尾高尚忠:ピアノ・ソナチネOp.13

尾高尚忠:ピアノ・ソナチネOp.13

尾高尚忠が昭和十四年、皇紀二千六百年記念として、ピアニストで妻の節子氏に献呈された作品です。この頃の尾高のピアノ曲は「日本組曲」ぐらいしかなかったため、他の作品もという妻の求めで作曲されました。第1楽章アレグロ・モデラートは典型的なソナタ形式、第2楽章アダージョ・レチタティーヴォの次に出てくるアンダンテ―アレグロの部分は「香港の雑踏」がイメージされ、第3楽章アレグロ・ヴィヴァーチェは当時尾高が凝っていた大薩摩の旋律からヒントを得て作曲されました。ラヴェル風の洒脱な音楽です。安川加寿子による演奏。この録音はNHKFMで流されたNHKアーカイブスの音源を流用しています。 今まで投稿した動画→ mylist/34165070

http://www.nicovideo.jp/watch/sm22092034