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【1時間耐久】マリタイムメモリー+おまけ 【マリンバアレンジ】
使用ソフト:Musescore
普段はMMDやUTAU動画を投稿しております。
ピアノ協奏曲1番 自作
誰か演奏してください。
DL: https://drive.google.com/file/d/151YQlTvBs4AauutfEJpn249z7jaK0K51/view?usp=sharing
【歳時記】交響曲第9番ニ短調作品125 第1楽章 (Beethoven)【楽譜】
歳末なので、第九。
その第4楽章はあまりに有名ですが、
その冒頭で「こんな音じゃなくて」と否定される前の楽章群。
こんな音、とはどんな音なのか。その第1楽章を覗いてみました。
懲りもせず、楽譜動画です。桶の総譜なんで、細かい。全画面推奨。
(とはいえ、前作より段数は少ないので、なんとか見ていただけるかと)
うん、いろんな音が同時並走してるのが見えますよ。
第1楽章 (いまここ)
第2楽章 sm39825310
第3楽章 sm39825399
第4楽章 未定。他の方の動画も多いので、まずはそちらをお楽しみください。
musescore.comの生成動画をベースに、ニコ動対応でビットレートなどを調整しています。タイトルとクレジット画面は後付け。音には多少下駄を履かせたり、リヴァーブをうっすらと叩(はた)いてみる程度のお化粧はしてますが、基本材料はmusescoreの標準付属音源(サウンドフォント)だけです。
譜データ → https://musescore.com/user/3736901/scores/7322783
mylist/34723926
補記)生成動画が「楽器名」を無視してくれるので、編成。譜の上段から順に
2 Flauti-2 Oboi-2 Clarinetti(B)-2 Fagotti
4 Corni(2 in D,2 in B-basso)-2 Trombe(D)
Timpani (in D,A)
Violino I e. II-Viola-Violoncello-Contrabasso
--あれこれ
・(MSへの)欲しいものリストを洗い出せる演奏/記譜にはなったか、と。
・その他拝借詳細動画内。こちらも多謝。
ベートーヴェン 交響曲第9番ニ短調「合唱付き」 第1楽章 Symphony No.9, 1st Movement by L.v. Beethoven
いよいよベートーヴェンの大作「第九」をお送りします。この曲は何といっても終楽章が有名ですが、声楽をMusescoreでうまく再現できるかどうかわかりませんので、とりあえず第1楽章をお送りします。この楽章は混とんとした中にも、光あり影ありで、ベートーヴェン自身がこれまでの人生を振り返っている感じがします。管弦楽法としては4本のホルンの倍音をうまく使い分けて効果を出しています。展開部の木管楽器のかけ合いも見事で、長い楽章ですが聴いていて飽きるということがありません。このあと、第2楽章、第3楽章にも挑戦しようと思います。
モーツァルト ピアノ協奏曲第20番ニ短調K466 第1楽章 Piano Concert No.20 by W.A. Mozart 1st Movement
モーツァルトのピアノ協奏曲の中でも、最も人気がある第20番ニ短調の第1楽章をお送りします。モーツァルトは短調のピアノ協奏曲を2曲書いていて、この曲ともう一つは先日第2楽章をお送りした第24番ハ短調です。いずれもパッションに満ちた意欲作です。特にこのニ短調は、それまでのモーツァルトの作風から一転して、ロマン派を彷彿とさせる名作と言っていいでしょう。出だしのシンコペーションから幻想的で、聴く人の心をひきつけます。ベートーヴェンは、とりわけこのニ短調の協奏曲が好きだったらしく、「なんという美しい曲だろう!私にはこのような美しい曲は書けない!」という言葉を残したといわれています。ベートーヴェンは、この曲を何度も弾いたと思われ、自らカデンツァを残しています。この動画でもベートーヴェンのカデンツァを採用しました。このカデンツァは、テンポや強弱が逐次変わり、さらに劇的です。最後のオーケストラの全奏に移るところはまさにベートーヴェンそのものです。
【歳時記】交響曲第9番ニ短調作品125 第2楽章 (Beethoven)【楽譜】
歳末なので、第九。
その第4楽章はあまりに有名ですが、
その冒頭で「こんな音じゃなくて」と否定される前の楽章群。
こんな音、とはどんな音なのか。その第2楽章を覗いてみました。
懲りもせず、楽譜動画です。桶の総譜なんで、細かい。全画面推奨。
うん、いろんな音が同時並走してるのが見えますよ。
第1楽章 sm39825237
第2楽章 (いまここ)
第3楽章 sm39825399
第4楽章 未定。他の方の動画も多いので、まずはそちらをお楽しみください。
musescore.comの生成動画をベースに、ニコ動対応でビットレートなどを調整しています。タイトルとクレジット画面は後付け。音には多少下駄を履かせたり、リヴァーブをうっすらと叩(はた)いてみる程度のお化粧はしてますが、基本材料はmusescoreの標準付属音源(サウンドフォント)だけです。
譜データ → https://musescore.com/user/3736901/scores/7322831
mylist/34723926
補記)生成動画が「楽器名」を無視してくれるので、編成。譜の上段から順に
2 Flauti-2 Oboi-2 Clarinetti(C)-2 Fagotti
4 Corni(2 in D,2 in B-basso)-2 Trombe(D)-3 Tromboni(AT/B)
Timpami (in F-alto,F-Basso)
Violino I e. II-Viola-Violoncello-Contrabasso
--あれこれ
・Scherzo後半の繰返し、あまり聴くことないのでここでは音にしてみた。
・Codaの前のセパレータも無視されたので、動画では譜面上、前とつながってる
ように見える。あしからず。(配布譜面では問題ない)
・その他拝借詳細動画内。こちらも多謝。
シューベルト 交響曲第8番 ハ長調「グレート」第2楽章 Symphony No.8 by F. Schubert "The Great Symphony" 2nd Movement
シューベルトの交響曲第8番ハ長調「通称:ザ・グレート」の第2楽章をお送りします。この曲は、以前は第7番、あるいは第9番などと呼ばれて混乱していますが、現在では第8番と呼ばれることが多いようです。世界的に、その長大さから「The Great Symphony」という愛称で親しまれています。要するにベートーヴェンと違って、シューベルトは自分の交響曲に番号をつけて出版するということがなかったうえ、有名な「未完成交響曲」のように未完成の曲も多かったので、何番目の交響曲かということはあまり問題になりません。それよりなにより、この曲はシューベルトが全身全霊をかけて創った最後の大作であるにもかかわらず、その楽譜は、いったんウィーン学友協会に提出されたものの、一回も演奏されなかったと思われています。こんなに美しい名曲をシューベルト自身は一回も聴くこともなく世を去ったとは!その楽譜はシューベルトの死後、お兄さんの机の引き出しに眠っていて忘れ去られましたが、シューベルトの死後10年以上たって、シューマンがお兄さんのところを訪れた際に「発見」され、メンデルスゾーンの式で初めて音になりました。
さて、シューベルトは「歌曲王」として知られていて、この曲のような大オーケストラの長大な作品はあまりシューベルトらしくないと思われがちです。しかしシューベルトがこの曲にかける意気込みは並々ならぬものがあります。この曲が作曲されたとおもわれる1825年は、ちょうどベートーヴェンの「第九」が初演された後で、シューベルトも「第九」を聴いて感動し、みずからもそのような大交響曲を書くことを決意したと思われます。実際この交響曲の第4楽章には、「第九」の歓喜の歌そっくりのメロディーが出てきます。しかし、結果として出来上がった曲は「第九」とは似ても似つかぬシューベルトそのものの曲になりました。この曲の魅力を一言でいうと、「メロディーと和声の美しさ」に尽きると思います。とりわけこの第2楽章はシューベルト独特の転調や和声の「隠し味」は、まさに「天国的な美しさ」といってよいでしょう。中間部はさらに精緻な美しさを持っており、オーボエとクラリネットのソロは涙なしには聴くことができません。もう一つオーケストレーションに関してこの曲の特徴は、「トロンボーン」の効果的な使用にあります。トロンボーンというと大音量のところに使われると思われがちですが、シューベルトはピアノの部分にもトロンボーンを極めて効果的に使っています。そのあたりの美しさが、このMusescoreで再現できたでしょうか?
[作業用BGM]癒される作業用BGMセット
youtubeと同じものになります。
弦楽とクラリネット、ハープのための夜想曲~黄昏~セピア色の記憶
Noctorne in F majoy for strings and clarinet,harp ~The evening~The old memory
予想外の再生数!皆さん聴いてくれてありがとうございます。DTM作品で歴代最高の再生数です(>ω<)
ベートーヴェン 交響曲第9番 第3楽章 Symphony No.9 by L.v. Beethoven 3rd Movement
引き続き第九の第3楽章をお送りします。誰の言葉か忘れましたが、「もしベートーヴェンが、生涯の間に、この第九の第3楽章1曲だけしか作曲しなかったとしても、彼の名は音楽史上に燦然と輝いたであろう」という言葉があります。それほどこの楽章は美しく、人々の心に訴えかけるものがあります。ところで、ベートーヴェンはアイディアマンで、色々と聴衆を飽きさせない工夫をしています。特に曲の出だしは工夫をしていて、第九も4つの楽章すべて「意表を突く」出だしです。この第3楽章の始めも、ファゴットとクラリネットが神秘的なハーモニーを奏でます。また楽器の特徴を生かす工夫も随所に見られ、中間部の第4ホルンのソロの部分は見事です。ではごゆっくりとお楽しみください。
ベートーヴェン ピアノソナタ第14番嬰ハ短調「月光ソナタ」オーケストラ版 ”Sonata quasi una Fantasia”by L.v. Beethoven Orchestra version
オーケストラへの編曲の第2弾として、ベートーヴェンのもっとも有名なピアノソナタ嬰ハ短調「月光ソナタ」をお送りします。この曲は超有名なので、すでに多くのオーケストラ編曲版がありますが、独自に色々趣向を凝らして新たに編曲してみました。Musescoreは、どんな楽譜でも再現してくれるので、実際に楽器で演奏するのは難しい譜面になってしまったかもしれません。たとえば、終楽章の弦楽器の速いパッセージは、ちょっと演奏不可能かもしれませんがご容赦ください。さて、ベートーヴェンの作曲スタイルは、常に終楽章を先にイメージして、それに向かって第1楽章、第2楽章などを組み立てていきます。ですから、ベートーヴェンには意外に「未完成」の曲が少ないという特徴があります。この「月光ソナタ」も同様で、激しい終楽章の楽想が先に出来上がり、それにふさわしい前の楽章として、幻想的な緩徐楽章である第1楽章、愛らしい第2楽章が作られたのだと思います。第1楽章冒頭の低音(ピアノでいうと左手)の音型は、まさに終楽章の低音の音型と同じです。ピアノでの演奏もいいですが、このオーケストラ版も結構いけると思いますが、どうでしょうか?
このサイトは、モーツァルト、ベートーヴェン、シューベルトを中心にMusescoreで作ったオーケストラ曲をお送りしていますが、オーケストラに編曲してみたい曲があったら、書き込みお願いします。
LEGEND OF LANO音楽集
自作ゲーム「LEGEND OF LANO」の音楽集です
作曲・編曲:鷹(RHAGON)
ブログ:http://blog.livedoor.jp/rhagon/
※一部の曲はWAVEファイルを紛失したため入っていません
交響詩「禎子の歌」(オリジナル曲)
佐々木禎子さんを知っていますか?
終戦から10年後に、12歳の若さで、原爆の後遺症で亡くなった方です。
入院中に禎子さんと同室だった大倉記代さんの記録『想い出のサダコ 思春期の入り口にいた三か月(よも出版)』に触発されて作曲しました。
(0:00〜記代は、禎子と過ごした日々を語り始める)
(1:52〜若き日、記代の病室に原爆症の禎子が入院してくる。利発な禎子は病院中に友だちを作っていた)
(4:20〜禎子と同じ原爆症の「ゆきちゃん」が命を落とす。記代と禎子はゆきちゃんの星を探す(レクイエム))
(7:00〜禎子の歌(作詞:すみ))
すみの自作ソングなど→mylist/37265696
リズム研究のための小品集(途中)→mylist/38840177
アレンジもの→mylist/40918797
ベートーヴェン交響曲第6番「田園」第2楽章(Musescore版) Symphony No.6 (Beethoven) 2nd Movement
ベートーヴェンの交響曲第6番「田園」の第2楽章をお送りします。この楽章は、特にビオラやチェロの細かい音符が多く、結構作るのに時間がかかりました。木管楽器のソロが美しく響きます。最後の鳥の鳴き声も、それらしく聞こえます。ではご鑑賞ください。
未完成交響曲第2楽章(Musescore版) Unfinished Symphony (F. Schubert) on computer using a software "Musescore".
有名なシューベルトの未完成交響曲第2楽章をお届けします。オーボエやクラリネットのソロは大変美しく響きます(本物より美しいと言ったら、音楽家に怒られそうですが・・・)。弦楽器のピチカートもそれらしく聞こえます。強弱やスラー、スタッカートなどをもう少し改善したいと思っています。
メンデルスゾーン ヴァイオリン協奏曲ホ短調 第1楽章 Violin Concert E-moll (1st Movement) by F. Mendelssohn
今回はヴァイオリン協奏曲の中でも最高傑作であるメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲ホ短調の第1楽章をお送りします。この曲は以前、中学生の音楽の教科書にも取り上げられていて、この曲の虜になった私は、LPレコードがすり切れるくらい、夢中になって聞いた覚えがあります。独奏ヴァイオリンが朗々と歌う出だしのメロディーは魅力的で、一度聴いたら忘れられません。ト長調の第2主題との対比も見事です。第1楽章の最後は終わらずにファゴットの長音が続き、そのまま第2楽章になりますが、ここではいったん終わりにしてあります。
未完成交響曲第1楽章(Musescore版) Unfinished Symphony (F. Schubert) 1st Movement
引き続きシューベルトの未完成交響曲第1楽章をお届けします。
【歳時記】交響曲第9番ニ短調作品125 第3楽章 (Beethoven)【楽譜】
歳末なので、第九。
その第4楽章はあまりに有名ですが、
その冒頭で「こんな音じゃなくて」と否定される前の楽章群。
こんな音、とはどんな音なのか。その第3楽章を覗いてみました。
懲りもせず、楽譜動画です。桶の総譜なんで、細かい。全画面推奨。
うん、いろんな音が同時並走してるのが見えますよ。
第1楽章 sm39825237
第2楽章 sm39825310
第3楽章 (いまここ)
第4楽章 未定。他の方の動画も多いので、まずはそちらをお楽しみください。
musescore.comの生成動画をベースに、ニコ動対応でビットレートなどを調整しています。タイトルとクレジット画面は後付け。音には多少下駄を履かせたり、リヴァーブをうっすらと叩(はた)いてみる程度のお化粧はしてますが、基本材料はmusescoreの標準付属音源(サウンドフォント)だけです。
譜データ → https://musescore.com/user/3736901/scores/7322879
mylist/34723926
補記)生成動画が「楽器名」を無視してくれるので、編成。譜の上段から順に
2 Flauti-2 Oboi-2 Clarinetti(B)-2 Fagotti
4 Corni(2 in B,2 in Es)-2 Trombe(B)
Timpami (in B,F)
Violino I e. II-Viola-Violoncello-Contrabasso
--あれこれ
・緩徐楽章は難しい。いろいろと。
・訂正:90小節 Hn.4, 先頭の八分音符G1音の符頭は、可視属性を付す必要あり。
133小節 Tr. dimin. hairpin 原譜になし。表示上不可視に。
・その他拝借詳細動画内。こちらも多謝。
【NNI】桜平#38:天地の叫び
2015/11/8作曲
桜平#04:「叫び」から桜平#38:天地の叫び
YouTubeでも「No.」で公開中
ベートーヴェン交響曲第6番「田園」第1楽章(Musescore版) Symphony No.6 (Beethoven) 1st Movement
ベートーヴェンの交響曲第6番「田園」の第1楽章をお送りします。この曲は単純な繰り返しが多いので、意外に楽譜を作るのは簡単でした。ただ、繰り返すときに微妙に音を変えているところがあるので、ベートーヴェンの意図が何なのか、考えながら楽譜を作るのは結構楽しいものです。
ドヴォルザーク 交響曲第9番「新世界より」第2楽章 Symphony No.9 by A. Dvorak "From the new world”2nd Movement
今まで主に、ウィーン古典派の曲を中心にお送りしてきましたが、今回は少し時代を下り、ドヴォルザークの曲をお送りします。ドヴォルザークは私の好きな作曲家の一人で、美しい魅力的な名曲がたくさんありますが、何といっても「新世界」が名曲であることは万人が認めるところです。特に第二楽章のメロディーは誰でも知っている「歌」です。音階の中で、「ファ」と「シ」が抜けた最初のフレーズは、日本の民謡や演歌に通じるものがあり、日本でも「家路」という題名で「遠き山に、日は落ちて・・・♪♪」とうたわれてきました。また、そのメロディーは学校の下校時間や、店の閉店時などでも使われています。大作曲家の名曲というのは、えてして初演は理解されずに失敗のものが多い中、この「新世界交響曲」は、初演の時から好評で、いきなりヒット作となりました。それもそのはずで、すでに巨匠となったドヴォルザークが、アメリカに招待され、そこでの歓待にお礼の意味を込めてこの曲を書いたという事情から、アメリカの人々から熱狂されたのは当然でしょう。曲は神秘的な和音で始まり、すぐに有名なあのメロディーがイングリッシュホルンで奏でられます。ここの部分は、Musescoreに「イングリッシュホルン」があったのですが、なぜかあまりいい音ではなかったので、オーボエにしました。中間部の嬰ハ短調の部分も感動的です。最後の方で第一楽章のテーマがそれとなく重なってくるのは「循環形式」というらしいですが、この交響曲は、第3楽章、第4楽章でも、どんどんと前の楽章のテーマが重なってきて統一感を出しています。さすがにロマン派以降の曲はテンポや強弱が頻繁に変わるのですが、それをMusescoreで再現するのは、指揮者になった気分がして楽しいものです。
ベートーヴェン「32の変奏曲ハ短調」 オーケストラ版 32 Variations in C Minor, by L.V. Beethoven, arranged to orchestra
このところずっと、ピアノ曲をオーケストラに編曲したものをアップしてきました。だいたい、モーツァルト→ベートーヴェン→シューベルトという順番なので今回はベートーヴェンです。以前も触れましたが、やはりベートーヴェンのピアノ曲というのは、ピアノで演奏してこそ価値があるので、なかなかオーケストラになりそうな曲がありません。しかし今回取り上げた「創作主題による32の変奏曲 ハ短調」は編曲し甲斐がありました。この曲はベートーヴェン36歳ころの作品ですから、「運命」「田園」などを作曲したころのまさにベートーヴェン円熟期の大作です。テーマは8小節の短いものですが、2つの変奏が対になっていて、緩ー急、長調ー短調、強ー弱など自由奔放に変化していき、飽きることがありません。ハ短調というのはベートーヴェンにとって運命的な調であり、傑作ぞろいですが、この曲も例外ではなく、ベートーヴェン独特のパッションに満ちた迫力のある作品で、最後の盛り上がりも実に感動的です。オーケストラで聴くと、より迫力が増すような気がしますがどうでしょうか?
モーツァルト ロンドイ短調 K511 オーケストラ版 Rondo A-moll K511 by W.A. Mozart arranged to orchestra
さて、モーツァルトの番です。今回はピアノ曲の「ロンド イ短調 K511」をオーケストラに編曲してみましたのでお送りします。この曲は、以前お送りした「ロンド ニ長調 K485」と近い時期に書かれたので、おそらくモーツァルトは対の形で作ったのではないかと思います。2つのロンドの性格は全く正反対で、ニ長調のロンドが明るく華やかな主題をもとにしているのに対し、このイ短調の方は「イ短調」という調性からわかる通り、どこかメランコリックで物悲しい主題から始まります。何やらショパンのメロディーのようです。ただ、半音階的進行はモーツァルト独特です。この部分を演奏する楽器は、オーボエ以外は、ありえないと思って作り始めたのですが、どの部分もオーボエが良さそうなので、なにやらオーボエ協奏曲のようになってしまいました。でもそれなりに美しく響いていると思います。この曲はロンドと言っても、かなり自由な構成をしていて、中間部のヘ長調を経て、主題が再現するところあたりから、モーツァルトの天才がさく裂します。先ほど述べた半音階的進行が顕著になり、だんだんと、何調かわからなくなってきます。そしてまさに、無調の現代曲かと思わせる部分もあります。それでいて、何気なく元のイ短調に収束するのは、まさにモーツァルトの天才のなせる業と言っていいでしょう。最後は別れを惜しむように、そっと終わります。
メンデルスゾーン 序曲「フィンガルの洞窟」 Fingal's cave by F. Mendelssohn
今回はメンデルスゾーンの演奏会用序曲、「フィンガルの洞窟」をお送りします。メンデルスゾーンの曲は、すべてにおいて精緻で均整がとれていて、非の打ちどころがありません。シューマンはメンデルスゾーンのことを「音による風景画家」と呼びましたが、まさにこの曲を聴くと、海岸にある洞窟に波が押し寄せる風景が目に浮かびます。かつてライプツッヒのメンデルスゾーンの家を訪れたことがありますが、そこには、メンデルスゾーン自身が描いた風景画が数多く展示してありました。名画とは言えませんでしたが、彼の音楽同様、なかなか均整のとれた美しい絵でした。メンデルスゾーンの楽譜には、弦楽器の細かなパッセージが多くあり、楽譜の数が著しく多いため、譜面を作るのが大変でした。モーツァルトやベートーヴェンは同じパッセージを2回、3回、4回と繰り返すことが多いので、コピペで楽譜を作れますが、メンデルスゾーンの繰り返しは、時々音型を微妙に変えてくるので厄介です。完成するのに結構時間がかかりました。
では海岸の風景を思い浮かべながら、ごゆっくり鑑賞してください。
【NNI】桜平#36:大地の叫び
2015/10/6作曲
桜平#04:「叫び」から桜平#36:大地の叫び
YouTubeでも「No.」で公開中
【ピアノソロ】 怪しの人情模様(FULL) ~がんばれゴエモン
でろでろ道中より、怪奇村BGM全パートピアノアレンジ。
ベートーヴェン交響曲第5番「運命」第2楽章(Musescore版) Symphony No.5 (Beethoven) 2nd Movement
前回に続いて、ベートーヴェンの交響曲第5番「運命」の第2楽章をお送りします・
モーツァルト ピアノ協奏曲第22番変ホ長調K482 第2楽章 Piano Concert No.22 by W.A. Mozart 2nd Movement
これまで、モーツァルトのピアノ協奏曲の第2楽章として、21番、23番、24番をアップしてきました。その中間にある第22番の第2楽章をお送りします。この曲は他の協奏曲に比べると地味なので演奏される機会は少ないですが、やはりモーツァルト円熟期の傑作といってよく、実は私の最も好きな曲です。とりわけこの第二楽章は感動的です。ハ短調の変奏曲形式ですが、モーツァルトの変奏曲にしては主題が長く、変奏も比較的自由です。この曲はオーボエを欠いていて、クラリネットが加わっているので音がまろやかに響きます。変ホ長調で歌われる木管楽器の変奏や、ハ長調に転じてフルートとファゴットがかけ合う変奏は、この世のものとは思えないくらい精緻です。Musescoreで再現できたでしょうか?
ベートーヴェン交響曲第5番「運命」第4楽章(Musescore版) Symphony No.5 (Beethoven) 4th Movement
前回に続いて、ベートーヴェンの交響曲第5番「運命」の第4楽章をお送りします。この楽章は、音符の数が多いですが、同じ音型の繰り返しや、3度の音程での繰り返しなどが多く、コピペが多用できるので助かりました。しかし時々、単純な繰り返しではなく、ベートーヴェンが意図的に変化させている部分も多く、それらが「隠し味」となって、曲全体に緊張感が生じています。
シューベルト「ピアノソナタ第16番 イ短調 作品42 D 845」第1楽章 Piano Sonata A-moll by F. Schubert 1st Movement
これまでに、モーツァルトの「トルコ行進曲」とベートーヴェンの「月光ソナタ」をオーケストラに編曲しました。次はシューベルトの曲で、何かオーケストラに編曲できないかと考えました。シューベルトといえば歌曲です。シューベルトの歌曲は、これまでにリスト、ベルリオーズ、ブラームス、 ヴェーベルン、ブリテンといった名だたる作曲家がオーケストラに編曲しています。ピアノ曲はどうかと言えば、「さすらい人幻想曲」を確かリストが編曲していたと思います。そこで、今回私は「ピアノソナタ第16番 イ短調 作品42 D 845」の第1楽章に挑戦してみました。というのは、冒頭のメロディーが、クラリネットとファゴットのユニゾンで奏されるのが頭に浮かんだからです。さて、この曲はシューベルトにしては、ややマイナーな曲ですが、晩年の(といっても28歳くらいですが)の名作といっていいでしょう。ただ、シューベルトのソナタの常として同じような繰り返しが多く「長すぎる」ので、よほどのシューベルト好きでないと、退屈かもしれません。それとこれまたシューベルトの常として、滾々と湧き上がる楽想を第1楽章から譜面にしていくので、第3楽章、第4楽章とだんだん影が薄くなっていくきらいがあります。第2楽章までで終わった「未完成交響曲」が最大の名曲というのもうなづけますね。しかし実際にオーケストラの譜面にしてみると、意外にもオーケストラにマッチした譜面のように感じました。シューベルトはピアノを持っていなかったので(そもそも住む家も持っておらず、友人の家を泊まり歩いていた)、ピアノなしでピアノの曲を書いたからと思われます。モーツァルトやベートーヴェンは「ピアノ」という楽器をすこぶる意識して曲を作るので、オーケストラにすると、あるパッセージにふさわしい楽器がなかなか思いつかないことがあります。やはりピアノでなければならない楽想なのですね。その点シューベルトのピアノ曲は、大体の部分はぴったりとマッチした楽器が思いつきます。どうぞご鑑賞ください。
ラグトレインで遊ぼう3.3
視聴ページにて、読込んだMusicXMLの情報を、
video要素の再生時間に合わせて、反映するJavaScript。
本動画中に再読込みをかけたのはバグったからです、直します。
Firefoxでは起きなかったのに何故?
/* 動作環境 */
Webブラウザ : Google Chrome / Firefox
必須拡張機能 : Tampermonkey
/* MuseScoreにて、独自記述による機能 */
発音ガイド(ひらカナ・ローマ字)を表示する。
歌詞字幕を表示する。
/* 前回からの変更点 */
ソースコードを1から書き直す(ちゃぶ台返し)。
---
各種操作・編集用パネルを画面右端に追加する。
動画の再生時間の何秒から、情報を反映するか調整する。
---
譜面を表示する。
吹き出しを表示する(Osu!系統)。
音符を右から左に表示する(太鼓の達人/beatmania系統)。
---
Youtubeに対応。但し、動画にはしません。
/* 楽譜の情報元の作者様 */
○ラグトレイン
過去動画の動画説明文を参照
○シンクタンク
きのうのすなば 氏
【NEUTRINOカバー】シンクタンク covered by ずんだもん【ずんだもんが歌ってみた】
https://www.nicovideo.jp/watch/sm41385774
/* 動作確認した視聴ページ */
○ラグトレイン
稲葉雲 氏
https://www.nicovideo.jp/watch/sm37198038
https://www.youtube.com/watch?v=UnIhRpIT7nc
○シンクタンク
稲葉雲 氏
https://www.nicovideo.jp/watch/sm40978472
https://www.youtube.com/watch?v=xn4qndSd3vs
シューベルト「4つの即興曲 D935」第1曲ヘ短調 4 Impromptus D935 : No.1 F moll by F. Schubert arranged to orchestra
今回はシューベルトの「4つの即興曲D935」から第1曲ヘ短調のオーケストラ版をお送りします。この曲は若干地味で、ピアノに興味のない人はあまり聴いたことがないかもしれませんが、実は私の最も好きな曲のひとつです。この曲集は、シューベルト最晩年の1827年頃に作曲されました。シューベルトは同時期にもう一つの曲集「4つの即興曲 作品 D899」も作曲していますが、どれもメロディーの美しさや転調の妙に満ち溢れた傑作です。
さて、このヘ短調の曲も、とりわけ幻想的な美しさに満ちた名曲だと思います。この曲の形式は、ウィキペディアによると「展開部を欠いたソナタ形式」となっていますが、A-B-A'-B'-A''(コーダ)のような5部形式にも聴こえます。一応、AとA'はともに主調のヘ短調で、BとB'には、提示部と再現部を思わせる調性関係(B'が主調で再現する)があるので、ソナタ形式としたのでしょう。ただ、Aの中にも第2主題と思われる変イ長調の美しいメロディーがあり、それがA'ではヘ長調で再現するので、B、B'という中間部を挟んだソナタ形式とも言えます。それはさておき、その変イ長調の第2主題は、だれでも口ずさめるような親しみやすいメロディーで、一度聴いたら忘れられません。Bの中間部は幻想的で、まさに天国的な美しさといっていいでしょう。この部分はオーケストラ版では木管楽器が大活躍します。ただし、シューベルトの常として調性はきわめて複雑です。いきなり変イ短調ではじまり、さまざまな遠隔調をさまよい歩くので、演奏者は大変かもしれません。その点、Musescoreは、どんな楽譜でも音にしてくれるので楽です。ちなみに、Aの部分の最後に、めちゃくちゃ高い音が出てくるので、ヴァイオリンではうまく再現できませんでした。なので、この部分だけあえてピッコロを入れてみました。ではご鑑賞ください。
【NNI】桜平#31:魂の叫び
2015/7/11作曲
桜平#04:「叫び」より桜平#31:魂の叫び
YouTubeでも「No.」で公開中