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久世孝臣朗読会 或る言葉の記録2 Yoru No Fukurami-夜のふくらみ-
KIND OF RED 発売記念
◆配信ライブ
久世孝臣・ソロ朗読会【或る言葉の記録】 VOL.2 夜のふくらみーYoruno Fukurami
或る言葉の記録とは…2020年始動。現代音楽家・市川ロ数、ダンス劇作家熊谷拓明、ダンサー加賀谷香、バンドネオン奏者・仁詩など、数々のアーティストと朗読でコラボしてきた詩人・演出家の久世孝臣が
自分の言葉を各地に伝えて廻る朗読プロジェクト。
ひとつの言葉のような一日。
2020年に予定していた、東京・福岡公演がコロナ禍で延期となりオンライン配信で一回目のライブを配信。
二回目の今回もオンラインで開催。
【前回のライブはこちら】
久世孝臣・ソロ朗読会【或る言葉の記録】 SELF PORTRAIT
https://youtu.be/xek-Hu4BEC4
今回は新作音源【KIND OF RED】リリース記念ライブと銘打ち、
「夜のふくらみ」をコンセプトに、
最近描いた詩、10年以上前の詩、新シリーズ「おはな詩」、「謎夜」の中から厳選した作品を朗読します。
勿論、KIND OF RED制作秘話も、アルバムに入っている詩も朗読予定です。
衝撃の言語体験。混じりけのない 言葉の原液。言葉で描く詩人の自画像。
最高の音源が出来ました。
KIND OF REDの購入はこちら↓
https://kuzetakaomi.weebly.com/inform...
コンセプトはこちら↓
https://kuzetakaomi.weebly.com/blog/k...
新しくチャンネルを立ち上げます。
言葉に関して色々と面白い報告をしていきたいと思うので、
こちらチャンネル登録をお願いします。
http://www.youtube.com/channel/UCcfPt...
【出演者】
久世孝臣
◆配信予定日
10月28日(水)20:00開演
上演予定時間 2時間
◆お願い
今回の動画を気に入って頂いた方には
【僕へのご支援】を【投げ銭】や【チケット代】という感覚で【Paypal ペイパル 】や【note】、【Amazon】のサービスをご利用頂き、お願いしております。
※配信中はYouTubeliveの投げ銭機能【スーパーチャット】もご利用いただけます※
こういう状況下の中、皆さま一様に大変だと思います。
僕は描くことと読むことを楽しんでもらえたら嬉しいです。
続けるためには金銭的なご支援が何より、ありがたいです。よろしくお願いいたします。
【Paypal ペイパル 投げ銭方法 】
下記よりログインの上ご支援お願いいたします。
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【NOTE・サポート方法】
https://help.note.com/hc/ja/articles/...
【久世のNOTE】
こちらのページより、どの記事でもいいので、入っていただき、
下の方にあるサポートするという緑色の部分を押していただき、手順に従っていただければサポートしていただけます。
https://note.com/kotobanohitoqz
【AMAZON】
欲しいものリストより、Amazonギフト券を選択いただき、金額を選択ください。
もしくは、今久世が欲しいもののいくつかをリストに入れております。
そちらの商品を購入いただくと久世に届きます。エサを与える感覚でお願いします。
https://www.amazon.jp/hz/wishlist/ls/...
【スーパーチャットの投げ銭機能利用方法】
https://vandle.jp/hello/usage-youtube...
◆【詩人】久世孝臣
《Twitter》@waraukuze
《note》https://note.com/kotobanohitoqz
《HP》https://kuzetakaomi.weebly.com
【推奨 視聴環境】
・スマートフォンでご視聴の方はYoutubeアプリをご使用の上、Youtubeにログインしてお楽しみください
・ノートPC等でのご視聴の方はスピーカー等にお繋ぎの上ご視聴ください。
・スマートフォンやタブレット等でのご視聴の方はイヤフォン・ヘッドフォン等にお繋ぎの上ご視聴ください。
—————
◆ご依頼・問い合わせ・感想などは
[email protected]
【ダイジェスト・無料】芳賀傑「水面に映るグラデーションの空」
芳賀傑「水面に映るグラデーションの空」
★こちらはダイジェスト動画です(無料配信)。
全編の動画も公開開始!(2020/10/3生放送のアーカイブ動画)
ダイジェスト未収録の「コメント質問に生回答」コーナーもあり!
2018年「第6回クードヴァン国際作曲コンクール」で第1位を受賞、一躍時の人となった作曲家、芳賀傑。
受賞作である「水面に映るグラデーションの空」について、大井剛史が迫ります。
・映像内で使用している演奏は、「神奈川大学吹奏楽部」様の許諾により使用しております。
♪2019年「ジャパンバンドクリニック」ライブ!小澤俊朗&神大の「水面」収録アルバム!
ムソルグスキー 組曲「展覧会の絵」(CAFUAレコード/CACG-0298)
「水面に映るグラデーションの空」楽譜レンタル
「水面に映るグラデーションの空」閲覧用スコア
番組制作・著作 CAFUAレコード
CD紹介「伊福部昭百年紀・改」【爆音仕様リマスター】
【爆音仕様CD完成】伊福部昭百年紀Vol.1が爆音リマスターでリニューアル発売。ゴジラ、海底軍艦、地球防衛軍、キングギドラ、国鉄を爆音で!CDの先行販売はこちらhttps://3scdjrl.shopselect.net/items/31128400 ■品名:CD「伊福部昭百年紀Vol.1・改」爆音リマスター/指揮:齊藤一郎/オーケストラ・トリプティーク■帯: 驚きの爆音仕様で甦ったサウンドが押し寄せる!■CD番号 3SCD 0054■バーコード 4560224350542■定価 3056円(税込)■発売:2020年7月24日■企画・発売元:スリーシェルズ■解説:今井重幸、井上誠、西脇博光、西耕一ほか■収録:2014年2月1日すみだトリフォニーホール(録音:アオイスタジオ)■爆音リマスター:磯部英彬(電子音楽家)■CDデザイン:山口翔悟■収録曲目(トータルタイム約76分)1-3「銀嶺の果て」より4-15「国鉄組曲」(国鉄、つばめを動かす人たち、雪にいどむ、より)16-26「ゴジラ組曲 」27-39「海底軍艦組曲」40-51「地球防衛軍組曲」52-54 交響ファンタジー「ゴジラVSキングギドラ」 より爆音リマスターの百年紀「改」完成!2014年2月1日に開催された伊福部昭百年紀Vol.1は今も語り草とされる伝説的なコンサートでした。そこで演奏された「ゴジラ」「海底軍艦」「地球防衛軍」「キングギドラ」「国鉄」などの超絶的な演奏が、さらなる爆音仕様で甦ります。しかも、「もっと激しく!」「もっと爆音で!」「もっと泥臭く!」という飽くなき希望・欲望に応えた爆音MIXでの改訂版です。通常のサウンドでは満足できないファンのために伊福部昭の新たな側面を引き出す「爆音リマスター」によるCDが完成しました。その名も「伊福部昭百年紀Vol.1・改」御期待ください。「百年紀・改」のリマスター方針について(西耕一)2019年までに7回のコンサートを開催した伊福部昭百年紀。我らが巨匠・伊福部昭の映画音楽を中心に、モノラルや光学録音しか残されていない幻の作品上演など、様々に展開している。特に鮮烈な印象を残しているのは2014年2月1日の「Vol.1」であった。そのライヴCDは「伊福部昭百年紀Vol.1」として発売されたが、すみだトリフォニーホールの広大な空間で悠然と鳴動するオーケストラを自然な響きで記録した。その後、シリーズを続ける中で、コンサートの追体験とは違うCDの在り方を考えるようになった。誤解を承知で言えば「爆音仕様の伊福部サウンド」。CDならそれも可能ではと考えた。そこで、電子音楽家として世界で活躍する磯部英彬(無類の宇宙好き)と会議を重ね、「伊福部サウンドの迫力を最大に引き出すように」と編集方針を固めた。2014年2月のマルチトラック音源から、リハ、本番の全素材を活用してミックスダウン。現代音楽や電子音楽で使われるソフトも駆使して試行錯誤を繰り返し、極上のリマスターが完成した。その一部は2017年の「伊福部昭百年紀ベスト」にも収録されたが、今回、再リマスターして「百年紀・改」に収録された。同じ演奏でもここまで変わる。どちらも良いのだ。旧盤と本盤を聴き比べて録音芸術の楽しみを味わって頂きたい。CDの聴き比べセットも特別価格で用意されている。聴き比べ版https://3scdjrl.shopselect.net/items/31128507
清水脩 智恵子抄 古沢淑子
古沢淑子独唱 上田仁指揮 東京交響楽団による演奏
1955年10月13日、日比谷公会堂での世界初演時のライヴ録音
初演プログラムに掲載されている作品についての情報と歌詞と共に…
同日演奏のドラージュの4つのインドの歌(抜粋)sm43661828
モーリス・ドラージュ 4つのインドの歌(抜粋) 古沢淑子
古沢淑子独唱 上田仁指揮 東京交響楽団による演奏
1955年10月13日、日比谷公会堂での日本初演時のライヴ録音
音源に問題があるのか全4曲のうち第2曲と第3曲しか録音がありません。
初演プログラムに掲載されている作品についての情報と歌詞と共に…
同日演奏の清水脩の智恵子抄sm43661831
土肥泰 梵唱変容 上田仁 東響 スタジオ録音
戦後作曲家発掘集成の初演盤(ライヴ録音)ではなく、高野山出版社発行のスタジオ録音盤
演奏会記録によると1963年2月8日杉並公会堂でのレコード録音のようです。
カップリングの黛敏郎の曼荼羅交響曲(岩城宏之指揮東響)はCD化されたものの、何故か梵唱変容の方は未だにCD化されていない。
編集能力ゼロなので、未編集でupしています。
素人録音のため、糞音質でも聴けるだけで充分と思える方のみご視聴ください。
1963年1月のプログラムに載っている資料を用いてこの作品の解説と團伊玖磨との対談を載せてみた。
ほのぼの神社様式の3つの小品 第2曲
ほのぼの神社アレンジ初投稿です。
激ショボMIDI音源のため音のクオリティは…ナオキです。
余計なものは入れないほうがいいってそれ一番言われてるから。
でも知名度クッソ低い現代音楽なら何やってもバレへんか(小声)
原曲&楽譜 https://www.youtube.com/watch?v=eJmRItZ_aN8
片岡良和 抜頭によるコンポジション 上田仁 東響 スタジオ録音
上田仁指揮 東京交響楽団 による演奏
Vintage Classicsの初演盤ではなく、日本現代作曲家シリーズNo.11 TBS賞交響絵巻「日本」第1集 東芝 JSC-1012のスタジオ録音盤
Salidaによる作曲者へのインタビューによると00:00~00:08の2回の強奏はやり直しのために音盤化される際にカットされるはずだったものが何故かそのまま編集されずにそのまま残ってしまったとのこと。
何故か未だにCD化されていない録音
編集能力ゼロなので、演奏時間を合わせる以外はほぼ未編集でupしています。
素人録音のため、糞音質でも聴けるだけで充分と思える方のみご視聴ください。
前の投稿したものは録音は聴きなおしてみたらかなり悪質だったので再録してきました。
カップリングの山内正の陽旋法に拠る交響曲 sm43476684
山内正 陽旋法に拠る交響曲 上田仁 東響 スタジオ録音
上田仁指揮 東京交響楽団 による演奏
Salidasの初演盤ではなく、日本現代作曲家シリーズNo.11 TBS賞交響絵巻「日本」第1集 東芝 JSC-1012のスタジオ録音盤
何故か未だにCD化されていない録音
編集能力ゼロなので、演奏時間を合わせる以外はほぼ未編集でupしています。
素人録音のため、糞音質でも聴けるだけで充分と思える方のみご視聴ください。
カップリングの片岡良和の抜頭によるコンポジション sm43528223
カゼッラ:管弦楽のためのディヴェルティメント「パガニーニアーナ」作品65
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=dCwg07vXjiA)。
1941年1月、イタリアの作曲家アルフレート・カゼッラは、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団から創立
100周年を記念する作品の委嘱を受けました。これに応えて、彼は全4楽章の管弦楽組曲を作曲します。
この作品はパガニーニの作品(奇想曲やギター四重奏曲、ヴァイオリンと管弦楽のための「春のソナタ」
「タランテラ」など)からのメロディの引用に満ちており、カゼッラはユーモアにあふれた作品の性格から
ディヴェルティメント「パガニーニアーナ」と名付けました。
1942年4月14日、本作はカール・ベーム指揮のもと、ウィーン楽友協会ホールで初演されました。
リッカルド・ムーティ指揮
スカラ座フィルハーモニー管弦楽団
【ゆっくり解説】雪さんと学ぶ20世紀以降の音楽 現代音楽史【後編】
折角なので最後まで説明しました
だいふくちゃんのライフはもうゼロなので次からまたぬるま湯になる予定です
■音声
VOICEVOX:WhiteCUL
■立ち絵
WhiteCUL:moiky様
■BGM&SE
Springin' Sound Stockとか
ショスタコーヴィチ 交響曲第10番第1楽章 ヴォディチコ
ボフダン・ヴォディチコ指揮、ワルシャワ・フィルによる演奏
1956年10月10日、第1回ワルシャワの秋現代音楽祭の開幕でこの曲のポーランド初演を行ったコンビによる1960年頃のスタジオ録音
画像はポーランド初演時の写真(ただし同日演奏のシマノフスキのスターバト・マーテルのもの)
編集能力ゼロなので未編集生データをそのままupしています。盤の問題による音飛びあり
第2楽章sm43237607 第3楽章sm43237621 第4楽章sm43237659
ジョゼフ・ジョンゲン:オルガンと管弦楽のための協奏交響曲 作品81
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=9WF951J5l4k)。
ベルギーのオルガニスト・作曲家・指揮者であったジョゼフ・ジョンゲン(1873 - 1953)は、同じ年に生
まれたラフマニノフと同様に後期ロマン派の作風に則った作品を数多く作曲しました。
その中で最も有名な作品は、1926年に作曲された「協奏交響曲」作品81になります。この作品の独奏楽器
はオルガンで、有名なハイドンやモーツァルトの協奏交響曲のように2つ以上の独奏楽器が登場するわけで
はありません。その代わり、全4楽章を通じてオルガンはほぼ途切れることなく演奏され続けており、オル
ガンを独奏楽器とする大規模な協奏曲とも、オルガンをオーケストラの一部とする交響曲とも解釈できる両
義的な作品となっていて、ジョンゲンが本作を「協奏交響曲」と名付けた理由がうかがえます。
音楽的にはワーグナーやフランクの流れを受け継ぐ後期ロマン派に属していますが、一方でドビュッシーの
印象派に近い響きもあり、何より大規模で壮麗な音響にあふれた作品です。本作はオルガンと管弦楽のため
の作品としては、サン=サーンスの交響曲第3番「オルガン付き」やプーランクの「オルガン、弦楽とティ
ンパニのための協奏曲」などに匹敵する名作の1つとして、多くのオルガニストたちに高く評価されていて
実際に演奏・録音を手掛ける奏者も多いとのことです。
ヴァージル・フォックス(オルガン)
ジョルジュ・プレートル指揮
パリ国立歌劇場管弦楽団
ようちえんじレベルの僕が難解なピアノと作曲に挑む!
ようちえんじレベルの僕が難解なピアノと作曲に挑む!
佐村河内守の作曲法!現代音楽!前衛音楽!
ストラヴィンスキー:ミサ曲
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=vjn4-kal2ZI)。
ストラヴィンスキーの「ミサ曲」は1944年から徐々に作曲を進め、1948年に完成しました。彼が指揮者の
ロバート・クラフトに語った内容によると、作曲のきっかけとして「モーツァルトのミサ曲に苛立ったとい
うのが幾らかある。ロサンゼルスの古本屋であれらを見つけたのは1942年か1943年だった。ロココ・オペ
ラ的な罪の甘さを最後まで弾いたとき、自分のミサを、ただし本物を書かないといけないと気付いた」との
ことです。作品は先に完成した「キリエ」「グロリア」が部分的に初演され、全曲初演は1948年10月27日
にミラノにおいて、エルネスト・アンセルメ指揮スカラ座管弦楽団、合唱団によって行われました。
この頃のストラヴィンスキーは簡素で新古典的、反ロマン派的な美学に基づく作品を作曲していました。特
に「ミサ曲」は彼には珍しく、どこからも委嘱を受けることなく自発的に作曲しており、当時の彼の作風が
色濃く表れたものとなっています。
ジョージ・ベンジャミン指揮
アンサンブル・アンテルコンタンポラン
SWRシュトゥットガルト声楽アンサンブル
バッハ:イギリス組曲第1番 イ長調 BWV806(ヴェデルニコフ)
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=qOmu-EFMo_A)。
ロシアの名ピアニスト、アナトリー・イヴァノヴィチ・ヴェデルニコフ(1920 - 1993)は、社会主義リア
リズムの全盛期であった旧ソ連時代において、現代音楽作品を率先して演奏していたことが知られています
が、50歳になってからはバッハ作品の演奏録音に力を注ぐようになります。そうして完成したイギリス組曲
の全曲録音は、彼の最良の演奏録音の1つとして高く評価されています。
アナトリー・イヴァノヴィチ・ヴェデルニコフ(ピアノ)
ショスタコーヴィチ:交響曲第14番 ト短調 作品135(ドイツ語歌詞 ケーゲル指揮ライプツィヒ放送響)
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=ZeoLGj8ERFw)。
1962年、ショスタコーヴィチはムソルグスキーの歌曲集「死の歌と踊り」の管弦楽伴奏版(sm38157469)
を作りました。この歌曲集は全ての曲が「死」を題材にしており、自らの体調が減退して死を強く意識して
いたショスタコーヴィチは、正面から死を取り扱ったムソルグスキーの作品に感銘を受けて、自らも「死」
を題材にした作品の作曲に取り組みます。そうして完成した交響曲第14番 ト短調 作品135は、1969年9月
29日にレニングラードで初演されました。
芸術作品における「死」は救済や安息といった要素が取り上げられることが多いのに対し、本作は「死は美
しいものではなく、死はすべての終わりでしかない」というショスタコーヴィチの思想が前面に押し出され
ていて、周囲からは賛否両論を巻き起こしましたが、現在では彼の代表作の1つと評価されています。
この動画はレニングラード初演の約2年半後、1972年3月28日にライプツィヒにおいて開催された演奏会の
実況録音です。旧東ドイツでの演奏ということで、このときはドイツ語に訳された歌詞が歌われており、バ
ルシャイやロストロポーヴィチの名演を聴き慣れていると違和感があります。とはいえ、ロシア国外におい
てはショスタコーヴィチ作品の優れた解釈者と評価されていたケーゲルの指揮は冴えわたっており、ドイツ
語歌詞による歌唱は本作がマーラーの「大地の歌」に影響されて作曲されたことを思い起こさせ、なかなか
に聴き応えのある名演だと思います。
なお、この作品はしばしば「死者の歌」の標題で呼ばれていますが、これは日本のレコード会社が国内での
販売にあたって名付けたもので、海外では使われていないそうです。
エミリア・ペトレスク(ソプラノ)
フレッド・タシュラー(バス)
ヘルベルト・ケーゲル指揮
ライプツィヒ放送交響楽団
コンドラシン 指揮映像集
ニュース映像等からコンドラシンが指揮している映像を抜粋。
全曲CD化、DVD化されていない貴重な資料ばかり。ディスコグラフィーにない初出曲目も
映像内容は下記の通りです。
#00:00 ショスタコーヴィチ チェロ協奏曲第2番より第3楽章
1966年12月末 ロストロポーヴィチ&モスクワ・フィル
#03:10 ショスタコーヴィチ チェロ協奏曲第1番より第4楽章
1964年2月23日 ゴーリキー現代音楽祭 ロストロポーヴィチ&ゴーリキー・フィル
#04:39 チャイコフスキー ヴァイオリン協奏曲より
1962年4月 チャイコフスキーコンクール 久保陽子&ニーナ・ベイリナ
#07:04 プロコフィエフ ピアノ協奏曲第3番より第3楽章
1962年6月11日 ゴーリキー現代音楽祭 クライバーン&モスクワ・フィル
#08:49 エネスク ルーマニア狂詩曲第1番
1967年9月19日 エネスク音楽祭 モスクワ・フィル
#09:15 スヴィリドフ 悲愴オラトリオより第1曲&第7曲
1975年頃? モスクワ・フィル&ユルロフ合唱団
#11:14 ショスタコーヴィチ 交響曲第13番(レニングラード初演)
1966年6月25日 ショスタコ生誕60周年祭 白夜祭 レニングラード・フィル
ヒンデミット:組曲「1922年」作品26
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=jRLf-0QWcXY)。
第一次世界大戦後のドイツでは、人間の内面の探求を表現主義音楽から、社会の中の人間をの存在を即物的
に表現する新即物主義(Neue Sachlichkeit)音楽への移行が始まりました。その代表的な作曲家がパウル・
ヒンデミットで、その作風を確立させた曲の1つが、1922年に作曲されたピアノのための組曲「1922年」作
品26です。
全5楽章から成る本作は、シェーンベルクが主導する無調音楽に影響されつつも、当時流行していたジャズ
やダンス音楽を大胆にパロディ化しており、大量消費社会における流行音楽は工業製品と同じ消耗品に過ぎ
ない、という表現主義音楽にはない冷徹な視点により作曲されたことがうかがえます。
題名が作曲年の「1922年」なのは、本作の様式が1922年に作曲された現代の(バロック音楽において一般
的な)「組曲」である、というヒンデミットの意思表明と推測されています。その根拠は、本作の初版楽譜
の表紙に当代社会を象徴するものとして自動車や電車、大衆生活を描いたヒンデミット自身によるイラスト
が掲載されていることで、この拍子は作品が現代(1920年代)社会の音楽的な反映であることを強調して
いる、とされています。
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)
團伊玖磨 行進曲 ビヤ・フェスティバル ドイツ民謡 乾杯の歌(Trink, Trink Brüderlein Trink)
行進曲は上田仁指揮、東京交響楽団のフル・オーケストラ演奏。乾杯の歌では二期会によるドイツ語合唱が加わった演奏です。
どちらも未CD化録音で、團伊玖磨の行進曲「ビヤ・フェスティバル」の原典版(オケ版)の録音はおそらくこれしかないかも?
ビヤ・フェスティバルは1962年5月に竣工したアサヒビール大森工場の落成記念に作曲された作品。初演者は上田仁指揮の東京交響楽団。
ビヤ・フェスティバル#00:00 乾杯の歌#05:20
モートン・グールド:ウェスト・ポイント交響曲(交響曲第4番)
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=WFdyvCx2aN4)。
モートン・グールド(1913 - 1996)といえば、日本ではテレビ朝日系の「日曜洋画劇場」のエンディング
テーマ曲として長らく使われた「ソー・イン・ラヴ」 (コール・ポーター作曲) の編曲者として知られてい
ますが、彼は映画音楽・テレビ音楽・バレエ音楽・ジャズ音楽・ミュージカル音楽、そして純粋なクラシッ
ク音楽など、幅広いジャンルの作品を手掛けた作曲家でした。
1952年、グールドはアメリカ陸軍士官学校(ウェスト・ポイント)から150周年を記念する作品の委嘱を受
け、「バンドのための交響曲(Symphony for Band)」を作曲しました。これは題名の通り吹奏楽での演奏
を前提とした作品で、グールドの4番目の交響曲にあたりますが、委嘱の経緯から「ウェスト・ポイント交
響曲(West Point Symphony)」とも呼ばれています。当時、吹奏楽のために作曲された交響曲はヒンデミ
ットの交響曲 変ロ調やヴィンセント・パーシケッティの交響曲第6番くらいしかなく、草創期の吹奏楽のレ
パートリーを広げるのに貢献したとして高く評価されました。
作品は「墓碑銘」と「行進曲」の2楽章構成で演奏時間は約20分と、クラシック音楽の交響曲と比較すると
やや小ぶりですが、内容は「全体的な性格は悲しげな」第1楽章と「たくましく、陽気な性格」の第2楽章
(いずれもグールド自身の説明)の2つの楽章が好対照をなしており、現代では吹奏楽分野におけるグール
ドの代表作とされるのも納得の作品です。
モートン・グールド指揮
ウェスト・ポイント・バンド
セルゲイ・ボルトキエヴィチ:交響曲第1番「わが故郷より」作品52
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=Im_AXGLZZJ0)。
ハルキウ(ハリコフ)のポーランド系貴族の家に生まれたセルゲイ・ボルトキエヴィチ(1877 - 1952)
は、若くしてベルリンやウィーンなどのドイツ音楽圏で活動しましたが、ロシア出身であることから第一次、
第二次世界大戦ではドイツで迫害され、ロシア革命では貴族出身のために財産を没収されるなど、苦難の人
生を送りました。
彼の作風はチャイコフスキー直系というべき後期ロマン派に属しており、十二音技法などの現代音楽の技法
に背を向けた態度はラフマニノフに近いといえます。そんなボルトキエヴィチの作風を如実に表しているの
が、1935年に作曲された交響曲第1番「わが故郷より」作品52です。
全4楽章構成の本作はボルトキエヴィチがロシアを追われ、ウィーンに定住していた頃に作曲されており、
チャイコフスキーからの影響を如実に感じられるオーケストレーションもあるほか、終楽章ではロシア国歌
「神よツァーリを護り給え」が引用されるなど、題名通り「わが故郷」であるロシア(あるいはウクライ
ナ)への郷愁に満ちています。作曲当時の音楽界の潮流を考えると本作は古色蒼然たる作風といえますが、
それは裏を返せば聴衆に親しみやすいメロディにあふれるということでもあり、もっと多くの人に聞いてほ
しい作品だと思います。
なお、この交響曲は第二次世界大戦後に再評価されたボルトキエヴィチの75歳の誕生日を祝う演奏会(彼が
参加した最後の大規模な演奏会)が1952年2月に開かれたとき、締めくくりの曲として演奏されました。苦
難の人生を送ったボルトキエヴィチはこれを喜び、友人への手紙で「私は75歳という歳でこれほどの評価を
されて、いつでも幸せを感じることができるのだ。ほとんどの場合、本当に評価される人の名声は死後に高
まるものだから」と綴っています。
Mykola Sukach指揮
チェルニーヒウ・フィルハーモニー交響楽団
石井歓 シンフォニカ「アイヌ」 初演
1959年9月28日、東京交響楽団の第100回定期演奏会にて公開初演された石井歓作曲のシンフォニカ「アイヌ」。
演奏は上田仁指揮、東京交響楽団、ソプラノ独唱は奥村淑子、森正指揮合唱団によるコーラス
伊福部に焦点当てすぎなTYCE-60014には情報がほとんどなかったため、提供してもらった初演時のプログラムに載っている資料を用いてこの作品の紹介・解説を試みた。
分量が多かったため、時間配分がめちゃくちゃなのはご了承。一時停止しながら読んでください。
東響所有の自筆譜には「シンフォニア」と書いてあるようですが、ここでは作曲者の発言やプログラム、対談文の記載の通り「シンフォニカ」表記を採用。ちなみに放送初演は1958年11月25日(TBSラジオ)
合唱団についての詳細はプログラムに記載がないため実態は不明。森正指揮東響盤の録音(sm22808546)では二期会合唱団なので同合唱団かも…?
解説#00:00 第1楽章#04:51 第2楽章#12:33 第3楽章#18:01
25:00以降いいぞ~これ
Swampman
無調やリバース(逆再生)などを使ったリリースカットピアノのソロです。この曲も泥から発生したのかもしれませんね。
オネゲル(ショスタコーヴィチ編):交響曲第3番「典礼風」H.186(4手ピアノ版)
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=cKdJEUoD0bc)。
アルテュール・オネゲルの代表作の1つである交響曲第3番「典礼風」H.186は1946年に初演され、多くの
作曲家・音楽家たちの注目を浴びました。そして、そんな作曲家の1人がショスタコーヴィチで、翌1947
年に彼は本作を4手ピアノ演奏用に編曲しました。当時、ショスタコーヴィチはレニングラード音楽院の
教授であり、この編曲版は学生たちに教育を行うための教材として作成されました。
オネゲルは本作(原曲)について「私がこの曲に表そうとしたのは、もう何年も私たちを取り囲んでいる
蛮行、愚行、苦悩、機械化、官僚主義の潮流を前にした現代人の反応なのです」と述べていますが、そう
いった本作の本質はショスタコーヴィチの編曲版にも充分現れています。
なお、この動画で演奏しているアドリエンネ・ショオーシュとイヴォ・ハアグは、アンドラーシュ・シフ
とクルタークにピアノを学んだハンガリー出身の夫婦ピアノ・デュオで、現在はスイスで演奏活動を行っ
ているとのことです。
アドリエンネ・ショオーシュ、イヴォ・ハアグ(ピアノ)
バッハ(フランチェスコ・テオピーニ編):無伴奏ヴァイオリンソナタとパルティータ BWV1001~1006(ギター版)
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=JN22ATDxOwQ)。
イタリア出身のギター奏者フランチェスコ・テオピーニは7歳でギターを始め、ボローニャのスタターレ
音楽院とロンドンの王立音楽アカデミーで学びました。レパートリーはバッハから現代音楽まで幅広く、
その技量はイギリスのギター奏者デイヴィッド・ラッセルも絶賛するほどで、現在は香港で教師兼演奏家
として活動しています。
この動画はテオピーニが自らギター独奏用に編曲・演奏した、バッハの無伴奏ヴァイオリンソナタとパル
ティータの全曲版になります。この編曲版はギターの技巧に関しては控えめで、オリジナル版のヴァイオ
リンの音をほぼ忠実にギターに引き写しており、追加された装飾音は最小限に抑えられています。
テオピーニはバッハの作品について「これらの作品は今やギタリストの標準的なレパートリーであり、自
己啓発のために必須である」と述べており、その姿勢に忠実な編曲と言えます。
フランチェスコ・テオピーニ(ギター)
無理数拍音楽「カンパニュラ」
Youtubeチャンネル
https://www.youtube.com/@novelknown3913
ドラム音源を利用させていただいた魔王魂さん
https://maou.audio/
ドラム以外の音源は自作です。
カンパニュラの花言葉は感謝・誠実・共感・節操・思いを告げるだそうです。
バルトーク:44のヴァイオリン二重奏曲 Sz.98
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=8Twqrhz8B6M)。
1930年、ドイツのヴァイオリニスト・教育者であったエーリヒ・ドフラインは、ヴァイオリン
初級者向けの教本とヴァイオリン曲集の編纂を計画します。ドフラインは「初心者向けの教則
用の作品であっても芸術的なレベルが低くてはいけない」との信念から、バルトークに協力を
要請し、バルトークはそれに応じてヴァイオリン二重奏のための曲を数多く作曲しました。そ
の数は最終的に44曲に達し、その一部はドフラインの教本(1931年刊)と曲集(1932年刊)
に収録される一方、全曲は2冊に分かれて1933年に刊行されました。これが「44のヴァイオリ
ン二重奏曲」Sz.98です。
ドフラインは作曲に向けてバルトークに趣意書を送り、その中で「簡単に弾ける」「短く、形
式的に簡潔」といった要望を出しており、本作はその趣旨に沿って、演奏時間1分程度の短く
簡単な形式の曲で構成され、全44曲を続けて演奏しても演奏時間は50分弱で収まるようになっ
ています。
なお、バルトークは1936年に本作から6曲を選んでピアノ編曲を行い、「小組曲」Sz.105とし
ています。
アンドレ・ジェルトレル、ヨゼフ・スーク(ヴァイオリン)