フランク:交響詩「呪われた狩人」M.44

フランク:交響詩「呪われた狩人」M.44

Youtubeからの転載です( https://www.youtube.com/watch?v=r827MCIXNyE )。「呪われた狩人」M.44は、セザール・フランクが晩年の1882年に作曲した交響詩で、彼が生涯に作曲した5曲の交響詩のうち4番目の作品です。題材は18世紀のドイツの詩人ゴットフリート・アウグスト・ビュルガーのバラードによるもので、安息日に教会のミサに行かず、狩りに出かけた伯爵が野放図に周囲を騒がせた挙句、神の怒りに触れて山火事に巻き込まれ、業火と悪魔の群れに追い立てられて地獄の底へ引きずり込まれる、というものです。曲の構成はビュルガーのバラードのあらすじをそのまま描写しており、冒頭の荘厳な教会のミサの雰囲気、狩りに出かける伯爵を示すホルンの響き、そしてベルリオーズの幻想交響曲にも匹敵する悪魔たちの饗宴など、晩年のフランクによる円熟した管弦楽技法を充分楽しめる作品となっています。ミシェル・プラッソン指揮トゥールーズ室内管弦楽団

http://www.nicovideo.jp/watch/sm35830692