細川碧:交響組曲《富士》

細川碧:交響組曲《富士》

細川碧(明治三十九年~昭和二十五年)はウィーンへの留学途上、船で初代N響事務長となる有馬大五郎と知り合います。ウィーンではフランツ・シュミットの下で音楽を学び、交響詩《法の夕》は師から「日本のストラヴィンスキー」と賛辞を受けウィーン・フィルでの演奏を日本へ生中継で放送する計画もありました。戦後は戦争協力者として東京音楽学校を追われ、若くして亡くなり作品も散逸しています。《富士》は昭和十六年の外国向け観光宣伝映画につけた音楽から富士の麓での生活、村祭り、スキー遊び、富士巡礼の場面の音楽をまとめた組曲です。山田夏精(一雄)指揮東京フィルハーモニー交響楽団による昭和三十五年九月十九日の放送用録音です。尚この音源はNHKFMによるものです。 今まで投稿した動画→ mylist/34165070

http://www.nicovideo.jp/watch/sm27788467