山田一雄:大管弦楽のための《おほむたから》Op.20

山田一雄:大管弦楽のための《おほむたから》Op.20

題名の「おほむたから」は一般には「おおみたから」と発音され、「日本国民」という意味の古語です。昭和十九年に作曲され、翌二十年一月に新年祝賀のための曲として初演されました。マーラーを敬愛していた山田はこの曲をマーラーの第五交響曲第一楽章「葬送行進曲」を下敷きとして作曲し、そこに日本的要素としての天台宗の声明を盛り込みました。葬送行進曲を下敷きとしたのは、当時の一億玉砕の念に取り憑かれていた大日本帝国や国民への思いがあったのかもしれません。現田茂夫指揮東京フィルハーモニー交響楽団演奏、平成二十七年九月三十日、渋谷のNHKホールでのライブ録音です。 今まで投稿した動画→ mylist/34165070

http://www.nicovideo.jp/watch/sm27288018