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天宮2号、大気圏の再突入に成功
中国有人宇宙飛行機関(CMSA)は、宇宙実験室「天宮2号」が北京時間19日午後21時に、順調に大気圏に再突入し、少量の残骸が南太平洋の指定された安全な海域に落下したと発表した。
「天宮2号」が制御を受けつつ大気圏に再突入したことは、中国有人宇宙飛行事業の宇宙実験室段階における全任務が無事完了したことを示している。
これまでに保存された最も小さい獣歯類の化石、遼寧省で発見
中国東北部遼寧省の中国と海外の古生物学共同チームは最近、1億6400万年前の哺乳形類種の祖先の化石を発見し、複雑な舌骨を発見したと発表した。
この発見に関する論文は19日に全米科学振興協会(AAAS)が発行する、世界を代表する科学週刊誌サイエンス誌に掲載され、「進化と機能の観点から貢献的だ」と同チームの調査結果についてコメントされた。
新しく発見された小さな柱状獣歯類の化石は、体の長さが約14.7センチ、体重が約5〜9グラムで、中国でこれまでに発見された最も小さい獣歯類の化石となっている。
1000年以上の歴史もある「チベット紙」製紙技術を守る
1000年以上の歴史もある「チベット紙」は、何世代にもわたって受け継がれている手漉紙であり、丈夫で風趣がある。しかし現在、製紙技術の失伝の危機に瀕している。
チベット紙は、チベット高地に育つ有毒植物のトリカブトの根の繊維をおもな原料として、手づくりの紙で、強さ・魅力的な質感・耐久性・防虫性などから高い評価を受けており、千年たっても腐らないと言われている。チベットの僧院では、金属の彫像や絵巻物、仏教の経典に使われてきた。今では、1枚約1500円で、自然素材100%の、世界を見渡してもなかなかみつからない貴重な紙だ。
中国国家文化観光部は去年、貧困支援の一貫としてカルチャー産業で伝統手工芸の振興をはかるため、ニェモ県を拠点にしているチベット香の製造、タルチョー(五色の祈祷旗)、普松郷の彫刻、雪拉村の紙など多くの伝統工芸を無形文化遺産に指定し、現地で就業工房の設立支援を始めた。
中国南部・広西省で豪雨による洪水、81万人被害 2万人以上緊急避難
中国南部で1週間にわたり大雨が続き、各地で洪水や土砂崩れによる被害が広がっている。広西チワン族自治区応急管理部の発表によれば、17日17時時点で81万人以上が被災したという。
中国南部の広西チワン族自治区では数日来の大雨の影響で、各地で水害が発生しており、約81人が被災し、2万1000人が緊急避難し、2人が死亡した。さらに、およそ6万5000ヘクタールの作物も被害を受け、682軒以上の家屋が倒壊、1250軒以上の住宅が被害を受けた。
中国広西チワン族自治区の北部地方は12日午後8時ごろから、強い雨に見舞われた。大部分の地域で24時間の降水量が50〜100ミリの「暴雨」、局地的に100〜250ミリの「大暴雨」あるいは250ミリ以上の「特大暴雨」となったという。豪雨の範囲は13日から広がり、16日に弱まってきた。
日本アニメ会社火災 死者33人
京都市伏見区にある「京都アニメーション」のスタジオが男に放火された事件で33人が死亡したと、地元の警察と救助者から明らかにされた。
地元の消防隊によると、36人が重軽傷を負い、そのうちの10人は、炎のなかで3階建ての建物の屋根に向かって必死に階段を上っていたという。
41歳の男性が可燃性の液体で引火した今回の火災は、日本では、ここ数十年間、最悪の放火事件とされている。
火事が始まったとき、約70人がスタジオで働いていた。
目撃者は、現地時間の18日の午前10時35分ごろ、火事で出血のひどい被害者が急いで病院に搬送されるのを目撃したと述べた。
警察は、3階建ての建物の最上階で最も多くの被害者が見つかったという。
火事は2階と3階のすべての窓を粉砕した爆発を引き起こした。
30台以上の消防車が現場に配備された。
消防隊員による消火活動は約5時間続いて、現地時間の午後3:20前後鎮火した。
一方、放火した男は身柄を確保されたが、みずからも重いやけどを負って治療を受けているということで、放火の動機について明らかにしていない。
世界文化遺産の伝統影絵「皮影戯」、現代でも活力を
「皮影戯(ピーインシー)」の始まりは漢代にさかのぼる、二千年の歴史を誇る中国伝統の影絵芝居だ。
皮影戯で使われる影絵人形は「皮影」と呼ばれ、ロバやヤギ、牛など動物の皮から作られる。スクリーンとなる白い布に人形をピタリとあて、上から光を当てながら、人形の裏側につけた3本ほどの棒で操る。皮影は彫刻刀できわめて繊細に裁断され、豊かな彩色が施されていて、光を当てると、なんとも玄妙な美しさが浮かび上がる。
皮影の操り手の傍らでは、楽師が胡弓や銅鑼を奏でながら甲高い声で歌う。演目は「西遊記」や「白蛇伝」などの神話や古典的な伝説の一場面だ。観客はスクリーンの向こう側で、よく知った物語の人形たちがまるで生きているかのように動き演じる様を楽しむ。庶民の暮らしの中から生まれた民間芸能、皮影戯を愛さずにはいられない。
2011年にはユネスコの世界無形文化遺産に登録されたが、今では現代芸能として活力を取り戻そうという試みも行われている。多くの人に古くから伝わる伝統芸能を知ってもらい理解してもらえるように、現代をテーマにした物語が皮影戯として戯曲化されている。地方政府も皮影戯の伝承・保護と復興のために、様々な保護政策を打ち出している。
四川省卧龍国家保護区、野生のユキヒョウのお母さんと3頭の赤ちゃんの撮影に成功
中国四川省卧龍国家保護区管理局は18日、卧龍保護区に生息するユキヒョウの野外調査による最新データを公表した。2018年12月21日と24日に、臥龍自然保護地区内の海抜3800m以上の場所に設置された赤外線カメラに映った野生のユキヒョウのお母さんが3頭の赤ちゃんを連れて食料を探す姿を公開した。
お母さんと3頭の赤ちゃんがカメラに収めたのは2017年8月に続いて、今回が二度目だ。
卧龍保護区のユキヒョウ観測所は標高が高く、万年雪が積もり、寒くて険しい高山部に設置されており、人間が容易に行けない場所でもあるため、ユキヒョウの生息にとって理想の場所だ。2017年、推測生息数が4000から1万頭に増えたことを受けて、国際自然保護連合(IUCN)はユキヒョウの分類を「絶滅危惧種」から「危急種」へと引き下げた。
新疆ウイグル自治区を南北に貫く独庫道路、新サービスで観光客を魅了
険しい山々と美しい渓谷を貫き、様々な風景が楽しめる新疆ウイグル自治区の独庫道路は「中国で最も美しい高速道路」の1つといわれる。北は石油資源が豊富な独山子から始まり、南はシルクロードの天山南路の要衝で古い歴史を持つ庫車(クチャ)に至る。
国道G217の一部となる独庫道路は、中国の道路建設の歴史における重要な一里塚だ。新疆の南北を結ぶ、この重要なルートは1983年に開通した。独山子から庫車まで、自治区首府のウルムチ経由で1000キロ以上あったが、約半分の距離に短縮された。
全長561Kmのうち280Km以上が標高2000mを超えるため、年間7ヵ月間は冬季の交通規制が実施される。今年は6月5日に規制が解除され、数多くの観光客を引き付けている。
新疆ウイグル自治区はここ数年、交通インフラの整備を着実に進めている。特に高速道路、国道や省道、南北新疆観光環状線、天山風景回廊を中心とした観光道路網を整備してきた。天山の南北を巡る道路が、各地からの観光客を魅了し、現地の人々に豊かさをももたらしている。
貴州省で5D技術を使った世界初のガラススカイウォークが公開
貴州省六盤水市で、一風変わったガラスのスカイウォークが公開された。5D技術がガラスの床に組み込まれ、よりスリル味わいたいという大勢の観光客を魅了した。
5Dスカイウォークは高架吊り橋で、長さは約219メートル、幅は2.3メートル。足下は透明な強化ガラスになっていて、真下をのぞき込むと、空中を散歩するような雰囲気が味わえる。橋の床には5D技術が採用され、一歩足を進めるごとにガラスが割れるような錯覚に陥る効果を出している。
商務部「上半期の中国の非金融海外直接投資は堅調な成長」
16日、中国商務部が発表した公式データによると、金融を除く中国の対外直接投資(ODI)は、今年の上半期に堅調な成長を維持した。
151の国と地域、3582社への中国の投資家による非金融直接投資(ODI)は、1-6月期に前年同期比で0.1%増の3468億元(約506億米ドル)となった。
今年上半期に、海外投資の構造は絶えず改善し続け、投資は主にリースやビジネスサービス、製造業などの分野に集中した。
不動産、スポーツ、娯楽などの分野で新たなプロジェクトは増加されていない。
800以上の古代磁器、北京故宮博物院で展示
15日に北京の故宮博物院で開幕された龍泉青磁の展覧会には、800以上の磁器が出品され、玲瓏たる美しさで来場者を驚かせている。
今回の展覧会に出展された合計833件の龍泉青磁は宋(960-1279)、元(1271-1368)、明(1368-1644)の時代に製作された磁器とされ、当時の中国と他国との間の文化交流と相互学習を反映している。
青磁は天然の釉薬の鉄の成分が、高温還元により青緑系統の色を呈した磁器である。浙江南西部にある龍泉県および近隣地域では、北宋時代(960-1127)より既に青磁の製作が始まり、南宋(1127-1279)と元代に至って質量ともに最盛期を迎えた。
龍泉窯青磁は中国浙江省龍泉県からその名を得ており、明代朝廷が外国へ賞賜した重要な産物である。アジアやアフリカ、欧州地域の古跡や宮廷収蔵品の中に、今もなお龍泉磁器を見ることができ、各地がその模造を通して磁器産業を確立する原動力ともなった。龍泉青磁の美しさは、世界公認の美であると言える。
四川省成都市で開催される2021年夏季ユニバーシアードを迎え
イタリア・ナポリで開催されている「第30回ユニバーシアード夏季競技大会2019」は現地時間14日、コリンチャンス・アリーナで閉幕式が行われた。
国際大学スポーツ連盟(FISU)のオレグ・マティツイン(Oleg Matytsin)会長はFISU旗を2021年夏季ユニバーシアードの開催地・中国の四川省成都市の代表に渡した。
閉幕式では、成都市の歴史文化、現代科学技術と文明、スポーツと青春の美学などを展示するパフォーマンスを15分ほど披露した。パンダをはじめ、成都市を代表する物が次々と登場。
新疆のバインブルク国家自然保護区で3000羽以上の白鳥の雛が孵化
天山山脈のふもとにある中国新疆ウイグル自治区のバインブルク国家自然保護区は白鳥の生息地として、毎年数多くの白鳥の飛来を迎える。
保護区によると、毎年の五月あたりに白鳥は繁殖期に入り、今年も3000羽以上の白鳥の雛が孵化したという。
1990年以来、バインブルク国家自然保護区では200羽以上の白鳥が救助され、保護されてきた。また、白鳥に良い生息環境を提供するため、地元政府は2014年に保護区のコアエリアから住民を転出させ、関連地域での牧畜をも禁止した。
それによって、この地域で生息している白鳥の個体数は5年前の8000羽から急増し、今年は約1万1000羽を数えるまでになった。
浮世絵版画の技法にも影響を与えたという「十竹斎箋譜」が東京で展示
十竹斎箋譜複写製本展示会は13日、東京で開催され、120以上の箋譜複写作品が展示された。
精緻で華奢、尺幅が小さい紙の類を「箋」と呼ぶ。詩題を詠むのに使かわれた箋は、「詩箋」と呼ばれる。箋紙の上に、彩印を施したものは、「彩箋」・「花箋」・「錦箋」等と称され、彩箋を一冊に編集したものは「箋譜」と呼ばれる。その色調、墨刷りの濃淡に優れ、18世紀前後100年間で、100以上の十竹斎箋譜・書画譜が清代の『芥子園(かいしえん)画伝』とともに、日本に伝わって、浮世絵版画の技法にも影響を与えた。
中国の彩色木刻画が発展した明代の崇禎年間 (1643-1644) 末年頃になると、「十竹斎」と号した胡正言が「餖版」技術で『十竹斎書画譜』と『十竹斎箋譜』を刊行した後に、彩色木刻画の基礎が打ち立てられた。その後の進展は比較的緩く、清代(1644-1911)末期になり「彩箋」がようやく流行するようになった。
民国二十三(1934)年に、魯迅(1881-1936)と鄭振鐸(1898-1958)は清末民初(1911年前後)の約五十年間の彩箋佳作を収集し、『北平箋譜』として編集刊行した。展示されている『箋譜』は、鄭振鐸が寄贈した初版複写製本(中国国家図書館所蔵)を基にし、3年かけて完成させたもので、東京国立博物館によって所蔵されている。
アジアインフラ投資銀行、新たにアフリカ3カ国承認で加盟100国・地域に
中国主導のアジアインフラ投資銀行(AIIB)の第4回年次総会がルクセンブルクで開催され、13日に、ベナン、ジブチ、ルワンダ、アフリカ3カ国の加盟をAIIB理事会の全員一致で決定、承認した。これで加盟国・地域数は100に達した。
新たに承認された3カ国は、必要な国内手続を完了し、 第1回目の払込資本金を預け入れた後にAIIBの正式加盟国となる。
また、第4回年次総会でAIIBの理事会は、中国財政部の劉昆部長を理事長に選出した。
今回、加盟国・地域数が100に達したほか、承認済み融資総額は85億米ドルに増加した。劉昆氏は「AIIBは多国間発展システムの重要なメンバーとなった」と述べた。
劉昆氏は、AIIBが過去3年間で成し遂げた進歩を讃えた。AIIBは国連総会によって常任オブザーバーの地位を付与され、米ドル建ての世界債の発行、一連の重要な戦略および政策の策定などで進展を遂げたと述べた。
2019年のAIIB年次総会は、ルクセンブルクで12日から2日間にわたり開催された。アジア以外の場所での開催は初となり、加盟国のAIIB職員、代表およびパートナー機関の代表、財界トップ、専門家1000人以上が集まった。
「協調と連結性」をテーマに、アジアとヨーロッパの強力な協力関係が強調され、デジタルコネクティビティ、気候変動、持続可能なインフラ、循環型経済移行のための資金調達に焦点が当てられた。欧州安定メカニズム(ESM)と国際農業開発基金(IFAD)に対するAIIBの覚書の署名式も行われた。
発生率10万分の1、吉祥の「双頭蓮」が開花
江西省吉安市・泰和県澄江鎮の池で、1本の茎に2つの花を咲かせたハスが見つかった。「双頭蓮(そうとうれん)」と呼ばれ、発生率わずか10万分の1いう珍しいハスだ。「幸福をもたらす」ともいわれ、あやかりたいと多くの人が鑑賞に訪れている。
双頭蓮は突然変異で生じる現象だといい、古来から「良いことが起こる前兆」「縁起がいい」と考えられてきた。50年から100年に一度しかない現象ともされ、文学作品では、仲むつまじい夫婦や仲のいい兄弟など愛の象徴だとされている。
1億年前のミャンマーの琥珀から、新種の古代鳥類の足を発見
11日、中国内外の研究者チームが、ミャンマーの琥珀(コハク)の中から、初めて新種の古代鳥類を発見した。1億年前のものとされ、古代鳥類の行動と進化を理解する上で重要な意義を持っている。研究論文は権威ある生物学術誌「カレントバイオロジー」で発表された。
今回発見された、鳥類の足を包んだ琥珀は非常に小さい。長さは約3.5センチ、重さはわずか5.5g。ただ骨格の保存状態が良好で、CTデータの再構築・分割・融合により、骨格の高画質3D形状を入手できた。
この琥珀の化石は約1億年前のもので、恐竜などもいた白亜紀後期の最古のものだ。人類が実際の白亜紀の世界を垣間見ることができる唯一の窓口と称される有名な琥珀の産地、ミャンマー北部カチン州のフーコン渓谷で発見された。
鳥類は世界で最も多様な脊椎動物の1つで、およそ10,500の種があり、約1億5000万年にわたって進化してきた。
北京の「夜京城」計画 ナイトタイムエコノミーを活性化、北京の深夜消費を「点灯」せよ
北京市は今後3年間で、ナイトタイムエコノミーの活性化を目指すとしている。12日には13の具体的な施策が発表された。2021年末までにインフラを改善し、より多くの支援サービスを提供し、北京では最初の夜間のランドマーク、商業地区および住宅地区を設立する予定だ。
北京市は、夜間経済における消費拡大に向けた対策を急いでいる。市内の複数個所に「深夜デパート」を整備することに加え、スーパー、コンビニ、観光スポット等の夜間の営業時間延長を奨励する方針を示した。さらに16地区で深夜まで楽しめる飲食街やナイトマーケットを開催するとしている。
また、京劇、漫才、映画、ミュージカル、美術館ツアー、読書など「夜の遊び」をテーマに多様な文化プログラムやエンタメ活動を提供し、深夜書店、ライブハウスなどを含めたナイトタイムエコノミーを盛り上げるプラン開発も行われている。
ナイトタイムエコノミーを促進するために、市内のランドマークや主要なショッピングモール、コミュニティ周辺の駐車場やタクシー乗り場を増やし、深夜バスや地下鉄サービスを充実させる予定だ。
スペイン、興奮湧き上がる牛追い祭りが人気
今年もスペイン北東部の街を熱狂させる「牛追い祭り」の時期がやってきた。
スペインのパンプローナでは、毎年7月6日から14日に牛追い祭りとして有名なサン・フェルミン祭が開催される。スペインの3大祭りのひとつで、起源は12世紀にさかのぼるという祭りを見ようと、世界各地から毎年多くの人が街に集まってくる。
勝負は市庁舎から闘牛場までの約800メートル。古い町並みが残る路地で、白い服に赤いスカーフという姿の参加者たちが10頭の雄牛を追いながら全力疾走する。
叫びつつ、牛に傷つけられ踏みつけられるのをうまく避けながら狭い路地を走る。リスクはあるが、息をのむような瞬間を味わえる興奮には変えられないようだ。実際、過去には怪我や時には死亡事故もあったというが、伝統的な祝祭に引きつけられる人々は後をたたない。
ピックアップ:王外交部長、台湾問題で米国に「火遊び」しないよう警告
中国の王毅国務委員兼外交部長は12日、米国に対し台湾に関連する問題を「火遊び」せず正しく処理するよう促した。
王部長は、ハンガリーのブダペストでシーヤールトー・ペーテル外務貿易大臣と共同記者会見を行った中で、米国側が最近、中国の厳粛な立場と強固な反対を無視し、台湾への武器売却を承認したことに対して、中国は厳重に抗議すると述べた。
今回、売却が承認された武器は、スティンガーミサイルや関連の装備品を含み22億ドル相当分に達すると見られている。
王部長は、中国は台湾の指導者である蔡英文氏が米国で「トランジット」することを深く懸念している。いかなる形であれ、米国と台湾の間の公式な接触には強く反対していると付け加え、「台湾独立」分離主義行動が歴史の流れと台湾海峡を行き来する人々の関心に背くことであり、何の未来もなく、逃げ道もなく、失敗する運命にあると述べた。
また、台湾問題は完全に中国の内政問題であり、外部からの干渉を受けないと強調。いかなる人も勢力も、台湾と大陸の統一という歴史的プロセスを阻止することはできない。また、国家主権と領土保全を守ろうとする中国政府と国民の確固たる意思を過小評価してはならないとした上で、米国が中米関係に新たな困難とトラブルを起こそうとするならば、「持ち上げた石で自分の足を傷付ける」自業自得な状況になるだろうと述べた。
王部長は、7日から13日まで、ポーランド、スロバキア、ハンガリーを訪問中。
ピックアップ:米国による台湾への兵器売却に対する申し入れ
中国国防部の呉謙報道官は11日、米国による台湾への兵器売却について、「中国の軍隊はこれに強い不満と断固たる反対を表明し、すでに米側には厳正な申し入れを行っている」と述べた。
米国務省は9日、M1A2戦車、地対空ミサイル「スティンガー」などを含む約22億2000万ドル相当の武器の台湾地区への売却計画を承認した。米国防総省はすでにこれを議会に通知している。
これに対して呉謙報道官は、「台湾は中国の不可欠な一部分であり、台湾問題は中国の内政だ」と強調したうえで、「米国による台湾地区への武器売却に断固として反対する中国側の立場は明確で一貫したものだ」と指摘した。
ピックアップ:アジアインフラ投資銀行年次総会
今年のアジアインフラ投資銀行(AIIB)の年次総会は12、13日にルクセンブルクで開催される。AIIBのダニー・アレクサンダー副総裁によると、今回の年次総会はアジアとヨーロッパの間の相互連結の強化に焦点を当てる。
ヨーロッパ北西部にあるルクセンブルクは、AIIB年次総会を主催するヨーロッパ初の国であり、AIIBのメンバーになるアジア以外の最初の国でもある。
アレクサンダーによると、ルクセンブルクは世界的な金融と革新の中心として、ヨーロッパでの初の年次総会を開催するための理想的な場所である。
今回の年次総会では、1500人を超える代表者が出席する予定で、持続可能なインフラ投資と協力などについて意見交換を行い、アジアとヨーロッパの間の相互連結が焦点となる。
2016年1月に設立以来、AIIBは80億米ドルを超える40のプロジェクトの建設に参与してきた。
アレクサンダー副総裁は、これらのプロジェクトは各国間の相互連結を促進し、アジアのインフラ建設への民間投資をより多く集めたと述べた。
ピックアップ:中国東部・南部暴雨被害
中国東部および南部で暴雨による被害が広がっている。9日時点で163万人以上が被災した、と応急管理部が発表した。
中国東部の浙江省と江西省、中国中央部の湖南省、中国南部の広西チワン族自治区、中国南西部の重慶市、四川省と貴州省が豪雨に見舞われ、163万4000人が被災し、7万7000人が緊急避難している。さらに、12万6100ヘクタールの作物も被害を受け、1600軒以上の家屋が倒壊、7900軒以上の住宅が被害を受けた。直接的な経済的損失は、26億9000万元(約3億7700万米ドル)にのぼるとしている。
また、連続豪雨により一部の河川で水位が警告レベルを超え、国家洪水防止干ばつ対策総指揮部(=国家防総)弁公室と国家食糧物資備蓄局は9日にレベル4の災害救援態勢を発動した。これらの地域に救援活動を展開する4つの作業グループを派遣し、救助活動用のゴムボート50艘を江西省に配備した。
ピックアップ:モナコ全土網羅 ファーウェイの5Gネットワーク
モナコは9日、中国通信機器大手・華為技術(ファーウェイ、Huawei)の技術を基軸とした第5世代(5G)移動通信網を欧州で初めて全土に開設した。
モナコテレコムは9日、モナコは5Gネットワークによって完全に網羅される初めての国となるとコメントした。
ファーウェイの郭平取締役副会長は今回の5G開設について、他国や他の事業者のモデルとなる重要な機会だとしている。
同社は、米国からの反対にもかかわらず、世界中で50件の5Gネットワーク構築契約に署名した。
米国は、ファーウェイにセキュリティ上の脅威があるとし、同盟国に5Gネットワークからファーウェイの参入を排除するよう働きかけている。
モナコテレコムのマルティン・ペロネ(Martin Peronnet)最高経営責任者は、5G通信網導入について、ファーウェイとの合意に向けて最終過程にある国や事業者、あるいはすでに展開している国や事業者は数多いと指摘した。
ピックアップ:中米貿易交渉再開へ電話会談
中国商務部は10日、劉鶴中国国務院副総理が9日夜に、要請に応じて米通商代表のロバート・ライトハイザー氏と財務長官のスティーブン・ムニューシン氏と電話で会談を行ったと発表した。 ,
中国共産党中央政治局委員、中米全面経済対話中国側首席代表でもある劉鶴氏は、米側の代表と、両国首脳がG20大阪サミットの開催期間中に達した合意を実施することについて意見を交換した。 ,
商務部の鐘山部長も、この電話会談に参加した。
ピックアップ:新疆へ「高温旅行」
7月に観光シーズンのピークを迎える中国北西部の新疆ウイグル自治区。トルファン市の鄯善(ピチャン)県では最高気温45℃以上を記録し、7月の平均気温も38℃に達している。
猛烈な熱波が襲う中で大多数の人が避暑に出かける一方で、クムタグ砂漠には灼熱の暑さと砂による独特の癒し体験を求め、毎日3000人以上の観光客が全国各地から集まっている。
熱い砂地に身を埋める「砂療法」はウイグル族の伝統療法だ。関節痛や腰痛、下肢痛などを緩和するとして、気温が上昇するにつれ大人気となっている。毎日午後5時ごろになると砂漠に日傘の花が咲き、地元住民や観光客がこぞって砂に入る光景が繰り広げられる。
ただ、この砂療法は心臓病や高血圧、皮膚病の患者、そして子供や高齢者には向いていない、医者の指示に従って体験するよう注意を呼びかけている。
ピックアップ:成長する中国宅配便市場
中国国家郵政局が9日に発表したデータによると、今年上半期の宅配便数は前年同期比25%増の276億件に達した。1日あたりの平均は1.5億件、1日に最大で2.4億件の宅配便を取り扱っている。顧客満足度は77.8点となっている。
データによると、宅配業界は第1四半期に22.5%、第2四半期に27%以上の成長が見られた。半年間だけで売上3.7万億元を超えるネット通販業をサポート。
膨大な通販市場を支持し消費市場を促進するため、現在宅配業自社専用のカーゴは100機に達し、カーゴ全体の半数を占める。さらに上海-深セン間には宅配業者がチャーターした直通貨物列車が開通している。
ピックアップ:ホテルリネン類の洗濯を追跡調査
「本当にホテルのシーツは洗濯されているの?」と疑問を抱く人が増える中、中国中部の湖北省武漢市がスタートさせた業務用クリーニングセンターの画期的な戦略が話題を呼んでいる。
この業務用クリーニングセンターでは、リネン類(シーツ・布団カバー・枕カバー・タオルなど)にチップを縫い付けて管理し、顧客がより安心して宿泊できるようにしている。
リネン用「チップ」は耐水性・耐高温性で、顧客はスマホでバーコードをスキャンすれば、毎回の回収日時・洗濯履歴・経由情報を知ることができる。
現在、武漢市には3432軒のホテルがあり、1日あたりのクリーニング取扱量は1000トンにものぼる。洗濯情報のトレーサビリティ機能に加え、新しい業務用クリーニングセンターでは水の使用量を管理している。洗濯物1キロに対する水量を30Lから5Lに削減しコスト削減にも成功した。
こうした取組みはネットで評判になり「全国に普及させてほしい」という声が高まっている。
ピックアップ:中国の茶飲料店ブーム
世界最大の茶の生産国と消費国、中国は毎年世界の茶の36%を消費している。オンラインプラットフォームのメイトゥアン(美団)のレポートによると、中国の茶飲料店舗数は昨年9月末までに41万に達し、前年同期比で74%増となった。
データによると、昨年の第3四半期における茶飲料の配達注文はバブルティーが上位を占め、60%近く増加した。美団はまた、人気・味・特売が重要な要素だと示した。さらに、オフラインおよびオンラインの統合が新たな傾向になったことを示した。多くの茶飲料店は、店頭での注文だけでなく、携帯によるオンライン注文にも対応する。顧客は店頭につく前に、飲み物の注文を済ませておくことができる。
中国で人気のHEYTEA(喜茶)は2012年に開業し、現在国内に200店舗近くの事業を展開している。近年、非常に成功を収めた専門店だ。HEYTEAは1日に1200杯ほどの茶飲料を販売し、人気商品を通じて一気に中国全土に広がった。
旬の果物も人気要素としてHEYTEAの飲み物に加わる。
バブルティーとともに注目されているのが「チーズフォームティー」、ホイップしたクリームチーズをトッピングしたティー&チーズがブームになっている。飲料業界の博覧会では、何人かのビジネスマンがチーズフォームティーに着手しようとしていた。Henry Shaoさんは今年Sanam(山南)というブランドを立ち上げた。
ピックアップ:マッキンゼー報告書
マッキンゼー・グローバル・インスティテュート(MGI)が7月上旬に発表した報告書によると、世界との経済関係の統合を進め、世界的な影響力を持つ貿易大国となった中国の経済への世界の依存度が高まっているという。
「中国と世界:変化する経済関係にある」と題した報告書によると、2000年から2017年にかけて、中国経済に対する世界の総合依存度指数が0.4から1.2に上り、中国は世界の製造業総生産高の35%を占めるようになっている、ということがわかった。
世界銀行が発表したデータによると、2010年から2017年にかけて、世界の家計消費の伸びの31%が中国によるものだという。中国は、自動車、アルコール、携帯電話などの分野で世界最大の市場に数えられ、世界消費の約30%を占めている。
多くの機関では、2030年までに、中国の消費の伸びが、米国と西ヨーロッパ諸国の合計相当分の6兆ドルに達すると予想されている。
報告書によれば、たゆまぬ技術革新が中国の経済発展の中核的な原動力となっている。11分野における81種類の技術に対して分析した結果、中国はそのうちの90%以上の技術に対してグローバル基準を導入していることがわかった。
また、中国は世界的な課題への取り組みに一層寄与し、国際機関への関与と新興国への支援にさらに力を入れるとも指摘した。
中国は世界的な課題の解決にますます重要な役割を果たし、世界的な競争力を持つ解決策を生み出すことになるだろうと示されている。
ピックアップ:「七・七事変」の記念行事
7日、中国各地で「七・七事変」の82周年を記念する行事が開催された。「七・七事変」は「盧溝橋事変」とも呼ばれ、1937年7月7日に日本の侵略者による中国への全面侵攻の開始を指す。中国人民による抗日戦争は日本がポツダム宣言の受諾、無条件降伏を決定した1945年まで続いた。
山東省臨沂市費県にある記念碑の前で、中国共産党の党員および幹部は、烈士に敬意を払い、追悼行事を行っている。1941年11月、沂蒙抗日根拠地への掃討作戦を展開した5万3000人以上の完全装備した日本軍らに、根拠地の1万人以上の民間人が命をかけて熾烈な戦いで対抗した。
中国南西部の雲南省龍陵県は、松山戦役が行われた場所だ。ここは第二次世界大戦期間中に中国軍に奪還された最初の場所でもあるので、要所と見なされていた。龍陵県には800以上の松山戦役遺跡があり、毎年60万人以上の見学者を受け入れている。毎年の7月7日に、記念イベントが行われる。
中国東部の浙江省衢州市では、400人以上の学生と住民が退役軍人から戦争についての話を聞いた。
ピックアップ:台湾における平和統一促進大会
6日、台湾の平和統一を促進するための会議が台北市で開催され、台湾の各界から500人が出席した。参加者は民進党(DPP)の政策への不安と平和統一に対する期待を表明した。
参加者は、台湾当局が「九二共識」を拒否し、「脱中国化」を推し進め、台湾の経済衰退と人々の不満を招き、海峡両岸の緊張を高め、台湾の人々は「台湾独立」が実行不可能なもので、台湾の人々を危険にさらすだけだと信じているとと述べた。
台湾海峡両岸の人々は「同文同種、同根同源」である。先祖がいつ台湾に来たとしても、その子孫が中華民族の一員で、中国人であることを否定することはできない。台湾の人々の幸せに通じるのは平和統一のみであると、国際洪門中華総会の劉沛勳主席は述べた。
1992年の協議で、大陸と台湾が一つの中国に属するという原則を持つ「九二共識」に達した。