【アジアの】辛沪光作曲交響詩《ガーダー・メイレン》【クラシック】

【アジアの】辛沪光作曲交響詩《ガーダー・メイレン》【クラシック】

中華人民共和国の女性作曲家辛沪光(1933年上海生まれ)作曲の交響詩《ガーダー・メイレン(漢語:嘎达梅林)》(1956)です。ガーダー・メイレンは内モンゴルジェリム盟ホルチン左翼中旗出身のモンゴル人。彼は1929年に漢人の蒙地開墾に反対して武装蜂起しますが、中華民国軍によって鎮圧され、瀋陽の監獄に収監。一旦は妻のムータンらに救出されるものの、更なる追跡を受けて戦死してしまいました。この話は民話、民謡としてモンゴル人の間で伝承されており、内モンゴル歌舞団専属作曲家として派遣された際にこの話に接した作曲者が民謡の旋律を用いて交響詩にしました。作曲者は草原地帯の文化や風物に共感をもって接し、《蒙古源流》、《馬頭琴協奏曲》といった作品も書いています。指揮:韓中杰、演奏:中央楽団交響楽団

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