バッハ:フーガ ハ短調 BWV562(未完)

バッハ:フーガ ハ短調 BWV562(未完)

Youtubeからの転載です( https://www.youtube.com/watch?v=6_B5ZItANe4 )。1745年、バッハは過去(おそらくバッハがヴァイマルで宮廷オルガニスト兼宮廷楽師を務めた1708~1717年の間)に作曲した「幻想曲 ハ短調」BWV562( sm41144565 )に新たに作曲したフーガを追加して「幻想曲とフーガ ハ短調」BWV562としました。しかし、現存する最古の楽譜ではフーガは最初から27小節までしか書かれておらず、未完成となっています。専門家の研究によると、その楽譜はバッハの自筆譜ではなく、親族か弟子が筆写したものとされています。一方でフーガの様式はバッハ後期の作品にふさわしい完成度であることから、おそらくバッハ自身はこのフーガの作曲を完結させたものの、その筆写が何らかの事情で中断され、その後にバッハの自筆譜が失われたため未完の状態で後世に伝わったと考えられています。この動画では最古の楽譜通り、27小節で演奏が中断されています。マルティン・リュッカー(オルガン)

http://www.nicovideo.jp/watch/sm41145290