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【神道シリーズ・シーズン3】(思想編)第51回・岡本天明と日月神示【後編】
岡本天明は、22歳から48歳までの26年間を大本で過ごし、45歳の時に千葉の印旛沼の麻賀多神社で初めての自動書記を行ってから49歳にして初めて自らの教団「ひかり教会」を立ち上げた。65歳まで生きた天明が自らの教団を主宰したのは16年間で、この間、昭和23年と昭和26年を除いた昭和19年から昭和27年までの延べ7年間と昭和33年と昭和34年に補巻1巻、さらにその2年後の8巻を含めた全42巻の「日月神示」が自動書記で綴られた。そこで語られた事は、終戦の1年前になされた日本敗戦の予言と、さらに戦後の日本の輝かしい奇蹟の復興が予言されており、さらには、いずれ世界中に地球規模の自然災害が起こり、さらにはそのあとで欧米やソ連がこぞって日本に攻めてきて日本は大混乱に陥ると予言している。天明は、世の立替えはこれまでに6回あったと言い、今度の7度目の立替えこそが最後の大建替えとなり、ミロクの世はそのあとに迫っていると言った。ただ、その最後の建直しである7度目の建直しの時に絶対に武力で敵に勝とうとしてはならない、あくまで相手を諭していけるだけの身魂磨きに励むことこそ日本人が務めるべき事だと主張する。これはまさに出口王仁三郎の霊界物語における身魂磨き、言向け和しの重要性の限りなく続く強調を彷彿させるものだが、天明は、今度の7度目の建直しの時には、現界のみならず天界・霊界・幽界・限界を通じて起こる大峠、つまり大天変地異であり、邪霊・邪神・悪神と正しい神・正神との戦いはこの4界を通じてこれまでにない熾烈なものになると予言した。天明はその前兆として富士山の大爆発を予言したが、これはまだ今日に至るまでその予言は実現していない。信者の中には神戸大震災や東北大震災を日月神示で予言してる自然大災害と解釈する人たちもいるが、富士山の大爆発については予兆さえもいまだに見えてない。晩年の天明はひたすら俳画やクレパス画など自ら得意とする絵画活動に没頭し、昭和34年には、東京、大阪、ニューヨークで相次ぎ自作の展覧会を開いた。天明の日月神示は、出口王仁三郎の霊界物語の続編と解釈する信者たちもいるが、第二次大本弾圧事件後、出口王仁三郎が保釈仮釈放になっていた昭和17年、亀岡の中矢田農園を二度訪ねた天明は王仁三郎に面会を拒否されたが、その理由はいまだに不明のままである。
【神道シリーズ・シーズン3】(思想編)第50回・岡本天明と日月神【前編】
岡本天明は、1897年(明治30年)12月4日 - 岡山県浅口郡玉島(現、倉敷市玉島)で豪農であった家に、父岡本藤太郎、母弥栄の三人兄弟の二男として生まれたが、父親が酒造のビジネスに失敗した為に天明が17歳の時に神戸に移転し、その後、上京して明治大学の夜学に通ったが、学費を自分で稼ぐ為に栃木の足尾炭鉱や北海道の炭鉱で働いたが、生活が続かず、東京に戻った後、無一文であった為、神戸まで無銭旅行で帰る事となった。神戸に戻るとたまたま開かれていた大本の神戸講演会に参加し、そのまま大本に入信することとなった。大本に入ると、彼の画家としての美術的才能が認められ、大本が買収した大正日日新聞の美術記者として働くこととなり、その後、同社の系列の金沢の北国夕刊新聞の記者となり、一時期名古屋で大本とは無関係の名古屋新聞の記者となるが、その後、昭和5年1930年に東京に大本の世界愛善新聞社が出来ると出口日出麿の強い勧めで記者として入社することとなり、天明の東京生活が始まった。その後、天明は大本と提携した中国の道教系慈善団体・世界紅卍会にも入会し、フーチーという卜占法を学び、その中で天日津久神が千葉の麻賀多神社の境内で祀られてるという神示を得、同地に向かい、その神社を発見すると同時に初めての日月神示という自動書記現象を体験した。時は昭和10年の大本第二次弾圧事件を過ぎ、既に太平洋戦争末期の昭和19年になっていた。大本で自動書記を行った出口なおは艮の金神が憑依した時も記憶があったが、天明は自動書記が行われた時の記憶は無く、完全に天日津久神に体も意識も乗っ取られた状態で自動書記が行われた。しかし、日月神示は意味不明の文字記号の集合体で天明本人にも解読出来ず、天明の三番目の妻・三典による解析で解読は進むこととなった。天明が大本から独立して「ひかり教会」を創立し、日月神示の示す「大立て直し」の活動を始めたのは戦後2年後の昭和22年1947年になってからであった。
【神道シリーズ・シーズン3】(思想編)第46回・霊界物語をどう読み解くか
出口王仁三郎の霊界物語は、その冗長さと内容の不可解さから困難な書とされてきたが、そこで彼が訴えたかったものとは一体何であったのだろうか?
霊界物語は今でも大本で出口直のお筆書き、大本神諭に次ぐ二大経典の一つとされているが、これは直の神諭のように世の中はこうあるべきでこう変革するべきだというメッセージは一切見られず、ただ、183億年前の宇宙発生時から現代にいたる霊界における歴史を語って来た書と王仁三郎には自称されている。
しかし、正直、その中身たるや、荒唐無稽な上に、一体何が大本の信仰対象であり、何をどう考えるべきかがまったく不明瞭で、大本信者でさえそこを心底理解している者は一人とていないと推測される。
霊界物語は、183億年前の天祖、大国常立大神による大宇宙創成時代の霊界の地球で大地自然と神々の修理固成を行ったとミロク大神たるスサノオの話と、38万年前の霊界の地球でさらに修理固成を行った国祖と呼ばれる
国常立尊と、その後、その国常立尊が自ら創った神人たちに追放され、その結果、大峠という地球規模の大洪水が起こり、一旦破滅した地球に天の大神と呼ばれるイザナギ、イザナミ、アマテラスが再び大地自然の再創造を行うストーリーが展開されている。
不思議なことには、こうした大宇宙創成神や地球の修理固成神たちが霊界に産み出した神々や神人と呼ばれる霊界の住民たちの間でまったく権威や崇敬が無く、霊界人達に追放された国祖・国常立尊や、みろく大神と呼ばれながらも霊界の地上に産み出された邪神たちとのあくことなき戦いが強いられ続けていく、という、絶対崇拝対象無きストーリーが展開されているのである。
ただ、絶対崇敬対象としての存在が不在の中、霊界物語の中では、「言向け和し」という、敵対する者に対して武力や策略によって相手を屈服させてはならない、あくまで相手を諭し、心服させるやりかたで和平し共存していくことの大切さを終始強調されている。
出口直、王仁三郎の間で一貫していたのは、反戦世界平和的な全宗教共存論で、これは金光教や天理教以来一貫している万教同根の思想である。
王仁三郎が第二次大本弾圧事件の前に結成した昭和神聖会では、満州事変や日中戦争を「愛の戦争」と呼んだ彼の真意は不明のままだが、戦後の大本は戦前の社会変革論を完全に放棄し、ひたすら芸術活動と世界宗教平和共存運動に徹して行ったのである。
【神道シリーズ・シーズン3】(思想編)第45回・霊界物語その⑧(最終回)
単調で冗長な霊界物語は続く。
第69巻では、南米物語で、高砂島(南米)のウヅの国(アルゼンチン)とヒルの国(ペルー)で若者が立ち上がり、政治改革が行われる。
第70巻は、インドのトルマン国の国政改革の物語。
三五教の宣伝使・照国別(てるくにわけ)が活躍する。
高姫の再生である千草姫が本巻から第72巻まで登場して悪事を繰り広げる。
第71巻は、インドのタラハン国の物語。
玄真坊(げんしんぼう)、千草の高姫、妖幻坊(ようげんぼう)の杢助(もくすけ)といった悪役が出てきて悪事を重ねて行く。
第72巻では、インドのトルマン国の「スガの港」の物語。
千草の高姫と妖幻坊の杢助の悪事と、それに対する照国別一行の活躍が描かれている。
第72巻と第73巻の間には、「入蒙記」が挿入され、ここでは出口王仁三郎が大正13年1924年に満蒙に神の王国を築こうとして盧占魁率いる3千人の蒙古軍とともに行軍した入蒙体験が書かれている。
第73巻から第81巻までは、今から183億年前の宇宙創成期に言霊の元子から地球を中心に宇宙が形成された様子から、地球上の大地や海や神々が想像された地球の修理固成の歴史が記されている。
ここでは、主に、大本顕津男神と称するミロク大神たるスサノオが、御樋代神(みひしろがみ)と言われる女神たちとの間で言霊による水火と火水の神事という、言わば、霊界における言霊セックスとでも言えるまぐわりを行い、国々や神々を生み出して行くというストーリーが語られている。
これは、大宇宙の根本の世界「紫微天界(しびてんかい)」の修理固成と言われ、最後の9巻は、「天祥地瑞」篇と呼ばれ、大正時代より35万年前の霊界が描かれた1巻より72巻とは異なる世界が描かれている。
この霊界物語は、まったく荒唐無稽で、これまでの日本の歴史の中で語られたことない国土と神々の創成の歴史が語られているが、しかし、明治以降の平田系神道カルトの間では新たなる古事記とも言えるようなバイブル的存在となったのである。
【神道シリーズ・シーズン3】第44回・(思想編)霊界物語(その⑦)
出口王仁三郎が自らの瞑想の中で見てきたという霊界の歴史の物語は延々と続く。
第56巻から58巻の前半までは、フサの国テルモン山の神館(かむやかた)の物語である。求道居士(きゅうどうこじ)と三千彦(みちひこ)が活躍する。
本巻の冒頭には、天界と地獄界の図が掲載されている。
また「総説」の末尾の「附言」には、第1巻第37章に出てくる「顕国の御玉」が大本に献納された経緯が記されている。
第56巻から58巻の前半までは、テルモン山の神館(かむやかた)の物語である。
本巻の後半から第60巻までは、イヅミの国のスマの里の物語。玉国別(たまくにわけ)の一行が活躍をする。
第58巻の後半から第60巻までは、イヅミの国のスマの里の物語。玉国別(たまくにわけ)の一行が活躍をする。
第60巻は、前半はイヅミの国のスマの里の物語。後半は三美歌と祝詞と神諭である。
第61・62巻は「大本讃美歌」である。
神を讃える歌や、信仰生活に関する歌、聖地・霊場を詠んだ歌、天界を詠んだ歌など、二巻で567篇もの歌が収められている。
第61巻は主に七五調の歌、第62巻は主に和歌(五七五七七)から成っている。
第63巻は、聖地エルサレムへ向かう玉国別(たまくにわけ)一行の物語。
スダルマ山、スーラヤ山、ハルセイ山の三つの山で、神の試練と教示が与えられる。
第6巻の上下二冊では、エルサレム物語の上巻。第64巻は上下の2冊に分かれている。
霊界物語は基本的に「35万年前」という時代設定になっているが、この巻は現代(大正時代)のエルサレムが舞台である。
日本から宣教にやって来た「ルートバハー」の宣伝使ブラバーサの活動と、それを妨害するユラリ教のお寅たちの妄動が描かれる。
ラブストーリーやドタバタ劇が繰り広げられるが、救世主の降臨ということがテーマになっており、世界の統一や平和に関する重要な話がたくさん出てくる。
第65巻は、虎熊山と仙聖郷を舞台に、七人の宣伝使が活躍する物語。
最後に七人はエルサレムに到着し、七福神の神劇を演じる
第66巻は、トルマン国を舞台に照国別一行が活躍する物語。
オーラ山の山賊を言向け和す。
第67巻は、前半は「ハルの湖」を舞台にした梅公一行の物語。
後半から次巻にかけては「タラハン国」の国政改革の物語になる
第68巻は、タラハン国の国政改革の物語。
最後に梅公別によって救済される。
【神道シリーズ・シーズン3】(思想編)第42回・霊界物語その⑤
霊界物語は、邪教徒たちを事向け和しという諭しを通じて武器を使わず改心させていくというパターンが延々と続いていくのだが、
第30巻では、高砂島(南米)を舞台に、神素盞嗚大神(かむすさのおのおおかみ)の末娘である末子姫(すえこひめ)がウヅの国(アルゼンチン)の女王となり、また言依別命(ことよりわけのみこと)と国依別(くによりわけ)がウラル教を言向け和して三五教を広めて行く物語。
第31巻では、高砂島(南米)を舞台に、国依別(くによりわけ)がヒルの国(ペルー)の大地震を鎮め、日暮シ山(アンデス)のウラル教を言向け和し、三五教を広めて行く物語。
第32巻では、南米アマゾンの「兎の都」の物語。
三五教の十八人の宣伝使が集結し、アマゾンの魔神・モールバンドとエルバンドを言向け和して行く。
第33巻では、前半は南米、後半は日本が舞台となる。
三・五の玉をめぐる旅が完了し、高姫・黒姫の過去が解き明かされる物語。
第34・35巻は黒姫のアフリカ物語。
逃げた夫を探すために黒姫は筑紫島(アフリカ)を旅して回る。
第34・35巻は黒姫のアフリカ物語。
黒姫は、35年前に捨てた子供・玉治別(たまはるわけ)と再会を遂げる。
第36巻では、シロの島(セイロン島、スリランカ)の物語。
神素盞嗚大神(かむすさのおのおおかみ)の第七女・君子姫(きみこひめ)がシロの国難を救う。
第37・38巻は出口王仁三郎の若い頃の自叙伝である。
ここでは、主に明治31年から大正5年にかけての出来事が記されている。
第39巻から第72巻までは、主にペルシャ~インドのあたりを舞台に、バラモン教主・大黒主(おおくろぬし)を言向け和す三五教の言霊隊の物語である。
第39巻では、ではまず言霊隊の第一陣・黄金姫(おうごんひめ)と清照姫(きよてるひめ)の母娘と、第二陣の照国別(てるくにわけ)が活躍する。
物語は、王仁三郎が現実的な世界の中で体験したことと、彼が霊界で見て来たとする霊界の歴史と規則性無く絡み合い、大本の雛形世界論を展開して行くのである。
【神道シリーズ・シーズン3】(思想編)第41回・霊界物語その④
出口王仁三郎が実際に霊界に行って見てきたと主張する霊界の歴史では、クニトコタチによる宇宙創成、地球創成のあと、国祖としてクニトコタチが隠退に追い込まれてから地球上では大峠と言われる大洪水が起き、一旦地球は泥の海となってしまったが、イザナギ、イザナミ、アマテラスの三神による国土創成が行われ、霊界の神人類の世界は再建された。しかし、その後も宝珠と呼ばれる宝の玉を巡って霊界は争いが続き、ミロク大神であるスサノオが創設したアナナイ教と三つの邪教との言霊戦を通じて「事向けやわし」という、諭しを通じて敵を改心させていくアナナイ教の宣伝使と言われる宣教師たちの身魂磨きの成長の記録が記されて行く。
第22巻から第32巻にかけては、舞台がオノコロ島と呼ばれた日本列島の関西地域からオーストラリア、台湾、琉球、南米と、太平洋をまたぐ世界が舞台となり、アナナイ教と邪教と言われるバラモン教やウラル教との戦いが展開されて行く。
第22巻は、摂津を舞台に、三個の宝玉を紛失した高姫・黒姫が玉探しに出る物語。
第23巻は、近畿地方一帯(熊野~丹波~摂津~淡路地方)を舞台に、消えた宝玉を探し回る高姫の物語。
第24・25巻はオーストラリアが舞台で、竜宮島と呼ばれたオーストラリアに三つの玉を探しにやって来た高姫・黒姫一行の物語。
第27巻は、五つの麻邇宝珠(まにほっしゅ)が紛失し、高姫がそれを探しに旅立つ。
前半は丹波の綾の聖地が舞台だが、後半は琉球が舞台となる「琉球物語」である。
第28巻は、「台湾物語」が舞台で日楯・月鉾の兄弟が、暴政を布くサアルボース・ホーロケース兄弟から台湾を救うために活躍する。
第29巻から第33巻の前半までは高砂島(南米)を舞台にした「南米物語」である。
本巻は、高姫と鷹依姫が改心する物語。
高砂島(南米)を舞台に、神素盞嗚大神(かむすさのおのおおかみ)の末娘である末子姫(すえこひめ)がウヅの国(アルゼンチン)の女王となり、また言依別命(ことよりわけのみこと)と国依別(くによりわけ)がウラル教を言向け和して三五教を広めて行く。
ストーリーは、様々な人物が何度も名前を変えながら複雑な絡みを続けて行くが、一貫していることは、邪教ウラナイ教の教主高姫と部下の黒姫が何度もアナナイ教の宣伝使らによって改心しながらもみずからの強欲に勝てず、裏切り続けて行くと言う物語が延々と続いて行くのであった。
【神道シリーズ・シーズン3】(思想編)第40回・霊界物語その③
霊界物語では、現界のパラレルワールドである霊界における全世界を舞台に物語は展開されるが、しかし、これは出口王仁三郎からすればけっして創作ではなく、あくまで王仁三郎本人が瞑想の中で実際に見て来たと自称するまぎれもない霊界の歴史の記録であった。
クニトコタチが創造した地球を中心とした宇宙の中で、地球では国祖と言われたクニトコタチがウラル彦によって隠退に追い込まれると大峠と言われる地球規模の洪水大災害が起き、半ば破滅しかけた地球上でイザナミ、イザナギ、アマテラスによる国土再建が行われ、その後、ミロク大神であるスサノオが三五教を設立して世界中の邪教や邪神たちを「事向け和し」という諭しを通じて敵を改心させるという言霊戦を展開していくこととなった。
この戦いは、スサノオ配下の宣伝使と言われる宣教師たちにより行われ、この宣伝使たちが武力や権謀術策を用いず、あくまで相手を心底心腹させて改心させる「事向け和し」と言われる方法を通じて戦う、という、いわば武器を用いず戦う神軍として展開して行くのである。
この霊界物語は、言い換えれば、一人一人の宣伝使たちが事向け和しで敵を改心させる力を身に着けていく身魂磨きの物語であると言える。
第14巻までは世界各地を舞台に展開されていた言霊戦が、第16巻から第23巻までは日本の、綾部を中心とした関西地方が舞台となる。
スサノオの養女である八人乙女の五女・英子姫と、その侍女・悦子姫は、メソポタミヤの顕恩郷を発った後、バラモン教に捕まり小舟で海に流されて、延々と漂流して日本の天の橋立に漂着した。そして、その後、彼らをメソポタミアから追ってきたバラモン教の棟梁・鬼雲彦率いるバラモン軍や、アルタイ山脈から来日したウラナイ教の教主・高姫および配下の黒姫たちと、三五教で、英子姫の侍女である悦子姫らが三五教の宣伝使らとともに両者と戦い、バラモン教の鬼雲彦一派を追い払う一方、ウラナイ教の高姫と黒姫は、スサノオ自身の優れた采配により改心させることに成功し、高姫と黒姫はウラナイ教を辞め、三五教に改宗した。
スサノオの采配とは、権謀術策により悦子姫が黒姫より玉照姫を取り戻したやり方が正しくないとし、なんと黒姫に拉致されていた玉照姫を、解放されたのに、再び黒姫らに戻してしまったのである。しかし、黒姫はこのスサノオの公明正大さに感服して改心してしまったのである。
【神道シリーズ・シーズン3】(思想編)第39回・霊界物語(その②)
霊界物語は、内容は実に荒唐無稽な話の連続で、しかも、その勧善懲悪的なパターンは単調で始終一貫しており、正義が悪に対して力ではなく、事向け和しという、所謂、相手を諭して改心させる、という形で善に導いていくということがこの全81巻という冗長なストーリーの中で貫かれている。
霊界物語の中で語られる死生観とは、現世界で死ぬと、現世界のパラレルワールドである霊界に送られ、その霊界の一部である中有界というところで、その人の生前の行いに即し、天界ないし地獄界、または現世界に戻されるかが決められる。その死者が生前善人であった場合は、中有界において審判の上、一途の川を渡り、天界に行くこととなり、生前悪人だった場合は三途の川を渡り、地獄界に落とされることとなる。
こうした死生観と存在論に基づき、ストーリーは、出口王仁三郎が、実際に自らの瞑想のうちに彼の霊眼で見てきた霊界の歴史が語られて行く。
霊界で、地球の国祖たるクニトコタチがウラル彦らによって隠退に追い込まれると、霊界の地球上では大峠と呼ばれる地球規模の大洪水が起き、それにより、現在の五大陸とムー大陸が形成されたと言う。
霊界以降の第7巻以降では、大洪水以降に新たな大陸構成になった霊界の地球上の話から始まり、ミロク大神である神素戔嗚尊は、正しい宗教である三五教を開き、地球上に存在していた3つの邪教、ウラル教、バラモン教、ウラナイ教との戦いを正しい神々や神人たちに指示し、物語全体が正しい教え三五教が3つの邪教を事向け和しという諭しにより改心させていく戦いというストーリーが延々と語られて行くこととなる。
霊界以降の第7巻以降では、大洪水以降に新たな大陸構成になった霊界の地球上の話から始まり、ミロク大神である神素戔嗚尊は、正しい宗教である三五教を開き、地球上に存在していた3つの邪教、ウラル教、バラモン教、ウラナイ教との戦いを正しい神々や神人たちに指示し、物語全体が正しい教え三五教が3つの邪教を事向け和しという諭しにより改心させていく戦いというストーリーが延々と語られて行くこととなる。
霊界でのイザナミの長子である大道別は、死後、その魂が日の出の神として蘇り、三五教の宣伝使のリーダーとして、三五教で宣伝使と言われる宣教師たちを束ね、北米を拠点とするウラル教やインドを拠点とするバラモン教やイランを拠点とするウラナイ教の邪教達を改心させていく戦いを続けた。
その後、果てしない三五教による邪教に対する事向け和しの戦いが続いていくのであった。
【神道シリーズ・シーズン3】(思想編)第38回・霊界物語(その①)
大本教では、第一次大本弾圧事件までは、大本教の開祖・出口なおが自らに憑依した艮の金神からのメッセージとしてすべてひらがなで書かれたお筆先と言われる自動書記の書が「大本神諭」として大本の教典となっていたが、大正10年1921年の大本弾圧事件の時にそのなおのお筆書きはすべて警察に没収された上、焼却されてしまい、しかも禁書となってしまった。
当時、お筆先の写しも無く、ましてや出版もしてなかった為、大本神諭とされた原本のお筆書きはそのほとんどが失われてしまった。
そして、この大本神諭に続いて第二の教典となったのが、第一次大本事件直後から出口王仁三郎によって著述されたのが「霊界物語」である。
霊界物語は、王仁三郎が瞑想しながら語る物語を40人以上の弟子たちが書き取っていくという大変な作業を通じて形成されて行った。
その中には、後に生長の家を創設した谷口雅春も含まれていた。
霊界物語は、第一次大本弾圧事件のあった1921年から5年間と、その後、7年間の中断を経て昭和8年1933年から約1年間のトータルで6年間の月日を経て書かれ、全部で81巻・83冊の超長編物語となった。
その中には、王仁三郎自身が修行時代に亀岡の高熊山の瞑想修行の中で見て来た霊界の姿や、国祖クニトコタチによる宇宙創造や地球の修理固成、つまり、大地や海、川、そして樹木や人や動物が生成される様が描かれ、さらに霊界物語では、彼がその後の瞑想の中で見て来た霊界の歴史を語っている。
王仁三郎によれば、我々が住んでる世界は顕界と言われ、霊界とは、顕界と姿は異なるが、神や神人の住む世界で、言わば顕界のパラレルワールドとでも言える世界で、霊界で起きた事は比喩的に顕界で起き、さらに大本で起きた事は世界で起きる、という世界雛形論がその格子にある。
ストーリーの一貫したテーマは、正義が悪をくじくとき、けっして暴力を用いてはならず、あくまで悪人に諭すことで改心させよ、と言うもので、このパターンのショートストーリーが延々と語られている。
荒唐無稽な話の連続ではあるが、そこには、王仁三郎が一貫して追求した万教同根と世界愛善の精神が貫かれており、人類皆兄弟のようなキリスト教的博愛主義が感じられる。
結果的に見ると、ユダヤ教やキリスト教の世界観の中に日本の古事記神話を組み込もうという図式さえ垣間見えたりするのである。
しかし、この霊界物語は、その後大本を離れて独立宗派を形成した神道系カルト教団全体に大きな影響を与えることになったのである。
霊界動画 (第三章) ~霊界の様相~
【漫画】FPSプレイ中の女子を適当な会話でひたすら邪魔してみた!!【マンガ動画】にじさんじ☆ぷちさ…: https://youtu.be/PxN3v6AChls
アイドルマスターシンデレラガールズ - 7th Anniversary Memorial STAG…: https://youtu.be/pKkbKC5iQJg
【MV】MASAKARI / 朝ノ瑠璃&朝ノ茜【VirtuaREAL.01】: https://youtu.be/mYIypuNwhU4
【朝ノ瑠璃×ときのそら】妄想感傷代償連盟 - DECO*27【歌ってみた】: https://youtu.be/sw1ABqNG-90
任天堂に謝るホロライブ兎田ぺこら: https://youtu.be/iUwa9jxwhyQ
極楽浄土 - GARNiDELiA / covered by ココツキ【歌ってみた/踊ってみた】(…: https://youtu.be/qYtSAgxr7YI
【マクロスF】ダイアモンドクレバス - シェリル・ノーム starring May'n 歌ってみた…: https://youtu.be/gWI-VUdZJTs
【歌ってみた】妄想感傷代償連盟 / DECO*27【Kotone(天神子兎音)cover】: https://youtu.be/we4JBQMhvas
たべるんごのうた: https://youtu.be/bUIot1cQdco
【wowaka】アンノウン・マザーグース/歌ってみた【花鋏キョウ&獅子神レオナ&流石乃ルキ&流石乃…: https://youtu.be/PwMZhdyZHVI
【東方風・地・星】ノーコンティニューで続々クリアする!!【ホロライブ/宝鐘マリン】: https://youtu.be/0vSXTsHUhrQ
初めまして、バーチャルYouTuberの「リア」です♪ 【VTuber 自己紹介】: https://youtu.be/jPt3_9pI_so
[biim兄貴リスペクトRTA]勇者のくせになまいきだ3DRTA(19:49)前半: https://youtu.be/XqTY8G7goPI
【悲報】夏色まつり逃亡準備をしてしまう【ホロライブ】 https://nico.ms/sm36993992?cp_webto=share_others_androidapp
出口王仁三郎・霊界物語・三美歌・第一番
出口王仁三郎著・霊界物語・第六十巻・三美歌全57曲で掲載されそれぞれ明治三十六年版讃美歌の替え歌になっています。動画サイズを2.41GBのMOVを38MBに落として投稿しています。プレミア会員に登録してもあまり画質の向上が望めないので妥協です。ホームページではMP3で掲載しています。http://aizen987.jp/
三美歌第九番「オレゴン座の星」Sinsy+BandProducer4
出口王仁三郎著/霊界物語/第六十巻/第三篇第十二章/「三美歌」第九番目◆霊界物語第60巻・第三篇・第12章、第13章に、57篇の三美歌が収められています。この三美歌はキリスト教讃美歌の替え歌になっていて、讃美歌のメロディーで歌う事ができます。因みに霊界物語に示された該当譜面番号は明治36年発行の讚美歌で、現行の讃美歌との、番号の照合はできるものとできないものがあります。
三美歌第八番「教の御祖」Sinsy+BandProducer4ーLive2D版ー
出口王仁三郎著/霊界物語/第六十巻/第三篇/第十二章/三美歌/第八番「教の御祖」モーションは根気のいる作業なので何時の日か完成予定。◆霊界物語第60巻・第三篇・第12章、第13章に、57篇の三美歌が収められています。この三美歌はキリスト教讃美歌の替え歌になっていて、讃美歌のメロディーで歌う事ができます。因みに霊界物語に示された該当譜面番号は明治36年発行の讚美歌で、現行の讃美歌との、番号の照合はできるものとできないものがあります。
三美歌第七番「いづのひかり」Sinsy+BandProducer4ーLive2D版ー
出口王仁三郎著/霊界物語/第六十巻/第三篇/第十二章/三美歌/第七番「いづのひかり」
三美歌第六番「宇都のめぐみ」Sinsy+BandProducer4ーLive2D版ー
出口王仁三郎著/霊界物語/三美歌/第六番「宇都のめぐみ」霊界物語にある57曲の三美歌はすべてキリスト教賛美歌の替え歌になっています。
三美歌第五番Sinsy+BandProducer4ーLive2D版ー
出口王仁三郎著/霊界物語/第六十巻/第三篇/第十二章「三美歌その一」
三美歌第四番Sinsy+BandProducer4ーLive2D版ー
出口王仁三郎著/霊界物語/真善美愛/第六十巻/第三篇/第十二章/三美歌その一
三美歌第三番Sinsy+BandProducer4ーLive2D版ー
出口王仁三郎著霊界物語「真善美愛」第六十巻/第十二章/三美歌その一
三美歌第二番Sinsy+BandProducer4ーLive2D版ー
霊界物語第六十巻第三篇第十二章三美歌その一二番目
三美歌第一番「結婚」 Sinsy + Band Producer 4(Live2D版試作)
出口王仁三郎著霊界物語・真善美愛・第六十巻・第三篇・第十二章三美歌その一、全57曲中1番目
三美歌第五十七番「御栄えあれ」 Sinsy + Band Producer 4
出口王仁三郎著霊界物語第六十巻第三篇第十二章・十三章三美歌全57曲中57番目。明治36年発行キリスト教讃美歌から選曲されており、すべて替え歌になっています。「綾の機」に連載されていて楽譜及び歌詞を元に打ち込みました。Finale Note Padにてmusic.XMLを作成⇒Sinsyで歌声合成を作成⇒BandProducer4にて伴奏を付け完成。
三美歌第五十六番「親しき友に」 Sinsy + Band Producer 4
出口王仁三郎著霊界物語第六十巻第三篇第十二章・十三章三美歌全57曲中56番目。明治36年発行キリスト教讃美歌から選曲されており、すべて替え歌になっています。「綾の機」に連載されていて楽譜及び歌詞を元に打ち込みました。Finale Note Padにてmusic.XMLを作成⇒Sinsyで歌声合成を作成⇒BandProducer4にて伴奏を付け完成。
三美歌第五十五番「聞けやいづの御声」 Sinsy + Band Producer 4
出口王仁三郎著霊界物語第六十巻第三篇第十二章・十三章三美歌全57曲中55番目。明治36年発行キリスト教讃美歌から選曲されており、すべて替え歌になっています。「綾の機」に連載されていて楽譜及び歌詞を元に打ち込みました。Finale Note Padにてmusic.XMLを作成⇒Sinsyで歌声合成を作成⇒BandProducer4にて伴奏を付け完成。
三美歌第五十四番「笹のつゆも」 Sinsy + Band Producer 4
出口王仁三郎著霊界物語第六十巻第三篇第十二章・十三章三美歌全57曲中54番目。明治36年発行キリスト教讃美歌から選曲されており、すべて替え歌になっています。「綾の機」に連載されていて楽譜及び歌詞を元に打ち込みました。Finale Note Padにてmusic.XMLを作成⇒Sinsyで歌声合成を作成⇒BandProducer4にて伴奏を付け完成。
三美歌第五十三番「山の尾の上」 Sinsy + Band Producer 4
出口王仁三郎著霊界物語第六十巻第三篇第十二章・十三章三美歌全57曲中53番目。明治36年発行キリスト教讃美歌から選曲されており、すべて替え歌になっています。「綾の機」に連載されていて楽譜及び歌詞を元に打ち込みました。Finale Note Padにてmusic.XMLを作成⇒Sinsyで歌声合成を作成⇒BandProducer4にて伴奏を付け完成。
三美歌第五十二番「伊都能売の神の」 Sinsy + Band Producer 4
出口王仁三郎著霊界物語第六十巻第三篇第十二章・十三章三美歌全57曲中52番目。明治36年発行キリスト教讃美歌から選曲されており、すべて替え歌になっています。「綾の機」に連載されていて楽譜及び歌詞を元に打ち込みました。Finale Note Padにてmusic.XMLを作成⇒Sinsyで歌声合成を作成⇒BandProducer4にて伴奏を付け完成。
三美歌第五十一番「いづみたまみづみたま」 Sinsy + Band Producer 4
出口王仁三郎著霊界物語第六十巻第三篇第十二章・十三章三美歌全57曲中51番目。明治36年発行キリスト教讃美歌から選曲されており、すべて替え歌になっています。「綾の機」に連載されていて楽譜及び歌詞を元に打ち込みました。Finale Note Padにてmusic.XMLを作成⇒Sinsyで歌声合成を作成⇒BandProducer4にて伴奏を付け完成。
三美歌第五十番「暗の野路を」 Sinsy + Band Producer 4
出口王仁三郎著霊界物語第六十巻第三篇第十二章・十三章三美歌全57曲中50番目。明治36年発行キリスト教讃美歌から選曲されており、すべて替え歌になっています。「綾の機」に連載されていて楽譜及び歌詞を元に打ち込みました。Finale Note Padにてmusic.XMLを作成⇒Sinsyで歌声合成を作成⇒BandProducer4にて伴奏を付け完成。
三美歌第四十九番「国常立の神」 Sinsy + Band Producer 4
出口王仁三郎著霊界物語第六十巻第三篇第十二章・十三章三美歌全57曲中49番目。明治36年発行キリスト教讃美歌から選曲されており、すべて替え歌になっています。「綾の機」に連載されていて楽譜及び歌詞を元に打ち込みました。Finale Note Padにてmusic.XMLを作成⇒Sinsyで歌声合成を作成⇒BandProducer4にて伴奏を付け完成。