきます。
安田さんは以前にNHKの人気番組「100分 de 名著」の『平家物語』回に講師として出演されました。なんと今月その番組がNHKでアンコール放送されているとのこと! 今回は「テレビでは盛り込めなかったお話もしたい」そうですので、ぜひあわせてお楽しみください。
禍の時代を生きるための古典講義 – ゲンロンカフェ
https://genron-cafe.jp/event/20200520/