タグ 後期ロマン派 が登録されている動画 : 24 件中 1 - 24 件目
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山田耕筰:歌劇《黒船》:序景
山田耕筰の歌劇「黒船」は皇紀二千六百年奉祝楽曲として上演されましたが、元はシカゴ歌劇場での初演を目指して昭和四年に序景の作曲が開始されました。しかし立ち消えになってしまい、レニングラードで序景の世界初演がされました。外国での上演という環境だったため、日本の風俗を紹介するのがこの序景ですがそれが却って国内上演で省かれる一因ともなっています。砂原美智子(ソプラノ/お吉)、島田恒輔(テノール/火の番)、声(テノール/高田作造)、二期会合唱団、森正指揮東京フィルハーモニー交響楽団による昭和四十三年六月二十八日の放送用録音です。尚この音源はNHKFMによるものです。 今まで投稿した動画→mylist/34165070
安益泰:合唱と管弦楽のための交響幻想曲《韓國》(自作自演)
韓国の実質的な国歌「愛国歌」の原曲です。安益泰(1906~1965)はアジア人として(そして「大日本帝国臣民」として)唯一リヒャルト・シュトラウスに学んだ作曲家です。この曲にもシュトラウス仕込みのオーケストレーションが息づいています。国歌の作曲者であるにも関わらず満洲国建国10周年祝典音楽を作曲して演奏をするフィルムが見つかったことで親日派と認定されています。作曲者指揮、ロサンゼルス・フィルハーモニック、韓人団体合唱による演奏。嫌韓コメは控えるようお願いします。 今まであげた動画→mylist/34165070
山田耕筰:君が代を主題とせる御大典奉祝前奏曲
大正四年完成。昭和五十八年、山田一雄指揮東京都交響楽団、東京混声合唱団演奏。 今まであげた動画→mylist/34165070
The Enid(ジ・エニッド)In the Region of the Summer Starsの後半
英国最大の秘境The Enidの'79年ライヴ・アット・ハマースミスより。"In the Region of the Summer Stars"の後半。これを聴かずしてクラシカル&シンフォニックは語るな。YOU TUBEより転載。
細川碧:交響組曲《富士》
細川碧(明治三十九年~昭和二十五年)はウィーンへの留学途上、船で初代N響事務長となる有馬大五郎と知り合います。ウィーンではフランツ・シュミットの下で音楽を学び、交響詩《法の夕》は師から「日本のストラヴィンスキー」と賛辞を受けウィーン・フィルでの演奏を日本へ生中継で放送する計画もありました。戦後は戦争協力者として東京音楽学校を追われ、若くして亡くなり作品も散逸しています。《富士》は昭和十六年の外国向け観光宣伝映画につけた音楽から富士の麓での生活、村祭り、スキー遊び、富士巡礼の場面の音楽をまとめた組曲です。山田夏精(一雄)指揮東京フィルハーモニー交響楽団による昭和三十五年九月十九日の放送用録音です。尚この音源はNHKFMによるものです。 今まで投稿した動画→mylist/34165070
シュトラウス:日本の皇紀二千六百年に寄せる奉祝音楽イ長調Op.84
昭和十五年、日本政府が建国二千六百年を記念して催した各種の行事の一環として企画された演奏会の演目として、外国の作曲家に注文された作品の中でも最も有名だろう曲です。シュトラウスは息子がユダヤ系の女性と結婚していたことから、日本のとりなしを期待して作曲されたともいわれています。当時進めていた楽劇「ダナエの愛」を中断し、イタリア領南チロルのメラノで作曲されました。演奏会に出席した作曲家、早坂文雄はこの曲を見てくれだけが豪華で中身のない愚作だと批判しました。ネーメ・ヤルヴィ指揮NHK交響楽団による演奏。尚この音源はNHKFMの放送によるものです。 今まで投稿した動画→mylist/34165070
山田耕筰:音詩《神風》
皇紀二千六百年奉祝音楽の一つとして作曲された作品です。戦いの予兆と戦、元軍のマーチ、神風に感謝する日本の祈りなどリヒャルト・シュトラウス張りの作品になっています。途中でホルンが吹く旋律はワーグナーの「ジークフリート」の動機を引用しています。ドミトリー・リス指揮ウラル・フィルハーモニー管弦楽団による演奏。 今まであげた動画→mylist/34165070
レズニチェク「ドンナ・ディアナ」序曲
カラヤン/VPO。録音:1951年。up主はカラヤン嫌いな人です。でも、若い頃の演奏は結構好きなんですよ(シューマンの4番とか)。画像のジャケットは拾いもので、実際のものとは異なります。 mylist/6764523
コルンゴルト:左手のピアノのための協奏曲嬰ハ短調Op.17
エーリヒ・ヴォルフガング・コルンゴルト(1897年~1957年)はオーストリアの作曲家です。幼い頃から神童の誉れ高く、確固たる地位を確立していましたがナチスの台頭によりユダヤ系であったコルンゴルトはアメリカへ亡命しました。戦後一時オーストリアへ帰国するものの「終わった作曲家」扱いのまま死去しました。「左手のピアノのための協奏曲」は右手を失ったピアニスト、パウル・ヴィトゲンシュタインが何人かの作曲家に求めたものの一つで、ヴィトゲンシュタインの生前は彼一人しか演奏できませんでした。アンドリュー・マンゼ指揮デンマーク国立放送交響楽団演奏、アルトゥール・ピッツァロによるピアノ独奏。尚この音源はデンマーク放送のラジオ放送によるものです。 今まで投稿した動画→mylist/34165070
ハインツ・シューベルト:讃歌的協奏曲
ハインツ・シューベルト(1908年~1945年)はデッサウで音楽を学び、ミュンヘン音楽院でブルックナーの大家、ジークムント・フォン・ハウゼッガーに師事し、以後は作曲家と指揮者の両方で活躍しました。作風は後期ロマン派で「大管弦楽のためのシンフォニエッタ」、「ヴァイオリンと管弦楽のための協奏的組曲」などを発表しています。彼はベルリン・フィルと縁が深くほぼこのオーケストラが初演を行っています。シューベルトは1945年に戦死し、楽譜もほとんど焼失してしまったようです。ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団演奏。ソプラノはエルナ・ベルガー、テノールはヴァルター・ルートヴィヒ、オルガンはフリッツ・ハイトマン。 今まで投稿した動画→mylist/34165070
シュレーカー:あるドラマへの前奏曲
フランツ・シュレーカー(1878年~1934年)はオーストリア・ドイツで活躍した作曲家・指揮者です。後期ロマン派とドビュッシーやディーリアスなどの印象主義を取り入れた官能的な音楽が作風で、主にオペラ作曲家として知られましたがナチスの台頭により頽廃音楽として排斥され、脳溢血で世を去った後は長らく忘れ去られていました。「あるドラマへの前奏曲」はオペラ「烙印を押された人々」の前奏曲に作中の旋律を付け加えて演奏会用音楽として発表しなおされたものです。ジョセプ・ポンス指揮BBC交響楽団による2013年の演奏会からの音源です。 今まで投稿した動画→mylist/34165070
市川都志春:交響組曲《春苑》
市川都志春は東京音楽学校で信時潔に作曲を学び、その後は諸井三郎につきましたがさらに橋本國彦にも学びました。《春苑》は皇紀二千六百年奉祝楽曲としてNHKが主催したコンクールで1位入賞を果たした作品です。大伴家持の和歌「春の苑紅にほふ桃の花下照る道に出で立つ美人」を主題にした作品で、「陽光を浴びて」「星夜」「戦を想う」の三曲からなる組曲です。金子登指揮東京フィルハーモニー交響楽団による昭和三十二年一月二十五日の放送用録音です。尚この音源はNHKFMによるものです。 今まで投稿した動画→mylist/34165070
尾高尚忠:管弦楽のための《みだれ》
本作品「みだれ」は昭和十三年、尾高が留学先のウィーンで親交のあったピアニスト、ヨーゼフ・ディヒラーの結婚祝いとして作曲した2台ピアノのためのカプリッチョOp.11をオーケストレーションしたもので、ブダペストで初演されました。曲名はレントの序奏から一転してヴィヴァーチェ・カプリチョーソの部分で様々な楽想が「みだれとぶ」ことから名づけられたもので、ラプソディの和語訳ともいえます。ニクラウス・エッシュバッハー指揮NHK交響楽団による1956年のモノラル録音(フライング拍手の音が入ってます)。この曲は昭和二十二年に改訂されているため、その版による演奏と思われます。尚、この音源はNHKFMで放送されたものです。 今まで投稿した動画→mylist/34165070
シュトラウス:映画音楽《薔薇の騎士》Op.59:第1部
リヒャルト・シュトラウスは1926年、無声映画として改作された自身のオペラ「薔薇の騎士」のためにオペラのみならず過去の作品なども追加した新しい楽曲を伴奏音楽として作曲しました。第1部ではオペラの最初から戦場で夫人を想う元帥の場面を挟んでオペラの第2幕の最後までが描写されています。シュテファン・ガイガー指揮ルーマニア国立放送管弦楽団による2015年11月13日の演奏会録音。尚この音源はルーマニア国立放送によるものです。今まで投稿した動画→mylist/34165070
レーガー:ある悲劇のための交響的序章Op.108
マックス・レーガー(1873年~1916年)はドイツの作曲家、オルガニストです。バロックや古典派の技法を重視してその時代の作曲家に基づく変奏曲をいくつも作曲しましたがその作風は当時の後期ロマン派と結び付けられた晦渋なもので、自身の毒舌とも相まってしばしば議論を呼び起こしました。「ある悲劇のための交響的序章」は1908年のクリスマスに半年かけて完成した作品です。「悲劇」と題されていますが特定の悲劇を念頭に置いたものではなく、悲劇全般が持つ基本的な雰囲気を描写して作曲したものだと考えられています。フーベルト・ブーフベルガー指揮ノルトライン・ヴェストファーレン州青少年管弦楽団による演奏。尚この音源は西部ドイツ放送のラジオ放送によるものです。 今まで投稿した動画→mylist/34165070
山田耕筰:組曲《新しき土》
昭和十二年に日独合作で撮影された映画「新しき土」に山田耕筰が曲をつけたのを組曲に編曲したものです。「新しき土」とは満洲のことで、地震と火山で崩壊した故郷を捨てて新天地へ飛躍しようというストーリーです。この曲は同年のドイツ公開に合わせてベルリンとドレスデンで作曲者自身の指揮により演奏されたとのことです。ドミトリー・リス指揮ウラル・フィルハーモニー管弦楽団による演奏。 今まで投稿した動画→mylist/34165070
ペッピング:テ・デウム
エルンスト・ペッピング(1901年~1981年)は1922年から1926年までベルリンで音楽を学び、20世紀教会音楽の大家として活躍しました。「テ・デウム」は1956年、下ライン地方音楽祭110周年のときにヘルマン・シェルヘン指揮で初演されました。「テ・デウム」と名乗ってはいるものの、アレグロ・モデラート、アンダンテ・エスプレッシーヴォ、リゾルトから成る三楽章の合唱付き交響曲と考えてもよい作品です。ソプラノ=アグネス・ギーベル、バリトン=ホルスト・ギュンター、マルティン・フレーミヒ指揮ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団及びドレスデン教会音楽院合唱団による演奏。LP音源なので音質は悪いです。 今まで投稿した動画→mylist/34165070
安益泰:交響詩《論介》
論介(ノンゲ)は、文禄の役にいた朝鮮の官妓(公認の妓生)とされています。文禄二年(1593年)に日本軍が晋州城を攻め落とした際、城の陥落を祝って開かれた宴に妓生も召され歌舞を演じました。その時、論介は毛谷村六助(貴田孫兵衛)という武将を抱いて共に南江という川に身を投げたと伝えられています。しかし毛谷村六助の墓が日本にあること、毛谷村は武将格ではなかったこと、初めてその伝承が記された書物は当時から30年も経って編纂されたものであることなどからその事件も、論介自体の存在も疑わしいものですが韓国では史実とされています。金萬福指揮KBS交響楽団による演奏。 今まで投稿した動画→mylist/34165070
エネスク:チェロと管弦楽のための協奏交響曲ロ短調Op.8
ジョルジェ・エネスク(1881年~1955年)はルーマニア生まれのヴァイオリニスト、ピアニスト、作曲家です。主にフランスで演奏活動を行い、ルーマニアが共産圏に取り込まれてからはフランスに永住しました。「協奏交響曲」は1901年に作曲された、単楽章からなる三部形式の作品です。エネスクは元々作曲の筆が速く、演奏活動と並行して管弦楽の大曲を次々に発表していましたが、この「協奏交響曲」の初演が酷評されたことがきっかけで作曲を慎重に行うようになり、日の目を見なかった作品も多くあります。セミョン・ビシュコフ指揮ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団、チェロ独奏ゴーティエ・カプソンによる演奏。尚この音源はNHKFMの放送によるものです。 今まで投稿した動画→mylist/34165070
シュトラウス:映画音楽《薔薇の騎士》Op.59:第2部
第1部→sm27960099 第2部では戦闘に勝利しウィーンに帰還する元帥の場面からオペラの第3幕、夫人の浮気を知った元帥とオクタヴィアンの決闘、和解までが描かれています。シュテファン・ガイガー指揮ルーマニア国立放送管弦楽団による2015年11月13日の演奏会録音。尚この音源はルーマニア国立放送によるものです。今まで投稿した動画→mylist/34165070
シュトラウス:記念ワルツ《ミュンヘン》AV140
リヒャルト・シュトラウス(1864年~1949年)が1939年、ミュンヘンの記録映画のために作曲した曲が原曲です。この映画は公開されなかったため、シュトラウスの曲もお蔵入りとなりましたが、1945年に一部が修正されて日の目を見ることになりました。シュトラウスは故郷ミュンヘンの荒廃とナチス国家の崩壊目前に対する慟哭の念を中間部の短調に込めたといわれます。随所にシュトラウスが中世のミュンヘンを舞台にしたオペラ「火の災難Feuersnot」の旋律が引用されています。クラウスペーター・ザイベル指揮ニュルンベルク交響楽団による演奏。 今まで投稿した動画→mylist/34165070
The Enid(ジ・エニッド)In the Region of the Summer Starsの前半
英国最大の秘境The Enidの'79年ライヴ・アット・ハマースミスより。"In the Region of the Summer Stars"の前半。圧倒的な演奏力と曲の構成力には度肝を抜かれる。これを聴かずしてクラシカル&シンフォニックは語るな。(YOU TUBEより転載)
安益泰:合唱と管弦楽のための交響幻想曲《韓國》
安には交響幻想曲第2番《極東》という作品があるので第1番のナンバリングがされるのかもしれませんが、《極東》の楽譜が紛失しているらしいので詳しいことはわかりません。この録音は自作自演のそれとは違って民族楽器を使っているのか、キンキンした響きが入っています。1991年、金萬福指揮KBS交響楽団、同合唱団による演奏。嫌韓コメは控えるようお願いします。 今まであげた動画→mylist/34165070
ヴァイグル:古きウィーン
カール・イグナツ・ヴァイグル(1881年~1949年)はウィーンで銀行家の家庭に生まれました。ツェムリンスキーに作曲を学び、シェーンベルクとも友人でした。マーラーを模範として仰ぎその下で働きました。1926年にはウィーン大学教授としてコルンゴルト等を教えますが、ユダヤ系であったことから1938年にアメリカへ亡命し、その地で一生を終えます。「古きウィーン」は1939年の作品で、演奏会用ワルツの体裁をとっています。ヴァイグルはこの作品に第一次世界大戦前の帝都ウィーンへの思慕、異国の地で想う故郷への郷愁を込めたもので、ラヴェルの「ラ・ヴァルス」とも一脈通じるものがあります。アラン・フランシス指揮ベルリン放送交響楽団による演奏。 今まで投稿した動画→mylist/34165070