【ゆっくり解説】銀河英雄伝説解説 その134 「自由惑星同盟19-自由惑星同盟最高評議会2」

【ゆっくり解説】銀河英雄伝説解説 その134 「自由惑星同盟19-自由惑星同盟最高評議会2」

帝国暦487年/宇宙暦796年7月終わり頃、ヤン・ウェンリーは統合作戦本部を訪れ、シトレ本部長に退職願を提出した。しかし、本部長の口調から退職願が却下されるのが濃厚であると思われた。ヤンは統合作戦本部から出た時シェーンコップ大佐に会い話をした。その後ヤンを待っていたユリアンと共に三月兎亭に外食に向かう。三月兎亭に着いた時ウェイターに満席だと告げられる。ヤン・ウェンリーの名前を出せば、無理にでも席を用意されただろうが、ヤンはそういう"えこひいき"が嫌いな男だった。他の店を探そうかとした時、女性に声をかけられる。ヤンはどういうことだと思ったが、その女性はよく見るとフレデリカ・グリーンヒル中尉だった。「私でも私服を持ってますわよ」と告げて、父親のドワイト・グリーンヒル大将がいるテーブルに案内される。同席した四人は雑談をしていたが、グリーンヒル大将がヤンに「君は結婚する予定はあるのか?」と尋ねると、ヤンとフレデリカはナイフとフォークを落とし、ガシャンと言う音が二回響いた。ヤンは数秒後「婚約者を置いて戦死してしまった友人がいたので、今はそういう気持ちになれません。平和になったら考えます。」と言って、それを聞いたグリーンヒル大将はうなずいた。グリーンヒル大将は急に話題を変え「テルヌーゼン選挙区の補欠選挙を知っているか?反戦派のジェシカ・エドワーズが同盟連邦議会(仮称)の野党側の議員なったと言うことだ」。ジェシカは元の音楽学校の教師に戻ったかと思っていたが、やはり既得権益を持つものが、持たない人間の犠牲(戦死)によって、安全で豊かな生活を送る者を許せなかったのでろう。この先苦難な道を進むことになると思うが、ジェシカの願いが叶うことを願わずにいられなかった。三月兎亭を出た後無人タクシーで帰宅の途についていたが、無人タクシーが急停止した。他の地上車も動かなくなっている。この時代の地上車は、人間が運転するのではなく、中央の管制コンピュータからの集中管理で自動運転を実現している。しかし単純な人為的ミスで、この集中管理がシステムダウンしてしまった。その原因として30代、40代のベテラン技術者がほとんどいない事に起因している。すでに同盟は人的資源において、社会を維持できることも困難な状況にあった。その原因は150年続く戦争にあった。しかし、世論はイゼルローン要塞を取ったことで、悪の専制国家である銀河帝国への侵攻を望む声が大きくなっていたのである。ちなみにヤンとユリアンは動かなくなっている無人タクシーを捨てて、徒歩で帰宅した。第001話 sm33175734 第135話 sm35415276 第133話 sm35349323 マイリスト mylist/12818453 コミュニティ co3805222

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