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孔鉉佑駐日中国大使「東京五輪は北京冬季五輪の発信場に」【字幕付き】
Storyline
東京五輪の開幕まで1週間を切る中、孔鉉佑駐日中国大使は「東京五輪は1つの舞台であるとともに、中国が2022年の北京冬季五輪を世界中に広めるためのプラットフォームでもある」と述べた。
孔大使は「感染症封じ込め、団結、持続可能」という3つの言葉で、東京五輪に関する見解を示した
<孔鉉佑駐日中国大使>
「第1は感染症封じ込め(という言葉)だ。『感動で、私たちは一つになる』という東京オリンピック・パラリンピックのスローガンは、感染症が広がる中で国際社会の期待を示している。東京五輪がオリンピック精神を発揚し、感染症が広がる世界に勇気・自信・希望をもたらすことができると確信する。第2は団結(という言葉)だ。北京では来年初めに冬季五輪が開催される。中日が支持し合い、夏季五輪と来年はじめの冬季五輪を成功に開催するよう希望する。第3は持続可能(という言葉)だ。東京五輪を『簡素』なものとする方針が決まり、オリンピック事業の持続可能性が強調されている。日本側は、豊かなオリンピックの無形遺産を次世代に残す方針を提出した」
孔大使は、「スポーツ愛好者として、運動は体力の増進だけでなく、思考を広げ、他人との交流機会を増やすことができる」と話し、「そういう面におけるオリンピックの役割を果たすべきだ」と述べた。
<孔鉉佑駐日中国大使>
「試合のほか、我々は様々な形で東京五輪に参与する。多くの中国企業が東京五輪と各国代表団のスポンサーとなっている。多くのオリンピックスポーツ施設と関連グッズも含めて『メイド・イン・チャイナ』だ。今回の東京五輪は中国にとって競技場だけでなく、重要な発信の場ともなると思う。来年の北京冬季五輪を予定通り開催し、成功させる自信に満ちている。東京五輪を機に世界に向けて、来年初めに開催される北京冬季五輪を発信し、東京五輪に次いで成功させる」
東京五輪に参加する中国選手代表団は次々と現地入りしていることについて、孔大使は「中国選手が順調に試合に参加するよう確保するのは、在日本中国大使館の責任だ」と述べた。
<孔鉉佑駐日中国大使>
「中国選手の試合参加をしっかりと確保することは、今の在日本中国大使館にとって最優先任務で、我々の責任だ。日本国内、特に競技場が所在する地域、東京の感染状況を追跡し、迅速に国内と共有している。中国選手代表団が安全かつ順調に任務遂行できるよう全力を尽くしていく」
武漢の医療従業者、新型肺炎患者の治療に全力
中国武漢市で新型コロナウイルス肺炎の感染が深刻になっている中、医療従業者たちは感染のリスクを顧みず、忙しい交代を強いられても患者を支え、自らが背負うべき責任をしっかり果たしている。
肺炎患者を治療する専門医療機関の一つに指定された武漢市金銀潭病院には、12月29日に第一例目の患者が入院してから、医療従業者たちが患者の治療と看護に全力を尽くしている。これまでに受け入れた患者170人のうち、28人が回復して退院し、137人が治療中で、5人が死亡した。
平均年齢25歳、最年少がただ20歳の看護師たちは、感染のリスクに直面して心の中の恐怖を認めていながら、与えられた使命と職責をしっかりと果たしていくとの決意を示した。
医師に患者の病状を把握させるために、看護師たちは防護服とマスクを着用して隔離病棟に入り、1時間ごとに患者のデータを紙に書き込み、外の人が記録できるようその紙を窓に貼りつけている。
看護師たちは最短で4時間ごとに交代しており、その間は水を飲むことも、トイレに行くこともできず、交代時はいつも汗まみれで、自宅に帰って休むことが最も贅沢なこととなった。
医療従事者たちは人の子であり、その中の多くは親でもある。その家族たちは心配をしながらも、必ず誇りに思っている。
⑭ 中国外交部長「米国の対中認識と位置づけには大きなズレ」
中国の最高権力機関、
日本で言えば国会にあたる「全国人民代表大会(全人代)」が
3月5日から3月13日北京で開催されます。
日中ホットラインでは、その開幕式を国営テレビ局である中国中央広播電視総台からの
映像提供で9時より同時通訳付きで生中継いたします。
チャンネルURL: https://live.nicovideo.jp/watch/lv340316932
Storyline
秦剛外交部長は7日、第14期全国人民代表大会(全人代)第1回会議にあわせて国内外の記者に向けた会見を行った。
中米関係について秦部長は「中国に対する米国の認識と位置づけに大きなズレがある」とした上で「米国は中国を、最も主要なライバルで地政学的に最も厳しい挑戦だと見なしている。1つ目のボタンを掛け違えると影響が生じる。米国の対中政策は、理性的で健全な軌道から完全に外れてしまった」と強調した。
14.「天山南北」天山は宝の山 故郷の生物多様性を探る植物学者
Storyline
中国北西部の新疆ウイグル自治区に聳える広大な天山は、楊宗宗氏のような植物学者にとっては天国だとも言われる。彼は、この地域の多様性豊かな生物を発見して研究するために、天山をトレッキングしてまわることを愛してやまない。
これは、中国国際テレビ(CGTN)が16日に公開した新しいドキュメンタリー「天山南北~新疆での生活」で語られた数々の物語の一つだ。この80分間のドキュメンタリーは、新疆ウイグル自治区に住む24人の感動的な物語を取り上げ、社会経済が変化する中で彼らの生活がどのように変化してきたかに着目し、地域内外の固定観念を打ち破り、誤解を解くことも目的としている。
ボランティア環境保護活動家でもある楊氏の使命は、自分が発見したすべての生物種を分類することだ。他人から見れば奇妙な趣味にも思えるが、この土地を歩きながら美しい景色を堪能することが彼の最大の喜びでもある。
<ウルムチ市環境保護ボランティア 楊宗宗氏>
「自然の中で植物を探す時には、特別な感動がある。これまで、新疆北部で1~2万の標本を採集してきた。植物は自然界のどこにでもあるが、最も美しい色を加えている。それぞれの標本には、形態から遺伝子、更に環境の変化など、植物に関する情報が満載され、1つの標本から学ぶことが多い」
季節ごとに異なる花が咲き、どの植物にも存在する理由が隠されている。そして、天山の北側と南側では植生が大きく異なり、独自の特徴があると楊氏は言う。
<ウルムチ市環境保護ボランティア 楊宗宗氏>
「実は、植物の成長が一番環境の影響を受けている。気候や自然条件の変化など、植物の成長によって黙々と記録されている。だから、一見何の変哲もない植物であっても、科学的価値と食物連鎖における重要な意義がある。自然は完全なる食物連鎖であり、どの生物もその中に独特で重要な役割を果たしている。植物はみな、その種の固有の独自の遺伝情報を蓄積している」
この情熱的な植物学者は、植物は私たちが理解することさえできないぐらい人々の生活に不可欠だと考え、どんなに小さな変化も取り返しのつかない損失を招くと言った。
<ウルムチ市環境保護ボランティア 楊宗宗氏>
「植物は人間の生命を支えている。植物資源をよりよく保護し、持続可能な発展を実現してこそ、資源の枯渇を避けることができる。実は、植物を守ることは、私たち自身を守り、人間の根幹を守ることでもある。植物がなければ、動物や昆虫は食べていけない。生態学的な連鎖は相互作用の中で影響を受けることになる」
植物の研究は非常に体系的なプロセスが必要なため、実際には困難な作業だ。標本を適切に採取して保存するには通常2週間かかるが、乾燥しにくい場合、このプロセスは1、2ヶ月かかることもある。
<ウルムチ市環境保護ボランティア 楊宗宗氏>
「新疆の山間部では、季節的な封林と過放牧禁止によって、野生の植生がとても良く回復している。新疆地域の植生は非常に豊富だと気づいた。だから天山に行くと、本に載っているすべての植物を見てみたいと思う。彼らがどのように自然の中で生きているのか、生物学的な特徴を含めて研究したいと思う」
ここ数年、楊氏は新種を発見し続けている。自分の故郷は宝の山であり、まだたくさんの大きな門が開かれていないと言う。
<ウルムチ市環境保護ボランティア 楊宗宗氏>
「新しい発見をするたびに、この土地をいっそう好きになる。これらの標本がちゃんと保存できることを願っている。私がいなくなっても、たとえ100年経っても、人々はこの標本から何かの情報を得ることができるだろう」
13.「天山南北」天山氷河を見つめる科学者 気候変動に対応し生態を守る
Storyline
中国北西部の新疆ウイグル自治区ウルムチ郊外の天山を、30年間にわたり観察してきた科学者は、壊滅的な影響をもたらす氷河の融解を防ぐために力を尽くしてきた。彼は今、気候変動の脅威に警鐘を鳴らしている。
これは、中国国際テレビ(CGTN)が15日に公開した新しいドキュメンタリー「天山南北~新疆での生活」で語られた数々の物語の一つだ。この80分間のドキュメンタリーは、新疆ウイグル自治区に住む24人の感動的な物語を取り上げ、社会経済が変化する中で彼らの生活がどのように変化してきたかに着目し、地域内外の固定観念を打ち破り、誤解を解くことも目的としている。
李忠勤氏は天山氷河観測研究ステーションの所長として、ウルムチ市の重要な水源であり巨大な氷河を抱く天山の気候変動による影響を観測してきた。
李所長によると、1962年に観測を始めて以来、天山1号氷河は20%融解し、毎年5、6メートルのペースで後退し続けている。
<天山氷河観測研究ステーション所長 李忠勤氏>
「これはすべて地球温暖化によるものだ。地球上で広く排出される炭素や温室効果ガスが、氷河の後退を引き起こす可能性がある。ここはウルムチ川の源流で、最大の河川だ」
<天山氷河観測研究ステーション所長 李忠勤氏>
「結果として水量が減少することになり、流れが止まるかもしれない。この水の恩恵を受けているウルムチの住民たちの生活と生産活動に影響を与え、周辺の生態環境にも影響を与える」
李所長の研究チームは、氷河のわずかな変化にも反応する高度なレーザースキャン技術を使って、毎月氷河の融解速度を観測している。
今は科学者の訪問だけが許可されている。李所長は氷河にも意識が存在すると考え、人々は氷河を他の生き物と同じように扱わなければならないと言う。
李所長とチームはこの氷河は今世紀末に消滅すると予測しているが「非常に残念なことだ」と示した。
<天山氷河観測研究ステーション所長 李忠勤氏>
「これが自然の摂理だ。私たちは氷河を守ると同時に、変化に対応するための戦略を立てなければならない。例えば、天山の北斜面にはウルムチを含む多くの都市がある。そのため、社会発展と水資源を調和させる研究をしなければならない。新疆南部では、様々な状況における氷河の変化と、開発の影響も予測すべきだ」
李所長はまた、マクロ的にもミクロ的にも氷河の融解速度を低下させる方法を提案する。
<天山氷河観測研究ステーション所長 李忠勤氏>
「マクロ的にいうと、気候変動の傾向を緩和する研究をしなければならない。氷河表面の反射率は、過放牧や道路工事による粉塵などの原因で下がり、融解を加速させる。だから、環境保護は氷河を保護するための鍵である」
⑲ 習主席、一体化した国家戦略体系と能力構築の強化を呼びかけ
中国の最高権力機関、
日本で言えば国会にあたる「全国人民代表大会(全人代)」が
3月5日から3月13日北京で開催されます。
日中ホットラインでは、その開幕式を国営テレビ局である中国中央広播電視総台からの
映像提供で9時より同時通訳付きで生中継いたします。
チャンネルURL: https://live.nicovideo.jp/watch/lv340316932
Storyline
習近平中国共産党中央委員会総書記・国家主席・中央軍事委員会主席は8日午後、第14期全国人民代表大会(全人代)第1回会議解放軍・武装警察部隊代表団全体会議に出席した。
① 習主席、2023新年挨拶 「中国は世界第2の経済体地位を維持」
習近平国家主席が2023年に向けた新年の挨拶を、中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ/CMG)とインターネットを通じて12月31日に発表。2022年の中国を総括し「前例のない困難と課題に直面する中で、引き続き世界第2位の経済体の地位を維持した。国内総生産(GDP)は120兆元を超える見込みだ」と強調した。
習主席の新年挨拶、全内容は以下の通り。
同志の皆さん、友人の皆さん、こんばんは。間もなく2023年の幕開けを迎える。ここ北京から新年の祝福を申し上げる。
2022年、我々は中国共産党第20回全国代表大会を成功裏に開催し、社会主義現代化国家を全面的に建設し、中国式現代化によって中華民族の偉大な復興を全面的に推進する壮大な青写真を描き、新たな征途へと邁進する進軍ラッパを吹き鳴らした。
中国は引き続き世界第2位の経済体の地位を維持し、経済は安定かつ健全的に発展し、2022年の国内総生産(GDP)は120兆元を超える見込みだ。世界的に食糧危機に直面する中で、中国の食糧生産は19年連続で豊作を実現し、中国人の食糧需要はより満たされるようになった。我々は貧困脱却堅塁攻略の成果を固め、農村振興を全面的に推進し、減税・費用削減など一連の措置を講じて企業の困難克服を支援し、人民大衆の最も気がかりな問題の解決に尽力している。
感染症の拡大以来、我々は終始一貫して「人民至上」「生命至上」の理念を貫き、科学的かつ的確な感染対策を堅持し、状況の変化に応じて感染対策を調整し、人民の生命の安全と健康を最大限に守ってきた。医療関係者をはじめとする多くの幹部や大衆、そして社会の末端組織のスタッフたちは苦労を顧みず、果敢に持ち場をしっかり守り、きわめて苦しい状態にあっても努力を続けることで、未曾有の困難と試練を乗り越えた。すべての皆さんが、本当に大変だったと思う。現在、感染対策は新たな段階に入り、依然として正念場が続いているが、誰もが堅忍不抜の意志で臨んでいる。まもなく光は見えるだろう。皆さんにはもう少し頑張って頂きたい。団結し努力をし続けてこそ勝利を収められる。
2022年に江沢民同志はこの世を去った。我々は江沢民同志の偉大な功績と崇高なる風格を深く追想するとともに、残してくれた貴重な精神的財産を大切にしていく。我々はその遺志を引き継ぎ、新時代の中国の特色ある社会主義事業を絶えず推進していかなければならない。
歴史の流れは壮大なものだ。代々の人々による奮闘のリレーによって、今日の中国が作り上げられてきた。
今日の中国は、夢を次から次へと叶える中国だ。北京冬季五輪・パラリンピックが成功裏に開催され、ウインタースポーツの選手たちは競技場で活躍をみせ、素晴らしい成績を収めた。有人宇宙船「神舟13号」「神舟14号」「神舟15号」の打ち上げが立て続けに成功し、中国の宇宙ステーションが全面的に完成したことで、私たちは宇宙を飛ぶ家を持つようになった。人民軍隊は95歳の誕生日を迎え、大勢の将兵たちが強軍の偉業に向けた道のりを勢いよく邁進している。また、3隻目の空母「福建号」が進水、国産大型旅客機C919の初号機が引き渡され、白鶴灘水力発電所は全面的に操業を開始した。これら全ては無数の人々の懸命な努力と汗水の結晶だ。いくつもの小さな火が集まって、大きな炎へと変わる、これこそが中国の力だ。
今日の中国は、生命力と活力に満ちた中国だ。各自由貿易試験区と海南自由貿易港は盛んに発展し、沿海地域はイノベーションに積極的に挑み、中西部地域は発展を加速させ、東北地域は十分な振興の勢いをつけ、辺境地域も地元の活性化と人々の生活向上に取り組んでいる。中国経済は粘り強く、ポテンシャルが大きく、活力に富むものであり、長期的に見通しが良いという基盤には依然として変わりはない。自信を固めて安定の中で前進することを堅持さえすれば、必ずや我々の既定の目標は達成できるだろう。今年、私は香港を訪れたが、秩序が戻り振興に向かう様子を目の当たりにして、非常に嬉しく思った。「一国二制度」を揺るぎなく実行していけば、香港とマカオは必ず長期にわたって繁栄と安定を保つことができる。
今日の中国は、民族の精神を受け継ぐ中国だ。この1年間に発生した地震、洪水、干ばつ、山火事などの自然災害や事故は人々の憂慮を招き、悲しませた。しかし、正義のために自己を犠牲にし、見守り助け合うといった数々の場面は人々に大きな感動を与え、一つ一つの英雄的な事績は人々の心に永遠に刻み込まれている。年の瀬と新年を迎えるたびに、長きにわたり受け継がれてきたこうした中華民族の浩然たる気風が思い出される、そして、さらに前進する自信が増す。
今日の中国は、世界と緊密につながる中国だ。この1年、私は北京で多くの旧友や新たな友を迎えた。同時に国外でも、中国の主張を述べてきた。百年に一度といえる変局が急速に進み、世界の不安定さが際立つ中で、我々は終始一貫して平和的発展を大切にし、友人と仲間を大事にしている。断固として歴史上の正しい側、進歩的な人類文明の側に立ち、人類の平和と発展の事業に中国の知恵とプランで貢献するよう努力している。
第20回党大会の開催後、私は同僚たちと共に延安に赴き、党中央が大きな困難に打ち勝ってきた延安での輝かしい歳月を偲び、一世代上の共産党人の精神の力を感じ取った。私はいつも、艱難辛苦を経てこそ、ようやく成功を収められると話している。中国共産党は百年もの歴史において、風雨を恐れず茨の道を切り開いてきた。辛酸をなめつくしたその道のりは、なんと偉大なことだろう。私たちは果敢に邁進し、懸命に努力して、明日の中国をより美しいものにしなければならない。
明日の中国は、奮闘を通して奇跡を作り上げる。詩人の蘇軾は「犯其至難爾図其至遠」(其の至って難しきを犯し、其の至って遠きを図る)という言葉を記した。最も難しいところに向かって堅塁攻略を行い、最も遠大な目標を追求しなければならないという意味だ。たとえ道のりが遠くとも、歩き続ければ必ずゴールに辿り着ける。いかに物事が難しくとも、貫けば必ずやり遂げられる。「愚公山を移す」という志で「雨垂れ石をうがつ」という根気があれば、地道に努力を続け、一歩一歩を重ねていくうちに、遠大な目標は美しい現実に変えられる。
明日の中国は、団結によって力を生み出す。中国はあまりにも広く、人々はそれぞれの望みを抱いている。物事に対する見方が異なるのも当然のことだ。それゆえ、意思疎通によって共通認識を凝集させなければならない。14億余りの中国人は、心と力を一つにして同舟共済、一致団結することで、あらゆる目標をやり遂げ、あらゆる困難を乗り越えられる。そして、海峡両岸は親しい家族だ。両岸の同胞たちが向き合い、歩み寄り、手を携えて前進して、共に中華民族の末永い幸福を作り上げることを、私は心から望んでいる。
明日の中国は、青年に希望を託す。青年の成長があってこそ、国家は繁栄する。中国の発展は青年たちの努力にかかっている。若さは活気に満ち、青春は希望を育む。全ての青年たちには、愛国の念を深く抱き、進取の品格を養い、奮闘の姿をもって、麗しい青春時代を過ごしてほしい。
今この時、多くの人々はまだ忙しく働いている。皆さん、お疲れさま! まもなく新年の鐘が鳴り響く。共に美しい未来への憧れを抱きながら、2023年最初の日の出を迎えようではないか。ここに祖国の繁栄と安定、人民の安泰を祝福するとともに、世界の平和と幸福を祈念する。2023年が素晴らしい年になるように、そして、皆さんの願いが叶うように。
ありがとうございました。
11.「天山南北」音楽の力を融合し偏見を無くす 新疆ミュージシャンの挑戦
Storyline
中国北西部の新疆ウイグル自治区、ホータン地区のケリヤ(于田)県に住む才能あるミュージシャンのMemetjan Metqasim氏は、そのメロディーを通して新疆文化の普及と偏見の払拭に力を尽くしている。
これは、中国国際テレビ(CGTN)が16日に公開した新しいドキュメンタリー「天山南北~新疆での生活」で語られた数々の物語の一つだ。この80分間のドキュメンタリーは、新疆ウイグル自治区に住む24人の感動的な物語を取り上げ、社会経済が変化する中で彼らの生活がどのように変化してきたかに着目し、地域内外の固定観念を打ち破り、誤解を解くことも目的としている。
Memetjan Metqasim氏にとって、音楽は苦しいときに自分を癒してくれる薬のようなもので、故郷はインスピレーションの源だ。音楽を作るときには、子供の頃の記憶を思い出し、それがメロディーになっていくことが多いという。
<Memetjan Metqasim氏>
「すべての曲にとって、一番大事なのは感情だと思う。メロディーを作るのではなく、感情を表現するのだ。世界にないものを作り出すわけだから、とても幸せだ。お金で買えない幸せだ」
彼にとって音楽の美意識とは、現代的なものと伝統的なもの、民族のスタイルと世界のスタイルが融合し、矛盾せずに調和して共存することだと考えている。
<Memetjan Metqasim氏>
「私の音楽観は、私の美意識を反映している。美しいメロディーを作れば、それを世界に向けて歌いたい。多くの人は、現代のものと伝統のもの、民族のものとグローバルなものは衝突すると言うが、私はそうは思わない。インスピレーションの源であり、それらを融合させるものが今の時代にある」
北京から故郷に戻ったMemetjan氏は、慣れ親しんだ環境を再認識し、新たなインスピレーションを得ようとしている。そしてまた、若者や地域全体に対して持たれている偏見を払拭したいと考えている。
<Memetjan Metqasim氏>
「新疆の若者は現代のものを拒絶し、閉鎖的だと外部の人は思いがちだ。しかし、そんなことはない。今すべての若者が、発展する新疆を変え、大切にしようと努力している。新疆に対する理解不足がこうした偏見を生んでいると思う。この土地には、たくさんの民族がいて、たくさんのメロディーがある。水のようなものだ。水をいろいろな容器に入れると、いろいろな形になれるよね。また、光の当たり方によって、水はさまざまな色に変わる。それが私の新疆に対する印象だ。虹のように変化に富んでいる」
音楽家として多くの民族文化に触れてきたMemetjan氏は、その影響を自分の作品にも反映させている。彼は、自分が作った民族色豊かな音楽が、そのような偏見を打ち砕き、人々に新疆についてもっと知ってもらうことになればいいと願っている。
<Memetjan Metqasim氏>
「私の願いは、伝統を継承すると同時に革新的であるというものだ。自分の解釈で、私たちの民族音楽を世界の舞台で輝かせたい」
CMG「2020春晩」が全世界の視聴者に宴を
旧暦の大晦日にあたる24日、中国で恒例の年越し番組、中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ/CMG)の制作による「2020年春節聯歓晩会」(略して「春晩」)は放送され、5Gやドローンなどの新技術を生かして科学技術と文化が融合した盛大な宴を視聴者に届けた。
今年も北京にあるスタジオのほか、河南省鄭州市と広東・香港・マカオグレーターベイエリアに中継会場が設けられ、いずれも5G通信がカバーし、裸眼3Dディスプレイや4K超高精細技術、数多くの特殊撮影設備も投入された。
アメリカやイギリス、ロシア、ブラジル、シンガポール、アラブ首長国連邦、マレーシア、タイ、ラオスなど170の国・地域にある500社以上のメディアが「春晩」を放送した。
放送時間4時間を超えた今年の「春晩」は歌やダンス、マジック、雑技、伝統劇、コントなどを披露し、時代のテーマと社会で関心の高い話題にフォーカスし、家族愛と望郷の念から人民に対する愛や祖国への祝福まで、夢への追求から幸せへの願いまで、内容豊かな番組に伝統と最新の流行を融合した。
また、中国人民が心を一つにしてウイルスに打ち勝つ自信と決意を伝え、信念に満ちた貧困脱却の堅塁攻略戦に決勝し、全面的な小康社会(いくらかゆとりのある社会)を共有するなどのテーマも取り入れた。
中国で最高の視聴率を誇る「春晩」は1983年に初めて放送されて以来、40年近く続いている。家族揃って視聴することは春節の定番となっている。
③ 習主席、2023新年挨拶 「より美しい中国の建設へ」努力呼びかけ
習近平国家主席が2023年に向けた新年の挨拶を、中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ/CMG)とインターネットを通じて12月31日に発表。果敢に邁進して懸命に努力し、明日の中国をより美しいものにするよう呼びかけた。
習主席の新年挨拶、全内容は以下の通り。
同志の皆さん、友人の皆さん、こんばんは。間もなく2023年の幕開けを迎える。ここ北京から新年の祝福を申し上げる。
2022年、我々は中国共産党第20回全国代表大会を成功裏に開催し、社会主義現代化国家を全面的に建設し、中国式現代化によって中華民族の偉大な復興を全面的に推進する壮大な青写真を描き、新たな征途へと邁進する進軍ラッパを吹き鳴らした。
中国は引き続き世界第2位の経済体の地位を維持し、経済は安定かつ健全的に発展し、2022年の国内総生産(GDP)は120兆元を超える見込みだ。世界的に食糧危機に直面する中で、中国の食糧生産は19年連続で豊作を実現し、中国人の食糧需要はより満たされるようになった。我々は貧困脱却堅塁攻略の成果を固め、農村振興を全面的に推進し、減税・費用削減など一連の措置を講じて企業の困難克服を支援し、人民大衆の最も気がかりな問題の解決に尽力している。
感染症の拡大以来、我々は終始一貫して「人民至上」「生命至上」の理念を貫き、科学的かつ的確な感染対策を堅持し、状況の変化に応じて感染対策を調整し、人民の生命の安全と健康を最大限に守ってきた。医療関係者をはじめとする多くの幹部や大衆、そして社会の末端組織のスタッフたちは苦労を顧みず、果敢に持ち場をしっかり守り、きわめて苦しい状態にあっても努力を続けることで、未曾有の困難と試練を乗り越えた。すべての皆さんが、本当に大変だったと思う。現在、感染対策は新たな段階に入り、依然として正念場が続いているが、誰もが堅忍不抜の意志で臨んでいる。まもなく光は見えるだろう。皆さんにはもう少し頑張って頂きたい。団結し努力をし続けてこそ勝利を収められる。
2022年に江沢民同志はこの世を去った。我々は江沢民同志の偉大な功績と崇高なる風格を深く追想するとともに、残してくれた貴重な精神的財産を大切にしていく。我々はその遺志を引き継ぎ、新時代の中国の特色ある社会主義事業を絶えず推進していかなければならない。
歴史の流れは壮大なものだ。代々の人々による奮闘のリレーによって、今日の中国が作り上げられてきた。
今日の中国は、夢を次から次へと叶える中国だ。北京冬季五輪・パラリンピックが成功裏に開催され、ウインタースポーツの選手たちは競技場で活躍をみせ、素晴らしい成績を収めた。有人宇宙船「神舟13号」「神舟14号」「神舟15号」の打ち上げが立て続けに成功し、中国の宇宙ステーションが全面的に完成したことで、私たちは宇宙を飛ぶ家を持つようになった。人民軍隊は95歳の誕生日を迎え、大勢の将兵たちが強軍の偉業に向けた道のりを勢いよく邁進している。また、3隻目の空母「福建号」が進水、国産大型旅客機C919の初号機が引き渡され、白鶴灘水力発電所は全面的に操業を開始した。これら全ては無数の人々の懸命な努力と汗水の結晶だ。いくつもの小さな火が集まって、大きな炎へと変わる、これこそが中国の力だ。
今日の中国は、生命力と活力に満ちた中国だ。各自由貿易試験区と海南自由貿易港は盛んに発展し、沿海地域はイノベーションに積極的に挑み、中西部地域は発展を加速させ、東北地域は十分な振興の勢いをつけ、辺境地域も地元の活性化と人々の生活向上に取り組んでいる。中国経済は粘り強く、ポテンシャルが大きく、活力に富むものであり、長期的に見通しが良いという基盤には依然として変わりはない。自信を固めて安定の中で前進することを堅持さえすれば、必ずや我々の既定の目標は達成できるだろう。今年、私は香港を訪れたが、秩序が戻り振興に向かう様子を目の当たりにして、非常に嬉しく思った。「一国二制度」を揺るぎなく実行していけば、香港とマカオは必ず長期にわたって繁栄と安定を保つことができる。
今日の中国は、民族の精神を受け継ぐ中国だ。この1年間に発生した地震、洪水、干ばつ、山火事などの自然災害や事故は人々の憂慮を招き、悲しませた。しかし、正義のために自己を犠牲にし、見守り助け合うといった数々の場面は人々に大きな感動を与え、一つ一つの英雄的な事績は人々の心に永遠に刻み込まれている。年の瀬と新年を迎えるたびに、長きにわたり受け継がれてきたこうした中華民族の浩然たる気風が思い出される、そして、さらに前進する自信が増す。
今日の中国は、世界と緊密につながる中国だ。この1年、私は北京で多くの旧友や新たな友を迎えた。同時に国外でも、中国の主張を述べてきた。百年に一度といえる変局が急速に進み、世界の不安定さが際立つ中で、我々は終始一貫して平和的発展を大切にし、友人と仲間を大事にしている。断固として歴史上の正しい側、進歩的な人類文明の側に立ち、人類の平和と発展の事業に中国の知恵とプランで貢献するよう努力している。
第20回党大会の開催後、私は同僚たちと共に延安に赴き、党中央が大きな困難に打ち勝ってきた延安での輝かしい歳月を偲び、一世代上の共産党人の精神の力を感じ取った。私はいつも、艱難辛苦を経てこそ、ようやく成功を収められると話している。中国共産党は百年もの歴史において、風雨を恐れず茨の道を切り開いてきた。辛酸をなめつくしたその道のりは、なんと偉大なことだろう。私たちは果敢に邁進し、懸命に努力して、明日の中国をより美しいものにしなければならない。
明日の中国は、奮闘を通して奇跡を作り上げる。詩人の蘇軾は「犯其至難爾図其至遠」(其の至って難しきを犯し、其の至って遠きを図る)という言葉を記した。最も難しいところに向かって堅塁攻略を行い、最も遠大な目標を追求しなければならないという意味だ。たとえ道のりが遠くとも、歩き続ければ必ずゴールに辿り着ける。いかに物事が難しくとも、貫けば必ずやり遂げられる。「愚公山を移す」という志で「雨垂れ石をうがつ」という根気があれば、地道に努力を続け、一歩一歩を重ねていくうちに、遠大な目標は美しい現実に変えられる。
明日の中国は、団結によって力を生み出す。中国はあまりにも広く、人々はそれぞれの望みを抱いている。物事に対する見方が異なるのも当然のことだ。それゆえ、意思疎通によって共通認識を凝集させなければならない。14億余りの中国人は、心と力を一つにして同舟共済、一致団結することで、あらゆる目標をやり遂げ、あらゆる困難を乗り越えられる。そして、海峡両岸は親しい家族だ。両岸の同胞たちが向き合い、歩み寄り、手を携えて前進して、共に中華民族の末永い幸福を作り上げることを、私は心から望んでいる。
明日の中国は、青年に希望を託す。青年の成長があってこそ、国家は繁栄する。中国の発展は青年たちの努力にかかっている。若さは活気に満ち、青春は希望を育む。全ての青年たちには、愛国の念を深く抱き、進取の品格を養い、奮闘の姿をもって、麗しい青春時代を過ごしてほしい。
今この時、多くの人々はまだ忙しく働いている。皆さん、お疲れさま! まもなく新年の鐘が鳴り響く。共に美しい未来への憧れを抱きながら、2023年最初の日の出を迎えようではないか。ここに祖国の繁栄と安定、人民の安泰を祝福するとともに、世界の平和と幸福を祈念する。2023年が素晴らしい年になるように、そして、皆さんの願いが叶うように。
ありがとうございました。
5.「天山南北」故郷を離れて起業 新疆の味を伝える若夫婦の挑戦
Storyline
中国北西部に位置する新疆ウイグル自治区では、活躍の場を他の地域に広げる人々が増えてきた。さらなるやりがいを求めて故郷を離れ、南西部の大都市・四川省成都へと4,000キロの旅に出る決断をした若い夫婦がいる。
これは、16日に公開された中国国際テレビ(CGTN)による新たなドキュメンタリー「天山南北~新疆での生活」で綴られた数々の物語のひとつだ。80分間の映像作品は、新疆に暮らす24人が活気に満ちた社会経済的変化をどう享受しているのかにフォーカスし、地域内外の固定観念を打ち破って誤解を解くことも目的としている。
Yusup Emet Kerim氏と妻Guilmber Arkin氏は、新疆ウイグル自治区の南西部にあるイェンギサール県出身だ。中国では縁起がいいとされる数字「8」が並ぶ「2018年8月8日」に結婚した。そして、「天府之国(物産の豊かな土地 )」と呼ばれる中国西部で最も人口の多い都市のひとつ、成都で人生のチャンスを掴もうと決めた。2人は自分自身を高めて業績を上げることと共に、社会にも貢献できることを重視して踏ん張ってみようと決心したという。
大学院に進学し博士号をも取得した妻は、家事や育児にだけ身を投じるのではなく、仕事することで自分の価値を実現しようと思っている。2人は話し合いを重ね、出産を見合わせて起業に力を注ぐことにした。夫婦は今、電子科学技術大学の付近で新疆料理店を切り盛りしている。
<夫 Yusup Emet Kerim氏>
「お金を稼ぐことが第一の目的ではない。学生たちに新疆料理を味わってもらい広めるような場所を作りたい。起業するのに学位は関係ない。人は社会のためになる意味のあることをしなければならない」
勤勉さの価値を確信し、勤勉こそ人生で最もやりがいのあることだと考えている夫は「自分が成功者だとは思わない。頑張ってはじめて幸福になれる。良い人生を送るためには敢えて辛抱強く一生懸命働かなければならない」と述べ、故郷の生活に満足しきっている若い世代に外の世界へ踏み出して可能性に挑戦するよう呼びかけた。
<夫 Yusup Emet Kerim氏>
「故郷では多くの若者は一生懸命に働こうとは思わず、むしろ収入が少なくても故郷にいるほうが安心だと思っている。やっぱり若者は外の世界を見るべきだと思う。大都市に来て異なる生活を体験することは彼らのためになる」
夫婦にとって、成都はもはや故郷のような存在となっている。
<夫 Yusup Emet Kerim氏>
「成都での生活にもう慣れた。ここは包容力のある街だ。出身地を問わず同等に扱ってくれる。成都では決して自分がよそ者だとは感じない。これから妻の就職をサポートし、そして職場に近いところでマンションを買う。勤勉さをもって一生懸命働けば、成し遂げられるものだ」
共に目標に向かって努力し、就職が決まって生活が落ち着いたら子供を持ちたい、と妻は言った。
② 習主席、2023新年挨拶 「生命力と活力に満ちた中国」を強調
習近平国家主席が2023年に向けた新年の挨拶を、中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ/CMG)とインターネットを通じて12月31日に発表。「今日の中国は、代々の人々の絶え間ない努力によって築き上げられた、生命力と活力に満ちた中国だ」と強調した。
習主席の新年挨拶、全内容は以下の通り。
同志の皆さん、友人の皆さん、こんばんは。間もなく2023年の幕開けを迎える。ここ北京から新年の祝福を申し上げる。
2022年、我々は中国共産党第20回全国代表大会を成功裏に開催し、社会主義現代化国家を全面的に建設し、中国式現代化によって中華民族の偉大な復興を全面的に推進する壮大な青写真を描き、新たな征途へと邁進する進軍ラッパを吹き鳴らした。
中国は引き続き世界第2位の経済体の地位を維持し、経済は安定かつ健全的に発展し、2022年の国内総生産(GDP)は120兆元を超える見込みだ。世界的に食糧危機に直面する中で、中国の食糧生産は19年連続で豊作を実現し、中国人の食糧需要はより満たされるようになった。我々は貧困脱却堅塁攻略の成果を固め、農村振興を全面的に推進し、減税・費用削減など一連の措置を講じて企業の困難克服を支援し、人民大衆の最も気がかりな問題の解決に尽力している。
感染症の拡大以来、我々は終始一貫して「人民至上」「生命至上」の理念を貫き、科学的かつ的確な感染対策を堅持し、状況の変化に応じて感染対策を調整し、人民の生命の安全と健康を最大限に守ってきた。医療関係者をはじめとする多くの幹部や大衆、そして社会の末端組織のスタッフたちは苦労を顧みず、果敢に持ち場をしっかり守り、きわめて苦しい状態にあっても努力を続けることで、未曾有の困難と試練を乗り越えた。すべての皆さんが、本当に大変だったと思う。現在、感染対策は新たな段階に入り、依然として正念場が続いているが、誰もが堅忍不抜の意志で臨んでいる。まもなく光は見えるだろう。皆さんにはもう少し頑張って頂きたい。団結し努力をし続けてこそ勝利を収められる。
2022年に江沢民同志はこの世を去った。我々は江沢民同志の偉大な功績と崇高なる風格を深く追想するとともに、残してくれた貴重な精神的財産を大切にしていく。我々はその遺志を引き継ぎ、新時代の中国の特色ある社会主義事業を絶えず推進していかなければならない。
歴史の流れは壮大なものだ。代々の人々による奮闘のリレーによって、今日の中国が作り上げられてきた。
今日の中国は、夢を次から次へと叶える中国だ。北京冬季五輪・パラリンピックが成功裏に開催され、ウインタースポーツの選手たちは競技場で活躍をみせ、素晴らしい成績を収めた。有人宇宙船「神舟13号」「神舟14号」「神舟15号」の打ち上げが立て続けに成功し、中国の宇宙ステーションが全面的に完成したことで、私たちは宇宙を飛ぶ家を持つようになった。人民軍隊は95歳の誕生日を迎え、大勢の将兵たちが強軍の偉業に向けた道のりを勢いよく邁進している。また、3隻目の空母「福建号」が進水、国産大型旅客機C919の初号機が引き渡され、白鶴灘水力発電所は全面的に操業を開始した。これら全ては無数の人々の懸命な努力と汗水の結晶だ。いくつもの小さな火が集まって、大きな炎へと変わる、これこそが中国の力だ。
今日の中国は、生命力と活力に満ちた中国だ。各自由貿易試験区と海南自由貿易港は盛んに発展し、沿海地域はイノベーションに積極的に挑み、中西部地域は発展を加速させ、東北地域は十分な振興の勢いをつけ、辺境地域も地元の活性化と人々の生活向上に取り組んでいる。中国経済は粘り強く、ポテンシャルが大きく、活力に富むものであり、長期的に見通しが良いという基盤には依然として変わりはない。自信を固めて安定の中で前進することを堅持さえすれば、必ずや我々の既定の目標は達成できるだろう。今年、私は香港を訪れたが、秩序が戻り振興に向かう様子を目の当たりにして、非常に嬉しく思った。「一国二制度」を揺るぎなく実行していけば、香港とマカオは必ず長期にわたって繁栄と安定を保つことができる。
今日の中国は、民族の精神を受け継ぐ中国だ。この1年間に発生した地震、洪水、干ばつ、山火事などの自然災害や事故は人々の憂慮を招き、悲しませた。しかし、正義のために自己を犠牲にし、見守り助け合うといった数々の場面は人々に大きな感動を与え、一つ一つの英雄的な事績は人々の心に永遠に刻み込まれている。年の瀬と新年を迎えるたびに、長きにわたり受け継がれてきたこうした中華民族の浩然たる気風が思い出される、そして、さらに前進する自信が増す。
今日の中国は、世界と緊密につながる中国だ。この1年、私は北京で多くの旧友や新たな友を迎えた。同時に国外でも、中国の主張を述べてきた。百年に一度といえる変局が急速に進み、世界の不安定さが際立つ中で、我々は終始一貫して平和的発展を大切にし、友人と仲間を大事にしている。断固として歴史上の正しい側、進歩的な人類文明の側に立ち、人類の平和と発展の事業に中国の知恵とプランで貢献するよう努力している。
第20回党大会の開催後、私は同僚たちと共に延安に赴き、党中央が大きな困難に打ち勝ってきた延安での輝かしい歳月を偲び、一世代上の共産党人の精神の力を感じ取った。私はいつも、艱難辛苦を経てこそ、ようやく成功を収められると話している。中国共産党は百年もの歴史において、風雨を恐れず茨の道を切り開いてきた。辛酸をなめつくしたその道のりは、なんと偉大なことだろう。私たちは果敢に邁進し、懸命に努力して、明日の中国をより美しいものにしなければならない。
明日の中国は、奮闘を通して奇跡を作り上げる。詩人の蘇軾は「犯其至難爾図其至遠」(其の至って難しきを犯し、其の至って遠きを図る)という言葉を記した。最も難しいところに向かって堅塁攻略を行い、最も遠大な目標を追求しなければならないという意味だ。たとえ道のりが遠くとも、歩き続ければ必ずゴールに辿り着ける。いかに物事が難しくとも、貫けば必ずやり遂げられる。「愚公山を移す」という志で「雨垂れ石をうがつ」という根気があれば、地道に努力を続け、一歩一歩を重ねていくうちに、遠大な目標は美しい現実に変えられる。
明日の中国は、団結によって力を生み出す。中国はあまりにも広く、人々はそれぞれの望みを抱いている。物事に対する見方が異なるのも当然のことだ。それゆえ、意思疎通によって共通認識を凝集させなければならない。14億余りの中国人は、心と力を一つにして同舟共済、一致団結することで、あらゆる目標をやり遂げ、あらゆる困難を乗り越えられる。そして、海峡両岸は親しい家族だ。両岸の同胞たちが向き合い、歩み寄り、手を携えて前進して、共に中華民族の末永い幸福を作り上げることを、私は心から望んでいる。
明日の中国は、青年に希望を託す。青年の成長があってこそ、国家は繁栄する。中国の発展は青年たちの努力にかかっている。若さは活気に満ち、青春は希望を育む。全ての青年たちには、愛国の念を深く抱き、進取の品格を養い、奮闘の姿をもって、麗しい青春時代を過ごしてほしい。
今この時、多くの人々はまだ忙しく働いている。皆さん、お疲れさま! まもなく新年の鐘が鳴り響く。共に美しい未来への憧れを抱きながら、2023年最初の日の出を迎えようではないか。ここに祖国の繁栄と安定、人民の安泰を祝福するとともに、世界の平和と幸福を祈念する。2023年が素晴らしい年になるように、そして、皆さんの願いが叶うように。
ありがとうございました。
5.「平语近人-習主席の好きな典故-境界のない大海原で、風に任せ帆を上げよう(浩渺行無極,揚帆但信風)」【字幕付き】
Storyline
習近平国家主席は2013年11月、バリで開催されたAPEC・CEOサミットにて唐詩を引用して演説を行い、開放こそが成長と富をもたらすとの信念に基づき、中国と世界各国に対して協力を拡大し、人類運命共同体を構築するよう呼びかけた。
習主席は、「中国は太平洋両岸を結ぶ全当事者に恩恵をもたらす地域協力の枠組み構築に力を入れる。太平洋は自然の障壁がなく広大だ。人為的な障壁を設置してはならない。『浩渺行無極,揚帆但信風(境界のない大海原で、風に任せ帆を上げよう)』」と述べた。
「浩渺行無極,揚帆但信風」は晩唐の詩人、馬戴の五言律詩「送朴山人帰新羅」から引用されたもので、「遠方の友人との再会を妨げる地理的制約がない」ことを意味している。現在の中国では、この言葉に新たな意味が加えられた。
習主席は2012年に中国共産党中央総書記となった直後、広東省を訪れた。習主席はまず最初に、国家改革開放の最前線である「深セン前海深港現代服務業合作区」で新時代における更なる改革開放を呼びかけた。
2018年10月24日の中国改革開放40周年記念大会で、習主席は再び前海区を訪れた。
<習主席>
「(改革開放からの)40年間、いかに速く物事が発展し変化したのかを我々は目撃した。期待された通りだが、経験するとやはり嬉しい」
1978年の改革開放政策がもたらした大きな変化は、「開放こそが成長と富をもたらす」という信念の偉大な力を示している。この政策のもとで、中国は農業を中心とした国から世界第2位の経済体へと変化した。
2020年、中国の貨物輸出入総額は前年比1.9%増の32兆1600億元(約4兆9700億ドル)に達し、過去最高を更新した。世界の出荷量が減少するなか、貨物貿易のプラス成長を実現した世界唯一の主要経済体となった。1978年の206億ドルという数値を考えれば、なおさらこれが尋常ではないことがわかる
中国は市場アクセスの拡大やビジネス環境の改善を通じて、より多くのグローバル投資家を巨大な国内市場に呼び込むよう努力してきた。
中国商務省による最近の調査によると、外資企業の96.4%が中国での経営見通しに楽観的な見方を示している。世界銀行による2020年の研究報告によると、強力な改革アジェンダのおかげで、中国は2年連続でビジネス利便性が最も改善された世界10大経済体の一つに選ばれている。同時に、2013年に「一帯一路」イニシアチブが提起されて以来、中国はすでに140カ国と31の国際機関と協力協定に調印した。
<ソーシャルメディア・インフルエンサー リー・バレット氏>
「中国は外国投資に対し、開放的な姿勢を示し続けている。中国には巨大な市場があり、現代的で自動化された方式を採用しているメーカーも多い。中国では質のより高い製品が製造できるだけでなく、中国市場への参入や低コストでの生産推進もできる」
<ソーシャルメディア・インフルエンサー リー・バレット氏>
「国々が協力すれば、一般の人々は恩恵を受けることになるだろう。しかし今、アメリカは閉鎖的な方向に進んでいる。それは国民の利益にはならないことだと思う。ファーウェイの米国での実情は見ての通りだ。米国人はファーウェイ製品の使用を妨害されている。米政府が競争を恐れるあまり、人々は最先端技術を使うことが出来ない」
リー・バレット氏の意見は中国以外のビジネス関係者にも認められている。
<米国人起業家 デレク・カウバーン氏>
「実際に中国に来て自分の目で見ると、中国は多くの分野でリーダーだとわかる。さらに非常に謙虚な姿勢でリーダーシップを発揮し、外国に支援を提供して機会を広げている。こうしたことを行うには時間がかかる」
<シンガポール人経営者 マヌエル・ピント氏>
「制限政策など全くなかった。多くの外国企業が中国に投資し、ビジネスもスムーズに展開できている。特に修理業界では、部品サプライヤーと各サービス機関が様々に連携している」
中国は「第14次五カ年規画」(2021-2025年)を通じて社会主義現代化建設の新たな征途に就くのに伴い、対外開放は依然として中国の新ロードマップのカギとなっている。新型コロナによる経済の急速な減速を乗り切り、国際協力を促進するため、今後5年間で中国市場をさらに開放することを約束し、「国内大循環を主体として、国内外の双循環が互いに促進する」という経済の新発展モデルが同規画で明らかにされている。
昨年新しく発表された3つの自由貿易区を含め、中国には現在21の自由貿易試験区がある。中国はまた、世界最大の自由貿易グループとなる地域的な包括的経済連携(RCEP)協定に署名している。
習主席はこれまで「中国の開放のドアは閉ざされることなく、ますます大きく開かれるだけだ」と約束し、グローバルな協力を強化する意向を明確に示してきた。
中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ/CMG)制作による特別番組「平『語』近人——習近平氏の好きな典故」では、習近平国家主席が演説や論文、講演などで引用した中国の古典からの名言や故事を紹介する。そして中国伝統文化の奥深さとその中から国家統治の知恵を汲み取る。
CMG傘下の中国国際テレビ(CGTN)のニューメディア・プラットフォームでは、国際版の第1シーズンが6日から公開され、CMGの各オンライン・プラットフォームでは44の言語でも続々と公開されている。
国際版の第1シーズンは全9話で、「グリーン発展」「生態文明」「革新」「新型コロナとの闘い」「反腐敗対策」「教育による貧困扶助」などをテーマにしたエピソードが展開される。また、8人の外国人ゲストを招き、対話を通じて理解を共有する。
12.「天山南北」革アーティスト 絶妙なデザインで新疆の多様な文化を世界と共有
Storyline
ウルムチを拠点とする革アーティストは、中国北西部の新疆ウイグル自治区の多民族文化を世界と共有することを目指して、複雑なデザインを巧みにカットし、見事な一連の革作品を制作している。
これは、中国国際テレビ(CGTN)が16日に公開した新しいドキュメンタリー「天山南北~新疆での生活」で語られた数々の物語の一つだ。この80分間のドキュメンタリーは、新疆ウイグル自治区に住む24人の感動的な物語を取り上げ、社会経済が変化する中で彼らの生活がどのように変化してきたかに着目し、地域内外の固定観念を打ち破り、誤解を解くことも目的としている。
孟璐璐という才能ある芸術家は、自身の独特な革作品を誇りに思い、新疆ウイグル自治区の豊かな文化的構造に人々の注目を集めることを望んでいる。
<孟璐璐氏>
「特定の民族グループとして自分自身を主張するのは嫌だ。私は新疆ウイグル自治区出身と言う。私は新疆の『民俗文化の百科事典』のような役割を担い、より多くの人々に紹介したいと思っている。自分の作品を通して新疆の民俗文化を紹介し、民俗文化からインスピレーションを得て、さらに多くの作品を製作していく。私が作るのは窓のようなものだ。人々はその窓を開けて、宝の山である新疆の民俗文化の眺めを鑑賞することができる」
新疆ウイグル自治区で生まれ育った孟氏は、身の回りの暮らしから創作の要素を抽出し、現代の技術を通して民俗文化を提示している。
孟氏によれば、新疆ウイグル自治区の民俗文化はそれ自体が非常に膨大であるため、彼女でさえ一生のうちにそれをすべて掘り下げることができないという。
革の芸術家になった後、孟氏は民族について学ぶことがたくさんあることを発見したが、異なる民族文化の間に多くの相互関係が存在することも見出している。
<孟璐璐氏>
「各民族の雑居により、誰もが自分の文化の中には他の民族のものを持っていることに気づいた。そのため、特定の民族衣装や日常生活にも他の民族のトーテムイメージやパターンを見つけることができる。その中に含まれる美しさへの求めやより良い生活への憧れも同じなのだ。それはとても面白い。すべての民族が独自のいわゆるコードを持っているように思われる。しかし実際に掘り下げてみると、各民族の文化、料理、地元の伝統、そして野生生物と自然に対する理解は、相互に関連していることがわかる」
孟氏は、一部の人々がまだ新疆に対して特定の偏見を持っていることを悲しく思い、多くの人々がこの地域の真の全体像を見たり評価したりしていないと言う。
そのため、孟氏は自分の作品を「グローバル化」して、新疆の多様な文化を世界に紹介できるようにしたいと考えている。
<孟璐璐氏>
「新疆ウイグル自治区には深い思いがある。多くの人が新疆の民族文化や人文科学をある種の偏見で認識し、特定の特徴しか見ることができなかったので、時々私は少し失望していた。より多くの人に優れた特徴を見てもらうために、自分の作品をより高い国際舞台にのせられることを常に望んでいた。私の作品は、さまざまな文化的宝石をたくさん収納できるトレイだと思う。そうすれば、より多くの人に見てもらえるようになる」
3.「平语近人-習主席の好きな典故(言必信 行必果)と五ヵ年規画」 【字幕付き】
Storyline
習近平国家主席は2018年5月2日、北京大学で、『論語』の『言必信 行必果』(言必ず信あり、行い必ず果たす)という古典を引用し演説を行った。
習主席は「中華文明は脈々と数千年続いており、独特な価値体系を持っている。『言必ず信あり、行い必ず果たす』『人にして信なくんば、その可なるを知らざるなり』を重んじてきた。こうした思想と理念は、過去も現在もその鮮明な民族的特色を持っており、いつまでも色あせない時代的価値を持っている」と強調した。
「言必信 行必果」は、2千年以上前の儒教の経典『論語』に書かれた言葉。言ったからには約束を守り、行なう以上はやり遂げるという意味だ。個人にとっては言ったことを実行するのが最低ラインであり、国にとっては執政能力の試練である。中国での例としては「五カ年規画」の策定と実行を挙げることができる。
「五カ年規画」は国の成長、社会的、経済的成長のための計画で、共和国が建国されたときから始まっている。第13次五カ年規画(2016-2020年)の期間中、中国は経済と民生の改善等で長足の進歩を遂げた。中国経済は15兆ドル近く成長し、1人当たりのGDPは1万ドルを超えたほか、2020年の都市・農村部住民1人当たり所得は、予定通り2010年の2倍という目標を達成した。現行基準の農村貧困人口9899万人は全て貧困から脱却し、中国は絶対的貧困をなくした。
政治経済学者であるローレンス・ブラーム氏は「ビジネスには計画が不可欠、同様に政府にとっても不可欠なものだ」と指摘した上で「中国政府は巧みに計画を実行している。中国政府の仕組みによるところが大きく、中国古代哲学で論じられた一致性と連続性にも関係している。実際、中国には共通認識を作る過程がある。代々の指導層は秩序ある新旧交替を行い、順を追って一歩一歩進んでいくのだ」と自らの理解と解釈を示した。
中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ/CMG)制作による特別番組「平『語』近人——習近平氏の好きな典故」では、習近平国家主席が演説や論文、講演などで引用した中国の古典からの名言や故事を紹介する。そして中国伝統文化の奥深さとその中から国家統治の知恵を汲み取る。
CMG傘下の中国国際テレビ(CGTN)のニューメディア・プラットフォームでは、国際版の第1シーズンが6日から公開され、CMGの各オンライン・プラットフォームでは44の言語でも続々と公開されている。
国際版の第1シーズンは全9話で、「グリーン発展」「生態文明」「革新」「新型コロナとの闘い」「反腐敗対策」「教育による貧困扶助」などをテーマにしたエピソードが展開される。また、8人の外国人ゲストを招き、対話を通じて理解を共有する。
9.「天山南北」新疆の女性起業家 純白ウェディングドレスへの憧れを現実に
Storyline
中国北西部・新疆ウイグル自治区カシュガル地区の女性起業家は、あえて世間の常識をうちやぶり、地元の女性に純白のウェディングドレスを紹介するブライダルショップを始めた。
これは、中国国際テレビ(CGTN)が16日に公開した新しいドキュメンタリー「天山南北~新疆での生活」で語られた数々の物語の一つだ。この80分間のドキュメンタリーは、新疆ウイグル自治区に住む24人の感動的な物語を取り上げ、社会経済が変化する中で彼らの生活がどのように変化してきたかに着目し、地域内外の固定観念を打ち破り、誤解を解くことも目的としている。
ウェディングドレスを扱うショップを経営オーナーのSamira Arkinさんは、女性はみな生まれながらのダイヤモンドで輝きたいと思っている。そしてウェディングドレスの夢を求める権利を持っていると考えている。
Samiraさんは2003年に大学に入学、そして2010年にカシュガル地区に戻ってきた。特に旧市街地を歩く女性の服装を見て、彼女たちにファッションを楽しんでもらいたいと決意したという。
<Samira Arkinさん>
「好きな格好で出かけることはできなかった。女性はみんな美しくなりたがっているのに、私にとってとても受け入れがたい光景だった。古びた格好を変えることで考え方の変化にもつなげたいと思った」
結婚した時に、白いウェディングドレスが欲しかったというSamiraさんは「あなたがこの世で見たいと願う変化に、あなた自身がなりなさい」というガンジーの名言を思い出した。
<Samira Arkinさん>
「2010年に結婚した時、どうしてもウェディングドレスが着たいと言ったら両親が認めてくれた。ほかの親戚からは反対の声があがったが、結局は着た。店を開いた時も、なぜ服飾店なのかとさんざん聞かれ、家族も反対した。公共の場でのファッションや化粧を楽しむことは認められていなかった。当然、花嫁が純白のウェディングドレスを着るのも許されなかった。少なくとも私は若い花嫁たちの考えを変えた。彼女たちは自分の好きな服を着て、白いウェディングドレスやメイクも受け入れるようになっている」
また「人々はウイグル族の女性をステレオタイプでとらえ、新しいものは受け入れず、歌ったり踊ったりすることだけが得意で、ウイグル語でしか交流ができないと思い込んでしまう人も多かった」と語った。
<Samira Arkinさん>
「しかし今、私たちは本当に変わったのだ。女性自立して自分が何を望みどう主張するかもわかっている。結婚式では、純白のウェディングドレスと民族的要素がうまく融合し、さらに美しく輝いていると思う。東西の文化を融合させてこそ、民族文化を守り発展させることができる。私はそう信じるている」
店を開くと決意した当時、全国婦人連合会から無利子融資としてスタートアップ資金3万元(4500米ドル)を受けた。
<Samira Arkinさん>
「政府の資金援助を思い出すとすぐに涙がでるほど感謝している。資金の援助があって本当に助かった」
まだまだ成功にはほど遠く浅い経験しかないが、と謙遜しながらも、この女性起業家は若者の手本になれたらといいなと言った。
<Samira Arkinさん>
「後悔することはなにもない。ただただ地元カシュガルの女性たちの、ウェディングドレスという美しい夢を実現する手伝いをしたい」
①【古典から学ぶ】第1回:“取るに度あり 用うるに節あり”
古き時代の先人の知恵が凝縮されている古典が今日まで伝わり、
世の人々に親しまれています。その1つ1つのことばを読み解いていくと、
感動的な物語や生き生きとした人物像が目の前に現れるようでインパクトがあり、
今もなお現代の人たちに感動をもたらします。これはまさに「ことばの力」。
シリーズ番組「古典から学ぶ」で、日本語部のアナウンサーと一緒にその世界を体験してみませんか。
㉓ 第14期全人代第1回会議第3回全体会議 習主席が憲法宣誓
中国の最高権力機関、日本で言えば国会にあたる「全国人民代表大会(全人代)」が
3月5日から3月13日北京で開催されます。
日中ホットラインでは、その閉幕式も国営テレビ局である中国中央広播電視総台からの
映像提供で同時通訳付きで生中継いたします。
チャンネルURL: https://live.nicovideo.jp/watch/lv340364736
Storyline
習近平氏は10日、新たに中華人民共和国国家主席・中華人民共和国中央軍事委員会主席に選出され、北京人民大会堂で憲法への忠誠を誓った。
10.「天山南北」カシュガル旧市街 新進気鋭のカフェは真の新疆を見る窓
Storyline
中国北西部の新疆ウイグル自治区カシュガル市に住むMardan Ablimit氏は、ユニークなコーヒーショップを立ち上げた。この店は、地元の人々や観光客に、カシュガルの盛んな地域文化の真の味を体験してもらう新たな窓を開いた。
これは、中国国際テレビ(CGTN)が16日に公開した新しいドキュメンタリー「天山南北~新疆での生活」で語られた数々の物語の一つだ。この80分間のドキュメンタリーは、新疆ウイグル自治区に住む24人の感動的な物語を取り上げ、社会経済が変化する中で彼らの生活がどのように変化してきたかに着目し、地域内外の固定観念を打ち破り、誤解を解くことも目的としている。
吐曼河のほとりで育ったMardan Ablimit氏は、故郷のユニークな体験を他の人々にも提供したいと考えた。
<Mardan Ablimit氏>
「自分だけの空間を作りたかった。そこで、コーヒーショップを経営することを思いついた。他の人から見れば、この店はこの地域とは全く合わないかもしれない。この店が旧市街に存在する理由を言えば、ある種の融合になるかと思う」
Mardan氏は、このコンセプトをドリンクにも応用し、地元のハーブを加えることで、伝統的なコーヒーに新しい風を吹き込んでいる。
<Mardan Ablimit氏>
「このような融合は、店のインテリアにも私の特製ドリンクにも見てとれる。西洋のコーヒーと地元のハーブをブレンドした特別なコーヒーを作った。客は『わぁ、オールドタウンのような濃厚な飲み物だね』と言ってくれる。それで私は『じゃあ、カシュガル・コーヒーと名付けよう』と言った」
新進気鋭の起業家である彼は、このコーヒーショップが地元の文化やコミュニティを紹介する窓の役割を果たしていると語る。
<Mardan Ablimit氏>
「そもそもこの店のコンセプトは、モダンとトラディショナルの融合だ。旧市街に来て、この店に入ると、カシュガルのミニチュア版を体験できる。旧市街は使い古されたように見えるかもしれないが、実はそうではなく歴史の重みを感じさせる場所だ。歩き回って自分の内面に触れることができる空間だ」
コーヒーを愛する彼は、より多くの人に歴史の重みも感じてもらいたいという思いから、県内の蚤の市などを回って古いものをたくさん集め、店を飾った。
<Mardan Ablimit氏>
「記憶を残したい。人々を店の空間に引きよせ、私たちの文化を知ってもらう。お客さんは最初何も知らないかもしれないが、やがてリラックスしてもらえるようになるだろう。年配の方も新しいことに挑戦するし、私のような若い者も夢を追いかけている。だから、旧市街にモダンなコーヒーショップがあっても何の矛盾もない」
Mardan氏の夢に向かう努力と献身の姿勢は、他の多くの人の起業家精神をも刺激している。
<Mardan Ablimit氏>
「2階に住んでいる人たちは、通り沿いの部屋を店舗として使い、何らかビジネスを始めようとしている。旧市街の新しい発展に消極的だった旧来の考え方を捨てて、みんな時代の変化を受け入れようとしている」
Mardan氏は、うわさを信じるよりも、実際に新疆を訪れて体験してもらいたいという。
<Mardan Ablimit氏>
「新疆についてうわさしか知らない人たち、新疆に行ったことのない人たちの誤解を解きたいと思っている。うわさに耳を傾けるだけで、実際に行って現地の生活を体験しようと思ったことはないのでは。それを変えたい。彼らにはカシュガルに、新疆に来る勇気が必要だ。そうすれば、私のような祖国への深い愛情を持った若者に出会うことができる」
Mardan氏は、誰もがこの地域を訪れることを歓迎している。そして、いつの日か自分の店に座ってコーヒーを飲み、地元の文化を体験することを願ってやまない。
<Mardan Ablimit氏>
「新疆は、一生に一度は訪れるべき場所だと思う。様々な国の様々なルーツを持つ人々が旧市街を闊歩している姿を見たい。色んな言語が飛びかうコーラスを聞く、そんな光景をぜひ見てみたい」
1.「天山南北」、ダンサーを目指すカザフ族の青年
Storyline
中国北西部の新疆ウイグル自治区イリ・カザフ族自治州出身のカザフ族の男子大学生はダンサーになる夢を持ち続け、芸術を嫌っていた祖父の考えを変え、2つの世代の違いを埋めることに成功した。
これは、中国国際テレビ(CGTN)が15日に公開した新しいドキュメンタリー「天山南北~新疆での生活」で語られた数々の物語の一つだ。この80分間のドキュメンタリーは、新疆ウイグル自治区に住む24人の感動的な物語を取り上げ、社会経済が変化する中で彼らの生活がどのように変化してきたかに着目し、地域内外の固定観念を打ち破り、誤解を解くことも目的としている。
伊犂師範大学でダンスを専攻するエルジャナット・ヌルキディルさんは、イリのモンゴルキュレ県(昭蘇県)にある伝統的な牧畜民の家に生まれた。
祖父のサビート・アブカディル氏は、家畜と草原こそ一家が全力を傾けるべき重要なもので、ダンスなどは孫に向いていないと考えていた。
<祖父 サビート・アブカディル氏>
「私たちは牛・馬・羊などの家畜が好きだ。カザフ人は昔から家畜が好きだった。牛や羊の声を聞きながら、高地と草原で暮らすのはとても気持ちがいい。私は特に6月の草原が好きだ。緑が生い茂っている。緑色の草原、澄んだ水、これらが心を慰める。草原のこういうところが好きだ」
エルジャナート氏の友人の多くも、彼がダンスを専攻することに対して否定的な態度をとっていた。
<エルジャナット・ヌルキディル氏>
「僕は伊犂師範大学の三年生だ。ダンス専攻は私に向いていないと多くの友達から言われた。これは女の子たちがやることだとずっと言われてきた」
祖父は「ダンスなんか役に立たない。踊っても踊っても何にもならない」とまで言い、孫と口論することもあった。
しかし、エルジャナット氏は「時代が変わった。若い人たちが先人たちとは違う夢を持てるようになったのだから、もう大草原の生活にしがみつく必要はない」と自分の夢を持ち続けた。
<エルジャナット・ヌルキディル氏>
「草原は美しい。もちろん大好きだ。しかし時代は発展し、僕にも自分なりの考えがある。確かに放牧民の生活は祖父の世代に合っているが、新時代を生きる僕には、自分にあった生活と夢や期待があるのだ。我々の伝統文化を多くの人に教えたくて、ダンスを専攻した」
祖父は、エルジャナート氏がステージで才能を発揮しているのを目の当たりにし、芸術に対する考えを見直すようになった。
<祖父 サビート・アブカディル氏>
「その1、2年後、この子は色々なステージで踊り始め、才能を発揮した。その瞬間を見てとてもうれしかった。あんなことを言うべきではなかったと思う。当時は目先のことしか考えていなかった」
孫の大ファンになった祖父は、初めて孫のダンスを見て彼の専攻に対する考えを変えたときのことを思い出した。
<祖父 サビート・アブカディル氏>
「この子がステージに立つのを初めて見た時は嬉しかった。言葉も出ないくらい興奮した。うちの子はこんなにいい子なんだと知り、涙が出た。ステージで踊る彼の様子を妻や他の子供たちにも見せた。『見なさい、お兄さんがステージで踊っているよ』『迷わず、恥ずかしがらず勇敢に学校で勉強してきなさい』『学校では技術も踊りも学ぶことができるよ』と子供だちに言った」
この数年、エルジャナート氏はダンスに対する意識を変えてきた。最初は自分の民族の踊りを踊りたいと思っていたが、先生やクラスメートの助けを借りて、あらゆる民族の様々な踊りを学ぶようになった。
<エルジャナット・ヌルキディル氏>
「踊っている時、頭の中はドンブラとコブズの音でいっぱいになる。メロディーに乗って、僕も草原を飛ぶ若鷹になった気分だ。草原はとても美しいし、田園生活はとてもすばらしい。家に帰るたびに自然の美しさを感じる」
孫と祖父は、将来への期待も語ってくれた。エルジャナット氏は教師になってダンスを普及させ、自分の情熱を他の若者に伝えたいと考えている。一方、年をとった祖父は、次世代の人々が自分の役割を果たし、社会に貢献することを望んでいる。
<エルジャナット・ヌルキディル氏>
「最終目標は夢を実現させることだ。トップクラスのダンサーになりたい、大学を卒業して大学院に入りたい、そしてダンスの先生になって、私たち少数民族の伝統文化を子供たちに教えてあげたい」
<祖父 サビート・アブカディル氏>
「家畜の数を増やし、豊かな草原で放牧していきたい。子供たちは都市の学校に行き、私たちはここで放牧しながら生計を立てていく。これが私の願いだ。子供たちがみんな、立派な大人、社会に役立つ人、そして時代の変化についていける人になるよう願っている」
4.「平語近人-習主席の好きな典故(天候や地利に応じれば、省力かつ高報酬)」【字幕付き】
Storyline
中国は古くから人類社会と自然との調和の実現に取り組んでおり、四川省成都市に位置する戦国時代の水利施設「都江堰」はその生き生きとした具体例の1つに挙げることができる。岷江の増水パターンと成都平原の低い地勢を利用した大規模な生態水利プロジェクトで、2000年以上の歴史を有している。
北魏の賈思勰が著した農業・牧畜・衣食住技術に関する総合的農書『斉民要術』には、「順天時 量地利 則用力少而成功多」(天候や地利に応じれば、省力かつ高報酬)という記述がある。
習近平国家主席は、2018年5月に開かれた環境保護大会でこの古典を引用し、「文明の盛衰は自然生態系の保全と深くかかっている」としたうえで、「順天時 量地利 則用力少而成功多」という言葉には「天地人合一」の概念、生態系と人類文明の結びつき、自然の法則に従うことの重要性が強調されていると述べた。
中国は、自然との調和の実現を現代化の重要な内容として位置づけており、「第14次五カ年規画」は、GDP単位当たりのエネルギー消費量を13.5パーセント、GDP単位当たりの二酸化炭素排出量を18パーセント削減することを目標としている。 また昨年9月には、2030年までにCO2排出量をピークアウトさせ、2060年までにカーボンニュートラルの実現を目指すと発表した。
中山大学教授であり、中国鉱業大学特別招聘教授も務めるジェイソン・ブレーク・コーエン博士は、2003年に初めて中国を訪れて以来、環境が改善される過程を見てきた一人として、「大気視程が良くなり、エアロゾルの光学的厚さが減少するなど積極的な変化が続出している。自然を尊重すれば共存は可能だ」との見解を示した。
中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ/CMG)制作による特別番組「平『語』近人——習近平氏の好きな典故」では、習主席が演説や論文などで引用した中国古典からの名言や故事を紹介する。そして中国伝統文化の奥深さから、国家統治の知恵を汲み取る。
CMG傘下の中国国際テレビ(CGTN)のニューメディア・プラットフォームでは、国際版の第1シーズンが6日から公開され、CMGの各オンライン・プラットフォームでは44の言語で続々と公開されている。
国際版の第1シーズンは全9話で、「グリーン発展」「生態文明」「革新」「新型コロナとの闘い」「反腐敗対策」「教育による貧困扶助」などをテーマにしたエピソードが展開される。また、8人の外国人ゲストを招き、対話を通じて理解を共有する。
1.「平语近人-習主席の好きな典故-(取之有度 用之有節)」人と自然の更なる調和を呼びかけ」【字幕付き】
Storyline
習主席は2019年4月28日、北京世界園芸博覧会での基調講演で、『取之有度 用之有節』(節度をもって取り、使うこと)という典故を引用し、グリーン発展を追求することの重要性を強調した。
習主席は、「『取之有度 用之有節』は生態文明の真理である。簡素で適度な、そして低炭素でグリーンな生活様式を提唱し、贅沢と浪費に反対し文明的で健康な生活文化を育成しなければならない」と述べた。
習主席のことばを読み解く中南大学の楊雨教授は、『取之有度 用之有節』とは北宋の司馬光(1019~1086)が編纂した『資治通鑑』からの引用で、「自然資源の節約」の重要性を強調したものだと述べた。
政治経済学者のローレンス・ブラム氏はCGTNのインタビューで、「すぐにグリーンエネルギーの新時代に突入するなか、法律を始め、エンジニアから都市計画、産業利用、廃棄物管理に至るまで、あらゆる側面を見直し、教育システムに組み込む必要がある。コミュニティレベルまで理念は既に行き渡っており、人々の認識も更に高まっている。幸いなことに、五千年におよぶ中華文明は、人間は常に自然の一部であると考えている。こうした理解において共通認識を得ることは難しくない」と述べた。
中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ/CMG)制作による特別番組「平『語』近人——習近平氏の好きな典故」は、習近平国家主席が演説や論文、講演などで引用した中国の古典からの名言や故事を紹介し、中国伝統文化の奥深さとその中から国家統治の知恵を汲み取る。
CMG傘下の中国国際テレビ(CGTN)のニューメディア・プラットフォームでは、国際版の第1シーズンが6日から公開される。また、CMGの各オンライン・プラットフォームでは44の言語でも続々と公開される予定だ。
国際版の第1シーズンは全9話で、「グリーン発展」「生態文明」「革新」「新型コロナとの闘い」「反腐敗対策」「教育による貧困扶助」などをテーマにしたエピソードが展開される。また、8人の外国人ゲストを招き、対話を通じて理解を共有する。
7.「平語近人-習主席の好きな典故「苟(まこと)に日に新たに、日々に新たに、また日に新たなり」【字幕付き】
Storyline
「苟(まこと)に日に新たに、日々に新たに、また日に新たなり」。中国人は何千年もの間、この格言のように日々たゆまぬ前進に励んでいる。
千年以上前からの中国の発明、印刷術、羅針盤、火薬などは欧州に伝わり、その後、西暦や天文学が中国に伝来した。科学技術の発展の歴史は、発明の歴史だけでなく、東西交流の歴史でもある。
2013年5月4日、習近平国家主席は各界優秀青年との座談会で「革新は民族の進歩を駆動する魂であり、国家の繁栄の尽きることない源泉であり、中華民族の最たる天賦の素質でもある」と指摘。この格言を引用し「今日一新できたなら、日々新たに、日々進歩となる」と青年たちを励ました。
中国は科学研究の深化を重視し、より深いレベルの技術駆動型起業を推進するなど、良好な進展をいくつかの分野で遂げている。中国には多くの奨励措置がある。基礎研究を奨励し、また人々がより容易に大学の技術許可を生産に応用できるよう支援。大学の科学研究成果が机上の空論にとどまらないようにしている。
2020年、中国社会全体の研究開発への投資額は3740億米ドル相当で、科学技術進歩への貢献率は60%を超えている。また、「世界イノベーション指数」ランキングで中国は、2015年の29位から2020年には14位に躍り出た。
変化は活力を生み出す。個人のイノベーションへの取り組みは、世界を変えることにつながる。イノベーションから先端技術まで、中国は試験場だけでなく、成果がより多くの人に利益をもたらすように力を入れている。
中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ/CMG)制作による特別番組「平『語』近人——習近平氏の好きな典故」では、習近平国家主席が演説や論文、講演などで引用した中国の古典からの名言や故事を紹介する。そして中国伝統文化の奥深さとその中から政権運営の知恵を汲み取る。
CMG傘下の中国国際テレビ(CGTN)のニューメディア・プラットフォームでは、国際版の第1シーズンが6日から公開され、CMGの各オンライン・プラットフォームでは44の言語でも続々と公開されている。
国際版の第1シーズンは全9話で、「グリーン発展」「生態文明」「革新」「新型コロナとの闘い」「反腐敗対策」「教育による貧困扶助」などをテーマにしたエピソードが展開される。また、8人の外国人ゲストを招き、対話を通じて理解を共有する。
2.「平语近人-習主席の好きな典故(得衆則得国 失衆則失国) 人民本位は感染症対策の根本」【字幕付き】
Storyline
習近平国家主席は2016年7月1日、中国共産党創立95周年大会で、『礼記』大学篇の『得衆則得国 失衆則失国』(衆を得れば則ち国を得、衆を失えば則ち国を失う)という古典を引用し、「民本(人間本位)」理念への堅持と、中国共産党が常に人民に寄り添っていることを強調した。
習主席は「党と人民が風雨を共にし、生死を共にし、終始血肉のつながりを保つことが、党による一切の困難と危険の克服を根本的に保証する。所謂『衆を得れば則ち国を得、衆を失えば則ち国を失う』だ」と述べた。
中国における「民本」思想の歴史は長く、中華文化の中で持続的な影響力を持つ一種の哲学・政治思想を形成している。
こうした理念の指導のもと、中国人民は、この百年余りで世界の公衆衛生緊急システムが直面した最大の試練と言われる新型コロナウイルス感染症による危機から抜け出した。
新型コロナウイルスの突如発生は、中国人民の生活に強い衝撃、かつてない激変をもたらした。しかし、ウイルスの猛威にもかかわらず、中国でコロナの影響が最も深刻だった武漢市は今、回復しつつあり急速に活気を取り戻している。
中国人民によるコロナとの戦いを目撃してきた武漢大学情報科学学部顧問、スティーブン・マクルーア氏は、CGTNの取材に対し、「武漢の人々を支援するために、国家レベルでは様々な措置が打ち出され、現場では居住区も積極的に対応した。大勢の人々がこの戦いに参加しなかったら、有効的に感染を抑制し、人々の命と安全を確保することはできなかっただろう」と指摘した上で、「人民を最優先せずその需要を無視したら、何もできないだろう」と強調した。
中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ/CMG)制作による特別番組「平『語』近人——習近平氏の好きな典故」は、習近平国家主席が演説や論文、講演などで引用した中国の古典からの名言や故事を紹介し、中国伝統文化の奥深さとその中から国家統治の知恵を汲み取る。
CMG傘下の中国国際テレビ(CGTN)のニューメディア・プラットフォームでは、国際版の第1シーズンが6日から公開され、CMGの各オンライン・プラットフォームでは44の言語でも続々と公開されている。
国際版の第1シーズンは全9話で、「グリーン発展」「生態文明」「革新」「新型コロナとの闘い」「反腐敗対策」「教育による貧困扶助」などをテーマにしたエピソードが展開される。また、8人の外国人ゲストを招き、対話を通じて理解を共有する。
【中国ニュース】 2月12日(水)
主なニュース
・中国各地で企業の操業再開進む
・駐中国日本大使「全力で支援していく」
・「野生動物保護法」の年内改正を計画
・中露関係 新たなチャンス迎える=外交部
【中国ニュース】 2月13日(木)
主なニュース
・武漢の臨時病院で初の退院者
・鐘南山氏「潜伏期間24日間は極端な例」
・習主席 インドネシア・カタール首脳と電話
・BRICS議長声明は「助け合いの精神」
【中国ニュース】 2月14日(金)
主なニュース
・武漢市臨時病院が7カ所に
・臨床診断による新型新型肺炎確認を実施へ
・武漢に医療関係者2600人増派へ
・各国の航空当局と意思疎通
6.「平語近人-習主席の好きな典故(不能勝寸心、安能勝蒼穹)自らの心をうまく管理できない者は勝利なんて手に入れない」【字幕付き】
Storyline
中国共産党第18回全国代表大会(2012年)以来、中国は汚職・腐敗現象を取り締まり、紀律・原則を守るための「反腐敗」運動に取り組んできた。
1827年、思想家である龔自珍は「不能勝寸心、安能勝蒼穹」(自らの心をうまく管理できない者は勝利なんて手に入れない)という詩句を書いた。
2016年、習主席はこの詩を引用し、「『全面従厳治党(全面的な厳しい党内統治)』には、規範化・懲罰に力を入れるとともに、紀律の最低ラインを厳守しなければならない。更に人々が前向きに前進するように導き、理想や信念、道徳の面でリーダーシップの役割を果たすべきだ。『身之主宰便是心(人の行いは心によって導かれる)』『不能勝寸心、安能勝蒼穹(自らの心をうまく管理できない者は勝利なんて手に入れない)』」と強調し、厳しい党内統治の必要性を説明した。
腐敗現象を取り締まるには、思想の根源から手を入れなければならない。更に重要なのは、どうやって実行に移すかである。
今回の番組では、「反腐敗」運動をテーマにし、清華大学のアレッサンドロ・テシェラ教授と話してみた。
<清華大学 アレッサンドロ・テシェラ教授>
「『腐敗』という言葉は、ラテン語の『corruptus』から由来し、『賄賂を受け取る人』を意味する。だからこれはいつまでも時代遅れのない言葉だ。様々な腐敗現象があるが、基本的に私利を得るため公権力を使うことに関係している」
アレッサンドロ・テシェラ教授から見れば、懲罰と威嚇が官吏や庶民の腐敗を防ぐのに十分ではないという。
<清華大学 アレッサンドロ・テシェラ教授>
「社会全体を教育するプロセスが必要だと思う。これも中国人がずっと努力してきたことだと思う。党員・幹部だけでなく、全国民に対しても道徳教育を行うべきだ」
2012年から、特に習近平総書記が就任して以来、2015年と2016年には、中国は腐敗の問題を系統的に解決するには100以上の措置が取られ、中国政府と政治制度の腐敗を取り締まる方法を見せてくれた。
第一に、社会に対する教育。政府に対するだけではない。社会を教育するには、将来政府で働く人を教育し、心を清らかにさせる。それは彼らが受けるべきものだ。
第二に、党員に対する教育。
第三に、公務員に対する教育。
第四に、責任制。
また中国は、腐敗の本質的な問題を研究するには、多くの研究投資を増やした。国際協力も加えることで、中国はますます「反腐敗」分野で世界をリードしている。
そして、異なる文化で、国際協力のチャンスがあるのかどうかは、腐敗の取り締まりが直面する課題となっている。どの国の政府も腐敗のマイナス影響を理解している。これは協力の良いチャンスであり、非常に重要なアジェンダでもある。特に途上国間の「南南協力」を通じて、このアジェンダを改善する。
腐敗の取り締まりは、様々な面で中国の経済と社会に役立っている。
まず、社会的には、清廉潔白な政府であれば、民衆は政府を支持する傾向に立つ。経済的な観点から見ると、中国は先進的な経済体で、清廉潔白な政府であれば、すべてが技術とエリート管理の下でうまくやっていく。
更に重要なのは、信頼できる存在であれば、他国の対策改善と制定・透明性の向上に助言することができる。
民心を勝ち取ることは一番重要な政治課題であり、常にそして永遠に正しいやり方である。腐敗現象を根絶することで、政府は国民の信頼と支持を得ることができる。清廉誠実な政府があることで、中国を国際舞台で信頼できるパートナーに変身させるだろう。
<公務員 蘇喬華氏>
「腐敗は社会にとってガンのような存在で、人類社会の発展が直面する共通の敵だと思う。私たち民衆にとって、腐敗現象を取り締まるだけで、社会に公平・公正を与え、皆に平等な発展チャンスを与えることができる」
<小学校校長 岳偉傑氏>
「国が腐敗現象を取り締まることは、私たち民衆に大きな自信を与え、自分の努力で人生の目標を実現することができる」
<グローバル・ビジネス・マネージャ ジェレミー・タイ氏>
「中国の『反腐敗』運動は高官にとどまらず、全体の行政システムの全面的な改善も含まれている。行政手続きの効率化、市場化改革への支援など、過去10年間の進展は驚くものだった。中国が今後、関連サービスを更に改善し、腐敗の取り締まり分野で更なる進展を遂げるよう期待している」
<習主席>
「人民は腐敗を最も痛恨している。『反腐敗』の抑止力を強化し、制度の檻をしっかりと引き締め、腐敗しようともしない自覚を強め、たゆまぬ努力によって良好な政治環境を作り出し、公平・公正な世の中を築いていこう」
中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ/CMG)制作による特別番組「平『語』近人——習近平氏の好きな典故」では、習近平国家主席が演説や論文、講演などで引用した中国の古典からの名言や故事を紹介する。そして中国伝統文化の奥深さとその中から政権運営の知恵を汲み取る。
CMG傘下の中国国際テレビ(CGTN)のニューメディア・プラットフォームでは、国際版の第1シーズンが6日から公開され、CMGの各オンライン・プラットフォームでは44の言語でも続々と公開されている。
国際版の第1シーズンは全9話で、「グリーン発展」「生態文明」「革新」「新型コロナとの闘い」「反腐敗対策」「教育による貧困扶助」などをテーマにしたエピソードが展開される。また、8人の外国人ゲストを招き、対話を通じて理解を共有する。
㉔ 習近平同志 中華人民共和国国家主席・中央軍事委員会主席に選出
中国の最高権力機関、日本で言えば国会にあたる「全国人民代表大会(全人代)」が
3月5日から3月13日北京で開催されます。
日中ホットラインでは、その閉幕式も国営テレビ局である中国中央広播電視総台からの
映像提供で同時通訳付きで生中継いたします。
チャンネルURL: https://live.nicovideo.jp/watch/lv340364736
Storyline
習近平氏(69)が、第14期全国人民代表大会(全人代)第1回会議の第3回全体会議で、中華人民共和国国家主席および中華人民共和国中央軍事委員会主席に選出された。
【中国ニュース】1月21日(火)
主なニュース
・CMG年越し番組は技術革新に注目
・中国全土で春節祝賀イベント
・習総書記が雲南省騰衝市を視察
・習総書記が新型ウィルス肺炎に重要指示
【中国ニュース】 2月17日(月)
主なニュース
・新型肺炎の回復者から抗体発見
・新疆の看護師が臨時病院で「ダンス教室」
・習総書記が感染防止の完全化を指示
・李総理が北京西駅を視察