ストラヴィンスキー:ミサ曲

ストラヴィンスキー:ミサ曲

Youtubeからの転載です( https://www.youtube.com/watch?v=vjn4-kal2ZI )。ストラヴィンスキーの「ミサ曲」は1944年から徐々に作曲を進め、1948年に完成しました。彼が指揮者のロバート・クラフトに語った内容によると、作曲のきっかけとして「モーツァルトのミサ曲に苛立ったというのが幾らかある。ロサンゼルスの古本屋であれらを見つけたのは1942年か1943年だった。ロココ・オペラ的な罪の甘さを最後まで弾いたとき、自分のミサを、ただし本物を書かないといけないと気付いた」とのことです。作品は先に完成した「キリエ」「グロリア」が部分的に初演され、全曲初演は1948年10月27日にミラノにおいて、エルネスト・アンセルメ指揮スカラ座管弦楽団、合唱団によって行われました。この頃のストラヴィンスキーは簡素で新古典的、反ロマン派的な美学に基づく作品を作曲していました。特に「ミサ曲」は彼には珍しく、どこからも委嘱を受けることなく自発的に作曲しており、当時の彼の作風が色濃く表れたものとなっています。ジョージ・ベンジャミン指揮アンサンブル・アンテルコンタンポランSWRシュトゥットガルト声楽アンサンブル

http://www.nicovideo.jp/watch/sm42945756