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メンデルスゾーン(コルンゴルト編):映画「真夏の夜の夢」オリジナル・フィルム・スコア
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=A1l4Is2FN94)。
1935年、オーストリアで舞台監督・映画監督を務めていたマックス・ラインハルトは、ハリウッドで新作
映画を制作します。題材は題名が示す通り、シェークスピアの喜劇「真夏の夜の夢」に基づくコメディ映画
で、ラインハルトは映画の伴奏音楽の担当をエーリヒ・ヴォルフガング・コルンゴルトに依頼し、コルンゴ
ルトはメンデルスゾーンの劇付随音楽「真夏の夜の夢」を編曲することで応えました。この編曲版は単なる
演奏編成の拡大版にとどまらず、コルンゴルトによって曲の構成が改変されている上、メンデルスゾーンの
他の作品である交響曲第3番「スコットランド」、交響曲第4番「イタリア」、無言歌集や歌曲「歌の翼に」
などの抜粋も追加編曲されています。
こうして完成した映画「真夏の夜の夢」の評価は賛否両論で、アカデミー最優秀撮影賞、最優秀編集賞を受
賞したものの、興行成績の面では散々な結果に終わりました。しかし、それまでのハリウッド映画の音楽が
ダンス音楽を演奏する小規模のバンドに任せていたのに対し、コルンゴルトが手掛けた映画音楽は大編成の
オーケストラと合唱による後期ロマン派直系のもので、「映画音楽の変革をもたらした」と高く評価されま
した。
この映画をきっかけとして、コルンゴルトはハリウッド映画の映画音楽を数多く手がけるようになり、その
後期ロマン派の作風は、現代にいたるまでのハリウッド映画音楽(ジョン・ウィリアムス等)に深い影響を
及ぼしています。
カリーナ・リンズレー、ミシェル・ブリート(ソプラノ)
スコット・ウィアー(テノール)
ミヒャエル・ブルト(バス)
ゲルト・アルブレヒト指揮
ベルリン交響楽団
ベルリン放送合唱団
NHK-FM クラシックの迷宮 ▽指揮者・井上道義の世界 ~NHKのアーカイブスから~ 2024年04月27日
出演:片山杜秀
「劇付随音楽「ペール・ギュント」から「朝」」
グリーグ:作曲
(管弦楽)東京フィルハーモニー交響楽団、(指揮)井上道義
(4分48秒)
「歌劇「泥棒かささぎ」序曲」
ロッシーニ:作曲
(管弦楽)NHK交響楽団、(指揮)井上道義
(10分05秒)
「交響曲第1番「古典」」
プロコフィエフ:作曲
(管弦楽)NHK交響楽団、(指揮)井上道義
(14分40秒)
「バレエ音楽「眠りの森の美女」から「アダージョ」」
チャイコフスキー:作曲
(管弦楽)東京フィルハーモニー交響楽団、(指揮)井上道義
(4分57秒)
「アオテアロア序曲」
リルバーン:作曲
(管弦楽)東京フィルハーモニー交響楽団、(指揮)井上道義
(4分55秒)
「シチリア舞曲(シチリアーナ)」
フォーレ:作曲
(管弦楽)東京フィルハーモニー交響楽団、(指揮)井上道義
(4分57秒)
「鳥の歌」
カタルーニャ民謡:作曲
カザルス:編曲
(チェロ)堤剛、(管弦楽)NHK交響楽団、(指揮)井上道義
(4分57秒)
「交響曲第5番 から 第4楽章 アダージェット」
マーラー:作曲
(管弦楽)東京フィルハーモニー交響楽団、(指揮)井上道義
(4分57秒)
「交響詩「海」」
ドビュッシー:作曲
(管弦楽)NHK交響楽団、(指揮)井上道義
(23分55秒)
「大河ドラマ「平清盛」テーマ曲」
吉松隆:作曲
(ピアノ)舘野泉、(管弦楽)NHK交響楽団、(指揮)井上道義
(2分35秒)
ハチャトゥリアン:バレエ「仮面舞踏会」(1985年 ソヴィエト・テレビ映画)
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=uyYQr8RnZd8)。
1941年にハチャトゥリアンがレールモントフの戯曲のために作曲した全14曲の劇付随音楽「仮面舞踏会」
は、後に5曲を選んで編曲された組曲版や、作品冒頭に演奏される「ワルツ」の人気が高い一方、オリジナ
ルの劇付随音楽全曲が演奏される機会は多くありません。
1985年、ソ連のテレビ映画スタジオであるスタジオ・エクランは、ハチャトゥリアンの劇音楽に弟子のエ
ドガル・ホヴァニシャンがバレエ音楽として編曲したバレエ版「仮面舞踏会」に基づくテレビ映画を作成し
ました。現時点では、このテレビ映画版がハチャトゥリアンの「仮面舞踏会」全曲の唯一の公式映像のよう
です。
脚本:リディア・ヴィルヴォフスカヤ(台本)
ミハイル・ドルゴポロフ(リブレット)
監督:ナタリア・リジェンコ(振付家)
ヴィクトール・スミルノフ=ゴロヴァノフ(振付家・演出家)
演出家:フェリックス・スリドフカー
カメラマン:ゲオルギー・レルベルグ
配役
ニキータ・ドルグーシン(アルベーニン)
スヴェトラーナ・スミルノヴァ(アルベーニンの妻ニーナ)
セルゲイ・バラノフ(ズヴェズヂッチ公爵)
ナタリア・バリシェワ(シュトラーリ男爵未亡人)
アレクサンドル・コレーネク(正体不明の男)
ハコブ・テル=ヴォスカニアン指揮
アレクサンドル・スペンディアリャン・オペラ・バレエ国立劇場管弦楽団
アレクサンドル・スペンディアリャン・オペラ・バレエ国立劇場合唱団
シベリウス:劇付随音楽「テンペスト」作品109(全曲版)
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=C5idpP9q_qg)。
1925年、シベリウスはデンマークの出版者から「シェークスピアの劇『テンペスト』に音楽を付けてみて
は」という提案を受け、作曲に取り掛かりました。当時、シベリウスの作曲活動はほぼ終了間際であり、最
後の交響詩「タピオラ」を作曲している最中でした。
劇付随音楽の作曲は「タピオラ」と同時並行的に進められ、翌1926年1月に完成します。そして同年3月15
日に「テンペスト」はコペンハーゲンの王立劇場で初演され、音楽は「シェイクスピアとシベリウス、この
2人の天才がついに互いを見出した」と高く評価されました。この時点でシベリウスが作曲していたのは34
曲でしたが、1927年秋にヘルシンキのフィンランド国立劇場で上演される際に彼は「エピローグ」を書き
下ろし、全35曲としました。現在では「テンペスト」は「タピオラ」と並んでシベリウス晩年の傑作として
高く評価されています。
その後、シベリウスは序曲を単体で独立させて出版したほか、19曲を抜粋して2つの組曲を作成しており、
演奏会や録音では序曲や組曲が演奏されるのが普通で、演奏時間が約1時間強の大作であるの劇付随音楽と
して全曲が演奏される機会はなかなかありませんでした。全曲が初めて録音されたのは1992年のことで、
シベリウス作品全集を録音していたオスモ・ヴァンスカがラハティ交響楽団を指揮し、ラハティ・オペラ合
唱団と独唱者陣による競演により実現しました。
キルシ・ティーホネン(ソプラノ)
リリ・パーシキヴィ(メゾ・ソプラノ)
アンシ・ヒルヴォネン、パーヴォ・ケロア(テノール)
ヘイッキ・ケイノネン(バス)
オスモ・ヴァンスカ指揮
ラハティ交響楽団
ラハティ・オペラ合唱団
NHK-FM クラシックの迷宮 ▽シェークスピアの「テンペスト」 2023年12月23日
出演:片山杜秀
「五尋(いつひろ)深き水底に」
ロバート・ジョンソン:作曲
(3分22秒)
「歌劇「テンペスト」序曲」
ジョン・クリストファー・スミス(ヨハン・クリストフ・シュミット):作曲
(3分04秒)
「劇付随音楽「テンペスト」から プロローグ」
マシュー・ロック:作曲
(1分16秒)
「劇付随音楽「テンペスト」から プロローグ」
マシュー・ロック:作曲
(1分12秒)
「劇付随音楽「テンペスト」 から 幻想的な精霊たちの踊り」
ジョヴァンニ・バッティスタ・ドラーギ:作曲
(2分22秒)
「劇付随音楽「テンペスト」序曲」
アーサー・サリヴァン:作曲
(5分44秒)
「劇付随音楽「テンペスト」序曲」
シベリウス:作曲
(6分36秒)
「バレエ音楽「テンペスト」から嵐と閃光と雷鳴」
アルン・ノールヘイム:作曲
(4分00秒)
「歌劇「テンペスト」から「地獄は虚無」」
トマス・アデス:作曲
(3分40秒)
「劇付随音楽「テンペスト」から「腹黒い野望の悪霊はどこにいる」」
ベルハム・ハンフリー:作曲
(4分49秒)
「劇付随音楽「テンペスト」からアリエルの第2の歌「五尋(いつひろ)深き水底に」」
シベリウス:作曲
(2分18秒)
「「3つのシェークスピアの歌」から「五尋(いつひろ)深き水底に」」
ヴォーン・ウィリアムズ:作曲
(3分09秒)
「歌劇「テンペスト」第1幕第3場から」
トマス・アデス:作曲
(3分09秒)
「劇付随音楽「テンペスト」からキャリバンの歌「さらば、ご主人様」」
シベリウス:作曲
(1分26秒)
「シェークスピアの「テンペスト」による5つの交響的作品「プロスペローの魔術」から第4曲「キャリバン」」
エゴン・ヴェレス:作曲
(5分14秒)
「映画音楽「プロスペローの本」から仮面劇」
マイケル・ナイマン:作曲
(12分12秒)
NHK-FM クラシックの迷宮 ▽ハンス・アイスラー生誕125年 2023年07月01日
出演:片山杜秀
ドイツ民主主義共和国国歌
作詞: ベッヒャー
作曲: アイスラー
スプートニクの歌(資本主義者にはこんなことはできない)
作詞: クーバ
作曲: アイスラー
優雅さと努力を両立させよう
作詞: ブレヒト
作曲: アイスラー
劇付随音楽「第二次世界大戦中のシュヴェイク」から
「ベゼタ・ポルカ」「モルダウの歌」
ハンス・アイスラー(歌、ピアノ)
作曲: アイスラー
3つの歌曲
作曲: アイスラー
バルムシュトレーム
作曲: アイスラー
3つの男声合唱曲 から 第1曲
作曲: アイスラー
街で歌うために
作曲: アイスラー
黒人ジムのバラード
作曲: アイスラー
綿摘みのバラード
作曲: アイスラー
塹壕(ざんごう)
作詞: トゥホルスキー
作曲: アイスラー
編曲: ブルーノ・フォンテーヌ
BACHによる前奏曲とフーガ
作曲: アイスラー
「小さなラジオに」「食料貯蔵室1942」
「フランドルの戦いの戦没者の墓碑銘」
「ハリウッドエレジー第4番 この都市は
僕に教えてくれた」
作曲: アイスラー
「新しいドイツの人民の歌」から
「ありがとう、ソヴィエトの兵隊さん」」
「レーニン」「ドイツ」
作曲: アイスラー
ドイツ民主主義共和国国歌
作詞: ベッヒャー
作曲: アイスラー
ゲーテの「ファウスト」第2部によるラプソディー
作曲: アイスラー
「厳粛な歌」から「友よ、野原にきたれ」
作曲: アイスラー
丈夫な灰色雁(レッスンと本番)
作詞: ブレヒト
作曲: アイスラー
グリーグ:劇付随音楽「ペール・ギュント」作品23(ハルヴォルセンによる1908年版)
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=YIk5oxSnrIw)。
グリーグの代表作の1つである劇付随音楽「ペール・ギュント」は、後に彼が8曲を選んで編集した第1組曲と第2組曲が有名ですが、全曲版の演奏はほとんどなされていません。
この動画は、ノルウェーの指揮者ペル・ドライエル(1929 - 1997)が ロンドン交響楽団やオスロ・フィル
合唱団を指揮して全曲録音に挑んだもので、1908年の全曲版楽譜に加えて、初演(1876年)の10年後であ
る1886年に上演された際にグリーグが追加した曲がすべて含まれており、1979年に発売されると初の「ペ
ール・ギュント」全曲版録音としていったんは評価されました。
しかし、この録音の土台となった1908年版の楽譜はヨハン・ハルヴォルセンによる編集がなされており、
その過程でオリジナルから2曲が省略されていた(省略された2曲を含めた完全版の楽譜は1987年に出版)
ため、実際には「ハルヴォルセン編集版」の全曲となります。
ペル・ドライエル指揮
ロンドン交響楽団
オスロ・フィル合唱団
ビゼー:劇付随音楽「アルルの女」全曲
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=K09ojttMFjo)。
1872年、パリのヴォードヴィル劇場ではドーテの戯曲「アルルの女」を上演することになり、劇場支配人
カヴァロはビゼーに劇付随音楽の作曲を依頼しました。急な依頼により作曲時期が短いうえ、演奏する劇
場のオーケストラが小規模(フルートが2人の他は全ての管楽器が1人、弦楽器奏者も二管編成の2/3程度)
という制約が重なりましたが、当時のビゼーは34歳で創作意欲が旺盛な時期であり、相当に苦労しつつ
も、6つの混声合唱曲を含めた全27曲を数週間のうちに書き上げ、同年10月のヴォードヴィル劇場初演に
間に合わせます。ただし、初演での評判はあまり良くありませんでした。
しかし、ビゼーは本作の出来に絶対的な自信を抱いており、これらから4曲を抜粋して通常の二管編成に規
模を拡大した演奏会用の組曲(第1組曲)を作成しました。これが劇場初演の翌月になる1872年11月10日に
初演され、成功を収めたことから「アルルの女」の再評価が進み、6年後の1878年に再演されたときには大
成功を収めます。しかし、ビゼーはその3年前に敗血症でこの世を去っており、後の歌劇「カルメン」と同
様に、劇の成功を生きて見届けることはできませんでした。
ミシェル・プラッソン指揮
トゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団
トゥールーズ・キャピトル国立合唱団
プロヴァンス民謡「3人の王の行列」
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=SrHY-Rm1XOg)。
「3人の王の行列(La Marche des Rois)」はビゼーが劇付随音楽「アルルの女」に引用したことで有名な旋律ですが、本来は18世紀にフランス南部、プロヴァンス地方を発祥とする民謡です。ここでいう「3人の王」とはイエス・キリスト生誕時に来訪した「東方の三博士」のことであり、彼らが長い旅を経てイエスに贈り物を届けるまでが歌われています。このため、プロヴァンス地方を中心とするフランス各地ではクリスマス・シーズンの歌とみなされ、年末には多くの教会でクリスマス・キャロルの1つとして歌われています。
ヒンデミット(キース・ウィルソン編):ウェーバーの主題による交響的変容(吹奏楽版)
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=OqKBDucKyek)。
ヒンデミットはナチスの迫害を恐れて1940年に渡米し、1943年に代表作の一つである「ウェーバーの主題による交響的変容」を作曲しました。この作品は、その名の通りウェーバーのピアノ連弾曲「8つの小品」作品60(sm33448379)、「6つのやさしい小品」作品10a(sm33454601)、劇付随音楽「トゥーランドット」作品75の序曲(sm33442990)の中から主題を引用し、自由に管弦楽作品として編曲・変奏したものです。
管弦楽作品として作曲された本作ですが、管楽器の使用法が際立っていたことから、ヒンデミットはアメリカ滞在中にイェール大学にて音楽学部長として教鞭を執っていた頃、同大学のクラリネット科教授キース・ウィルソン(バンドディレクターも務めていた)に依頼して、吹奏楽版の編曲が行われました。これにより、本作は20世紀に作られた音楽作品として、管弦楽版も吹奏楽版も有数の知名度を誇る成功作となっています。
ミグリアロ・ユージーン・コーポロン指揮ノース・テキサス・ウィンド・シンフォニー
ウェーバー:劇付随音楽「トゥーランドット」作品37(J.75)より 序曲と第2幕の行進曲
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=3C_3DcoDXFU)。
「トゥーランドット」はヴェネツィアの劇作家カルロ・ゴッツィが1762年に制作した戯曲で、これに触発されてプッチーニが手掛けた未完の歌劇が有名です。
しかし専門家の研究によると、プッチーニの前に「トゥーランドット」に基づいた音楽作品を手掛けた作曲家は11人いたことが確認されています。そのうち最も早く手掛けたのがカール・マリア・フォン・ウェーバーで、フリードリヒ・シラーの翻訳によるドイツ語台本に基づく劇付随音楽として作曲されました。これはウェーバーの最初の劇付随音楽で、 ここで紹介するのは序曲と第2幕の行進曲になります。
なお、劇の舞台が中国であることから、ウェーバーはジャン=ジャック・ルソーの「音楽辞典」の巻末譜例から「中国の歌」を引用しました。この「中国の歌」の旋律は序曲にも含まれていますが、後にパウル・ヒンデミットが自作「ウェーバーの主題による交響的変容」の第2楽章の主題として採用され、原曲以上に有名になりました。
アントニ・ヴィト指揮
ニュージーランド交響楽団
メンデルスゾーン(ラフマニノフ編):劇付随音楽「真夏の夜の夢」作品61より スケルツォ
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=K9fkT-Q9dW4)。
ピアノの超絶技巧で知られるセルゲイ・ラフマニノフによる、メンデルスゾーンの劇付随音楽
「真夏の夜の夢」から「スケルツォ」のピアノ独奏用編曲版を、ラフマニノフ自身が演奏した
ものです。ラフマニノフは演奏会のアンコール用の小品として、この曲を好んで演奏したと伝
えられています。
セルゲイ・ラフマニノフ(ピアノ)
メンデルスゾーン:序曲「真夏の夜の夢」ホ長調 作品21(4手ピアノ版)
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=bXpApkOC4hc)。
フェリックス・メンデルスゾーンの「真夏の夜の夢」といえば、演奏会用序曲(作品21)及び
劇付随音楽(作品61)といった管弦楽版が有名です。が、このうち序曲は、そもそも姉のファ
ニーと楽しむための4手ピアノ版が先に作曲され、完成後に管弦楽版に編曲したものです。しか
しフェリックスとファニーの姉弟は両者ともピアノの名手であるため、原曲の4手ピアノ版の演
奏に必要な技巧は決して低いものではなく、これが家庭内での演奏を想定していたとは信じが
たいレベルの作品となっています。
マルタ・アルゲリッチ、クリスティーナ・マートン(ピアノ)
リスト:ベートーヴェンの「アテネの廃墟」の主題による幻想曲 S.122
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=jsWNqty5Wwo)。
1852年(1837年頃とも)、フランツ・リストはベートーヴェンの劇付随音楽「アテネの廃墟」作品113の各曲主題を自由に用いて、有名な「ハンガリー幻想曲」や「死の舞踏」と同様の、ピアノと管弦楽のための作品として編曲しました。リストは「アテネの廃墟」をお気に入りの楽曲としていた節があり、本作の他に「アテネの廃墟のモティーフによるトルコ風カプリッチョ」S.388を作曲したほか、本作をピアノ独奏版(S.389)や2台ピアノ版(S.649)に編曲しています。
ジェローム・ローズ(ピアノ)
リチャード・カップ指揮
フィルハーモニカ・フンガリカ
ベートーヴェン:創作主題による6つの変奏曲 作品76
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=xYeu6KAWLME)。
ベートーヴェンの劇付随音楽「アテネの廃墟」作品113の中で最も有名な「トルコ行進曲」の
メロディは、かつては「ロシア民謡からの引用」なる説が唱えられたことがありましたが、
実際はベートーヴェンの創作であり、本作から調性を変更して転用されたものです。
スヴャトスラフ・リヒテル(ピアノ)
ベートーヴェン:劇付随音楽「アテネの廃墟」作品113
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=JZMl67XOoxE)。ベートーヴェンは1811年秋、同年10月21日予定のハンガリーのペスト市(現ブダペスト)に新設されたドイツ劇場のこけら落としに上演すべく、アウグスト・フォン・コツェブーの戯曲「アテネの廃墟」の付随音楽を作曲しました。しかし開場は遅延したため、翌年2月9日に改めて初演されました。しかしその後、付随音楽はあまり演奏される機会がなくなり、ベートーヴェン自身もこの作品を「気晴らしの小品」と呼んでいたといわれています。全9曲のうち、現在では「序曲」と第4曲「トルコ行進曲」のみが有名で、とくに「トルコ行進曲」はモーツァルトの曲に次ぐ知名度を誇っています。 ベルンハルト・クレー指揮ベルリン・フィル
チャイコフスキー:劇付随音楽「ハムレット」作品67b
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=h75OLXDTSBI&t=44s)。チャイコフスキーの「ハムレット」といえば、交響曲第5番とほぼ同じ年の1888年に作曲された幻想序曲(作品67a)が有名ですが、実は劇付随音楽として依頼されたのが最初であり、その作業が滞ったため、先に幻想序曲が出来上がったという経緯があります。そして3年後の1891年に劇音楽が全曲完成し、作品67bとなりました。なお、こちらの序曲は幻想序曲の短縮版が使われたほか、交響曲第2番第2楽章の行進曲、交響曲第3番第2楽章、弦楽のためのエレジーなどの旧作が転用されており、チャイコフスキーが作曲に苦労していたことがうかがえます。 プレトニョフ指揮ロシア・ナショナル管
ラフ:30年戦争の史劇への序曲《我らが神は堅き砦》Op.127
今年は宗教改革500周年です。ヨーゼフ・ヨアヒム・ラフ(1822年~1882年)はチューリヒ生まれの作曲家でリストのアシスタントを経てデビューしました。この曲は1854年にヴィルヘルム・ゲナストの史劇「ヴァイマル公ベルンハルト」の劇付随音楽として作曲されましたが1865年に改作され作品番号を与えられました。コラール「我らが神は堅き砦」が効果的に使用された作品です。クラウス・グンター・ビーゲルト指揮コンスタンツ・南西ドイツフィルハーモニー管弦楽団による2015年11月19日の演奏です。尚この音源は南西ドイツ放送によるものです。 今まで投稿した動画→mylist/34165070
メンデルスゾーン 劇付随音楽《真夏の夜の夢》 Op.61-5 「間奏曲」
「真夏の夜の夢」の原題は「A Midsummer Night's Dream」です。“Midsummer”は実際には真夏ではなく夏至のことを指しています。古くからヨーロッパには夏至が近づくと妖怪や妖精たちが現れ、人間にいたずらをするという伝説が信じられていました。シェイクスピアの戯曲「真夏の夜の夢」はこれがもとになっています。メンデルスゾーンは17歳の時、翻訳されたこの戯曲を姉と共に読み、ファンタジックな物語の世界に引き込まれそれを音楽にしました。
ベートーヴェン 劇付随音楽『アテネの廃墟』 第5曲 「トルコ行進曲」
ひと口に「トルコ行進曲」と言えば、おそらく多くの人がモーツァルトのピアノソナタ、 第11番第3楽章の流麗な旋律を思い浮かべるかもしれません。あちらは由紀さおり・安田祥子姉妹が紅白で歌うなど、あまりに有名ですが、ベートーヴェンの「トルコ行進曲」も、初心者のピアノ練習曲として親しまれています。オスマン帝国による二度のウィーン包囲と、それに随行した軍楽隊メフテルの音楽は、18世紀頃の西欧に、トルコ趣味の大流行をもたらしていました。そして当時の作曲家たちも、その大きな影響を受け、自らの作品に反映させました。モーツァルトやベートーヴェンもその例にもれません。
ダージリンから皆様へ
初めて劇場版を観た直後、大洗救援作戦に奔走したダー様に感動して書きなぐった文章を加筆・修正したものです。ただし、例によって容量の都合でテキストをあちこちカットしなければなりませんでした。なお、最初これを書いた時は想像だにしなかったのですが、大平透氏がお亡くなりになりました。謹んでご冥福をお祈りいたします。
BGM パーセル:劇付随音楽《アブデラザール、またはムーア人の復讐》より第二曲〈ロンド〉
ガールズ&パンツァー(/mylist/54501810)
軍歌・行進曲・愛国歌等(/mylist/54513269)
【さとうささら】「シャイロック」より マドリガル/G.フォーレ
◆1年以上前にCeVIOを購入したのですが、ささらにはトーク機能でセリフを語らせるだけで、歌の方はまだ歌ってもらってなかったので、今回が初挑戦です。◆ガブリエル・フォーレ作曲、劇付随音楽「シャイロック」作品57より3曲目のマドリガルです。(5曲目の夜想曲→nm20352627)◆シェークスピアの「ヴェニスの商人」を題材にしたアロークールの詩による劇であり、このマドリガルは原曲ではテノール歌唱での恋の歌です。◆投稿前の知人の感想は「フランス語らしき外国語を日本人がカタカナで歌っているようだ」…まあ、その通りなのですがねぇ…今後の課題。◆せっかくなので、原曲通りオケ伴奏つきで演奏してみました。
◆ソプラノ独唱:さとうささら、オーケストラ:スコアメーカー9
mylist/33941061
ベートーヴェン : 劇付随音楽 アテネの廃墟 第5曲 トルコ行進曲
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
劇付随音楽 アテネの廃墟 第5曲 トルコ行進曲 - ルビンシテイン編曲
Ludwig van Beethoven
Turkish March - arranged by Anton Rubinstein
ベートーヴェン : mylist/46336164
クラシック : mylist/44067542
【プレイ動画】パロディウスだ! Stage5~7【パロディウスだ! チート版】
今回は全クリアできた!モアイは案外弱かった
Stage5宇宙戦艦モアイ
BGM ビゼー 劇付随音楽「アルルの女」より「ファランドール」
「グラディウスII」より「The Old Stone Age」
Boss よしこ&よしお
BGM 熊蜂の飛行
Stage6もっとも北の国から'90
BGM メンデルスゾーン 「ヴァイオリン協奏曲」
行進曲「双頭の鷲の旗の下に」
Boss プーヤン
BGM 熊蜂の飛行
Stage7タコの要塞
BGM 「グラディウス」より「Final Attack」
Boss ゴルゴダ・タコベエ
BGM 上と同じ
追記 ほかの人の動画と比べたらチートで、Life減らないのと
能力が下がらないっぽい、普通にやりたかったんで次は普通にやる予定。
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mylist/40253835
ベートーヴェン:劇付随音楽「エグモント」序曲 Op.84
指揮:カール・シューリヒト
演奏:ベルリン市立管弦楽団(現:ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団)
録音:1942年12月20、21日、プラハ
メンデルスゾーン:劇付随音楽「夏の夜の夢」 Op.61
指揮:ペーター・マーク
演奏:ロンドン交響楽団
合唱:コヴェント・ガーデン王立歌劇場女声合唱団
ソプラノ:ジェニファー・ヴィヴィアン、マリオン・ロウ
録音:1957年2月27、28日、ロンドン、キングズウェイホール
メンデルスゾーン:劇付随音楽「夏の夜の夢」 Op.21 結婚行進曲
指揮:クレメンス・クラウス
演奏:ウィーン交響楽団
録音:1950年
メンデルスゾーン:劇付随音楽「夏の夜の夢」 Op.21 夜想曲
指揮:クレメンス・クラウス
演奏:ウィーン交響楽団
録音:1950年
メンデルスゾーン:劇付随音楽「夏の夜の夢」 Op.21 より スケルツォ
指揮:クレメンス・クラウス
演奏:ウィーン交響楽団
録音:1950年
メンデルスゾーン:劇付随音楽「夏の夜の夢」序曲 Op.21
指揮:クレメンス・クラウス
演奏:ウィーン交響楽団
録音:1950年
Gabriel Faure "Sicilienne" from 《de Pelleas et Melisande》 Suite op.80
フォーレのシシリエンヌ(シチリアーノ)を打ち込んでみた。op.78のピアノ+チェロの版ではなく、劇付随音楽《ペレアスとメリザンド 》組曲 第3曲の方です。/ 作曲:Gabriel Faure/音源:Roland Fantom-XR + 拡張ボード/打ち込み:Sakura2(MML)/Mylist/9235117:MIDI関連/
メンデルスゾーン:劇付随音楽「夏の夜の夢」 Op.61
指揮:クレメンス・クラウス
演奏:ウィーン交響楽団
合唱:ウィーン国立歌劇場合唱団
録音:1950年