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バッハ:カンタータ第24番「飾りなき心ぞ」BWV24
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=nnCL72x-JnA)。
1723年、ライプツィヒの着任したバッハは長大な2部構成によるカンタータを立て続けに2つ(BWV75、BWV76)作曲・初演しましたが、3つ目に作曲された「飾りなき心ぞ」BWV24は全6曲と、前2作の半分程度の作品となりました。
歌詞の内容は題名の「飾りなき心」こそが自分たちを神と人々の前で美しくする、と歌う第1曲に沿ったもので、全体的に「正しい心をもって生きなさい」「自分がしてもらいたいことを人にしてあげなさい」と諭すものとなっています。
音楽様式としては、普通なら冒頭に配置される合唱が中間の第3曲に配置され、その前後(第2、第4曲)をレチタティーボが、更にその前後(第1、第5曲)をアリアが挟み込み、最後の第6曲がコラールで締めくくられるという珍しい構造になっています。
ボグナ・バルトシュ(アルト)
ゲルト・テュルク(テノール)
クラウス・メルテンス(バス)
トン・コープマン指揮
アムステルダム・バロック管弦楽団、合唱団
バッハ:カンタータ第66番「よろこべ、汝らの心」BWV66
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=qFlTRAhCav8)。
全6曲からなるバッハのカンタータ「よろこべ、汝らの心」BWV66は、1724年の復活祭第2日にあたる4月10日にライプツィヒで初演されました。
ただ、この作品は完全な新作ではなく、バッハがケーテンにいた1718年にケーテン領主レオポルト公の誕生日を祝賀するために初演された世俗カンタータ「天はアンハルトの誉れと幸いを心にかけたまい」BWV66aの音楽を転用して作曲された、いわゆる「パロディカンタータ」です。
原曲であるBWV66aは全8曲で構成されていましたが、楽譜が失われて歌詞のみが遺されており、演奏は不可能となっています。しかし本作の作曲に当たってどう転用されたかはある程度判明しており、BWV66aの第1曲~第4曲がBWV66の第2曲~第5曲に、BWV66aの終曲(第8曲)がBWV66の第1曲に転用され、BWV66の終曲(第6曲)のみ新しく作曲されたと考えられています。
そのような作曲経緯のためか、本作は復活祭の福音書などとの関連が比較的薄く、原曲の祝祭的な気分をそのまま受け継いだかのような曲となっています。
アレックス・ポッター(アルト)
ユリウス・プファイファー(テノール)
ドミニク・ヴェルナー(バス)
ルドルフ・ルッツ指揮
バッハ財団管弦楽団
バッハ財団合唱団
スタンチッチ:カンタータによる4つの前奏曲(BWV106,BWV18,BWV12,BWV31)
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=bqDUUPjdQGc)。
スヴェティスラフ・スタンチッチ(1895 - 1970)はクロアチア出身のピアニスト・作曲家ですが、音楽教師としての評価が高く、作曲家のイーヴォ・マチェク、ピアニストではブランカ・ムスリン、ウラジミール・クルパン等を育成したことが知られています。
スタンチッチは1920~22年の間にブゾーニの下で作曲を学んでおり、その学習の成果の1つとして1922年に作曲したのが「カンタータによる4つの前奏曲」です。これはバッハのカンタータ4曲(BWV106,BWV18,BWV12,BWV31)の第1楽章をピアノ独奏用に編曲したもので、バッハの造詣が深かったブゾーニに捧げられました。作品は各曲ともブゾーニの影響が強く、重厚な和音の響きはブゾーニが編曲したバッハの「シャコンヌ」を連想させる佳作といえます。
なお、この動画で本作を演奏しているRanko Filjak(ランコ・フィリャク? 1927 - 1983)はスタンチッチに師事したクロアチアのピアニストです。
Ranko Filjak(ピアノ)
バッハ:カンタータ第170番「満ち足れる安らい、嬉しき魂の悦びよ」BWV170
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=aFYOAivmezI)。
バッハのカンタータ「満ち足れる安らい、嬉しき魂の悦びよ」BWV170は1726年に作曲され、この年の
三位一体節後第 6日曜日である7月28日に初演されました。この日の福音書章句はマタイによる福音書か
ら「自らの義を誇り、神の国の義に従わない者は天国へ入ることができない」「誰かに対して腹を立てる
ならば、それは殺人と同じであって地獄に投げ込まれる」といったものですが、本作の歌詞は「この世は
苦しみに満ちているが、信心深い者は死後に天国で安息を得る」という風な筋立てになっています。
音楽的には、本作はアリア独唱のためのカンタータで、全5曲という曲数は少なく感じますが、1曲当たり
の時間が比較的長く、全曲の演奏時間は20分強と、中規模のカンタータといえます。作品の前半はこの世
の苦しみを、後半で天国の安らぎを表したものになっています。
アーフィエ・ヘイニス(アルト)
シモン・ゴールドベルク指揮
ネーデルラント室内管弦楽団
バッハ:カンタータ第136番「神よ、願わくばわれを探りて」BWV136
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=aGbPXyu5F28)。
バッハのカンタータ「神よ、願わくばわれを探りて」BWV136は1723年、この年の
三位一体節後第 8日曜日である7月18日に初演されました。この日はマタイによる
福音書から、イエスが「偽預言者に注意しなさい」と説いた逸話が章句に選ばれて
おり、全6曲からなる本作もその逸話に沿って「偽預言者のみならず全ての人は原
罪を背負っていて不浄であるが、イエスの傷や血潮によって原罪はあがなわれた。
イエスの血潮は清浄である」といった内容の歌詞が歌われます。
音楽様式としては簡素ですが、合唱曲に始まり、アリアとレチタティーヴォを挟ん
で、終曲をコラールで締めくくるという、典型的なバッハのコラール・カンタータ
です。また本作は1723年の初演ですが、それ以前に作曲された別作品から曲が転用
された可能性が、残された資料から指摘されています。
なお第1曲は緻密な合唱フーガとなっており、この曲は後にミサ曲 イ長調 BWV234
の終曲「Cum Sncto Spiritu」にも使われています。
マルクス・フォルスター(アルト)
ヨハネス・カレシュケ(テノール)
エッケハルト・アベーレ(バス)
ルドルフ・ルッツ指揮
バッハ財団管弦楽団
バッハ財団合唱団
バッハ:カンタータ第138番「汝なにゆえにうなだるるや、わが心よ」BWV138
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=ProeL6tKzxw)。
バッハのカンタータ「汝なにゆえにうなだるるや、わが心よ」BWV138は1723年、
三位一体節後第15日曜日である9月5日に初演されました。この日はマタイによる福
音書から「日々の思い悩みは無益であり、天の父のなさることを常に信頼せよ」と
いった説教がなされており、本作もその内容に沿った作者不詳のコラール「汝なに
ゆえにうなだるるや、わが心よ」が引用されています。
音楽様式としては、全7曲のうち第1、3、7曲でコラールが引用され、特に第1、3曲
ではコラールを歌う合唱とソロのレシタティーヴォを組み合わせており、翌年以降
にバッハが量産するコラール・カンタータの様式を先取りする実験がなされたと評
価されています。
なお第5曲のバスのアリアは、後にミサ曲 ト長調 BWV236の第3曲「Gratias」に転
用されました。
ジギスヴァルト・クイケン指揮
ラ・プティット・バンド
バッハ:カンタータ第40番「神の子の現れたまいしは」BWV40
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=02iRY_sXfLI)。
1723年、バッハはライプツィヒの聖トーマス教会における音楽指導者「トーマスカントル」に就任します。そして、その年の12月26日に初演されたのが、カンタータ「神の子の現れたまいしは」BWV40です。この日はクリスマスの翌日ですが、本作が初演された年は聖ステパノ(ステファノ)の記念日でした。
ステファノはギリシャ語を話すユダヤ人(ヘレニスト)の代表でしたが、ユダヤ教の指導者を論争で論破したため、ユダヤ人たち(ファリサイ派)に石打の刑で殺害され、キリスト教における最初の殉教者となった人物です。このことを踏まえ、ステファノの記念日に初演された本作は、クリスマス2日目の演奏ということで基本的には祝祭的性格を持ちながらも、全8曲中3曲がコラールであることからわかるように、より厳粛な雰囲気を持たせた曲となっています。
ルネ・ヤーコプス(アルト)
マリウス・ファン・アルテナ(テノール)
マックス・ファン・エグモント(バス)
グスタフ・レオンハルト指揮
レオンハルト・コンソート
ハノーヴァー少年合唱団
バッハ:カンタータ第31番「天は笑い、地は歓呼す」BWV31
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=jC0zpZ0PypE)。
1714年、バッハはザクセン=ヴァイマル公国の宮廷オルガン奏者から楽師長に昇進し、その職務として月に1回カンタータを作曲・上演することとなりました。そして翌1715年に復活祭のためのカンタータとして作曲され、その年の復活祭初日である4月21日に初演されたのが「天は笑い、地は歓呼す」BWV31です。全9曲からなる本作第1曲のソナタや第2曲の合唱でわかるように、比較的古風な様式ながら管楽器がよく響く祝祭的でわかりやすく、イエスの復活を素直に祝う作品となっています。
ラファエル・ピション指揮
ピグマリオン
【がくぽ】カンタータ123番より 4.レチタティーヴォ5.アリア
mylist/20075386
との「ずっと拙者のターンでござる」
「今までの曲に比べて明るいでござるな」
「アリアは軽快な通奏低音の上に乗るフルート・トラヴェルソがメインでござる」
「ただ、曲想に反して詩の内容は結構重いでござるよ」
バッハ:カンタータ第68番「かくも神は世を愛したまえり」BWV68
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=0vBk5J7XWBU)。
バッハのカンタータ第68番「かくも神は世を愛したまえり」BWV68は1725年に作曲され、同年の聖霊降臨節第2日にあたる5月21日に初演されました。この日には「ヨハネ福音書」から、ファリサイ派で最高法院の議員であったニコデモとイエスが論争し、イエスが「神は独り子(イエス)を与えたほど世を愛された」と語った箇所が朗読されており、このカンタータもその逸話に沿ってイエスが地上に生まれた意義を確認する内容となっています。
第1曲のコラール合唱は、ザロモ・リスコフ(1640 - 1689)が1675年に書いたコラール「かくも神は世を愛したまえり」の第1節が使われた大規模なもので、曲全体としても晴れやかで明るい曲調でまとめられています。
カール・リヒター指揮
ミュンヘン・バッハ管弦楽団
ミュンヘン・バッハ合唱団
バッハ(バウアー編):BWV36よりアリア「力なき、弱き声といえども」
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=7fovoIi_fXY)。イギリスのピアニスト、ハロルド・バウアー(1873 - 1951)による編曲で、バッハのカンタータ第36番「喜び勇みて羽ばたき昇れ」BWV36より、第7曲のアリア「力なき、弱き声といえども」のピアノ独奏版です。 ジョン・ピース(ピアノ)
バッハ:カンタータ第106番「神の時こそいと良き時(哀悼行事)」BWV106
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=2i5O923PzeQ)。
バッハが1707~08年頃に作曲したと推測されているカンタータ「神の時こそいと良き時」BWV106は、残された最古の筆写譜に「Actus Tragicus(哀悼行事)」の題名が付けられており、それが本作の通称となっています。作曲された経緯は不明ですが、曲の内容から特定の人物の葬儀で演奏するのが目的だったのはほぼ確実で、一説には1708年9月13日に行われたミュールハウゼンの前市長アードルフ・シュトレッカーの葬儀で演奏されたと考えられています。
全4曲の内容は死への本能的な恐れが神によって昇華され、死は安息を与える「神の時」であり、「いと良き時」であると歌われます。この作品はバッハのカンタータとしては初期の作品ですが、19世紀からかなりの人気があり、後のコラール・カンタータの様式に則っていないにもかかわらず、バッハの名作カンタータの1つとされています。
Els Bongers(ソプラノ)
エリーザベト・フォン・マグヌス(アルト)
ロタール・オディニウス(テノール)
クラウス・メルテンス(バス)
トン・コープマン指揮
アムステルダム・バロック管弦楽団
バッハ:カンタータ第25番「汝の怒りによりてわが肉体には全きところなく」BWV25
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=njVEgOVAUMY)。
1723年8月29日にライプツィヒで初演されたバッハのカンタータ「汝の怒りによりてわが肉体には全きところなく」BWV25は、当日の礼拝で読まれたルカ福音書の一節(らい病に侵された人々がイエスの奇蹟によって治癒する)に基づいており、最初は病気を表現した暗い曲調が続くものの、後半はイエスの奇蹟を思わせる明るい雰囲気になり、最後に「イエスは全ての病める者を救う」という賛美のコラールで締めくくられます。
音楽的には、ソプラノ・テノール・バスの独唱と4声合唱による全6曲の構成で、この頃に作曲されたバッハのカンタータの中では規模が大きいものの、レチタティーボとアリアが交互に続く標準的なカンタータといえます。
マリン・ハルテリウス(ソプラノ)
ジェイムス・ギルクリスト(テノール)
ピーター・ハーヴェイ(バス)
ジョン・エリオット・ガーディナー指揮
イングリッシュ・バロック・ソロイスツ
モンテヴェルディ合唱団
バッハ:カンタータ第95番「キリストこそ わが生命」BWV95
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=sZ7R43p9SyI)。
バッハのカンタータ「キリストこそ わが生命」BWV95は、1723年の三位一体節後第16日曜日である9月12日に初演されました。
この日の礼拝ではルカ福音書から、一人息子を失って嘆き悲しむ母を哀れに思ったイエスが、棺に手を当てて「若者よ、あなたに言う。起きなさい」と言うと、棺の中の息子が蘇ってものを言うようになり、人々は恐れととともに神を賛美した、という逸話が語られました。この内容にちなんで、本作は「喜びをもって死におもむく」「死は苦しみの終わり」という風に死を美しく歌い上げる内容に満ちており、その理由として終曲で「死は滅びでなく復活の先触れ」という内容のコラールが歌われます。
音楽的には「キリストこそ わが生命」「平和と歓喜もてわれはゆかん」など、死をテーマとするコラールが4曲引用されるという異例の構成になっています。
ドロテー・ミールズ(ソプラノ)
ハンス・イェルク・マンメル(テノール)
トーマス・バウアー(バス)
フィリップ・ヘレヴェッヘ指揮
コレギウム・ヴォカーレ・ヘント
バッハ:カンタータ第50番「いまや、われらの神の救いと力と」BWV50
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=d6xz3xr3Sek)。
バッハの「いまや、われらの神の救いと力と」BWV50は分類上は「カンタータ」とされていますが、後世に伝わっているのは合唱曲が1曲のみです。この曲の歌詞はヨハネの黙示録の一節から、悪魔の竜と大天使ミカエルの戦いを記した箇所がそのまま歌詞として使われていること、そして1723年の大天使ミカエルの祝日(9月29日)に演奏されたカンタータの記録がないことから、このときにBWV50が演奏されたとする説が有力ですが、当時のカンタータが合唱曲1曲のみというのは考えにくいため「残りの曲は楽譜が失われた」「他のカンタータの間奏曲として使われた」など、様々な推測がなされています。
曲そのものは当時としては大規模な編成(二重合唱、弦楽、トランペット・オーボエ各3本、ティンパニ)による堂々たるもので、悪の竜に対するミカエルの勝利を称える合唱のフーガは聴きごたえがあります。
マリア・ケオハネ(ソプラノ)
マールテン・エンヘルチェス(アルト)
ベンジャミン・ヒューレット(テノール)
クリスティアン・イムラー(バス)
ヨス・ファン・フェルトホーフェン指揮
オランダ・バッハ協会管弦楽団・同合唱団
【初音ミク】カンタータ202番より 4.レチタティーヴォ 5.アリア
mylist/20075386
ミク「レチタティーヴォ『アモールは満足を捜し』とアリア『春風吹き渡るとき』だよ」
「レチタティーヴォはアモールの覚醒とその力、アリアは春風に乗ったアモールがカップルを捜す内容だよ」
「アリアは唯一短調の曲で、ダカーポアリアじゃないよ」
「ここから歌われるのが神々から新郎新婦になるよ」
バッハ:カンタータ第60番「おお永遠、そは雷のことば」BWV60
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=Sa0s8C4N8o4)。
1723年に初演されたバッハのカンタータ「おお永遠、そは雷のことば」BWV60は全5曲からなり、「恐れ」と「希望」を擬人化して、両者が対話するという一風変わった形式となっています。信仰心が足りず、死を恐れる「恐れ」(アルト)に対し、神を深く信ずる「希望」(テノール)が語り掛け、第4曲で「イエスの声」(バス)が「今より後、主にあって死ぬ人は幸いである」と語ることで「恐れ」にも救いがもたらされて、終曲のコラールで締めくくるという筋立てとなります。
ロビン・タイソン(アルト)
ジェイムス・ギルクリスト(テノール)
ピーター・ハーヴェイ(バス)
ジョン・エリオット・ガーディナー指揮
イングリッシュ・バロック・ソロイスツ
モンテヴェルディ合唱団
バッハ:カンタータ第128番「ただキリストの昇天のみが」BWV128
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=NDCdKS1Iaus)。
バッハがライプツィヒの聖トーマス教会のカントル(トーマスカントル)に就任していた1725年に作曲され、その年のイエス・キリストの昇天祭にあたる5月10日に初演された教会カンタータ第128番「ただキリストの昇天のみが」BWV128は、その名の通り「マルコ福音書」の中のイエス・キリストの昇天の文章に基づく作品です。
歌詞は女流詩人ツィーグラーの台本に基づき、イエスのあとに従っていつの日か天に昇らんとの願いをこめた曲となっています。とはいえ、彼女の台本は必ずしもバッハにとって満足できる出来ではなかったようで、バッハ自身が歌詞をかなり改変して使ったといわれています。また、作品の様式としては合唱にコラールが引用されていて、バッハの教会カンタータによくみられるコラール・カンタータに似た特徴を持っていますが、第1曲のコラールと最後(第5曲)のコラールは別の曲が引用されており、変則的な作品となっています。これらの事情から、本作はバッハのカンタータとしてはそれほど優れた出来とはみなされず、作品そのものが特に注目されることは多くありません。
ですが、第4曲の二重奏「神の全能の力は計り知れず」は、後にマックス・レーガーが変奏曲の主題として取り上げ、彼の代表作の1つ「バッハの主題による変奏曲とフーガ」ロ短調 作品81(sm32848508)が作曲されることとなります。
ルネ・ヤーコプス(カウンター・テナー)
クルト・エクヴィルツ(テノール)
マックス・ファン・エグモント(バス)
グスタフ・レオンハルト指揮
レオンハルト・コンソート
コレギウム・ヴォカーレ・ゲント
ハノーヴァー少年合唱団
【ルカ】カンタータ123番より 2.レチタティーヴォ3.アリア【レン】
mylist/20075386
ルカ「これから先の説明はとても短くなるわよ」
「とりあえず、このコラール作詞者はA・フリッチェよ」
「礼拝で使われるときはイザヤ書、マタイ福音書を用いるわね」
レン「で、続くアリアの曲想はレチタティーヴォと似てるな」
「途中で加速する辺りが何ともいえないよな」
【初音ミク】カンタータ202番より 6.レチタティーヴォ 7.アリア
mylist/20075386
ミク「レチタティーヴォ『それは幸いなり』とアリア『愛の修練もて』だよ」
「レチタティーヴォは二人の魂に祝福あれ、って内容だよ
」 「祝福を意味する『Segen』の部分には長いメリスマもあるよ」
「アリアはパスピエのリズムを持ったダカーポアリアだよ」
「内容はえっと……」
「…………各々で確認して?」
バッハ:カンタータ第44番「人々、汝らを除名すべし」BWV44
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=FFU_DsTiiKI)。
バッハが1724年に作曲し、5月21日に初演されたカンタータ「人々、汝らを除名すべし」BWV44は、第1曲で「人々はあなたがたを会堂から追放するでしょう」、第2曲で「あなたがたを殺す者がみな、そうすることで自分は神に奉仕しているのだと思う時が来ます」と歌われるように、曲全体が迫害の苦しみと耐乏を歌う厳しい曲想となっています。これは、初演された5月21日が復活祭後第6主日にあたり、ヨハネによる福音書からキリスト教徒が迫害される未来を予言する一節が朗読されたことに基づいて作曲されたことに拠っています。
バルバラ・シュリック(ソプラノ)
キャサリン・パトリアッシュ(アルト)
クリストフ・プレガルディエン(テノール)
ペーター・コーイ(バス)
フィリップ・ヘレヴェッヘ指揮
コレギウム・ヴォカーレ
J.S.Bach / Cantata#12 "Weinen, Klagen, Sorgen, Zagen" - Sinfonia のオーボエソロ吹いてみた
バッハが足りない。
吹いてみたもの:mylist/61976177
twitter:https://twitter.com/of_artificial
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【初音ミク】カンタータ202番より 2.レチタティーヴォ 3.アリア
mylist/20075386
ミク「レティタティーヴォ『世は装いを新たにし』とアリア『フェーブスは駿馬を駆り』だよ」
「レチタティーヴォは前回のアリアと続いて春の訪れを讃えているよ」
「アリアで出てくるフェーブスっていうのはポイボスのドイツ語読みで、太陽神アポローンの事を指してるよ」
「内容はアポローンが春の大地を娶ってやる!って感じの事かな」
【初音ミク】カンタータ202番より 8.レチタティーヴォ 9.アリア
以上、結婚カンタータ「退け、物悲しき影よ」でした
mylist/20075386
ミク「レチタティーヴォ『純粋なる愛の結束は』とアリア「満足のうちに思い見よ』だね」
「レチタティーヴォは苦難の時も二人で乗り切って行け!って感じの内容だよ」
「アリアはガヴォットのアリアだよ」
「内容は喜びの時を糧に愛の花が咲くって所だね」
「演奏によってはフェードアウトとかの演出もあるみたいだよ」
クリスマスカンタータ グラシアス合唱団
クリスマス・カンタータとは?家族共に楽しめ、生きることへの感謝と喜びを味わい、忘れることができない時間を与えます。笑いあり、涙あり。クラシック音楽とミュージカルの世界を行き来する新しいジャンル。幕ごとに異なった形式と表現で、クリスマスという一つの主題に含まれた意味を再現し、馴染みのあるキャロルにオペラ的要素とミュージカル的要素を加えて、クリスマスの喜びと幸福そしてイエスキリストの誕生の真の意味を歌います。新宿文化センター(大ホール)12月27日(木)2回開演 16時、19時12月28日(金)3回開演 13時、16時、19時お問合せ 03)6380 - 2257http://gracias.iyf.jpチケット購入のご案内チケットぴあ(http://t.pia.jp/) Pコード:183-547
【との】カンタータ16番より2.レチタティーヴォ3.合唱アリア【合唱】
mylist/20075386
との「まずは新年の喜びを語るレチタティーヴォでござるな」
ミク「その次はバスのソロを含む合唱アリアだよ」
ルカ「これも声上げ祝福を祈るような感じね」
レン「これぐらいの説明しか出来ないのが辛いな…」
【初音ミク】カンタータ208番より10.レチタティーヴォ11.合唱
カンタータも終わりが見えてきました
mylist/16752615
ミク「この部分はまずディアナが人々に賛歌を捧げることを促す場面から始まるよ」
ルカ「次にクリスティアン公を地上の太陽に見立てた賛歌が順列フーガで歌われるわ」
レン「中間部ではホモフォニーになるけど、すぐにまたフーガに戻るぜ」
カイ「フーガの主題は合唱だけじゃなくて合奏の方にも継承されているよ」
【ルカ】カンタータ16番より 4.レチタティーヴォ5.アリア【レン】
mylist/20075386
ルカ「教会の繁栄、平和への願いを歌うレチタティーヴォから始まるわ」
「主の祝福を求めてもいるわね」
レン「そしてイエスの御魂は全ての宝に勝る」
「歌いいず、って事は歌い讃えるって事でいいのか?」
【ボカロ合唱】カンタータ106番より 3.アリアとコラール
mylist/20075386
ルカ「初めは通奏低音とアルト独唱のみでアリアが歌われるわ」
との「それを受けてバスがアリオーソを歌うでござる」
ルカ「バスのアリオーソの途中から二声のガンバを伴ってコラールを歌い始めるわ」
「私が使っていた譜面だとコラールはアルトだったのだけれど、解説だとソプラノなのよね」
【ボカロ合唱】カンタータ123番より 6.コラール
mylist/20075386
ミク「一日遅れで顕現節カンタータが終わり、キリスト教圏のクリスマスシーズンが終わったよ」
ルカ「ちなみにロシアのクリスマスは今日、1月7日よ」
レン「ちょっと調べてみたらこのカンタータってライプツィヒ2年目の時のものなんだよな」
との「コラールにしては珍しく後半部分に繰り返しがあり『2度目はピアノで』と指示があるでござる」
【初音ミク】カンタータ208番より5.レチタティーヴォ【鏡音レン】
歌詞の繰り返しが厄介……
mylist/16752615
ミク「しかもデュエットだから更に手間もかかるんだよね」
レン「けど、ここで無事に2人は和解できるぜ?」
ミク「前半部分でディアナがクリスティアン公の誕生祝いなのを明かすんだよ」
レン「これはヴァイマル公エルンストの誕生日にも再演されたみたいで、ミク姉さんが歌うクリスティアンの部分がエルンスト・アウグストに置き換えられた版もあるぜ」
【ボカロ合唱団】カンタータ16番より 6.コラール
mylist/20075386
ミク「これでBWV16が終わりだよ」
ルカ「天なる父を讃え、平和の年であることを願う内容ね」
レン「次は顕現節か?」
との「クリスマスシーズンは礼拝ラッシュでござるな……」