片岡良和:伽陀

片岡良和:伽陀

片岡良和(昭和八年~)は仙台の古刹、見瑞寺の跡取りとして生まれました。大谷大学に入学するも、国立音楽大学に転学して作曲科を卒業、NHKで働きます。NHK仙台放送局で「仙台放送管弦楽団」のために作曲・指揮を手掛けますが、楽団の解消に伴い「宮城フィルハーモニー管弦楽団」設立に尽力します。それが今の仙台フィルハーモニー管弦楽団です。「伽陀」はサンスクリット語のガーター(歌)の音訳で、お経を上げる時の旋律を指します。作曲にあたり「声明譜」にある調子取りを参照して作曲しました。「この曲に和音はなく、鐘の音・鑿の音・雅楽の合竹とヘテロフォニーの響きだけである」と作曲者はコメントしています。外山雄三指揮仙台フィルハーモニー管弦楽団による演奏。 今まで投稿した動画→ mylist/34165070

http://www.nicovideo.jp/watch/sm22944143