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ストコフスキーからのメッセージ ショスタコーヴィチ 歌劇「ムツェンスク郡のマクベス夫人」より間奏曲
(色々調べ直して全面的にタイトルと説明文を書き直しました。)
ショスタコーヴィチ作曲の歌劇「ムツェンスク郡のマクベス夫人」より第3幕、第6場と第7場の間奏曲です。
この「ムツェンスク郡のマクベス夫人」はプラウダ批判により1936年から30年間上演禁止だったいわくつきの作品です。録音当時1958年は「雪どけ」と呼ばれた時期でストコフスキーは積極的にソビエト連邦の作曲家の作品を紹介しています。
この年、ストコフスキーはモスクワでショスタコーヴィチの交響曲第11番を指揮しましたが、この公演にショスタコーヴィチが立ち会っていました。もしかしたら、ストコフスキーは作曲家本人から「ムツェンスク郡のマクベス夫人」の改訂の話を聞いたのかもしれません。(スコアを入手した可能性もあります)
ショスタコーヴィチとの会見後の12月、ストコフスキーは、ショスタコーヴィチの初期作品を収録したアルバムを出します。当時、交響曲第1番(1926年初演)は32年前、更に「ムツェンスク郡のマクベス夫人」は上演禁止、かつ20年前の作品であるため忘れられた存在になっていたと思われます。ストコフスキーは、このアルバムで体制に翻弄されていない「真ショスタコーヴィチ」を伝えたかったのではないかと思います。「ムツェンスク郡のマクベス夫人」を収録したのは、その様な意味が込められている様に感じます。
1934年:「ムツェンスク郡のマクベス夫人」初演
1936年:プラウダ批判により「ムツェンスク郡のマクベス夫人」の上演が禁止
1939年:第二次世界大戦~開戦
1945年:第二次世界大戦~終戦
1945年:アメリカ合衆国とソビエト連邦との間で「冷戦」が始まる。
1953年:スターリンが亡くなる。
1956年:スターリン批判
1956年:「ムツェンスク郡のマクベス夫人」の改訂に着手
1956年:改訂稿「カテリーナ・イズマイァ」完成するも上演許可されず。
1957年:交響曲第11番完成・初演
1958年:4月7日 ストコフスキー 交響曲第11番をアメリカ初演
1958年:4月9日,12日 ストコフスキー 交響曲第11番を録音
1958年:6月7日 ストコフスキー モスクワにて交響曲第11番を指揮
1958年:10月 ストコフスキー 交響曲第5番を録音
1958年:12月13日 ストコフスキー 交響曲第1番,前奏曲第14番変ホ短調(ストコフスキー編)
「ムツェンスク郡のマクベス夫人」間奏曲を録音
1961年:交響曲第12番完成・初演
1963年:「カテリーナ・イズマイァ」上演(「ムツェンスク郡のマクベス夫人」の改訂)
スウェーデンのストコフスキー(1967年) バッハ:トッカータとフーガ二短調&ストラヴィンスキー:ペトルーシュカ組曲版
YouTubeより転載
Stokowski in Sweden (1967) - Bach 'Toccata and Fugue' & Stravinsky 'Petrushka' Suite→https://youtu.be/TwVekkkQQHE
バッハ:トッカータとフーガ二短調→#00:38
ストラヴィンスキー:ペトルーシュカ組曲版→#10:48
【概要】
1967年の海外ツアーで、ストコフスキーはストックホルムを訪れ、バッハのトッカータとフーガ二短調とストラヴィンスキーのペトルーシュカの組曲を含むプログラムでスウェーデン放送交響楽団を指揮しました。 翌日、ストコフスキーはストックホルムの"Cirkus"にて30分間のテレビに出演、この2つの作品を再び指揮し、特別に招待された聴衆がこの演奏を見ました。
【うp主のコメント】
ストコフスキーの指揮が正面から見える貴重な映像です。
ときには拍子を2倍速で振ったりするところは面食らってしまうでしょう。
右腕と左腕の使い方は、かなり複雑で、なんて表現してよいかわかりません。(例えるなら二刀流?)
ストコフスキーは「1本の棒より、10本の指の方が遥かに優れた音色を引き出せる」と言ってますが、細かな手の「表情」も映像に残っています。
この指揮法でオーケストラが、よくコントロールできなぁとつくづく思います。
ショスタコーヴィチ 24の前奏曲 作品34 より第14番変ホ短調~ストコフスキー編
「24の前奏曲とフーガ 作品87」ではなく「24の前奏曲 作品34」の方です。
まず原曲を知りたい方は以下で視聴して下さい。
セルゲイ・クズネツォフさん本人のサイト→https://youtu.be/m4GwE_zwv7A?t=937
エリソ・ヴィルサラーゼさんのピアノ(楽譜付き)→https://youtu.be/30gJoDUYuns?t=896
ストコフスキー編の初録音:1935年のフィラデルフィア管弦楽団の演奏(SPレコード)→sm34617097
(ショスタコーヴィチ 前奏曲 変イ長調とありますがSPレコードのレーベル誤記です)
先にうpしたショスタコーヴィチ 歌劇「ムツェンスク郡のマクベス夫人」間奏曲(sm36092600)と同時収録された曲です。
今回、改めて調べて驚いたのですが、ショスタコーヴィチ 24の前奏曲 作品34は1933年に作曲・初演され1935年に出版されました。
そしてストコフスキーが、この曲を編曲し初録音をしたのは1935年12月30日です。
つまり、ストコフスキーは出版直後に編曲を開始していたという事です。
ストコフスキーは、どの様にしてこの曲の存在を知って、どうやって楽譜を入手したのでしょうか?
考えられるのは「ショスタコーヴィチの新作が出たら(オーケストラ作品でなくても)何でもいいから送れ」と誰かに指示したという事なのでしょうか?
当時はソビエト連邦ですから「誰か」が非常に難しいと思いますが・・・(もしかして大使館経由?)
しかも録音してレコードまで販売していますから驚きです。(ピアノ原曲の録音より早いかも)
ストコフスキーは、この曲がお気に入りのようで1935年から1976年までに実に6テイクが残されています。
しかも曲の解説文まで書いています。参考→https://bit.ly/2RcpT0l
(なんとなくヲタク臭がするのですが・・・ある意味「編曲」って2次創作と考える事ができますから)
ドビュッシー「沈める寺」ストコフスキー編
ストコフスキー編曲・指揮
フィラデルフィア管弦楽団
Debussy - La cathédrale engloutie
Leopold Stokowski transcription
Philadelphia Orchestra
Leopold Stokowski (director)
1930年4月30日録音
【ガルパン】プラウダ高校戦で流れていた、あの曲をモートン・グールドが編曲するとこうなる。「赤騎兵マーチ」ストコフスキー&NBC
ガールズ&パンツァーのプラウダ高校戦で流れていた曲(あんこう音頭の前のシーンで大洗女子学園の士気が下がったところ)をモートン・グールドがアレンジ。ストコフスキー指揮、NBC交響楽団という豪華メンバーで演奏しています。
タイトルは「赤騎兵マーチ」"Red Cavalry March"となっていますが、実は以下の2つの曲が組み合わさっています。
・ポーリュシカ・ポーレ"Polyushko-polye"(Полюшко-поле)
ヴィクトル・グーセフ作詞、レフ・クニッペル作曲
→https://youtu.be/J4pj46qUcLI sm33407383 sm33898075
・タチャンカ"Tachanka"(тача́нка)
ミハイル・ルーデルマン作詞、コンスタンチン・リストフ作曲
→https://youtu.be/dfSbMGLKEwo
ガルパンで流れていたのはポーリュシカ・ポーレだけです。
中間部のアレンジ&演奏が無茶苦茶カッコイイです!
PS.モートン・グールドと言えばこれですね→(sm5620508)
バッハ(ストコフスキー編):カンタータ BWV4より 第4曲「イエス・キリスト、神の御子」
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=6uU5RT1L-bY)。
数多くのバッハの作品を大編成の管弦楽曲として編曲したことで知られる指揮者レオポルド・ストコフスキー(1882 - 1977)による、バッハのカンタータ「キリストは死の縄目につながれたり」BWV4(sm36532292)より第4曲「イエス・キリスト、神の御子(キリストは死のとりことなれり)」の管弦楽版です。
レオポルド・ストコフスキー指揮
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
バッハ(ストコフスキー編):コラール前奏曲「われらは唯一の神を信ずる」BWV680(管弦楽版)
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=_6gOg1nGdpw)。
ストコフスキー編曲による、バッハのコラール前奏曲「われらは唯一の神を信ずる」BWV680(sm36606167)の管弦楽版です。本作は低音部(バス)の旋律が巨人の歩みを連想させるとして「巨人フーガ」の異名で呼ばれることがあり、この編曲版もその異名を意識した重厚な響きがフル・オーケストラで鳴り響いています。
レオポルド・ストコフスキー指揮
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
【クラシックかな?元は映画音楽です】ヴァージル・トムソン 組曲 大平原を耕す鋤 より ブルース(憶測) ストコフスキー&SOA
ヴァージル・トムソンの組曲「大平原を耕す鋤」は1936年の短編ドキュメンタリー映画の音楽として作曲されたものです。
Wikipedia: The Plow That Broke the Plains
https://en.wikipedia.org/wiki/The_Plow_That_Broke_the_Plains
YouTube: The Plow That Broke the Plains, ca. 1937
https://youtu.be/fQCwhjWNcH8
アメリカのフォークソングをベースにした作品でブルース(憶測)"Blues (Speculation)"は文字通りブルースを基調としています。
まぁ、フルトヴェングラーやトスカニーニ、カラヤンは絶対にやらない曲でしょう。
(バーンスタインは振っているかもしれない)
初録音は1946年ストコフスキー指揮、ハリウッドボウル交響楽団です。
そのときの演奏はこちらで聴くことができます。
https://archive.org/details/VIRGILTHOMSONThePlowThatBrokeThePlains
こりゃめちゃ攻めてる!ホルスト作曲 組曲「惑星」ストコフスキー&NBC
おそらく世界で3番目に古い録音。
当然音は悪いので、そのへんはご了承ください。
同じ録音の「木星」(sm4109384)がアップされていますが、全曲聴いて欲しいのでアップしました。
めちゃ攻めてる演奏です。ライブ感が半端ない!
この演奏も一流演奏家が揃ったNBC交響楽団だから可能だったと言えますが、それでもギリギリで弾いています。
ストコフスキーが指揮した「惑星」は1956年録音のロサンジェルス・フィルハーモニー管弦楽団(sm17203458,sm17204924)もありますが、まったく別物です。おそらくオケの能力に合わせた指揮をしているのでしょう。
「惑星」と言えば「木星」の中間部(#22:08)が有名ですが、まるで歌っている様に聴こえます(溜めが絶妙)
よく聴いてみると、フリーボウイングであるため、繋ぎ目がなく滑らかで、曲の高揚感と共にクレッシェンドしていくところも素晴らしいです。
(弦楽器の弓の速度と音量には関係があり、ボウイングが揃っていると弓の速度が合奏者全て同じであるため音量を変化させにくい。)
この録音なかで最も特徴的な演奏は「海王星」(#41:15)です。
凍てつくほど遅く、これほど「遥か彼方」を感じさせる演奏はないでしょう。
通常演奏時間8分前後と言われていますが、この「海王星」は9分30秒もあります。おそらく最も遅い演奏でしょう。
これだけ遅いと、演奏がダレてしまいそうですが、そうならないところがストコフスキーとNBC交響楽団の凄いところです。
火星、戦争をもたらす者 #00:07
金星、平和をもたらす者 #07:00
水星、翼のある使者 #15:46
木星、快楽をもたらす者 #19:23
土星、老いをもたらす者 #26:28
天王星、魔術師 #35:34
海王星、神秘主義者 #41:15
追記:最近、変化球(sm36519513, sm36709944)が続いたので久々にクラシックの直球を投げてみました。
10代半ばにして耽美 スクリャービン 練習曲 嬰ハ短調 Op2-1 ストコフスキー編
この曲は1887年に作曲されたのでスクリャービンが15歳のころの作品です。
まず原曲を知りたい方は以下で視聴して下さい。
金子 一朗さんのサイト → https://youtu.be/ykI2epzVDfA
法悦の詩で有名なスクリャービンですが、初期作品はショパンの影響が色濃いです。
15歳ごろの作品ですが、艶がありすぎです。きっと早熟だったのでしょう。
使用した写真は1890年代頃のものですので、スクリャービンの特徴である髭がありません。
「誰だこいつ」って感じなので、一般的に知られているスクリャービンの写真をサムネにしました。
ストコフスキーのアレンジですが、切ないほどロマンチックなものになっています。
【世界初録画】チャールズ・アイヴズ 交響曲第4番 ストコフスキー指揮&アメリカ交響楽団
YouTubeより転載
Ives: Symphony No. 4 'Prelude' - Stokowski conducts (1 of 4)
Suite→https://youtu.be/Kz86EaFWuMs
Ives: Symphony No. 4 'Allegretto' - Stokowski conducts (2 of 4)
Suite→https://youtu.be/c14faEPytCw
Ives: Symphony No. 4 'Fugue' - Stokowski conducts (3 of 4)
Suite→https://youtu.be/ffNFam7glrk
Ives: Symphony No. 4 'Largo' - Stokowski conducts (Part 4 of 4)
Suite→https://youtu.be/tT3ksJ94QSU
以上を繋いで一本の動画にまとめています。
この動画は1965年4月26日カーネギーホールでのチャールズ・アイヴズ 交響曲第4番 世界初演の数日後にテレビ放送用に録画されたものです(4月29日,30日の初録音より先が後かは不明)もしかしたら、どの様に演奏したのかを記録する目的もあったかもしれません。と言うのはテレビカメラのアングルや画面の切り替えタイミングが緻密に構成されているからです(テレビカメラを何台使っているのだろう?)おそらく録画撮りには入念な打ち合わせがあったことでしょう。
アイヴズ 交響曲第4番は、指揮者の他に補助指揮者を二人必要とする作品で、ひとり(ホセ・セリブリエール)は指揮者の脇に、もうひとり(デヴィッド・カッツ)は舞台下手奥で太鼓を叩きながら指揮をしています。(#24:44, #27:22 を参照)
ニューヨーク・スコラ・カントルム合唱団員、ヒュー・ロス(合唱指揮)
デヴィッド・カッツ、ホセ・セリブリエール(補助指揮)
レオポルド・ストコフスキー指揮
アメリカ交響楽団
第1楽章 Prelude. Maestoso #00:00
第2楽章 Comedy. Allegretto - Largo - Allegro #03:37
第3楽章 Fugue. Andante Moderato #15:41
第4楽章 Finale. Largo maestoso #23:17
バッハ(ストコフスキー編):管弦楽組曲第2番 ロ短調 BWV1067より第1曲「序曲」
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=Z3txnEwU6cY)。
バッハの数々の作品を管弦楽演奏用に編曲・録音し、「音の魔術師」との異名を取ったことで知られる名指揮者レオポルド・ストコフスキー(1882 - 1977)ですが、バッハの代表作の1つである「管弦楽組曲」においては、第3番BWV1068の「アリア(いわゆるG線上のアリア)」の録音は多いものの、組曲を全曲通して録音した事例は極めて少なく、第2番 ロ短調 BWV1067を1950年9月に録音(モノラル)したのみのようです。
この録音でフルートを演奏したのは、シカゴ交響楽団やニューヨーク・フィルハーモニック等、アメリカ各地の管弦楽団で首席フルート奏者を務めたジュリアス・ベーカー(1915 - 2003)で、その演奏はストコフスキーのゆっくりとしたテンポの伴奏と相まって、極めて情感が豊かなものとなっており、本作には幼い2人の子供を亡くしたバッハの悲しみが込められているという推測もうなずける説得力のある録音となっています。
ジュリアス・ベーカー(フルート)
レオポルド・ストコフスキー指揮
交響楽団
ストラヴィンスキー:バレエ組曲「火の鳥」(ストコフスキー指揮ベルリン・フィル)
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=AKe_PxcdsTk)。
「音の魔術師」の異名を取った名指揮者レオポルド・ストコフスキー(1882 - 1977)は、その95年(!)
の生涯において数多くのオーケストラを指揮して録音を行いましたが、この中で唯一、ベルリン・フィル
と共演して録音されたのがストラヴィンスキーのバレエ組曲「火の鳥」と「ペトルーシュカ」抜粋のカッ
プリング盤になります。
録音が行われた1957年のベルリン・フィルはカラヤンが終身常任指揮者に就任してから2年後で、前任の
フルトヴェングラーの影響がまだ残っていた頃ですが、当時75歳のストコフスキーの指揮によってベルリ
ン・フィルが繰り出す音響はカラヤン、フルトヴェングラー両者のものと明らかに違っており、いい意味
で映画音楽を思わせるゴージャスさでオケが鳴る一方、後年のロンドン響との録音と比べると、いわゆる
「ストコ節」は控えめです。また、商業ステレオ録音が一般化して間もない時期の録音ながら、長年最先
端の録音技術を追及していたストコフスキーの音響調整も見事で、かなりの名演となっています。
レオポルド・ストコフスキー指揮
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
【これぞエキゾチック】 ヘンリー・カウエル ペルシャ組曲 ストコフスキー&彼のオーケストラ
忙しい方は、終楽章だけでもお聴きください→#14:29
ヘンリー・カウエルは現代音楽の作曲家ですが、同時に各国の民族音楽を題材とした作曲もしています。来日したこともあり雅楽の影響を受けたOngaku(sm19095975)や2つの琴協奏曲を作曲しています。
ペルシャ組曲は、1956年 ヘンリー・カウエルがイランのテヘランに3カ月滞在したときに作曲されたものです。西洋楽器でイランの民族音楽を表現したものと考えれば良いと思います。
Ⅰ Moderato #00:08
Ⅱ Allegretto #04:39
Ⅲ Andante #09:07
Ⅳ Rondo #14:29
ブラームス(ストコフスキー編):ハンガリー舞曲第1番 ト短調
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=WjbzKQR-nOg)。
ブラームスのハンガリー舞曲は元々はピアノ連弾のための作品で、後に作曲者自身を始めとする
数多くの作曲家によって管弦楽版が作られたのは良く知られています。このうち、第1番 ト短調
はブラームス自身の手で管弦楽編曲版が作られ、これが決定版となっていますが、イギリス出身
の指揮者レオポルド・ストコフスキー(1882 - 1977)は独自に管弦楽版への編曲を行い、SPか
らステレオに至るまで数種類の録音を遺しました。
ストコフスキーの編曲はブラームスと比べると装飾過多に思えるほどですが、豪華絢爛であるこ
とは疑いなく、彼の二つ名「音の魔術師」に恥じないものといえます。
レオポルド・ストコフスキー指揮
ハリウッド・ボウル交響楽団
交響曲第7番(レニングラード)&インターナショナル ストコフスキー指揮 1942年
指揮:レオポルド・ストコフスキー 演奏:ロサンゼルス・フィルハーモニック
ニュースの映像なので、少ししか映ってません。
場所はカリフォルニア州の軍事訓練基地?みたいです。
もしかしたら公開初演の時の映像かもしれませんが、詳しくは分かりませんでした。
ラフマニノフ【自作自演】:ピアノ協奏曲第2番
セルゲイ・ラフマニノフ
ピアノ協奏曲第2番ハ短調作品18
【マイリスト:ラフマニノフの自作自演全集】
https://www.nicovideo.jp/user/9543588/mylist/71269376
ピアノ:ラフマニノフ
指揮者:レオポルド・ストコフスキー
フィラデルフィア管弦楽団
ショスタコーヴィチ 交響曲第5番第1楽章 ストコフスキー プラハライヴ
ストコフスキー指揮 チェコ・フィルによる演奏
1961年5月20日のプラハの春音楽祭でのライヴ録音のようです。
第2楽章sm38952006 第3楽章sm38952026 第4楽章sm38952062
ショスタコーヴィチ 交響曲第5番第2楽章 ストコフスキー プラハライヴ
ストコフスキー指揮 チェコ・フィルによる演奏
1961年5月20日のプラハの春音楽祭でのライヴ録音のようです。
第1楽章sm38951980 第3楽章sm38952026 第4楽章sm38952062
ショスタコーヴィチ 交響曲第5番第3楽章 ストコフスキー プラハライヴ
ストコフスキー指揮 チェコ・フィルによる演奏
1961年5月20日のプラハの春音楽祭でのライヴ録音のようです。
第1楽章sm38951980 第2楽章sm38952006 第4楽章sm38952062
ショスタコーヴィチ 交響曲第5番第4楽章 ストコフスキー プラハライヴ
ストコフスキー指揮 チェコ・フィルによる演奏
1961年5月20日のプラハの春音楽祭でのライヴ録音のようです。
第1楽章sm38951980 第2楽章sm38952006 第3楽章sm38952026
ハチャトゥリアン 交響曲第3番 交響詩曲 ストコフスキー シカゴ響
ストコフスキー指揮 シカゴ交響楽団 Mary Sauerのオルガンによる演奏
1968年2月15~16日、シカゴのメディナ・テンプル(Medinah Temple)でのライヴ録音のようです。※有名な20~21日のスタジオ録音(sm18454730)ではありません。
シカゴ交響楽団の初演リストによると、この演奏がアメリカ初演のようです。
#22:10 演奏後のファンファーレとストコフスキーの聴衆への言葉
コンドラシンsm11454502 ムラヴィンスキーsm17160448 チェクナヴォリアンsm8448519 グルシチェンコsm11481019
ベートーヴェン 交響曲第7番第1楽章 ストコフスキー スイスライヴ
ストコフスキー指揮 国際フェスティバル・ユース・オーケストラによる演奏
1969年8月31日のサンモリッツのホテル レーヌ・ビクトリアでのライヴ録音のようです。
出来が悪いかオケがダメダメでストコご立腹だったなんて話があるみたいですが本当ですかね?
第2楽章sm38961207 第3楽章sm38961231 第4楽章sm38961253
ベートーヴェン 交響曲第7番第2楽章 ストコフスキー スイスライヴ
ストコフスキー指揮 国際フェスティバル・ユース・オーケストラによる演奏
1969年8月31日のサンモリッツのホテル レーヌ・ビクトリアでのライヴ録音のようです。
第1楽章sm38961176 第3楽章sm38961231 第4楽章sm38961253
ベートーヴェン 交響曲第7番第3楽章 ストコフスキー スイスライヴ
ストコフスキー指揮 国際フェスティバル・ユース・オーケストラによる演奏
1969年8月31日のサンモリッツのホテル レーヌ・ビクトリアでのライヴ録音のようです。
第1楽章sm38961176 第2楽章sm38961207 第4楽章sm38961253
ベートーヴェン 交響曲第7番第4楽章 ストコフスキー スイスライヴ
ストコフスキー指揮 国際フェスティバル・ユース・オーケストラによる演奏
1969年8月31日のサンモリッツのホテル レーヌ・ビクトリアでのライヴ録音のようです。
第1楽章sm38961176 第2楽章sm38961207 第3楽章sm38961231
ルトスワフスキ 交響曲第1番 ストコフスキー ワルシャワライヴ
ストコフスキー指揮 ワルシャワ・フィルによる1959年5月22日と24日に行われた演奏会で、22日の録音らしいです。
ポーランド放送局のレーベルから新規録音と共に再録されたようです。
https://sklep.polskieradio.pl/pl/p/Leopold-Stokowski-Polskie-Radio-Chopin%2C-vol.-5-CD/1311
第2楽章#04:17 第3楽章#13:27 第4楽章#17:23
リムスキー=コルサコフ ロシアの復活祭序曲 ストコフスキー ルツェルン音楽祭
ストコフスキー指揮、ルツェルン祝祭管弦楽団による演奏
1951年8月11日のルツェルン音楽祭でのライヴ録音
ストコフスキー唯一の同音楽祭への登場で音楽祭50周年記念のCDにしか収録されてないので非常に貴重な録音だと思います。
この日は悲愴とストコフスキーによる編曲の展覧会の絵も一緒に演奏されました。
auditeそろそろ出してくれませんかねぇ?
グリエール(ストコフスキー編):交響曲第3番 ロ短調「イリヤー・ムーロメツ」作品42
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=dtZUSvvHGBY)。
ウクライナ出身の作曲家レインゴリト・グリエール(1875 - 1956)の代表作とされる交響曲第3番 ロ短調「イリヤー・ムーロメツ」作品42は1911年に完成し、翌1912年に初演されて好評を博しました。しかし、演奏時間が80分に及ぶ大作であったため、再生時間が短いSPレコードが主流だった時代には録音される見込みがほとんどありませんでした。
そんな中、多数の有力なレコード録音によりアメリカ音楽界で名をはせた名指揮者レオポルド・ストコフスキー(1882 - 1977)は、本作をロシア音楽における傑作交響曲と評価していて、この曲のSPレコードを作るためには曲を短縮するしかないと考え、1930年にグリエール自身に直接「この交響曲を短縮した編曲版を作らせてほしい」と許可を求めます。グリエールは自分の作品がストコフスキーによってアメリカで知名度を上げられることに魅力を感じて許可を出しました。これによってストコフスキーは数多くのカットにより演奏時間を約40分にした短縮版を作成し、これがSPレコードに録音されました。
原曲をほぼ半分にしたストコフスキーの短縮版に対しては、当然批判がありましたが、これによってアメリカ国内で本作の知名度が劇的に上昇したことは疑いなく、一時はラフマニノフの交響曲第2番と並ぶロシア・後期ロマン派の傑作交響曲とまで評価されました。ストコフスキーはこの編曲版を気に入っており、その生涯において3種の録音を遺しました。
その後、録音技術の進歩により長時間録音が可能になって、カットなしのオリジナル版によるレコードが登場するようになると、ストコフスキーの短縮版は顧みられなくなりますが、この動画の録音を聴くと、ストコフスキーの演奏はリムスキー・コルサコフの「シェヘラザード」と同様の豪華絢爛な響きに満ちており、忘れ去られるには惜しい版だと思います。
レオポルド・ストコフスキー指揮
ヒューストン交響楽団
ストコフスキー(79歳)の手刀を見逃すな! リムスキー=コルサコフ作曲「スペイン奇想曲」ストコフスキー指揮&シカゴ交響楽団
14:18にストコフスキーの鮮やかな手刀が決まります。
・・・と言うのは冗談ですが、素早い左手の指示がまるで手刀のように見えます。
この動きで79歳なんですから怪物ですね。
YouTubeより転載
Stokowski conducts Rimsky-Korsakov "Spanish Caprice"→https://youtu.be/7EeM9GE5xSM
1962年 1月3日 シカゴ交響楽団 シカゴのWGNのテレビスタジオにて録画
1. アルボラーダ(アストゥリアの舞曲)Alborada ・・・#00:06
2 .変奏曲 Variazioni ・・・#01:12
3. アルボラーダ Alborada ・・・#05:50
4. シェーナとジプシーの歌 Scena e canto gitano ・・・#07:00
5. アストゥリアのファンダンゴ Fandango astur ・・・#11:55
病気のフリッツ・ライナーの代役でストコフスキーがシカゴ交響楽団を指揮をしたテレビコンサートの一部です。信じられないかもしれませんが、この演奏はストコフスキー80歳の誕生日の3か月半前に録画したものです。
特徴的なのは「アクセント」をはっきり演奏していることです。演奏時間15分弱と極めて速い演奏ですが、高速演奏にありがちな単純に突っ走っているのではなく曲の輪郭がわかるように「アクセント」を強調しています。
特に #14:30 のヴァイオリンのピチカートには驚くでしょう。( #14:26 から再生して確認してください)他の演奏ではヴァイオリンのピチカートは、はっきり聴こえませんが、この演奏では明澄に聴こえ、ピチカートが効果的な曲の演出になっている事がわかります。
最後の3分間、Fandango asturの演奏は秀逸で、シカゴ交響楽団の楽員がノリノリの状態になっています。所謂「ゾーンに入った」状態と言えるでしょう。ストコフスキーもゾーンに入った状態にあわせて凄まじい指揮をしています。「アクセント」の指示が滅茶苦茶カッコいいです。
阿波ちゃん さん、広告ありがとうございます。
モーツァルト「交響曲第40番 第3楽章」ストコフスキー指揮 1919年録音
https://www.stokowski.org/Stokowski_Philadelphia_Acoustic_Discography.htm
によると、1919年5月9日の録音とのこと。
心に突き刺さる神曲 バーバー作曲「弦楽のためのアダージョ」ストコフスキー指揮&彼の交響楽団
「弦楽のためのアダージョ」は深い悲しみがあったとき耳が欲してしまう名曲である。
作曲家サミュエル・バーバーの意図を超えて「葬送」をイメージが定着している事も、この曲の持っているパワーを示している。
ストコフスキーの指揮するこの演奏は、一般的な演奏時間(9分程度)よりかなり速く6分35秒しかない。私的分析であるがストコフスキーがこのテンポにした理由は2つある思われる。
ひとつは、作曲家が表現したかった音楽が聴き手に伝わらなければ意味がない。だから聴き手が理解できるテンポで演奏すべきと言う考え。
もうひとつは「逆算」である。曲のクライマックスのテンポを決めてから、逆算して全体のテンポを決めるやりかた。ストコフスキーの演奏では4分20秒(#04:20)~4分48秒に曲のクライマックスがあるが、ここの演奏が間延びしないようになっている。これはYouTubeにアップされている他の演奏と比較するとわかる。
弦楽のためのアダージョ / Adagio for Strings Op.11 / Samuel Barber
https://youtu.be/BV37qZki31U?t=336
BARBER Adagio for Strings
https://youtu.be/N3MHeNt6Yjs?t=324
Vienna Philharmonic – Barber: Adagio for Strings, Op.11 (Summer Night Concert 2019)
https://youtu.be/WAoLJ8GbA4Y?t=336
ストコフスキーのリハーサル風景がYouTubeにアップされているが、注目すべきは他の指揮者とはまったく違う指揮をしている事である。拍を振るのではなく、旋律の出だしを指示していると言った方が良いかもしれない。ストコフスキーの指揮を見るとアダージョの穏やかな雰囲気ではなく、この曲の内面にある激しい感情の変化を表現している様に思える。
Stokowski Rehearsal - Barber 'Adagio for Strings'
https://youtu.be/gDrm809p2u4