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【鎌倉仏教シリーズ】第84回・日蓮主義③宮沢賢治と国柱会2-1
宮沢賢治と言えば、「銀河鉄道の夜」とか「風の又三郎」、そして「雨ニモマケズ」手帳などで彼の事を知らない日本人はほとんどいないと言ってもよいぐらい有名な童話作家です。しかし、その宮沢賢治が、あの511事件、血盟団事件、226事件などに関連した恐ろしい日蓮主義の熱烈な信者であったことを知る人は少ないと思います。一体彼の作品や、イーハトーブの理想郷を目指した羅須地人協会がその日蓮主義と関連があるのか? その辺りを中心に宮沢賢治の生涯およびその作品を見ていきたいと思います。
【鎌倉仏教シリーズ】第83回・日蓮主義②田中智學と国柱会2- 2
本来日蓮宗は、日本の天皇と言えども所詮釈迦牟尼仏の守護神の一つにすぎないと解釈してましたが、明治13年(1880)に田中智學が、釈迦牟尼仏と日蓮上人とアマテラスは同一である(王法冥合論)を展開し、蓮華会を設立して以降、日蓮主義は燎原の火のごとく広がり、大正13年(1943)に国柱会へと発展すると、日蓮主義は軍人、知識人、文化人の間に大きな影響力を持つようになり、後の多くの右翼テロリズムのイデオローグとなっていきます。
【鎌倉仏教シリーズ】第83回・日蓮主義②田中智學と国柱会2- 1
【鎌倉仏教シリーズ】第83回・日蓮主義②田中智學と国柱会2- 本来日蓮宗は、日本の天皇と言えども所詮釈迦牟尼仏の守護神の一つにすぎないと解釈してましたが、明治13年(1880)に田中智學が、釈迦牟尼仏と日蓮上人とアマテラスは同一である(王法冥合論)を展開し、蓮華会を設立して以降、日蓮主義は燎原の火のごとく広がり、大正13年(1943)に国柱会へと発展すると、日蓮主義は軍人、知識人、文化人の間に大きな影響力を持つようになり、後の多くの右翼テロリズムのイデオローグとなっていきます。
【鎌倉仏教シリーズ】第81回・日蓮宗⑪日蓮宗の葬儀と年中行事2-2
今日、仏教というと葬式というイメージが強いですが、本来の仏教は葬儀の観念は無く、葬儀は無縁のものであったはずであるにかかわらず、今日の大乗仏教は、ほとんどが葬儀との関連の中で語られている現実であると思います。これは、仏教伝来が中国大陸を経た時に、儒教や道教の影響を強く受け、霊魂不滅説や死後の冥府(黄泉)の観念、そして祖霊信仰の思想および祭祀(お墓、位牌、盂蘭盆<お盆>など)が定着したことによります。日蓮宗は、葬儀で上げるお経はすべて法華経の中からで、あと題目唱誦(南無妙法蓮華経)を繰り返すことを特徴としています。
【鎌倉仏教シリーズ】第81回・日蓮宗⑪日蓮宗の葬儀と年中行事2-1
今日、仏教というと葬式というイメージが強いですが、本来の仏教は葬儀の観念は無く、葬儀は無縁のものであったはずであるにかかわらず、今日の大乗仏教は、ほとんどが葬儀との関連の中で語られている現実であると思います。これは、仏教伝来が中国大陸を経た時に、儒教や道教の影響を強く受け、霊魂不滅説や死後の冥府(黄泉)の観念、そして祖霊信仰の思想および祭祀(お墓、位牌、盂蘭盆<お盆>など)が定着したことによります。日蓮宗は、葬儀で上げるお経はすべて法華経の中からで、あと題目唱誦(南無妙法蓮華経)を繰り返すことを特徴としています。
【鎌倉仏教シリーズ】第80回・日蓮宗⑩日蓮宗の加持祈祷2-2
日蓮宗と言えば、ひたすら南無妙法蓮華経と法華経の題目(タイトル)を読誦(唱える)し続けるだけ、と思われがちですが、日蓮宗主流派の流れの身延門流と中山門流は、法華経に出てくる天部(守護神)と言われる神々をその信仰に採り入れ、密教から加持祈祷の儀式を採り入れ、さらには「鍋かぶり日親」から続く荒修行の流れも汲み、独特の信仰形態を形作って行きます。身延門流は明治時代の神仏判然令により廃絶させられますが、沈黙を守った中山門流(大本山・中山法華経寺<千葉市川市>)は今日まで続いています。
【鎌倉仏教シリーズ】第80回・日蓮宗⑩日蓮宗の加持祈祷2-1
日蓮宗と言えば、ひたすら南無妙法蓮華経と法華経の題目(タイトル)を読誦(唱える)し続けるだけ、と思われがちですが、日蓮宗主流派の流れの身延門流と中山門流は、法華経に出てくる天部(守護神)と言われる神々をその信仰に採り入れ、密教から加持祈祷の儀式を採り入れ、さらには「鍋かぶり日親」から続く荒修行の流れも汲み、独特の信仰形態を形作って行きます。身延門流は明治時代の神仏判然令により廃絶させられますが、沈黙を守った中山門流(大本山・中山法華経寺<千葉市川市>)は今日まで続いています。
【鎌倉仏教シリーズ】第79回・日蓮宗⑨法華神道(蓮密)2-2
日蓮宗と言うと、ただただ南無阿弥陀仏と題目を唱えてるだけの印象がありますが、主流派の身延流や中山流では法華経の中に出てくる仏教の守護神たちを祀り、また、そうした神々は日本の神々と習合し、実質日本の神を諸天(仏教守護神)の支配下に置くという形で祀って行きます。例えば伊勢神宮の外宮で祀られ信仰されていた妙見菩薩は日蓮の手により道教と習合して「北斗妙見菩薩」として日蓮宗の守護神となります。日像が比叡山より持ち込んだ三十番神(日本の神社の神々を法華経の守護神とする)などとともに法華神道(蓮密)を形作って行きます。
【鎌倉仏教シリーズ】第77回・日蓮宗⑦鍋かぶり日親2-2
法華経には、釈尊(釈迦)の言葉で「法華経を広めるものは必ず迫害される」ということが書かれており、日蓮は自ら四度の法難(迫害)を受け、法華経の正しさを証明されたと訴えましたが、日蓮の孫弟子世代にあたる日親は、日蓮の意思を継いで自らも法難を受けることを覚悟の上で、時の将軍足利義教に諌暁(かんぎょう→諌め諭すこと)を三度に渡り行い、投獄された上で拷問につぐ拷問を受け、赤く焼いた鍋を頭から被せられるという拷問まで受けます。「鍋かぶり日親」の語源はこれに由来してます。この日親の系統(中山門流)は、荒修行を軸とする教義をその後にも伝えて今日に至っています。
【鎌倉仏教シリーズ】第77回・日蓮宗⑦鍋かぶり日親2-1
法華経には、釈尊(釈迦)の言葉で「法華経を広めるものは必ず迫害される」ということが書かれており、日蓮は自ら四度の法難(迫害)を受け、法華経の正しさを証明されたと訴えましたが、日蓮の孫弟子世代にあたる日親は、日蓮の意思を継いで自らも法難を受けることを覚悟の上で、時の将軍足利義教に諌暁(かんぎょう→諌め諭すこと)を三度に渡り行い、投獄された上で拷問につぐ拷問を受け、赤く焼いた鍋を頭から被せられるという拷問まで受けます。「鍋かぶり日親」の語源はこれに由来してます。この日親の系統(中山門流)は、荒修行を軸とする教義をその後にも伝えて今日に至っています。
【鎌倉仏教シリーズ】第76回・日蓮宗⑥日像と三十番神2-2
日蓮の弟子ベスト6のうち最も穏健だった日朗の甥である日像は、日蓮の入滅後(死後)、日蓮ゆかりの地を巡礼した後、京都入りし、京都に本格的に布教を始めましたが、畿内にすでに勢力のあった天台宗、真言宗、浄土宗はこぞってこの新興勢力の進出を阻むためあらゆる妨害を始めます。そして、ついには朝廷に上訴し、日像は京から追放されることになりますが、追放が説かれると再び入京するも、またすぐに追放と、このプロセスを三回繰り返した後、京に定着するようになり、京都における一大法華勢力を築くことになります。
【鎌倉仏教シリーズ】第76回・日蓮宗⑥日像と三十番神2-1
日蓮の弟子ベスト6のうち最も穏健だった日朗の甥である日像は、日蓮の入滅後(死後)、日蓮ゆかりの地を巡礼した後、京都入りし、京都に本格的に布教を始めましたが、畿内にすでに勢力のあった天台宗、真言宗、浄土宗はこぞってこの新興勢力の進出を阻むためあらゆる妨害を始めます。そして、ついには朝廷に上訴し、日像は京から追放されることになりますが、追放が説かれると再び入京するも、またすぐに追放と、このプロセスを三回繰り返した後、京に定着するようになり、京都における一大法華勢力を築くことになります。
【鎌倉仏教シリーズ】第75回・日蓮宗⑤日持の海外布教2-1
日蓮の弟子ベスト6(六老僧)の一人である日持は、46歳にして、東北・南北海道での布教の後、海外への布教を志し、秋田沖より船出し、現ロシアの沿海州に上陸後、旧満州(現・中国東北部)から内蒙古に進み、さらには南下してインドを目指しましたが、その志を達成することはなく内蒙古のどこかで死去されたとされてます。(諸説あり)この日持の満州・内蒙布教は、昭和の時代に、陸軍に深く浸透した日蓮主義右翼の人たちにより北進論の根拠とされていきます。
【鎌倉仏教シリーズ】第74回・日蓮宗④日興(創価学会への系譜)2-2
日蓮の六人の名弟子(六老僧)のうち、日興は、温厚な性格の日朗と対立し、日蓮の入滅後(死後)、他の5人の名弟子たちと対立し(五一相対)、日蓮宗の中心拠点の身延を去り、富士山麓に大石寺を創建し、日蓮宗富士門流を築きますが、この流れが後の日蓮正宗や、そこから派生した今日の創価学会へ繋がる流れとなります。その日興の思想とは、日蓮上人を釈迦の生まれ変わりとみなし、日蓮を本尊とし、題目読誦に徹して世界を仏国土とする急進思想であり、これは後に八紘一宇や国立戒壇設立を主張する昭和の日蓮主義へと繋がって行きます。
【鎌倉仏教シリーズ】第74回・日蓮宗④日興(創価学会への系譜)2-1
日蓮の六人の名弟子(六老僧)のうち、日興は、温厚な性格の日朗と対立し、日蓮の入滅後(死後)、他の5人の名弟子たちと対立し(五一相対)、日蓮宗の中心拠点の身延を去り、富士山麓に大石寺を創建し、日蓮宗富士門流を築きますが、この流れが後の日蓮正宗や、そこから派生した今日の創価学会へ繋がる流れとなります。その日興の思想とは、日蓮上人を釈迦の生まれ変わりとみなし、日蓮を本尊とし、題目読誦に徹して世界を仏国土とする急進思想であり、これは後に八紘一宇や国立戒壇設立を主張する昭和の日蓮主義へと繋がって行きます。
塩沼亮潤 TEDxTohoku 世界が持つべき、3つの心
宮城県仙台市秋保の慈眼寺の住職である塩沼さん。
その日の気分でえらんでね⇩
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