マイリスト ヴィルヘルム・フルトヴェングラーの芸術
As_boy さんの公開マイリスト 巨匠が残した録音の中から定番のものから珍しいものまで、出来るだけ上げていきます。
https://www.nicovideo.jp/user/33840877/mylist/54073616
ブルックナー 交響曲第8番(初版) 第1楽章 フルトヴェングラー VPO
ブルックナー作曲 交響曲第8番(初版) 第1楽章指揮:ヴィルヘルム・フルトヴェングラー演奏:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団録音:1954年4月10日(Live recording)1954年4月10日に行われたニコライコンサートでのブルックナーの交響曲8番です。使用楽譜の関係から、長い間偽物説が囁かれていた録音でしたが、VPOの資料室に使用楽譜が残されていたこと、それまでの演奏との解釈の共通点の多いことなどから、今ではフルトヴェングラー指揮との意見が大半です。また、使用楽譜も、出版前のノヴァーク版との意見もありますが、ほぼ初版準拠の演奏と考えて間違いないと思います。さて、本演奏は、巨匠が指揮したブルックナー8番の中では”失敗”の部類だとの意見があります。何をもって失敗だと断じているのかは置いておくとして、その意見の大半が、原因は初版を使用したことによるものとしています。なぜ、フルトヴェングラーは、それまで使用してきたハース版ではなく、当時でも悪名高い初版を使用したのでしょうか?その真意は、この演奏に隠されているのかもしれません。他の動画→mylist/54073616
16:33|2022年09月05日 00:38:02 投稿
ブルックナー 交響曲第8番(初版) 第2楽章 フルトヴェングラー VPO
ブルックナー作曲 交響曲第8番(初版) 第2楽章指揮:ヴィルヘルム・フルトヴェングラー演奏:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団録音:1954年4月10日(Live recording)1954年4月10日に行われたニコライコンサートでのブルックナーの交響曲8番です。第2楽章では各版(初版、ハース版、ノヴァーク版)とで大きな違いがないので、この交響曲の各版の作曲経緯について軽くおさらいしておきます。ブルックナーが最初に書いた第1稿は一旦1887年に完成します。(のちに、ノヴァーク第1稿として1972年に出版)これをヘルマン・レヴィに見せます。しかし、当のレヴィからは「とても、演奏不可能だ」との返答を受けたブルックナーは自信作が拒絶されたことから意気消沈してしまします。そして、ブルックナーはこの交響曲の大幅な改訂を試みます。こうして完成したのが有名な1890年・第2稿です。この稿がハース版(1939年)とノヴァーク版(1955年)の元となったわけですが、その後も細かい改訂は続けられており、最終的な出版稿が1892年に完成します。これが、いわゆる初版(シャルク版)です。さて、ブルックナー作品の最大の問題は、その出版譜に作曲者であるブルックナー以外の第三者の手が入っていること、と言われてきましたが、この交響曲第8番も例外ではありません。最終完成稿であるはずの1892年版も他者の意見が多分に入っている可能性はありまが、作曲者であるブルックナーの意志もそこには間違いなく含まれているはずです。しかし、この交響曲が持つ最大問題は、1892年稿ではなく、原典版とも呼ばれたハース版にあったのです。そのことは、次の第3楽章にて判明します。他の動画→mylist/54073616
14:33|2022年09月05日 01:12:02 投稿
ブルックナー 交響曲第8番(初版) 第3楽章 フルトヴェングラー VPO
ブルックナー作曲 交響曲第8番(初版) 第3楽章指揮:ヴィルヘルム・フルトヴェングラー演奏:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団録音:1954年4月10日(Live recording)1954年4月10日に行われたニコライコンサートでのブルックナーの交響曲8番です。第3楽章です。この楽章は、この交響曲の中でも非常に荘厳で美しい旋律に満ちており、また、非常に多くの問題もはらんでいます。その一つが同じ1890年第2稿を基にしているはずのハース版とノヴァーク版とで小節数が異なるということです。これは、一体どういうことなのでしょうか?かつて、ハース版・1980年第2稿は、その出版時に、「初版譜はブルックナーの交響曲は弟子たちなどの第3者の手が入っている」と喧伝され、そのアンチテーゼとして原典版と称されてきました。では、同じく第2稿を基にした原典版であるノヴァーク版となぜにここまで異なっているのか?実は、校訂者であったハースの意向が多分に付け加えられた結果、新しい第2稿が生まれてしまったというのが真相らしいです。第2稿校訂時に、ハースはブルックナーが第1稿から削除した箇所をいくつか復活させて第2稿と第1稿の折衷稿にしてしまいました。これだけでも大問題なのですが、ハースは、音楽的につながらない箇所は自身で新たに作曲して繋げてしまった、と言われています。このことは、ノヴァークが第2次校訂を行う契機の一つになりました。もし、初版群が他者の手の入った改竄版と呼ばれるのであれば、まさに、この第2稿ハース版こそが改竄版と呼ばれるべき存在というわけです。実は、これ以前のフルトヴェングラーはハース版演奏時であってもハースの追加箇所は削除して演奏していました。もしかすると、音楽的に不自然であることに耐えられなかったが故の判断だったのかもしれません。他の動画→mylist/54073616
27:06|2022年09月05日 02:14:02 投稿
ブルックナー 交響曲第8番(初版) 第4楽章 フルトヴェングラー VPO
ブルックナー作曲 交響曲第8番(初版) 第4楽章指揮:ヴィルヘルム・フルトヴェングラー演奏:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団録音:1954年4月10日(Live recording)1954年4月10日に行われたニコライコンサートでのブルックナーの交響曲8番です。最終楽章です。これまで、ハース版について否定する様な書き方をしてきましたが、果たして、ハースの行った仕事はただの徒労だったのでしょうか?彼の校訂したハース版は、世界にブルックナーの交響曲の新たな姿を探求するきっかけとなり、その後のブルックナー研究の礎となったことは間違いありません。現在では、ブルックナーの交響曲について、そのほとんどの版が彼の作曲・改訂した年代の形態として正当性が与えられるようになりました。かつて、改竄版とまで呼ばれた初版群に対しても再評価が行われ始めてます。ブルックナー自身が修正し続けた交響曲には決定版と呼ばれるものなど存在せず、それぞれの時代で指揮者や聴衆が正当性を与えたものが、その時代の決定稿と言えるのかもしれません。最も忌避すべきは、特定の形態の版を使用しているのだからその演奏はきっと評価に値しないだろう、と考えることです。さて、なぜ、フルトヴェングラーは、当時すでに廃れつつあった初版を使用したのか?についてですが、それはフルトヴェングラーが初版にその正当性を与えたからです。当時すでに出版前のノヴァーク版もあり、それまでハース版を使用してきたフルトヴェングラーが初版のどこに正当性を見出したのか、それを想像しながら聴くのも面白いかもしれません。他の動画→mylist/54073616
22:02|2022年09月06日 01:05:03 投稿
シューベルト 交響曲第9番《グレイト》 第四楽章 フルトヴェングラー BPO(1953年9月15日)
シューベルト作曲 交響曲第9番ハ長調 D944 指揮:ヴィルヘルム・フルトヴェングラー 演奏:ベルリンフィルハーモニー管弦楽団 録音:1953年9月15日(Live recording) 第四楽章です。ゆっくりとした出だしから、徐々に加速・高揚していき、最後は、ものすごいエネルギーを持ってコーダに突入し、全曲を締めくくります。この53年の《グレイト》は42年や51年の録音と比べて、かなりマイナーな部類に入ります。しかし、本演奏は、件の2つの録音に比べても決して見劣りしない名演だと思います。本演奏と比較すると、42年の演奏は壮絶ではありますが、スケールの大きさは落ち着きのある本演奏が大きいと思います。また、51年のスタジオ録音と比べて、緩急の付け方や流れの良さ、迫力といった面では本演奏の方が勝っている部分も多いと思われます。残念ながら、古い録音であるため、CDによって、音質にかなりのバラツキがあります。そのため、聴くCDの音質によって印象が全く変わるため、できる限り良い音源で聞くことをお勧めします。 他の動画→mylist/54073616
11:10|2022年07月04日 22:07:02 投稿
シューベルト 交響曲第9番《グレイト》 第三楽章 フルトヴェングラー BPO(1953年9月15日)
シューベルト作曲 交響曲第9番ハ長調 D944 指揮:ヴィルヘルム・フルトヴェングラー 演奏:ベルリンフィルハーモニー管弦楽団 録音:1953年9月15日(Live recording) 綺麗な流れと落ち着いた演奏を見せていた第二楽章に比べて、第三楽章はかなり自由な演奏に感じられます。テンポも自然に、かつのびのびと変化させているので良い意味での軽さを感じる演奏となっています。オーケストラを存分に歌わせ、軽妙ながらも非常にスケールの大きなそして、のびやかさの中にスリルと迫力とを感じられます。他の動画→mylist/54073616
9:52|2022年07月04日 18:17:02 投稿
シューベルト 交響曲第9番《グレイト》 第二楽章 フルトヴェングラー BPO(1953年9月15日)
シューベルト作曲 交響曲第9番ハ長調 D944 指揮:ヴィルヘルム・フルトヴェングラー 演奏:ベルリンフィルハーモニー管弦楽団 録音:1953年9月15日(Live recording) 1953年のベルリン祭典週間演奏会での《グレイト》です。第二楽章は、フルトヴェングラー流のしっかりとした構成と美しい流れが堪能できる楽章だと思います。演奏は初めからゆったりとした落ち着いたテンポで進んでいきますが、決して重々しくなるようなことはなく、あくまで淡々としています。そして、終盤に差し掛かかり、美しさの中に寂しさと物悲しさを漂わせながら次の楽章へと向かいます。他の動画→mylist/54073616
16:56|2022年07月04日 03:33:02 投稿
シューベルト 交響曲第9番《グレイト》 第一楽章 フルトヴェングラー BPO(1953年9月15日)
シューベルト作曲 交響曲第9番ハ長調 D944 指揮:ヴィルヘルム・フルトヴェングラー 演奏:ベルリンフィルハーモニー管弦楽団 録音:1953年9月15日(Live recording) 1953年のベルリン祭典週間演奏会での《グレイト》です。フルトヴェングラーの《グレイト》といえば、戦時中の42年ライブ録音と戦後の51年DGスタジオ録音が有名ですが、録音としては、そのほかに3種類残されており、この53年のベルリンフィルとの演奏が、巨匠最後の《グレイト》となります。録音は、ティタニアパラストのデッドな音響を考えなければ、当時の録音としてはかなりの高音質ではないかと思います。(まぁ、比較対象が同年のザルツブルグでの録音以外には2年以上も前の録音しかないので、なんとも言えませんが・・・)演奏は、完全に最晩年のスタイルに移行しているため、かなりゆったりとしており、42年の演奏に慣れた人からすると物足りない演奏かもしれません。演奏評の中には、”枯れた演奏”、”不出来な演奏”という意見もありますが、この時期の演奏としては割と安全運転ではない、気力とエネルギーに満ちた名演だと思います。他の動画→mylist/54073616
14:14|2022年07月04日 02:54:02 投稿
ブラームス 交響曲第1番 聴き比べ動画
ブラームス作曲 交響曲第1番ハ短調 作品68 指揮:ヴィルヘルム・フルトヴェングラー 演奏:色々 フルトヴェングラー指揮によるブラームスの交響曲1番の第4楽章の聞き比べです。フルトヴェングラーは、この曲を演奏会で取り上げることが多く、録音だけでも11種類が残っています。演奏スタイルは、演奏する楽団や時期によってかなり変化しています。そこで、11種類の録音におけるそれぞれの第4楽章の冒頭と第1主題とコーダの部分の聞き比べをしてみたいと思います。ちなみに、フルトヴェングラーの真骨頂は第1主題から第2主題への移行と第2主題の歌わせ方だと思いますが、その部分は入ってません。ぜひ、買って聞いてみてください。【用語説明】日フ協会=日本フルトヴェングラー協会センター=日本フルトヴェングラー・センター仏フ協会=フランスフルトヴェングラー協会独フ協会=ドイツフルトヴェングラー協会米協会=アメリカフルトヴェングラー協会他の動画→mylist/54073616
51:32|2020年04月19日 14:41:02 投稿
ブラームス 交響曲第1番 第四楽章 フルトヴェングラー BPO(1952年2月8日?)
ブラームス作曲 交響曲第1番ハ短調 作品68 指揮:ヴィルヘルム・フルトヴェングラー 演奏:ベルリンフィルハーモニー管弦楽団 録音:1952年2月8日(Live recording) ベルリンフィルハーモニー管弦楽団創立70周年記念演奏会でのブラームスの交響曲1番です。第4楽章です。この楽章がこの曲の中で一番好きという人も多いのではないでしょうか?遅く重厚な冒頭から少しずつ激しさを増していき、ホルンによって奏でられる主題により重苦しい雰囲気が一転明るいものへと変わります。この、ベートーヴェンの交響曲第9番の第4楽章を思わせる暗から明への移行は本当にすごいと思います。この楽章では、フルトヴェングラーの指揮が最大限発揮されています。特に、第1主題提示後からの前へ前へ進もうとする推進力はすごいものです。これはぜひ生で聴きたいですね他の動画→mylist/54073616
17:00|2019年04月01日 20:07:01 投稿
ブラームス 交響曲第1番 第三楽章 フルトヴェングラー BPO(1952年2月8日?)
ブラームス作曲 交響曲第1番ハ短調 作品68 指揮:ヴィルヘルム・フルトヴェングラー 演奏:ベルリンフィルハーモニー管弦楽団 録音:1952年2月8日(Live recording) ベルリンフィルハーモニー管弦楽団創立70周年記念演奏会でのブラームスの交響曲1番です。第3楽章です。冒頭のクラリネットが特徴的なこの楽章は、軽く優雅な雰囲気の楽想となっています。フルトヴェングラーは、最初から早く軽く進めていきます、しかし、決して曲全体の雰囲気は軽すぎるようなことはなく、どこか寂しさを感じさせます。また、テンポを徐々に遅くしていき、楽章最後の部分で示される第4楽章への繋がりを際立たせるようにしています。ちなみに、弦が切れたのか、ピッツィカート盛大に音を外してしまったのかはわかりませんが、4:07のところでプツンッという変な音が聞こえます。他の動画→mylist/54073616
5:20|2019年04月01日 19:45:02 投稿
ブラームス 交響曲第1番 第二楽章 フルトヴェングラー BPO(1952年2月8日?)
ブラームス作曲 交響曲第1番ハ短調 作品68 指揮:ヴィルヘルム・フルトヴェングラー 演奏:ベルリンフィルハーモニー管弦楽団 録音:1952年2月8日(Live recording) ベルリンフィルハーモニー管弦楽団創立70周年記念演奏会でのブラームスの交響曲1番です。第2楽章です。この楽章は、ブラームスらしい美しい旋律と寂しげな雰囲気が特徴的です。また、ただ美しいだけでなく力強い情熱も内包している曲です。フルトヴェングラーは最初はゆったりと進めていきますが、うまくテンポの動かして、この曲の特徴ある雰囲気をよく出していると思います。他の動画→mylist/54073616
10:50|2019年04月01日 18:30:01 投稿
ブラームス 交響曲第1番 第一楽章 フルトヴェングラー BPO(1952年2月8日?)
ブラームス作曲 交響曲第1番ハ短調 作品68 指揮:ヴィルヘルム・フルトヴェングラー 演奏:ベルリンフィルハーモニー管弦楽団 録音:1952年2月8日(Live recording) ベルリンフィルハーモニー管弦楽団創立70周年記念演奏会でのブラームスの交響曲1番です。音源は、1959年1月にNHKで放送されたものと同じ、もしくは、この番組をエアチェックされたもので1952年2月8日に録音されたものと言われています。ただし、この8日録音とされる音源は、DGから発売された2月10日録音の音源と聴衆ノイズがほとんど同じであることに加えて、3楽章での弦が切れる音が同じくで入ってることから、現在では、この8日録音とされる音源は、DG系の音源である10日録音と同一のものであるとの説が有力となっています。しかし、日本フルトヴェングラー協会は、DGの音源はオリジナルス以前の音源が10日録音の完全版であり、オリジナルス以降は8日録音と10日録音の混成であるとして、この音源が8日録音の完全版であるとしています。他の動画→mylist/54073616
15:22|2019年04月01日 17:43:02 投稿
チャイコフスキー 交響曲第4番 第四楽章 フルトヴェングラー VPO(1951)
チャイコフスキー作曲 交響曲第4番へ短調 作品36 指揮:ヴィルヘルム・フルトヴェングラー 演奏:ウィーンフィルハーモニー管弦楽団 録音:1951年1月 第四楽章です。初めは、ゆっくりとしたテンポで踏みしめるように進みますが、徐々に熱気に満ちてきて、最後は非常に速いテンポで終わります。最後の盛り上がりはすさまじいの一言です。他の動画→mylist/54073616次は、ちょっと問題のある52年2月8日のブラームスの1番を上げようかと思います。
9:05|2019年03月11日 01:00:03 投稿
チャイコフスキー 交響曲第4番 第三楽章 フルトヴェングラー VPO(1951)
チャイコフスキー作曲 交響曲第4番へ短調 作品36 指揮:ヴィルヘルム・フルトヴェングラー 演奏:ウィーンフィルハーモニー管弦楽団 録音:1951年1月 第三楽章です。序奏が弦楽器のピッチカートで始まるユニークな楽章です。スケルツォ楽章らしく明るい雰囲気の曲です。他の動画→mylist/54073616
5:50|2019年03月11日 00:38:01 投稿
チャイコフスキー 交響曲第4番 第二楽章 フルトヴェングラー VPO(1951)
チャイコフスキー作曲 交響曲第4番へ短調 作品36 指揮:ヴィルヘルム・フルトヴェングラー 演奏:ウィーンフィルハーモニー管弦楽団 録音:1951年1月 第二楽章です。非常にメランコリックな雰囲気とチャイコフスキーらしい非常にきれいな旋律が特徴的な楽章です。フルトヴェングラーの演奏は、ゆったりとしたテンポで進められているので非常にロマンチックものとなっています。他の動画→mylist/54073616
10:10|2019年03月11日 00:20:01 投稿
チャイコフスキー 交響曲第4番 第一楽章 フルトヴェングラー VPO(1951)
チャイコフスキー作曲 交響曲第4番へ短調 作品36 指揮:ヴィルヘルム・フルトヴェングラー 演奏:ウィーンフィルハーモニー管弦楽団 録音:1951年1月 フルトヴェングラーの残した録音ではマイナーな部類に入るチャイコフスキーの4番ですが、この時期の録音としては音質が驚異的に良く、巨匠の録音の中でもベストに入るものです。演奏も、戦前録音された【悲愴】を上回る熱気で、この曲に込められた不安定かつロマンティックな雰囲気を十二分に味わえるものだと思います。他の動画→mylist/54073616
19:13|2019年03月10日 23:46:01 投稿
同じ録音ならどのCDでも同じだと思ってる人向けの同演異盤動画
ブラームス Vn協奏曲 第三楽章ヴァイオリン:ユーディ・メニューイン 指揮:ヴィルヘルム・フルトヴェングラー 演奏:ルツェルン祝祭管弦楽団 録音:1949年8月29―31日「それは最初期EMI盤で、これは最新リマスターEMI盤だ。そこになんの違いもありゃしねぇだろうが!」「違うのだ!!」というわけで、本当にCDが違うと音質が違うのか比較してみたいと思います。使用した音源は4つで、先入観を省くため音源については動画の最後に表示しています。自身が聞いた感想は、①良い ②もっと良い ③論外 ④②と同等、といったところです。オススメは、②と④ですが、①も悪くないと思います。他の動画→mylist/54073616
14:28|2018年03月01日 12:04:28 投稿
【もう一つの】フランク 交響曲 フルトヴェングラー【45年フランク】
オーストリア放送協会のテープ音源からこの『45年のフランク』には、大きく分けて2つの音源が存在します。一つは、アメリカのVOXレーベルが52年に発売したLP盤、いわゆる『VOXのフランク』と呼ばれるものです。この『VOXのフランク』は、ノイズカットによる第二楽章の音飛びと異常なピッチという大きな問題があるものの、その音の良さから正規盤が発売された後でもこのLP盤を音源するCDが発売されました。もう一つは、オーストリア放送が所蔵していたテープによるものです。この正規盤も含めこの音源にはVOX盤にはなかった大きな音揺れがありました。この音源ではそれらの音揺れは抑えられています。これが、本来の『45年のフランク』の姿なのでしょうか?それとも、やはりVOX盤?他の動画→mylist/54073616
39:23|2017年09月14日 21:43:13 投稿
シューマン チェロ協奏曲イ短調 マヒューラ フルトヴェングラー BPO
ロベルト・シューマン作曲 チェロ協奏曲イ短調Op129 チェロ:ティボール・デ・マヒューラ 指揮:ヴィルヘルム・フルトヴェングラー 演奏:ベルリンフィルハーモニー管弦楽団 録音:1942年10月28日(Live recording) audio onlyニコニコ動画内になかったのでUp。 大戦中のフルトヴェングラーの録音から旧フィルハーモニーの響きを伝える録音でもあり、同時期の録音には、有名なフィッシャーとのブラームスのピアノ協奏曲第2番、キッテル合唱団との第九があります。同楽団の首席チェロ奏者を務めていた往年の名手マヒューラによる哀愁と憧憬に満ちたチェロの響きとフルトヴェングラーの情熱的な伴奏により、非常にロマンティックな演奏となっています。他の動画→mylist/54073616
22:12|2017年04月12日 15:04:05 投稿
フランク 交響曲 第一楽章 フルトヴェングラー VPO(1945)
セザール・フランク作曲 交響曲ニ短調 作品48 指揮:ヴィルヘルム・フルトヴェングラー 演奏:ウィーンフィルハーモニー管弦楽団 録音:1945年1月29日(Live recording) いわゆるBOX盤起こし音源からフルトヴェングラーの戦中最後の録音が、この45年のフランクです。このウィーンでの演奏会の後、翌30日の朝にフルトヴェングラーはスイスへと亡命します。演奏は、この前に演奏されたブラームスの交響曲第2番と同様に、戦争末期を象徴するような非常に壮絶、かつ、おどろおどろしいものになっています。他の動画→mylist/54073616
17:37|2017年09月05日 03:13:07 投稿
フランク 交響曲 第二楽章 フルトヴェングラー VPO(1945)
セザール・フランク作曲 交響曲ニ短調 作品48 指揮:ヴィルヘルム・フルトヴェングラー 演奏:ウィーンフィルハーモニー管弦楽団 録音:1945年1月29日(Live recording) いわゆるBOX盤起こし音源からこの第二楽章では、BOXレーベルのLPには大きな問題があります。録音時期から、冒頭部分に咳などの大きな聴衆ノイズが入っており、そのノイズを取り除くための大きなカットが行われました。そのため、音飛びがあり、そのままでは鑑賞に支障がありました。この音源では、その部分は修正されています。非常に重い第一楽章に対し、非常に美しく壮麗な演奏になっています。他の動画→mylist/54073616
10:37|2017年09月05日 12:07:04 投稿
フランク 交響曲 第三楽章 フルトヴェングラー VPO(1945)
セザール・フランク作曲 交響曲ニ短調 作品48 指揮:ヴィルヘルム・フルトヴェングラー 演奏:ウィーンフィルハーモニー管弦楽団 録音:1945年1月29日(Live recording) いわゆるBOX盤起こし音源からこの第三楽章ですが、この楽章でも録音に問題があります。正規版も含めた放送局所蔵のテープ起こし系CDでは冒頭とコーダに大きな音揺れがあり、非常に聴きづらくなっています。この音揺れは、初出BOXLPではほとんどありません。演奏は、第三楽章ということもあり、非常に壮絶なものとなっています。祖国の崩壊と自身の死を目の前にしたフルトヴェングラーが、この演奏で何を伝えたかったのか考えるのも一興かもしれません。他の動画→mylist/54073616
10:23|2017年09月05日 13:03:05 投稿
ベートーヴェン Vn協奏曲 第一楽章 フルトヴェングラー メニューイン
ベートーヴェン作曲 ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op61 第一楽章ヴァイオリン:ユーディ・メニューイン 指揮:ヴィルヘルム・フルトヴェングラー 演奏:ベルリンフィルハーモニー管弦楽団 録音:1947年9月30日(Live Recording) ニコニコ動画内になかったのでUp。 フルトヴェングラーとメニューインによる熱演。スタジオ録音も複数ありますが、これが一番熱気と緊張感に満ちていて同曲録音中ベストだと思います。第一楽章:sm30620125、第二楽章、第三楽章:sm30620487他の動画→mylist/54073616
23:52|2017年02月12日 16:11:41 投稿
ベートーヴェンVn協奏曲第二・三楽章 フルトヴェングラー メニューイン
ベートーヴェン作曲 ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op61 第二楽章、第三楽章ヴァイオリン:ユーディ・メニューイン 指揮:ヴィルヘルム・フルトヴェングラー 演奏:ベルリンフィルハーモニー管弦楽団 録音:1947年9月30日(Live recording) ニコニコ動画内になかったのでUp。 フルトヴェングラーとメニューインによる熱演第三楽章に近づくにつれて熱気がこもっていくメニューインのヴァイオリン、ラストのカデンツァは圧巻の一言。(追記)シューマンのVc協奏曲(1942)もUp出来ればと思ってます。第一楽章:sm30620125、第二楽章、第三楽章:sm30620487他の動画→mylist/54073616
20:10|2017年02月12日 17:01:05 投稿
ブルックナー交響曲第5番第4楽章 フルトヴェングラー【ピッチ修正版】
ブルックナー作曲 交響曲第5番(ハース版) 第4楽章指揮:ヴィルヘルム・フルトヴェングラー演奏:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団録音:1942年10月25-28日【ピッチ修正版】第4楽章です。第4楽章は、序奏で、第1楽章や第2楽章の主題が再現されることから、ベートーヴェンの交響曲第9番にならった構成と言われています。他にもベートーヴェン的な部分が多く見られます。もしかすると、ブルックナーは楽聖へのオマージュとしてこの曲を書いたのかも。演奏はかなり熱い演奏となってます。しかし、非常に長いアッチェレランドと圧巻のコーダはやはりすごいです。第一楽章:sm29260054、第二楽章:sm29261023、第三楽章:sm29274427、第四楽章:sm29274795 他の動画→mylist/54073616
21:58|2016年07月19日 01:07:10 投稿
ブルックナー交響曲第5番第3楽章 フルトヴェングラー【ピッチ修正版】
ブルックナー作曲 交響曲第5番(ハース版) 第3楽章指揮:ヴィルヘルム・フルトヴェングラー演奏:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団録音:1942年10月25-28日【ピッチ修正版】第3楽章です。スケルツォ楽章とあって、かなり激しい演奏です。しかし、トリオ部分や中間部ではじっくりと聞かせてくれますちなみに、第一主題の激しいピチカートの音形は、先の第2楽章の冒頭のものと同じとのこと。第一楽章:sm29260054、第二楽章:sm29261023、第三楽章:sm29274427、第四楽章:sm29274795 他の動画→mylist/54073616
12:04|2016年07月18日 22:28:35 投稿
ブルックナー交響曲第5番第2楽章 フルトヴェングラー【ピッチ修正版】
ブルックナー作曲 交響曲第5番(ハース版) 第2楽章指揮:ヴィルヘルム・フルトヴェングラー演奏:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団録音:1942年10月25-28日【ピッチ修正版】第2楽章です。緩徐楽章ですが、非常に力強い印象を受ける演奏です。しかし、聞きどころはじっくりと聞かせてくれます。ちなみに、冒頭のオーボエによる主題は他の楽章にもたびたび登場します。このオーボエの主題は、曲全体の主要主題の基底素材となっています。「5番」を作曲するにあたって最初に書かれたのが、この第2楽章なのだとか。第一楽章:sm29260054、第二楽章:sm29261023、第三楽章:sm29274427、第四楽章:sm29274795 他の動画→mylist/54073616
15:39|2016年07月17日 03:28:08 投稿
ブルックナー交響曲第5番第1楽章 フルトヴェングラー【ピッチ修正版】
ブルックナー作曲 交響曲第5番(ハース版) 第1楽章指揮:ヴィルヘルム・フルトヴェングラー演奏:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団録音:1942年10月25-28日【ピッチ修正版】フルトヴェングラー指揮によるブルックナー交響曲第5番の戦時中の録音です。かなり古い録音ですが、音質の良さからよくCD化されています。ただし、CDによってピッチの高さが若干異なり、全体の演奏時間が1分近くも変わってきます。このピッチの差は、演奏の印象をどの様に変えるのでしょうか? これは、レコード芸術の在り方について考えさせられる録音の一つかもしれません。第一楽章:sm29260054、第二楽章:sm29261023、第三楽章:sm29274427、第四楽章:sm29274795 他の動画→mylist/54073616
19:18|2016年07月17日 00:28:11 投稿
ブラームス ドッペル協奏曲 第三楽章 フルトヴェングラー VPO
ブラームス作曲 ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲Op.102 第三楽章ヴァイオリン:ヴィリー・ボスコフスキー チェロ:エマヌエル・ブラベッツ 指揮:ヴィルヘルム・フルトヴェングラー 演奏:ウィーンフィルハーモニー管弦楽団 録音:1952年1月27日(Live ) 場所:ウィーン学友協会 大ホールニコニコ動画内になかったのでUp。あまり有名な曲ではないですが、ブラームスが最後に作曲した管弦楽作品とあって、とても面白い曲だと思います。他の動画→mylist/54073616
9:22|2015年11月29日 22:04:29 投稿
ブラームス Vn協奏曲 第三楽章 フルトヴェングラー メニューイン
ブラームス作曲 ヴァイオリン協奏曲Op77 第三楽章ヴァイオリン:ユーディ・メニューイン 指揮:ヴィルヘルム・フルトヴェングラー 演奏:ルツェルン祝祭管弦楽団 録音:1949年8月29―31日 ニコニコ動画内になかったのでUp。フルトヴェングラーとメニューインによる熱演。もし、余裕があれば、1952年のウィーンフィルとの二重協奏曲も上げます。第一楽章:sm27632589、第二楽章:sm27632641、第三楽章:sm27632344他の動画→mylist/54073616
8:01|2015年11月21日 02:11:43 投稿
ブラームス Vn協奏曲 第二楽章 フルトヴェングラー メニューイン
ブラームス作曲 ヴァイオリン協奏曲 Op77 第二楽章ヴァイオリン:ユーディ・メニューイン 指揮:ヴィルヘルム・フルトヴェングラー 演奏:ルツェルン祝祭管弦楽団 録音:1949年8月29―31日ニコニコ動画内になかったのでUp。第一楽章:sm27632589、第二楽章:sm27632641、第三楽章:sm27632344他の動画→mylist/54073616
9:52|2015年11月21日 03:06:23 投稿
ブラームス Vn協奏曲 第一楽章 フルトヴェングラー メニューイン
ブラームス作曲 ヴァイオリン協奏曲Op77 第一楽章ヴァイオリン:ユーディ・メニューイン 指揮:ヴィルヘルム・フルトヴェングラー 演奏:ルツェルン祝祭管弦楽団 録音:1949年8月29―31日 ニコニコ動画内になかったのでUp。 フルトヴェングラーとメニューインによる熱演第一楽章:sm27632589、第二楽章:sm27632641、第三楽章:sm27632344他の動画→mylist/54073616
22:04|2015年11月21日 02:51:11 投稿
ティル・オイレンシュピーゲル リハーサル フルトヴェングラーBPO
指揮:ウィルヘルム・フルトヴェングラー演奏:ベルリンフィルハーモニー管弦楽団録音:1930年フルトヴェングラーとBPOによるのリハーサル風景です。今から85年近く前の録音とは思えない程良好な音質です。ちなみに、この動画の音源は某リサイクルショップで買ってきた、これまた出自のよく分からないCDです。DGのマークはきちんと描いてあるのに、品番が書いていない。他の動画→mylist/54073616
9:00|2015年11月12日 20:25:05 投稿
ワーグナー 歌劇《タンホイザー》序曲 フルトヴェングラー BPO
ワーグナー作曲 歌劇《タンホイザー》より序曲指揮:ヴィルヘルム・フルトヴェングラー演奏:ベルリンフィルハーモニー管弦楽団録音:1951年5月1日、ローマ(Live)1951年5月1日に行われたローマでのライブ録音です。音質は同年代の録音と比べてもいい物とは言えず、1952年のスタジオ録音よりかなり劣ります。しかし、フルトヴェングラーによるタンホイザー序曲の実況録音は、この録音以外にはベネズエラ盤しかないとのことで、ライブの迫力を味わうには、この録音になってしまうとのこと。他の動画→mylist/54073616
14:00|2015年12月07日 00:36:10 投稿
楽劇≪ニュルンベルクのマイスタージンガー≫ 第一幕への前奏曲
ワーグナー作曲 楽劇《ニュルンベルクのマイスタージンガー》より第一幕への前奏曲指揮:ヴィルヘルム・フルトヴェングラー演奏:ベルリンフィルハーモニー管弦楽団録音:1949年12月19日(Live)場所:ベルリン、ティタニア・パラスト以前投稿した動画の音質改善版です。こもり気味だった音質が元のクリアな音質に戻りました。この演奏の真価が分かる様になったと思います。ただし、音量は小さめ他の動画→mylist/54073616
9:16|2015年12月02日 21:15:46 投稿