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エイシンフラッシュを連続タップするだけ
楽器みたいで可愛いと思った(小学生並の感想)
おはようフラッシュ。今日も1秒の誤差も無くトレーナー室に入ってきたね。では30分25秒、会議を行うとしようか。どうしたんだ?そんな顔をして。無駄な時間を無くして欲しいと頼んだのは君だろう?さあ、席に着いてくれ。君が勝つ為には、時間を1秒たりとも無駄にしてはいけないからね。本日の課題だが…
30分25秒。会議を済ませて、フラッシュとトレーニングに向かった。彼女のトレーニングは実に効率的だ。時間を正確に測り、寸分違わず筋肉を刺激し、確実な成長を見せてくれている。…しかし、どうしたのだろうか。彼女の顔は浮かばない。
「あの、トレーナーさん」
「どうした?質問時間はあまり設けていないからな。2分以内に済ませてくれ」
「……すみません。トレーニングを続けます」
そうして彼女は浮かばない顔で、トレーニングに戻るのだ。どうしたと言うんだ。俺は君が望む男になれたはずなのに。前より君を強くできるはずなのに。
私が日本ダービーに負けたあの日、トレーナーさんは変わってしまった。分かっている。悪いのは自分だ。私は彼に、自分の願望を押し付けてしまった。
「次は勝つ為に、俺にも時間に正確になって欲しいって?」
「はい。失礼を承知で言いますが…トレーナーさんは時間にルーズすぎます。寝坊や遅刻等で時間が削れ、総トレーニング量を減らしてしまっています。そこを改善していただけると助かります」
「なるほどな……わかった。フラッシュの為だ。やろう!」
その日から、彼の顔から笑顔が消えた。
どうして、私は戸惑っているの。彼は私の言う通りにしてくれたのに。彼は私のように…私以上に時間に正確になってくれたのに。
「フラッシュ。2秒遅れてるぞ」
「あ…はい」
ペースを上げると同時に、ちらと、彼の顔を見つめた。なんて冷たい顔。冷酷に、冷静に、時間だけを見続けている顔だ。私は、この顔を何処かで見た事がある。そう、これはまるで…
「よし、3分休憩だ」
「っ…はい…」
脚が重い。胸が苦しい。私の心を写したように、空は暗く曇っていた。太陽が差し込んでくれたら良いのに。そんな願いとは裏腹に、ポツポツと雨が降り始めた。
「雨か。風邪を引いたら時間の無駄だ。体育館へ行こう」
「……はい」
トレーナーさんが言った。
「フラッシュ、泣いているのか?」
「so traurig.泣いていませんよ」
いつもの調子で答えた。彼は安心したように、少しだけ口元を緩ませた。その顔が嬉しくて、顔を覗いたら、雨に濡れた顔は泣いているように見えた。
3秒で見分ける47都道府県
雫の通う中学校では例年文化祭で各々が学年ごとに定められたテーマに沿って調べ学習をし、それをまとめて発表するのが慣例となっている。今年のテーマは「自分の興味を深めて共有しよう」。なんでも、キャリア教育の一環として自らの興味を深め、それをシェアすることで興味のある分野への関心や知識を高め、理想の将来像を明確化するとかなんとか。雫は悩んでいた。取り立てて興味のあることが全く浮かばないのだ。周囲は着々と進捗を出している。キーボード音のみが重奏を奏でるPC室で、ただ時間が過ぎていく。もしかしたらこの時間を無碍にしているのは自分だけではないか。PCに映し出されている憎いほど純白な画面とは対照的に、雫の心にはどす黒い雨雲がかかっていた。雫にとってこういった経験は極めて稀有であった。運動、芸術、あるいはゲームなどあらゆるものを卒なくこなし、とりわけ学業は難関中高一貫校として一定程度名の通っているこの中学でも5本の指から漏れたことがないほど。それを肩肘張らず朝飯前といわんばかりに継続してきた彼女にとって、人から後れを取ること自体が異常事態。かといって解決策も見つからず、詰み状態。雫はこの時、なるほど挫折とはこういうものかと誤解しかけていた。焦りともどかしさに支配された土砂降りの暴風雨をどうすることもできないまま、少しでも雨宿りしようとネットに潜り込む。ほどなくして雫は一問のクイズをみかけた。口の広いU字型をした見覚えのあるシルエット。考えるまでもない。高知県を反転させたものだ。実は、雫が気にかけたのは厳密にはそのシルエットではない。その右上に小さく書かれた一般正解率19%という数字だった。正直、なかなかの驚きだった。佐賀県とか徳島県とか、特徴の掴みづらいわけでもない、むしろそれとは真逆な立場にいる高知県がちょっと反転しただけで5人に1人しか正答できなくなるのか。これだ。彼女に電流が走った。失った時間は取り戻せない。残された時間も底が見えてきた。けれども、雲間から金のストローがおりてきた今の雫にとって、そんなことはもはや雨を落としきったただの雲、いや、それ未満の存在であった。驚異の速度でPowerpointを仕上げ、とうとう他人と引けを取らないタイミングで完成に至った。雫からは高度の集中を維持したことによる疲れの奥にやり切ったという満足感や爽快感を漂わせる、普段のどこか無機質でノーマルなポーカーフェイスからは想像しがたい表情が出ていた。
そして迎えた本番。これは一人の少女が、雨風を克服しその雫をチャームポイントの一つとして大輪の花をほころばせる、その瞬間である。
【旅m@s風解説動画】ストレイライトと行く・見る・学ぶ・埼玉県秩父【part1】
「……お疲れ様冬優子。調子はどうだ?」
「お気遣いありがとうございますプロデューサーさん!あら、あさひちゃんに愛依ちゃんも来てくれたんだね!」
「う、うん!冬優子ちゃんも元気そうで何よりって感じ……?」
「……こんにちはっす」
「あれ、あさひちゃん元気ないのかな?」
「っ……!私、ちょっと外出てくるっす!さっき、綺麗な蝶見つけたんで……!」
「……あさひちゃん」
「なぁ、冬優子」
「もう、プロデューサーさんったらふゆのことは『ふゆ』って呼んでくださいっていったじゃないですか~!」
「……あぁ、そうだな。悪かったよ。なぁ、ふゆ……冬優子はいったいどこに行ったんだ?」
「……?やだなぁプロデューサーさん。ふゆはずっとここにいるじゃないですか?」
「そうじゃない……そうじゃないだろ冬優子……!」
「あっ……ちょ、プロデュサー!」
「っ……!すまん。俺としたことが」
「ごめんね冬優……ふゆちゃん。お見舞いの品ここに置いておくから、うちら今日はもう帰るね……!」
「うん!ありがとう愛依ちゃん!また会えたら嬉しいな!」
「……冬優子ちゃんは、今の冬優子ちゃんでいることが幸せなんすよ」
「あさひちゃん……」
「もう我慢しなくてもいい。我慢しなくても自分がなりたい本当の自分になれたっすから、きっと今までの冬優子ちゃんも……」
「そんなことないよ!そんなこと絶対ない!ウチの知ってる冬優子ちゃんは、可愛くって、お人形さんみたいで、でも時々すっげぇかっこよくって、頼りになって……!あさひちゃん前言ってたじゃん!我慢できる人は強い人だって!ウチが知ってる冬優子ちゃんはそういう女の子だから……!」
「……じゃあ!じゃあなんで冬優子ちゃんは帰って来ないんすか!?冬優子ちゃん私が何言っても怒ってくれないっす!さっきも、きっと、冬優子ちゃんなら『遠くまで行くんじゃないわよ!』って……そう、言ってくれたはずっすもん!それは今の冬優子ちゃんは今の冬優子ちゃんのままがいいってことなんじゃないんすか……!?」
「ウチだって分かんないけど……!でも、今は信じてあげよ?冬優子ちゃんは絶対帰ってくるって。それだけは馬鹿なウチでも分かる。あさひちゃんの大好きな冬優子ちゃんはまだ完全にいなくなったわけじゃないから」
「っ……ぅううう!愛依ちゃん!愛依ちゃああん!」
「大丈夫。冬優子ちゃんなら大丈夫。だってウチらのリーダーなんだもん。帰ってくるよ。絶対に」
BGM 魔王魂様
WDC、一部切り抜き、背景 しゃにぶろ (shinymas.net)様
【Dead by Daylight】「そこそこ」ってなんですか?(検証してみた)
日本語でおk?
【声:VOICEVOXずんだもん、ナースロボ_タイプT】
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【雑記】
うちの動画ではTTちゃん初登場です。いやぁ、この掠れ声が可愛いのなんのって…ボイス編集する時も独特なイントネーションがちょいちょい出てくるもんだから、「編集で聞き取りやすくするvsそのまま残す」で一人悩んだりするんですよ。まあ聞き取りやすく加工しちゃうんですが…。あと編集してると眠たくなってくる。マジ眠れるで、この声。困る。好き。( ˘ω˘)ダークライ
実際にVOICEVOXを使い始めて感じたことなんですが、意外とみんな出力したままで動画に組み込んで投稿してるんだなって。私はどうもこだわりが強い方らしく、出力した音声を聞き直して抑揚やアクセントを調整して…を繰り返さないと気が済まないんですよ。だから編集にバカみたいな時間かけちゃうんですがHAHAHA。(ボツにした仮面舞踏会イベントマッチを眺めつつ)
んで、今回の動画は小パートだし多少簡略化してみようと思って。(主に)TTちゃんの立ち絵を部分的に抑えて編集したんですが、それでも時間掛かっちゃってまぁ。ハロウィンイベントの鯖動画出す出す言いながら、もうイベント終わろうとしてるけど!?これはもう性というやつだから諦めるしかないな、うん。というかPSDいじるのマジ楽しい、可愛すぎて困る。ちなみにわいに絵心なぞ存在しないから絵描きさんから借りるしか無い。
TTちゃんと言えば「ボイスドラマ作るぞー」みたいなことを以前【雑記】に書いた覚えがあるんですが、耳フー音源だけ探してるんですよね。耳かきとか効果音とか環境音はあちこち目立つところに素材があるんですけどねぇ。なくても作れはするんですが、どうせ作るなら満足いくもの作りたいし…。シナリオは癒しメインの微ホラー1つだけ。続き物にしたいんですが後が思いつかないので当たり障りのない「行き倒れたら介抱されました」系のシナリオになるかなと。あいにくだけど物語書いたこと無いんだワ、わい。
ここまで読み進めた物好きな人が居たらそれはもうビックリなんだけど、縦読みも暗号も隠されたクーポンコードもないただの怪文書だから気楽に。本質はおしゃべりな人間なんだ。ご視聴ありがとうございました。
【旅m@s風解説動画】ストレイライトと行く・見る・学ぶ・埼玉県秩父【part2】
(前回の続きみたいなの)
病気療養のため黛冬優子がストレイライトの活動を休止してからすでに3年が経った。残された芹沢あさひ、和泉愛依の両名は彼女の活動再開を信じ、2人での活動を続けた。しかし、彼女たちのステージにはいつも黛冬優子がいた。誰もいないその空間に彼女の存在を叫ぶように歌い、踊った。「ふゆちゃんがいるみたいなステージがとても感動的」というファンもいる一方で「痛々しくて見ていられない」と複雑な心境を吐露するファンも少なからずいた。
そして芹沢あさひと和泉愛依はソロライブツアー・ファイナルとなる東京公演を迎えた。
──最後列立見席
「……はぁっ、はぁっ、やっぱり、冬優子、だよな……?見間違いじゃなかった」
「……あんた舞台袖に居なくていいの?ここはお客様の席でしょう?」
「……!!冬優子、元に、戻ったのか……?」
「お生憎様でね。ふゆとしては戻らない方が良かったかもしれないけど、それじゃ世界で三人しかいない子たちを困らせるみたいだから」
「良かった……!ステージには上がれそうなのか!?」
「さっきからうるさいわね。公演中よ」
「あっ、すまん」
「それに……見てよあのステージ。ふゆにもしっかり見える。あの時のふゆが、あの時と同じように、今もあさひや愛依と一緒に歌って、踊ってる。本当、ふゆがいなくても世話が焼けるんだから」
「……行こう」
「は?行こうって何処に、えっ、ちょっとプロデューサー!?」
「行こう!冬優子はあのステージじゃない。今確かにここに居るんだ」
「ちょっと!?何考えてんのよ!?」
「次の一曲が終わったら衣装チェンジの時間がある。準備の時間は十分にあるから」
「待って!離してよ!今から出てっても二人の邪魔に……!」
「なるもんか。ここにいるお客さんはあさひと愛依を観に来てるんじゃない。ストレイライトを観に来てるんだ。衣装だって、いつ冬優子が帰ってきてもいいように毎公演必ず二人が冬優子の分も持ってきてる」
「っ……!」
「さぁ、行くぞ冬優子。だいぶ長い間お客さんを待たせちゃったからな」
「本当……馬鹿な子たち……!」
WDC、背景、一部切り抜き:しゃにぶろさま
BGM:魔王魂様
もともと撮りためてた秩父の写真のやりどころに困って作り始めた動画ですが、いざ作ってみると写真が足りなくて毎週2時間かけて秩父に通ってます。そのたびになんらかの霊障に遭います。成仏してクレメンス。