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バッハ:カンタータ第19番「いさかいは起れり(かくて戦起れり)」BWV19
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=PXg66t_K-QI)。
1726年に作曲され、大天使ミカエルの祝日にあたる9月29日にライプツィヒで初演されたバッハのカンタータ「いさかいは起れり」BWV19は、その祝日にちなんで、大天使ミカエルが悪魔の王サタンとされる竜と戦って勝利し、竜を天上から追い落としたという黙示録の話にちなんだ作品となっています。
全7曲のうち、前半4曲は竜を追い落としたミカエルと天の軍勢を称えるものですが、第5曲は信仰の道しるべとして「我と共に留まり給え、天使よ」と歌われるテノールのアリア、そして終盤の2曲では天使の案内で「死後に天上に向かわせてください」と歌われます。これらの中では第5曲が一番印象的で、全曲(約20分)の1/3にあたる7分弱の長大なアリアとなっています。
クルト・エクヴィルツ(テノール)
マックス・ファン・エグモント(バス)
ニコラウス・アーノンクール指揮
ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス
ウィーン少年合唱団
コルス・ヴィエネンシス
【SynthVクラシック】 なんてコーヒーは美味しいのだろう (Ei wie schmeckt der Coffee süße) / J.S.バッハ【Eleanor Forte AI】
(ドイツ語の曲は)初投稿です。
J.S.バッハはライプツィヒのトーマスカントルとして毎週カンタータを作曲し演奏する傍ら、学生のアマチュア音楽団体コレギウム・ムジクムを指導し、コーヒーハウス「カフェ・ツィマーマン」で演奏会を催す生活をしていました。この「お喋りはやめて、お静かに」BWV.211、通称コーヒー・カンタータもコーヒーハウスで演奏するために作曲されたと考えられています。
筋書きは以下のようになっています。
老人シュレドリアンは娘リースフェンがコーヒーを飲むのが気に入りません。娘を呼び出しコーヒーをやめるように言うのですが、「コーヒーが無かったら干からびてしまう」と言ってリースフェンが歌うのがこのアリア。シュレドリアンはコーヒー狂いの娘に激怒し、コーヒーをやめない限り嫁には出さないと言います。娘はそれならコーヒーはやめるから、今すぐ婿を探すようシュレドリアンに頼み込む……のですが、すぐこう周りに言いふらしたのでした。好きな時にコーヒーを飲ましてくれる人でないと、結婚はしないと。
コミック・オペラ風の筋書きを持つこの曲ですが、バッハのユーモアのある一面が見られる珍しい作品となっています。
ドイツ語の発音が正しいのかは自信がないのですが、楽しんでいただけたら幸いです。
"Schweigt stille, plaudert nicht", BWV 211より"Ei wie schmeckt der Coffee süße"
曲: Johann Sebastian Bach (1685-1750)
歌詞:Picander (Christian Friedrich Henrici) (1700-1764)
日本語訳:やしろ
声: Eleanor Forte AI (Synthesizer V)
synthVのアップデートでエレノアさんの声質も変わったので、どう活かすか苦戦中です。(この曲は以前のバージョン103で歌ってもらっています)
バッハ:カンタータ第38番「深き悩みの淵より、われ汝に呼ばわる」BWV38
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=zjHzIFWKPOA)。
バッハのカンタータ「深き悩みの淵より、われ汝に呼ばわる」BWV38は1724年に作曲され、同年の三位一体後第21主日である10月29日に初演されました。
この作品はルターが詩篇第130番に基づいた悔い改めのコラールに基づくもので、原曲のコラールの旋律が全6曲の随所に聴かれる「コラール・カンタータ」となっています。曲の内容は、重い病にかかった息子を嘆いてイエスに救いを求め、それにイエスが応えて奇跡を起こして病を治すといったものですが、題名にある「深き悩みの淵」という言葉そのままに、息子の病に悩んで奇跡を求める親の悲痛な感情を表現した暗い曲想が全体を支配しています。
キャロリン・サンプソン(ソプラノ)
ダニエル・テイラー(カウンターテナー)
マーク・パドモア(テノール)
ペーター・コーイ(バス)
フィリッペ・ヘレヴェッヘ指揮
コレギウム・ヴォカーレ・ゲント、同管弦楽団
【CeVIO】バッハ カンタータ12番より バスアリア【第十二回ボカロクラシカ音楽祭】
ボカロクラシカ音楽祭も12回を迎えたので、バッハのカンタータ12番(BWV12)です。このカンタータのタイトルは「泣き、歎き、憂い、怯え」(Weinen, Klagen, Sorgen, Zagen)ということで、暗くてあまりお祭り向きではありませんが、このバスアリアあたりから明るい曲調になってきます。歌声の主はCeVIOの黄咲愛里です。
舞台はバッハが晩年を過ごしたライプツィヒですが、このカンタータはワイマール(憲法で有名な)時代に作曲されたらしいです。
第十二回ボカロクラシカ音楽祭参加作品(お題:12) サムネ:Pixabay(WolBlur)
よろしく>BumblebeeQueen mylist/39940036
ホームページ開設しました https://bumblebeequeen.wixsite.com/home
※追記: ふりこ様、ぱろぺん様、広告有難うございます
バッハ:カンタータ第54番「罪に手むかうべし」BWV54
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=tBwjv-QJhIk)。
バッハによって1714年に作曲されたと推測されるカンタータ「罪に手むかうべし」BWV54は、彼のカンタータの中でもかなり早い時期の作品で、アルトの独唱が3曲のみで合唱曲がないという極めて小規模な曲です。内容としては題名の通り「罪に立ち向かいなさい」というもので、第1曲の冒頭から不協和音が次々と展開する異様な構成になっています。これは、作曲当時のバッハは30歳になるかならないかという若さであることから、自身の作風を確立するためにあえて冒険的な作りにした実験作ではないかと考えられています。
マールテン・エンヘルチェス(アルト)
ラース・ウルリク・モルテンセン指揮
オランダ・バッハ協会管弦楽団
バッハ作曲カンタータ49-1(紲星あかり・東北ずん子)BWV49
本来は49番 第1曲目はシンフォニアで器楽のみで歌はありませんが、数年前お正月に都内遠征時、お嬢様学校から、この曲を卒業ソング用に練習している風景をたまたま通りすがりの私が耳にしました。
因みにチェンバロ協奏曲 2番(BWV1053)三楽章と同一の曲ですが、カンタータ49番はやや無名です。
【追伸】
卒業の方いましたら、卒業おめでとう。華々しく送ってあげてください。
バッハ:カンタータ第71番「神はいにしえよりわが王なり」BWV71
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=JkmJuEAFDK4)。
1708年、バッハはミュールハウゼン市で行われる市参事会員交代式のためのカンタータ「神はいにしえよりわが王なり」BWV71を作曲し、同年2月4日の市参事会員交代式で初演しました。当時、ドイツでは市の有力者で構成する参事会メンバーが神の御前での交代式を執り行う際に、カンタータが演奏されており、本作もそのために作曲されました。このような事情から、本作は初演直後にミュールハウゼン市が印刷出版しており、結果としてバッハの生前に印刷譜が出版された唯一のカンタータとなりました。
23歳と若いころのバッハが作曲したものであるため、後年の作品と比べると素朴な作りですが、ミュールハウゼン市の公式行事で演奏されるため、トランペット3とティンパニからなるファンファーレ群、リコーダー2・オーボエ2・ファゴットからなる木管楽器群、弦楽器群の3群にオルガンと通奏低音という演奏規模が大きい作品となっています。歌われる内容は神を王として崇め、慈しみを求める詩篇第74篇が主題で、これに若干の聖句や自由詩が追加されています。
ヴィルヘルム・ヴィートル(ソプラノ)
クルト・エクヴィルツ(テノール)
ポール・エスウッド(アルト)
リョーヴェ・ヴィッサー(バス)
ニコラウス・アーノンクール指揮
ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス
テルツ少年合唱団
【鏡音レン】カンタータ208番より3.レチタティーヴォ4.アリア
歌詞付けるほうが時間かかる……
mylist/16752615
レン「この2曲はテノールだから俺の出番だぜ」
「歌詞を見てもらえりゃわかるけど、狩りに夢中な女神ディアナに羊飼いエンデュミオンが嫉妬してる内容だぜ」
「アリアでアモールの網が~ってくだりなんて何度繰り返してるのやら……」
「男が嫉妬に駆られたらおしまいだよな」
【ボカロ合唱】カンタータ106番より 4.合唱
mylist/20075386
ミク「終曲は前半のコラール合唱と、後半の合唱フーガに分けられるよ」
ルカ「合唱フーガは急に早くなるから判りやすいんじゃないかしら?」
レン「『イエスキリストの御名において』と『アーメン』でフーガになってるぜ」
との「最後はやっぱり華やかでござるな」
バッハ カンタータ 第140番 4. シオンは物見らが歌うのを聴く BWV.140
三位一体節後の第27日曜日に朗読された、マタイ福音書第25章1から13節は、 花婿の到着を待つ乙女のたとえを用いて、神の国の到来への備えを説いています。まず、花婿とは神の国のたとえです。 花婿の到来が遅れ10人の乙女たちは眠ってしまい、灯火を切らしてしまいました。 5人は予備の油を持っていたので結婚式に出席できましたが、 残りの5人は準備を怠り油を買いに行ったため、式に出席できなかったという話です。つまりやがて訪れる神の国の到来に備え、目を覚まして備えよというたとえです。これをふまえて、真夜中に物見らの声を先導として到着したイエスが、 待ちこがれる魂との喜ばしい婚姻へと至る情景を描いたのがニコライのコラール。
バッハ:カンタータ第76番「諸々の天は神の栄光を語り」BWV76
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=j_ltfoLM-IY)。
1723年、バッハはライプツィヒの聖トーマス教会のカントル(トーマスカントル)に任命され、着任後の最初のカンタータとして「乏しき者は食らいて」BWV75(sm39788506)が5月30日に披露されました。そしてその一週間後、三位一体後節第2日曜日にあたる6月6日に2番目のカンタータとして初演されたのが「諸々の天は神の栄光を語り」BWV76です。
本作はBWV75に続いて演奏されることを念頭に、BWV75と音楽様式上ペアになることを考えて作曲されました。第1部7曲、第2部7曲の14曲構成であること、ソプラノ・アルト・テノール・バスの4つすべてのアリアがあること、アリアとレチタティーヴォが交互に演奏されることなど、両曲はほぼ共通した構成となっています。一方BWV75との相違点としては、男声のアリアがより技巧的であること、そしてトランペット独奏が随所に現れて全体的に輝かしい曲想となっていることで、題名通り「神の栄光を語」る明るい響きに満ちた大規模な楽曲です。
本作はBWV75と並んでライプツィヒ市民に高く評価され、バッハはトーマスカントルとして順調な滑り出しに成功しました。現代においても、本作はライプツィヒ時代にバッハが作曲したカンタータの中でも傑作の1つと評されています。
なお、第2部冒頭(第8曲)のシンフォニアは、後に編曲されてオルガンのためのトリオソナタBWV528の第1楽章に転用されています。
エディット・マティス(ソプラノ)
アンナ・レイノルズ(アルト)
ペーター・シュライアー(テノール)
クルト・モル(バス)
カール・リヒター指揮
ミュンヘン・バッハ管弦楽団
ミュンヘン・バッハ合唱団
バッハ カンタータ 第106番 神の時こそ、いと良き時 1. ソナティーナ
200曲以上もあるバッハのカンタータの中でも特に人気の高い作品です。バッハのカンタータを集めたCDでは、外せない楽曲のひとつになっています。この曲はバッハが20歳代前半、ミュールハウゼンの聖ブラジウス教会の オルガニストを務めていた1707年に作曲されたと見られ、BWV131と共に彼の最初期に属する教会カンタータです。
【ボカロ合唱団】カンタータ16番より 6.コラール
mylist/20075386
ミク「これでBWV16が終わりだよ」
ルカ「天なる父を讃え、平和の年であることを願う内容ね」
レン「次は顕現節か?」
との「クリスマスシーズンは礼拝ラッシュでござるな……」
【初音ミク】カンタータ208番より5.レチタティーヴォ【鏡音レン】
歌詞の繰り返しが厄介……
mylist/16752615
ミク「しかもデュエットだから更に手間もかかるんだよね」
レン「けど、ここで無事に2人は和解できるぜ?」
ミク「前半部分でディアナがクリスティアン公の誕生祝いなのを明かすんだよ」
レン「これはヴァイマル公エルンストの誕生日にも再演されたみたいで、ミク姉さんが歌うクリスティアンの部分がエルンスト・アウグストに置き換えられた版もあるぜ」
【ボカロ合唱】カンタータ123番より 6.コラール
mylist/20075386
ミク「一日遅れで顕現節カンタータが終わり、キリスト教圏のクリスマスシーズンが終わったよ」
ルカ「ちなみにロシアのクリスマスは今日、1月7日よ」
レン「ちょっと調べてみたらこのカンタータってライプツィヒ2年目の時のものなんだよな」
との「コラールにしては珍しく後半部分に繰り返しがあり『2度目はピアノで』と指示があるでござる」
【ボカロ合唱】カンタータ106番より 3.アリアとコラール
mylist/20075386
ルカ「初めは通奏低音とアルト独唱のみでアリアが歌われるわ」
との「それを受けてバスがアリオーソを歌うでござる」
ルカ「バスのアリオーソの途中から二声のガンバを伴ってコラールを歌い始めるわ」
「私が使っていた譜面だとコラールはアルトだったのだけれど、解説だとソプラノなのよね」
【ルカ】カンタータ16番より 4.レチタティーヴォ5.アリア【レン】
mylist/20075386
ルカ「教会の繁栄、平和への願いを歌うレチタティーヴォから始まるわ」
「主の祝福を求めてもいるわね」
レン「そしてイエスの御魂は全ての宝に勝る」
「歌いいず、って事は歌い讃えるって事でいいのか?」
【初音ミク】カンタータ208番より10.レチタティーヴォ11.合唱
カンタータも終わりが見えてきました
mylist/16752615
ミク「この部分はまずディアナが人々に賛歌を捧げることを促す場面から始まるよ」
ルカ「次にクリスティアン公を地上の太陽に見立てた賛歌が順列フーガで歌われるわ」
レン「中間部ではホモフォニーになるけど、すぐにまたフーガに戻るぜ」
カイ「フーガの主題は合唱だけじゃなくて合奏の方にも継承されているよ」
【との】カンタータ16番より2.レチタティーヴォ3.合唱アリア【合唱】
mylist/20075386
との「まずは新年の喜びを語るレチタティーヴォでござるな」
ミク「その次はバスのソロを含む合唱アリアだよ」
ルカ「これも声上げ祝福を祈るような感じね」
レン「これぐらいの説明しか出来ないのが辛いな…」
クリスマスカンタータ グラシアス合唱団
クリスマス・カンタータとは?家族共に楽しめ、生きることへの感謝と喜びを味わい、忘れることができない時間を与えます。笑いあり、涙あり。クラシック音楽とミュージカルの世界を行き来する新しいジャンル。幕ごとに異なった形式と表現で、クリスマスという一つの主題に含まれた意味を再現し、馴染みのあるキャロルにオペラ的要素とミュージカル的要素を加えて、クリスマスの喜びと幸福そしてイエスキリストの誕生の真の意味を歌います。新宿文化センター(大ホール)12月27日(木)2回開演 16時、19時12月28日(金)3回開演 13時、16時、19時お問合せ 03)6380 - 2257http://gracias.iyf.jpチケット購入のご案内チケットぴあ(http://t.pia.jp/) Pコード:183-547
【初音ミク】カンタータ202番より 8.レチタティーヴォ 9.アリア
以上、結婚カンタータ「退け、物悲しき影よ」でした
mylist/20075386
ミク「レチタティーヴォ『純粋なる愛の結束は』とアリア「満足のうちに思い見よ』だね」
「レチタティーヴォは苦難の時も二人で乗り切って行け!って感じの内容だよ」
「アリアはガヴォットのアリアだよ」
「内容は喜びの時を糧に愛の花が咲くって所だね」
「演奏によってはフェードアウトとかの演出もあるみたいだよ」
【初音ミク】カンタータ202番より 2.レチタティーヴォ 3.アリア
mylist/20075386
ミク「レティタティーヴォ『世は装いを新たにし』とアリア『フェーブスは駿馬を駆り』だよ」
「レチタティーヴォは前回のアリアと続いて春の訪れを讃えているよ」
「アリアで出てくるフェーブスっていうのはポイボスのドイツ語読みで、太陽神アポローンの事を指してるよ」
「内容はアポローンが春の大地を娶ってやる!って感じの事かな」
J.S.Bach / Cantata#12 "Weinen, Klagen, Sorgen, Zagen" - Sinfonia のオーボエソロ吹いてみた
バッハが足りない。
吹いてみたもの:mylist/61976177
twitter:https://twitter.com/of_artificial
(↑よかったらフォローしてやってください)
バッハ:カンタータ第44番「人々、汝らを除名すべし」BWV44
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=FFU_DsTiiKI)。
バッハが1724年に作曲し、5月21日に初演されたカンタータ「人々、汝らを除名すべし」BWV44は、第1曲で「人々はあなたがたを会堂から追放するでしょう」、第2曲で「あなたがたを殺す者がみな、そうすることで自分は神に奉仕しているのだと思う時が来ます」と歌われるように、曲全体が迫害の苦しみと耐乏を歌う厳しい曲想となっています。これは、初演された5月21日が復活祭後第6主日にあたり、ヨハネによる福音書からキリスト教徒が迫害される未来を予言する一節が朗読されたことに基づいて作曲されたことに拠っています。
バルバラ・シュリック(ソプラノ)
キャサリン・パトリアッシュ(アルト)
クリストフ・プレガルディエン(テノール)
ペーター・コーイ(バス)
フィリップ・ヘレヴェッヘ指揮
コレギウム・ヴォカーレ
【初音ミク】カンタータ202番より 6.レチタティーヴォ 7.アリア
mylist/20075386
ミク「レチタティーヴォ『それは幸いなり』とアリア『愛の修練もて』だよ」
「レチタティーヴォは二人の魂に祝福あれ、って内容だよ
」 「祝福を意味する『Segen』の部分には長いメリスマもあるよ」
「アリアはパスピエのリズムを持ったダカーポアリアだよ」
「内容はえっと……」
「…………各々で確認して?」
バッハ:カンタータ第128番「ただキリストの昇天のみが」BWV128
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=NDCdKS1Iaus)。
バッハがライプツィヒの聖トーマス教会のカントル(トーマスカントル)に就任していた1725年に作曲され、その年のイエス・キリストの昇天祭にあたる5月10日に初演された教会カンタータ第128番「ただキリストの昇天のみが」BWV128は、その名の通り「マルコ福音書」の中のイエス・キリストの昇天の文章に基づく作品です。
歌詞は女流詩人ツィーグラーの台本に基づき、イエスのあとに従っていつの日か天に昇らんとの願いをこめた曲となっています。とはいえ、彼女の台本は必ずしもバッハにとって満足できる出来ではなかったようで、バッハ自身が歌詞をかなり改変して使ったといわれています。また、作品の様式としては合唱にコラールが引用されていて、バッハの教会カンタータによくみられるコラール・カンタータに似た特徴を持っていますが、第1曲のコラールと最後(第5曲)のコラールは別の曲が引用されており、変則的な作品となっています。これらの事情から、本作はバッハのカンタータとしてはそれほど優れた出来とはみなされず、作品そのものが特に注目されることは多くありません。
ですが、第4曲の二重奏「神の全能の力は計り知れず」は、後にマックス・レーガーが変奏曲の主題として取り上げ、彼の代表作の1つ「バッハの主題による変奏曲とフーガ」ロ短調 作品81(sm32848508)が作曲されることとなります。
ルネ・ヤーコプス(カウンター・テナー)
クルト・エクヴィルツ(テノール)
マックス・ファン・エグモント(バス)
グスタフ・レオンハルト指揮
レオンハルト・コンソート
コレギウム・ヴォカーレ・ゲント
ハノーヴァー少年合唱団
【ルカ】カンタータ123番より 2.レチタティーヴォ3.アリア【レン】
mylist/20075386
ルカ「これから先の説明はとても短くなるわよ」
「とりあえず、このコラール作詞者はA・フリッチェよ」
「礼拝で使われるときはイザヤ書、マタイ福音書を用いるわね」
レン「で、続くアリアの曲想はレチタティーヴォと似てるな」
「途中で加速する辺りが何ともいえないよな」
バッハ:カンタータ第60番「おお永遠、そは雷のことば」BWV60
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=Sa0s8C4N8o4)。
1723年に初演されたバッハのカンタータ「おお永遠、そは雷のことば」BWV60は全5曲からなり、「恐れ」と「希望」を擬人化して、両者が対話するという一風変わった形式となっています。信仰心が足りず、死を恐れる「恐れ」(アルト)に対し、神を深く信ずる「希望」(テノール)が語り掛け、第4曲で「イエスの声」(バス)が「今より後、主にあって死ぬ人は幸いである」と語ることで「恐れ」にも救いがもたらされて、終曲のコラールで締めくくるという筋立てとなります。
ロビン・タイソン(アルト)
ジェイムス・ギルクリスト(テノール)
ピーター・ハーヴェイ(バス)
ジョン・エリオット・ガーディナー指揮
イングリッシュ・バロック・ソロイスツ
モンテヴェルディ合唱団
【初音ミク】カンタータ202番より 4.レチタティーヴォ 5.アリア
mylist/20075386
ミク「レチタティーヴォ『アモールは満足を捜し』とアリア『春風吹き渡るとき』だよ」
「レチタティーヴォはアモールの覚醒とその力、アリアは春風に乗ったアモールがカップルを捜す内容だよ」
「アリアは唯一短調の曲で、ダカーポアリアじゃないよ」
「ここから歌われるのが神々から新郎新婦になるよ」
バッハ:カンタータ第50番「いまや、われらの神の救いと力と」BWV50
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=d6xz3xr3Sek)。
バッハの「いまや、われらの神の救いと力と」BWV50は分類上は「カンタータ」とされていますが、後世に伝わっているのは合唱曲が1曲のみです。この曲の歌詞はヨハネの黙示録の一節から、悪魔の竜と大天使ミカエルの戦いを記した箇所がそのまま歌詞として使われていること、そして1723年の大天使ミカエルの祝日(9月29日)に演奏されたカンタータの記録がないことから、このときにBWV50が演奏されたとする説が有力ですが、当時のカンタータが合唱曲1曲のみというのは考えにくいため「残りの曲は楽譜が失われた」「他のカンタータの間奏曲として使われた」など、様々な推測がなされています。
曲そのものは当時としては大規模な編成(二重合唱、弦楽、トランペット・オーボエ各3本、ティンパニ)による堂々たるもので、悪の竜に対するミカエルの勝利を称える合唱のフーガは聴きごたえがあります。
マリア・ケオハネ(ソプラノ)
マールテン・エンヘルチェス(アルト)
ベンジャミン・ヒューレット(テノール)
クリスティアン・イムラー(バス)
ヨス・ファン・フェルトホーフェン指揮
オランダ・バッハ協会管弦楽団・同合唱団
バッハ:カンタータ第95番「キリストこそ わが生命」BWV95
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=sZ7R43p9SyI)。
バッハのカンタータ「キリストこそ わが生命」BWV95は、1723年の三位一体節後第16日曜日である9月12日に初演されました。
この日の礼拝ではルカ福音書から、一人息子を失って嘆き悲しむ母を哀れに思ったイエスが、棺に手を当てて「若者よ、あなたに言う。起きなさい」と言うと、棺の中の息子が蘇ってものを言うようになり、人々は恐れととともに神を賛美した、という逸話が語られました。この内容にちなんで、本作は「喜びをもって死におもむく」「死は苦しみの終わり」という風に死を美しく歌い上げる内容に満ちており、その理由として終曲で「死は滅びでなく復活の先触れ」という内容のコラールが歌われます。
音楽的には「キリストこそ わが生命」「平和と歓喜もてわれはゆかん」など、死をテーマとするコラールが4曲引用されるという異例の構成になっています。
ドロテー・ミールズ(ソプラノ)
ハンス・イェルク・マンメル(テノール)
トーマス・バウアー(バス)
フィリップ・ヘレヴェッヘ指揮
コレギウム・ヴォカーレ・ヘント