昭和天皇御巡幸 「論」を超えた日本人の物語 『切通理作のせつないかもしれない』#150

昭和天皇御巡幸 「論」を超えた日本人の物語 『切通理作のせつないかもしれない』#150

前回に引き続き『昭和天皇論』の中から、今回は特に印象に残った章として、第7章「昭和天皇の御巡幸」について語る。敗戦翌年、GHQの占領下、昭和天皇は国民を慰め、励まし、復興に立ち上がるための勇気を与えるための全国巡幸を開始する。GHQは、生身の天皇の姿を国民の前にさらすことで、天皇の「神格化」を完全に破壊できると考えていたが、その目論見は完全に外れ、全国に「天皇陛下万歳」の声が響いた。常に国民に寄り添おうとする努力する天皇と、天皇を慕う国民の絆。「論」として描かれた本書だが、ここには「論」を超えた日本人の物語がある!

http://www.nicovideo.jp/watch/so29788642