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MAD 車cm 意味あり バッハ アレマンド改定にのせて
MADシリーズ第9弾
J.Sバッハ アレマンド 使用曲
逆再生を遅く+準再生を若干早くしてます。
使用したcmは以下の通り
トヨタから
マークツー/チェイサー/スープラ/ソアラ/クラウン
日産から
7th/ケンメリ/フェアレディZ/シルビア
カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ:6つのヴュルテンベルク・ソナタ Wq49
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=2uvtuogDLRE)。
カール・フィリップ・エマヌエル・バッハは、1740年に即位したフリードリヒ2世にチェンバロ奏者として長く仕えました。このとき、フリードリヒ2世の宮廷では未成年であったヴュルテンベルク公カール・オイゲン(1728 - 1793)が教育を受けており、カール・フィリップ・エマヌエルは彼の音楽教育を担当しました。そして1742~43年に彼は6つのクラヴィーア・ソナタ集を作曲して1744年に出版し、カール・オイゲンに献呈します。これが「6つのヴュルテンベルク・ソナタ」Wq49です。
2年前の1742年には「6つのプロイセン・ソナタ」Wq48が出版されていましたが、この作品では更にバロック音楽の枠組みを超えようとする試みがなされており、本作によって彼の名はヨーロッパ音楽界で知れ渡ることとなりました。
カール・フィリップ・エマヌエル・バッハはバロック音楽から古典派音楽に移行する中間期に活躍したため、その死後はどっちつかずの音楽として軽視される傾向がありましたが、最近ではバロック音楽と古典派音楽の橋渡し役として再評価の機運が高まっており、彼の出世作である本作も、バッハ後期作品とハイドン・モーツァルトの初期作品が融合したかのような、独特の音楽となっています。
ボブ・ファン・アスペレン(チェンバロ)
カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ:6つのプロイセン・ソナタ Wq48
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=Vog7Aufuvgg)。
バッハの息子たちの中で作曲家として最も成功し、「小バッハ」と呼ばれたカール・フィリップ・
エマヌエル・バッハは、特に鍵盤楽器のためのソナタによって高い評価を受けました。
彼は1740年(28歳)でプロイセン王となったフリードリヒ2世に仕えることとなり、その返礼とし
て1742年に全6曲から成るクラヴィーア・ソナタ集を出版しました。この曲集はフリードリヒ2世
に献呈されたことから「プロイセン・ソナタ」と呼ばれています。これらのソナタは即興的カデン
ツァなど、従来のバロック音楽にはなかった様々な試みが含まれており、その斬新さはフリードリ
ヒ2世をはじめとする多くの音楽家に称賛されました。この作品により、カール・フィリップ・エ
マヌエル・バッハはフリードリヒ2世の寵愛を受け、1767年までの四半世紀にわたってプロイセン
王の宮廷で働くこととなります。
本作は、その2年後に出版された「6つのヴュルテンベルク・ソナタ」と並んでカール・フィリップ
・エマヌエル・バッハの出世作とされており、音楽様式としてもバロック音楽と前期古典派音楽の
橋渡し役を果たしたと評価されています。
ボブ・ファン・アスペレン(チェンバロ)
カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ:スペインのフォリアの主題による変奏曲 Wq118/9
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=7tHQG57IiNo)。
バッハの子孫のうち、最も大きな成功を収めたカール・フィリップ・エマヌエル・バッハは、
クラヴィーアのためのソナタをはじめとする鍵盤楽器のための作品を多数作曲したことで知ら
れています。
そんな作品の1つが「スペインのフォリアの主題による変奏曲」Wq118/9で、作品の出来自体
はクラヴィーア・ソナタほどではありませんが、バロック音楽から古典派音楽に移行する時代
において、彼が開拓した鍵盤楽器の技法が明瞭に示されています。
アンドレアス・クセノプロス(ピアノ)
バッハ:カンタータ第106番「神の時こそいと良き時(哀悼行事)」BWV106
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=2i5O923PzeQ)。
バッハが1707~08年頃に作曲したと推測されているカンタータ「神の時こそいと良き時」BWV106は、残された最古の筆写譜に「Actus Tragicus(哀悼行事)」の題名が付けられており、それが本作の通称となっています。作曲された経緯は不明ですが、曲の内容から特定の人物の葬儀で演奏するのが目的だったのはほぼ確実で、一説には1708年9月13日に行われたミュールハウゼンの前市長アードルフ・シュトレッカーの葬儀で演奏されたと考えられています。
全4曲の内容は死への本能的な恐れが神によって昇華され、死は安息を与える「神の時」であり、「いと良き時」であると歌われます。この作品はバッハのカンタータとしては初期の作品ですが、19世紀からかなりの人気があり、後のコラール・カンタータの様式に則っていないにもかかわらず、バッハの名作カンタータの1つとされています。
Els Bongers(ソプラノ)
エリーザベト・フォン・マグヌス(アルト)
ロタール・オディニウス(テノール)
クラウス・メルテンス(バス)
トン・コープマン指揮
アムステルダム・バロック管弦楽団
バッハ:組曲 ホ短調 BWV996(ラウテンヴェルク演奏)
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=FzDps4E1wQk)。
バロック音楽の時代には「ラウテンヴェルク(Lautenwerk または Lautenklavier)」という
鍵盤楽器が存在していました。この楽器の外見はチェンバロですが、 内部は通常のチェン
バロで用いられる金属弦ではなく、リュートで用いられるガット弦が張られ、チェンバロよ
りも柔らかな音色が出るようになっていました。このため「リュート・チェンバロ」の別名
があります。
バッハはこの楽器を愛好しており、彼の死後の遺産目録には2台のラウテンヴェルクが含ま
れていました。また、現在ではギターやリュートで演奏されることの多い組曲 ホ短調 BWV
996は(自筆譜は残されていませんが)現存する筆写譜には「aufs Lautenwerck(ラウテン
ヴェルクで)」との記載があり、ラウテンヴェルクによる演奏が想定されていたのではない
かと推測されています。
現在はオリジナルのラウテンヴェルクは現存しないものの、残された文献・資料から復元の
試みがなされるようになっています。
ピーター・ウォッチョーン(ラウテンヴェルク)
カノン第1番ニ短調(自作)
何も分からなくなってきました。
Files: https://drive.google.com/file/d/1Wl-dK7OAf6OpSuu4OrLHw8Tevchw_kMC/view?usp=sharing
バッハ:カンタータ第105番「主よ、汝の下僕の審きにかかずらいたもうなかれ」BWV105
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=EMBdIdO21H8)。
バッハのカンタータ「主よ、汝の下僕の審きにかかずらいたもうなかれ(主よ、とがめたもうな)」BWV105は1723年に作曲され、三位一体節後第 9日曜日である7月25日に初演されました。
この日の福音章句はルカによる福音書から「不正を行った財産の管理人を主人が赦す」という逸話ですが、これについてバッハは本作で、主人の罰を恐れる管理人の様子を主の怒りを恐れる罪人の様子に見立てています。全6曲のうち、前半は管理人が不安におののく様子を描写し、後半では罪が赦されて、神の信仰により不安が解消されるという筋立てになっています。
作品中で歌われる歌詞の内容が不正を働いた管理人を赦すという内容のため、神が不正を勧めているように受け取って難色を示す聴き手がいる一方で、音楽的には合唱による前奏曲とフーガといった形の第1曲からバッハが力を入れて作曲したことがわかり、彼がライプツィヒに着任した初年度に発表されたカンタータの中でも、評価が高い作品となっています。
エディット・マティス(ソプラノ)
ユリア・ハマリ(アルト)
ペーター・シュライアー(テノール)
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バス)
カール・リヒター指揮
ミュンヘン・バッハ管弦楽団
ミュンヘン・バッハ合唱団
山之辺七瀬 あの巨匠が、リコーダー曲を作ってなかったかも知れないなんて…という話 #TTVR 第56回放送 5分で得意話をするエンタメ型プレゼン企画 2022年3月27日 #cluster にて開催
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J.S.Bach ゴルトベルク変奏曲 Variation11 第十一変奏曲
VARIATIO 11 a 2 Clav.
Variation10 :
Youtube :
Twitter : https://twitter.com/chusinkoroland
ジョージ・バランシン:コンチェルト・バロッコ(バッハ:2つのヴァイオリンのための協奏曲 BWV1043)
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=pbNvhuiKo7A)。
ロシア出身のバレエダンサー・振付家であるジョージ・バランシン(1904 - 1983)は、物語のない「プロットレス・バレエ」を多数手がけ、ダンサーの身体の動きによって音楽そのものを表現する「音楽の視覚化」を試みました。その試みの代表作の1つといえるのが、1941年に初演された「コンチェルト・バロッコ」です。この作品でバランシンはバッハの「2つのヴァイオリンのための協奏曲」BWV1043に振付を行い、見事な成功をおさめました。これにより、彼はアブストラクト・バレエ(抽象バレエ)という新たなジャンルを創造したとされています。
この動画は1969年、カナダのテレビ番組として放映されたもので、スザンヌ・ファレルやマーニー・モリス、コンラッド・ルドロウなど、後にソリストやプリンシパルになったダンサーが数多く参加しており、その踊りの技量は申し分ありません。ただし、元動画の保存状態に問題があったのか、終結部で一瞬だけ画像や音の乱れがあるのが惜しまれます。
Canon Triplex a 6 BWV1076
バッハの誕生日なのでバッハが肖像画で手に持っている楽譜の動画を作成しました。
youtube : https://www.youtube.com/c/CentralSulcus14/
バッハ:カンタータ第95番「キリストこそ わが生命」BWV95
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=sZ7R43p9SyI)。
バッハのカンタータ「キリストこそ わが生命」BWV95は、1723年の三位一体節後第16日曜日である9月12日に初演されました。
この日の礼拝ではルカ福音書から、一人息子を失って嘆き悲しむ母を哀れに思ったイエスが、棺に手を当てて「若者よ、あなたに言う。起きなさい」と言うと、棺の中の息子が蘇ってものを言うようになり、人々は恐れととともに神を賛美した、という逸話が語られました。この内容にちなんで、本作は「喜びをもって死におもむく」「死は苦しみの終わり」という風に死を美しく歌い上げる内容に満ちており、その理由として終曲で「死は滅びでなく復活の先触れ」という内容のコラールが歌われます。
音楽的には「キリストこそ わが生命」「平和と歓喜もてわれはゆかん」など、死をテーマとするコラールが4曲引用されるという異例の構成になっています。
ドロテー・ミールズ(ソプラノ)
ハンス・イェルク・マンメル(テノール)
トーマス・バウアー(バス)
フィリップ・ヘレヴェッヘ指揮
コレギウム・ヴォカーレ・ヘント
バッハ:平均律クラヴィーア曲集(エトヴィン・フィッシャー演奏 世界初全曲録音)
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=JysTlgUXuXk)。
1933~36年、当時のバッハ演奏において第一人者と目された名ピアニストのエトヴィン・フィッシャー
(1886 - 1960)によって録音された、バッハの平均律クラヴィーア曲集の世界初全曲録音です。全体的
に速いテンポで演奏されていますが、その内容はむしろ整然としており、戦前においてカザルスの無伴
奏チェロ組曲と並ぶバッハ演奏の決定盤と高く評価されたのもうなずける名演奏となっています。
エトヴィン・フィッシャー(ピアノ)
バッハ:カンタータ第90番「怖ろしき終わり汝らを引きさらう」BWV90
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=sTGJR3hpC-8)。
バッハのカンタータ「怖ろしき終わり汝らを引きさらう」BWV90は1723年、この年の三位一体節後第25日曜日である11月14日に初演されました。1723年の教会暦において初演された新作カンタータの中では、本作は最後の作品にあたります。当日の福音書章句では終末の預言が語られていることから、前半は罪深い者に訪れる裁きと破滅、後半は信心深い者が神によって救われるという筋立てになっています。
音楽様式としては、アリアとレチタティーヴォが2曲ずつとコラールから成る全5曲の小規模な作品となっています。編成も小規模で室内楽的なものとなっていますが、実は自筆譜には楽器編成の指定がなく、トランペットのパートは作曲当時(18世紀)の出版カタログ、音域・音型・内容からトランペットと想定されて演奏されます。
また、この頃のバッハのカンタータ(BWV60、89など)は終曲のコラール以外には合唱を含まないものが多く、本作もそういった作品の1つとなっています。
ジョアン・ラン(ソプラノ)
ウィリアム・タワーズ(カウンターテナー)
ジェイムス・ギルクリスト(テノール)
ピーター・ハーヴェイ(バス)
ジョン・エリオット・ガーディナー指揮
イングリッシュ・バロック・ソロイスツ
モンテヴェルディ合唱団
バッハ:7つのトッカータ BWV910~916
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=LgC68HB67G8)。
バッハによる鍵盤楽器(クラヴィーア)のための作品のうち単独で「トッカータ」と名付け
られた曲は7つあり、いずれもバッハの初期の作品と推測されています。
これら7曲はひとまとめの作品群とは想定されておらず、バッハが他の作品を作曲する際に
技法研究の目的で別々の時期に作曲された「試作品」とみられています。そのためか、各曲
は導入部やトッカータ、フーガなどの4つの部分からなるのは共通しているものの、各曲に
はそれぞれ工夫がなされており、後の「平均律クラヴィーア曲集」や「6つのパルティータ」
などの傑作クラヴィーア曲に通ずる響きを聴くことができます。
ピーター・ウォッチョーン(チェンバロ)
バッハ:カンタータ第89番「われ汝をいかになさんや、エフライムよ」BWV89
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=IXF-K0RqMLc)。
バッハのカンタータ「われ汝をいかになさんや、エフライムよ」BWV89は、1723年10月24日(三位一体主日後第22日曜日)にライプツィヒで初演されました。この日の礼拝ではマタイによる福音書から「王が巨額の負債を負った家来を憐れみ、それを帳消しにしたが、その家来は、同僚に貸したわずかの金を返せと迫って首を絞め、同僚を牢獄に入れてしまう。王は怒って、その家来を牢獄に入れる」という話が取り上げられました。本作もこの話に沿って、不実なこの世に対する神の処罰を警告する歌詞が歌われ、全体として重苦しい雰囲気が漂っています。
音楽様式としては全6曲のうち5曲がアリアとレチタティーヴォで、終曲コラールのみ合唱となっており、伴奏も当初は弦楽器とオーボエのみだったのが、初演直前にコルノ・ダ・カッチャ(ホルン)のパートが追加されるという、声楽・伴奏ともに小規模な編成のカンタータとなっています。
マルクス・クライン(ソプラノ)
ポール・エスウッド(アルト)
マックス・ファン・エグモント(バス)
グスタフ・レオンハルト指揮
レオンハルト・コンソート
コレギウム・ヴォカーレ
ハノーヴァー少年合唱団
バッハ:カンタータ第80番「われらが神は堅き砦」BWV80
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=mEwjYFhOcTs)。
バッハのカンタータの中でも人気がある作品の1つである「われらが神は堅き砦」BWV80は、1724年10月31日に初演されました。
10月31日はルターが「95ヶ条の提題」を発表して宗教改革を始めた日であり、ルーテル教会ではこの日を記念日として礼拝を営んでいます。この日の礼拝ではヨハネ黙示録から、福音を携えた天使が全人類に裁きの時を告げ、神への礼拝を呼びかけるくだりが説教されており、その説教を受けて、あらゆる迫害との闘争や、中傷に屈しない信仰心を呼び起こす歌詞が歌われます。
この作品には元となったカンタータがあり、1715年3月24日にヴァイマルで披露された「神より生まれし者はすべて」BWV80aが原曲です。この曲は復活祭前第4日曜日のために書かれたカンタータで、初演日の説教にあわせて罪との戦いを歌うものでしたが、四旬節から聖金曜日までカンタータ演奏を自粛するライプツィヒでは演奏できませんでした。このためBWV80aは、説教の内容が比較的近い宗教改革記念日のための作品として改作されることとなり、BWV80が完成しました。
全8曲から成る本作はルターのコラール「神は我がやぐら」がそのまま取り込まれており、バッハのコラール・カンタータの中でも屈指の完成度を誇る名作として高く評価されています。
ドロテー・ミールズ(ソプラノ)
テリー・ヴァイ(アルト)
ベルンハルト・ベルヒトルト(テノール)
クラウス・メルテンス(バス)
ルドルフ・ルッツ指揮
バッハ財団管弦楽団
バッハ財団合唱団
バッハ:小前奏曲集(9つの小前奏曲、6つの小前奏曲、5つの小前奏曲)BWV924~943
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=z1x2i2e385c)。
バッハはクラヴィーア作品を数多く作曲しましたが、その中には「平均律クラヴィーア曲集」「インヴェンションとシンフォニア」など、鍵盤楽器演奏の練習用として作曲されたものも含まれています。そういった作品の1つが「小前奏曲(kleine Praeludien)」で、全部で20曲が遺されています。これらは慣習的に「9つの小前奏曲」BWV924~932、「6つの小前奏曲」BWV933~938、「5つの小前奏曲」BWV 939~943の3つに分類されています。
なお「9つの小前奏曲」のうち第9曲 ホ短調 BWV932はバッハの長男ヴィルヘルム・フリーデマンの筆写で伝えられていますが、なぜか曲の途中で中断されているため未完で、この動画では演奏者のピーター・ウォッチョーンによる補筆完成版が演奏されています。
ピーター・ウォッチョーン(チェンバロ)
バッハ:カンタータ第79番「主なる神は太陽にして楯なり」BWV79
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=l4kadpznOhc)。
1725年、この年の宗教改革記念日である10月31日に初演されたのが、バッハのカンタータ「主なる神は太陽にして楯なり」BWV79です。
宗教改革記念日は、ルターが「九十五ヵ条提題」をウィッテンベルク城教会の扉に釘で打ち付けた日を記念するもので、プロテスタントにとってはカトリックとの戦いが始まった重要な日とされており、バッハの曲もそれを念頭に置いて、カトリックとの戦いを鼓舞するかのように全体として活気に満ち、勇ましい作品となっています(その代わり、当日の聖書章句との関連性はありません)。
ミリアム・フォイアージンガー(ソプラノ)
マルクス・フォルスター(アルト)
ダニエル・ヨハンセン(テノール)
マティアス・ヘルム(バス)
ルドルフ・ルッツ指揮
バッハ財団管弦楽団
バッハ:カンタータ第78番「イエスよ、汝わが魂を」BWV78
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=sf4FXpS22-o)。
バッハが1724年に作曲し、9月10日の三位一体節後第14日曜日の礼拝で初演されたカンタータ「イエスよ、汝わが魂を」BWV78は、曲が親しみやすいことと、バッハのコラール・カンタータの中でも完成度が高いことが両立しており、バッハのカンタータの中でも人気が高い曲です。初演日の礼拝ではルカ福音書から「イエスがらい病の患者を治す」下りが説教の主題として選ばれており、本作はその説教に沿って、イエスに救いを求めて歩み行く道程での期待や迷走、癒し、そして神への信頼が歌われています。
音楽的には全7曲からなり、コラール合唱に始まって、レチタティーヴォとアリアを経てコラール合唱で締めくくるというバッハの典型的なコラール・カンタータの様式となっています。
ウルズラ・ブッケル(ソプラノ)
ヘルタ・テッパー(コントラルト)
ジョン・ファン・ケステレン(テノール)
キース・エンゲン(バス)
カール・リヒター指揮
アンスバッハ・バッハ・ソロイスツ
ミュンヘン・バッハ合唱団
J.S.Bach ゴルトベルク変奏曲 Variation10 第十変奏曲
VARIATIO 10 a 1 Clav. Fughetta
Variation9 :
Youtube : https://youtu.be/eY7psb0XYuc
Twitter : https://twitter.com/chusinkoroland
J.S.Bach ゴルトベルク変奏曲 Variation9 第九変奏曲
VARIATIO 9 a 1 Clav. Canone alla Terza
Variation8 :
Variation10 :
Youtube : https://youtu.be/EVyLC1GbtI4
Twitter : https://twitter.com/chusinkoroland
バッハ:カンタータ第77番「汝の主なる神を愛すべし」BWV77
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=AERnWgdP6ws)。
バッハのカンタータ「汝の主なる神を愛すべし」BWV77は1723年、三位一体節後第13日曜日にあたる8月22日に初演されました。この日の聖句はルカ福音書の中でも有名な「善きサマリア人のたとえ」で、これにちなんでカンタータも隣人への愛と神の愛について歌われます。とはいえ、福音章句と直接の関係がある歌詞は第4曲(テノールのレチタティーヴォ)のみで、それほど明確なストーリーがあるわけではありません。
音楽的には、冒頭曲の合唱のあとはアリアとレチタティーヴォが交互に並び、最後はコラールで締めくくられる全6曲から成っており、本作の1週間前に初演された「わが魂よ、主を頌めまつれ」BWV69aに比べると演奏規模は簡素になっています。
デートレフ・ブラチュケ(ソプラノ)
ポール・エスウッド(アルト)
アダルベルト・クラウス(テノール)
マックス・ファン・エグモンド(バス)
グスタフ・レオンハルト指揮
ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス
コレギウム・ヴォカーレ
レオンハルト・コンソート
ハノーヴァー少年合唱団
ヴィヴァルディ-バッハ「四台のピアノのための協奏曲」「四つのヴァイオリンのための協奏曲」
Piano:
Georg Bertram, Bruno Eisner, Leonid Kreutzer, Franz Osborn
Violin:
M.v.d.Berg, St. Frenkel, W.Hanke, R.Totenberg
Cembalo: Gertrud Wertheim
Heinz Unger conducts
Berlin Philharmonic
バッハ:カンタータ第76番「諸々の天は神の栄光を語り」BWV76
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=j_ltfoLM-IY)。
1723年、バッハはライプツィヒの聖トーマス教会のカントル(トーマスカントル)に任命され、着任後の最初のカンタータとして「乏しき者は食らいて」BWV75(sm39788506)が5月30日に披露されました。そしてその一週間後、三位一体後節第2日曜日にあたる6月6日に2番目のカンタータとして初演されたのが「諸々の天は神の栄光を語り」BWV76です。
本作はBWV75に続いて演奏されることを念頭に、BWV75と音楽様式上ペアになることを考えて作曲されました。第1部7曲、第2部7曲の14曲構成であること、ソプラノ・アルト・テノール・バスの4つすべてのアリアがあること、アリアとレチタティーヴォが交互に演奏されることなど、両曲はほぼ共通した構成となっています。一方BWV75との相違点としては、男声のアリアがより技巧的であること、そしてトランペット独奏が随所に現れて全体的に輝かしい曲想となっていることで、題名通り「神の栄光を語」る明るい響きに満ちた大規模な楽曲です。
本作はBWV75と並んでライプツィヒ市民に高く評価され、バッハはトーマスカントルとして順調な滑り出しに成功しました。現代においても、本作はライプツィヒ時代にバッハが作曲したカンタータの中でも傑作の1つと評されています。
なお、第2部冒頭(第8曲)のシンフォニアは、後に編曲されてオルガンのためのトリオソナタBWV528の第1楽章に転用されています。
エディット・マティス(ソプラノ)
アンナ・レイノルズ(アルト)
ペーター・シュライアー(テノール)
クルト・モル(バス)
カール・リヒター指揮
ミュンヘン・バッハ管弦楽団
ミュンヘン・バッハ合唱団
終末に聴きたい!クラシックメドレー
独断と偏見で選んだ終末感のあるクラシック音楽をメドレーにしてみました。
*画像はイメージです
1.ビゼー:ファランドール(王の行進)
2.プロコフィエフ:騎士達の踊り
3.ワーグナー:ワルキューレの騎行
4.ドヴォルザーク:新世界より
5.バッハ:小フーガト短調
6.モーツァルト:レクイエム 怒りの日
7.ヴェートーヴェン:交響曲第9番 歓喜の歌
8.ヘンデル:ハレルヤ・コーラス
ハンマーダルシマー演奏 「主よ人の望みの喜びよ」
レッスンで習った曲を動画投稿します。
今回はバッハの「主よ人の望みの喜びよ」を叩きました。
バッハ:カンタータ第75番「乏しき者は食らいて」BWV75
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=CVigm_9XHj0)。
バッハのカンタータ「乏しき者は食らいて」BWV75は、1723年に彼がライプツィヒのトーマスカントルに着任して初めて披露したカンタータで、トーマス学校内の宿舎に入居してわずか1週間後、三位一体節後第1日曜日である5月30日にニコライ教会で初演されました。
本作はライプツィヒ市民に対してバッハが自分の能力を紹介するための作品という側面があり、第1部7曲、第2部7曲の14曲からなる大規模な作品となっています。作品は第1部の第1曲が合唱曲、第2部の第1曲(第8曲)がシンフォニアという違いはあるものの、後に続く曲がレチタティーヴォとアリアが交互に演奏される構成はどちらの部も共通しており、更にそれらはソプラノ・アルト・テノール・バスのアリア、レチタティーヴォがすべて含まれていて、バッハが自分の音楽的能力を最大限に発揮した構成となっています。ただし、これらのレチタティーボは聖書の「貧しいものは幸せだ」という歌詞を装飾を変えながら歌っており、「小手先の技術で単一の曲を使い回している」と評価を下げる意見もあります。
とはいえ、本作の初演は見事な成功を収め、この後バッハはライプツィヒでほぼ毎週1曲のペースでカンタータの作曲・上演を行うこととなりました。
ミリアム・フォイアージンガー(ソプラノ)
ダミアン・ギヨン(アルト)
ヴォルフラム・ラトケ(テノール)
クリスティアン・イムラー(バス)
シギスヴァルト・クイケン指揮
オランダ・バッハ協会管弦楽団
オランダ・バッハ協会合唱団
バッハ:カンタータ第73番「主よ、御心のままに、わが身の上になし給え」BWV73
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=suCkBgDYuLg)。
1724年、公現祭(イエス・キリストの顕現を記念する祝日)後の第3日曜日である1月24日に初演されたバッハのカンタータ「主よ、御心のままに、わが身の上になし給え」BWV73は全5曲から成り、当日の福音書章句がマタイ福音書から「イエスが奇跡により病人を癒す」であることにちなんで「生の苦しみや死の痛みに悩む人々は信仰により主に救われる」といった内容が歌われています。
音楽様式としては、第1曲が合唱の合間にソプラノ、テノール、バスによるレチタティーヴォが挟まれるという珍しい形式であるものの、第2曲以降はアリアやレチタティーヴォを経てコラールで締めくくられる、典型的なバッハのコラール・カンタータとなっています。
なお、本作は初演時にはホルンのパートがありましたが、1732年に再演されたときにはオルガンに差し替えられており、この動画もオルガンで演奏されています。
バルバラ・シュリック(ソプラノ)
ジェラール・レーヌ(アルト)
ハワード・クルーク(テノール)
ペーター・コーイ(バス)
フィリップ・ヘレヴェッヘ指揮
コレギウム・ヴォカーレ・ゲント管弦楽団
コレギウム・ヴォカーレ・ヘント)
バッハ:カンタータ第71番「神はいにしえよりわが王なり」BWV71
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=JkmJuEAFDK4)。
1708年、バッハはミュールハウゼン市で行われる市参事会員交代式のためのカンタータ「神はいにしえよりわが王なり」BWV71を作曲し、同年2月4日の市参事会員交代式で初演しました。当時、ドイツでは市の有力者で構成する参事会メンバーが神の御前での交代式を執り行う際に、カンタータが演奏されており、本作もそのために作曲されました。このような事情から、本作は初演直後にミュールハウゼン市が印刷出版しており、結果としてバッハの生前に印刷譜が出版された唯一のカンタータとなりました。
23歳と若いころのバッハが作曲したものであるため、後年の作品と比べると素朴な作りですが、ミュールハウゼン市の公式行事で演奏されるため、トランペット3とティンパニからなるファンファーレ群、リコーダー2・オーボエ2・ファゴットからなる木管楽器群、弦楽器群の3群にオルガンと通奏低音という演奏規模が大きい作品となっています。歌われる内容は神を王として崇め、慈しみを求める詩篇第74篇が主題で、これに若干の聖句や自由詩が追加されています。
ヴィルヘルム・ヴィートル(ソプラノ)
クルト・エクヴィルツ(テノール)
ポール・エスウッド(アルト)
リョーヴェ・ヴィッサー(バス)
ニコラウス・アーノンクール指揮
ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス
テルツ少年合唱団
バッハ:カンタータ第70番「目覚め、祈り、心を備えよ(目を覚まして祈れ!祈りて目を覚ましおれ!)」BWV70
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=b5IrUCibns8)。
1723年、バッハがライプツィヒに着任した1年目を締めくくるカンタータとして作曲され、この年の三位一体節後第26日曜日(11月21日)に初演されたのが「目覚め、祈り、心を備えよ(目を覚まして祈れ!祈りて目を覚ましおれ!)」BWV70です。この曲は完全な新作ではなく、彼がヴァイマルにいた1716年に作曲した同名のカンタータBWV70aを改作したものです。旧作であるBWV70aは歌詞のみが残存しており、どのような曲だったか詳しいことは不明ですが、BWV70aが全6曲と推測されるのに対し、BWV70は4つのレシタティーヴォと第1部の終結コラールが追加されて全11曲になったことが判明しています。
初演日の聖句はマタイ福音書からキリストの再臨について述べた箇所であることから、本作のテーマは「最後の審判」を取り扱っており、レシタティーヴォは後に作曲された受難曲に通ずる激しい調子ですが、一方でアリアはバッハが若いころの作品らしい雰囲気が聴かれます。
カール・リヒター指揮
ミュンヘン・バッハ管弦楽団