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バッハ:カンタータ第69番a「わが魂よ、主を讃えよ」BWV69a
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=2rvv2Esz4J8)。
バッハがライプツィヒの聖トーマス教会のカントル(トーマスカントル)に就任した1723年に作曲され、この年の三位一体主日後第12主日(日曜日)にあたる8月15日に初演されたカンタータ「わが魂よ、主を讃えよ」BWV69aは、この時期のバッハのカンタータには珍しく、トランペットとオーボエが各3本にティンパニまで動員した大規模な編成の作品です。本作は題名が示す通り、全体にわたって神を賛美する祝祭的な雰囲気が全体に満ちています。
その祝祭的な雰囲気のためか、後にバッハは最晩年の1748年、ライプツィヒ市参事会員交替式に演奏するため本作を大幅に改訂して演奏しており、こちらには「BWV69」の分類番号が付けられています。
キャサリン・フーグ(ソプラノ)
ロビン・タイソン(カウンターテナー)
クリストフ・ゲンツ(テナー)
ピーター・ハーヴェイ(バス)
ジョン・エリオット・ガーディナー指揮
モンテヴェルディ合唱団
イングリッシュ・バロック・ソロイスツ
バッハ:イギリス組曲第4番 ヘ長調 BWV809(ヴェデルニコフ)
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=X3DI4WXD4U8)。
20世紀におけるソ連・ロシアの名ピアニストの一人、アナトリー・イヴァノヴィチ・ヴェデルニコフ
(1920 - 1993)による、バッハのイギリス組曲第4番 ヘ長調 BWV809です。
アナトリー・イヴァノヴィチ・ヴェデルニコフ(ピアノ)
バッハ:カンタータ第196番「主はわれらを御心に留めたまえり」BWV196
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=YNjAHgMMsFs)。
バッハのカンタータ「主はわれらを御心に留めたまえり」BWV196は、その様式的な特徴から初期の作品と
推測されていますが、正確な作曲・初演の年月日は確定していません。
歌詞の内容は、詩篇115編から12~15節が引用されており、思慮深く祝福する神について語っています。そ
して14節には「主は、あなたとあなたの子らを、ますます増やし給う」との語句があります。このことから、
多くの専門家は結婚式で演奏するためにこのカンタータが作曲されたと推測しており、専門家の中にはその
推測をさらに広げ、1708年6月5日にドルンハイムで行われた、バッハの先妻マリア・バルバラの叔母であ
るレジーナ・ヴェーデマンの結婚式のために作曲されたと考えています。ただし、これらの推測はあくまで
も状況証拠を積み上げたもので、そもそも結婚式のためのカンタータではない可能性もあります。
本作はシンフォニア、合唱、ソプラノのアリア、二重唱、そして最後の合唱という5つの楽章で構成されて
おり、短いながらも、晴れやかで祝祭的な作品となっています。音楽様式に関しては、円熟期のバッハのカ
ンタータに特徴的なレチタティーヴォや終結コラールの楽章が本作には存在せず、むしろ17世紀のカンター
タの様式に近いことから、バッハの音楽活動の初期に属する1707~08年ごろに作曲されたのはほぼ確実と
考えられています。
ドロテー・ミールズ(ソプラノ)
アレックス・ポッター(アルト)
チャールズ・ダニエルズ(テノール)
トビアス・ベルント(バス)
ヨス・ファン・フェルトホーフェン指揮
オランダ・バッハ協会管弦楽団
オランダ・バッハ協会合唱団
バッハ:イギリス組曲第3番 ト短調 BWV808(ヴェデルニコフ)
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=XMMw6xSyKTY)。
20世紀のソ連・ロシアを代表する名ピアニストの1人、アナトリー・イヴァノヴィチ・ヴェデルニコフ
(1920 - 1993)の演奏による、バッハのイギリス組曲第3番 ト短調 BWV808です。
アナトリー・イヴァノヴィチ・ヴェデルニコフ(ピアノ)
バッハ(フランチェスコ・テオピーニ編):無伴奏ヴァイオリンソナタとパルティータ BWV1001~1006(ギター版)
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=JN22ATDxOwQ)。
イタリア出身のギター奏者フランチェスコ・テオピーニは7歳でギターを始め、ボローニャのスタターレ
音楽院とロンドンの王立音楽アカデミーで学びました。レパートリーはバッハから現代音楽まで幅広く、
その技量はイギリスのギター奏者デイヴィッド・ラッセルも絶賛するほどで、現在は香港で教師兼演奏家
として活動しています。
この動画はテオピーニが自らギター独奏用に編曲・演奏した、バッハの無伴奏ヴァイオリンソナタとパル
ティータの全曲版になります。この編曲版はギターの技巧に関しては控えめで、オリジナル版のヴァイオ
リンの音をほぼ忠実にギターに引き写しており、追加された装飾音は最小限に抑えられています。
テオピーニはバッハの作品について「これらの作品は今やギタリストの標準的なレパートリーであり、自
己啓発のために必須である」と述べており、その姿勢に忠実な編曲と言えます。
フランチェスコ・テオピーニ(ギター)
バッハ:カンタータ第167番「もろびとよ、神の愛を讃えまつれ」BWV167
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=DkV31HKNtrM)。
バッハのカンタータ「もろびとよ、神の愛を讃えまつれ」BWV167は1723年、洗礼者ヨハネの祝日である
6月24日に初演されました。本作は初演された1723年に作曲されたと考えられていますが、その4日前には
カンタータ「飾りなき心ぞ」BWV24が初演されており、間を置かずに新作カンタータが連続して初演され
ていることから、実際には以前から前もって作曲されていたのではないか、とする説もあります。
初演日は洗礼者ヨハネの誕生を祝う日であり、本作の歌詞もヨハネの誕生を祝うものとなっています。
音楽的には、曲数こそ全5曲と少なめであるものの、第1曲と第3曲のアリアが長大で、全曲の演奏時間も約
17分と中規模カンタータに匹敵しています。また、終曲のコラールはバッハが好んで編曲したもので、モテ
ット(BWV225、BWV231)やカンタータ(BWV17、BWV51など)でも重要な役割を果たしています。
ヘルムート・ヴィッテク(ソプラノ テルツ少年合唱団所属)
Panajotis Iconomou(アルト テルツ少年合唱団所属)
クルト・エクヴィルツ(テノール)
ロベルト・ホル(バス)
ニコラウス・アーノンクール指揮
ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス
テルツ少年合唱団
バッハ:カンタータ「破れ、砕け、壊て(鎮まれるアイオロス)」BWV205
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=P5ceHk_c4Tk)。
バッハの世俗カンタータ「破れ、砕け、壊(こぼ)て」BWV205は1725年8月3日、ライプツィヒ大学の哲
学を専門とする講師アウグスト・フリードリヒ・ミュラーの命名日祝賀会で初演されました。ミュラーは当
時のライプツィヒ大学において人気があった講師で、本作はバッハが学生たち(あるいは大学)から依頼を
受けて作曲したと考えられています。
本作の台本はギリシャ神話に基づき、風の精が封印された洞窟を開き、地上すべてを破壊しようともくろむ
風神の王アイオロス(バス)に対して、西風の精ゼビュロス(テノール)、果実の女神ポモナ(アルト)、そして学術と法の女神パラス=アテナ(ソプラノ)が説得を試みて、アイオロスが怒りを鎮めるというもの
で、初演時には「鎮まれるアイオロス」の副題が付けられました。
楽器編成はバッハが手掛けたカンタータの中でも最大規模で、トランペット3本とホルン2本、ティンパニ、
オーボエ2本(オーボエ・ダ・モーレ持ち替え)、フルート2本、ヴィオラ・ダ・モーレ、ヴィオラ・ダ・ガ
ンバ・弦楽器、通奏低音という編成になっています。これほど大規模な編成になったのは、ミュラー邸前で
の屋外演奏を想定したものと推測されます。
本作は上記のような大規模編成のうえ全15曲というバッハのカンタータの中でも演奏時間が長い作品です
が、台本からわかる通りオペラに近い音楽劇であり、観客にもわかりやすい祝典的な作品であることから、
比較的演奏機会の多い作品となっています。
イヴォンヌ・ケニー(ソプラノ)
マルヤーナ・リポヴシェク(アルト)
クルト・エクヴィルツ(テノール)
ロベルト・ホル(バス)
ニコラウス・アーノンクール指揮
ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス
アルノルト・シェーンベルク合唱団
バッハ:無伴奏ヴァイオリンソナタとパルティータ BWV1001~1006(バロック・リュート版)
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=pTBooio3h9U)。
ニューヨーク生まれでスイス・バーゼル在住のルネサンス・バロックリュート奏者ホプキンソン・スミス
(1946 - )は、1999年にバッハの無伴奏ヴァイオリンソナタとパルティータ全曲を録音しました。この録
音は、ヴァイオリン以外の楽器で演奏された無伴奏ヴァイオリンソナタとパルティータの録音の中でも非常
に高く評価されており、グラモフォン誌に「どの楽器で演奏されようとも、これらの作品の録音としては間
違いなく最高のもの」と評されています。
ホプキンソン・スミス(バロック・リュート)
バッハ:カンタータ第162番「ああ、いまわれ婚筵に行かんとして」BWV162
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=VYHiET4VSO0)。
バッハのカンタータ「ああ、いまわれ婚筵に行かんとして」BWV162は1716年、この年の三位一体
節後第20日曜日である10月25日に初演されました。
初演日に取り上げられた福音書章句はマタイによる福音書から「天国は、ある王が王子のために婚
宴を催したのに似ている」という婚儀の例えであり、その時に初演された本作の歌詞は全体を通し
て「神の国の宴」について触れ、「神の婚宴にふさわしい信仰を身につけるべき」と歌われます。
音楽様式としては、バッハがヴァイマルでザクセン=ヴァイマル公の宮廷オルガン奏者・楽師長の
地位にあったときの作品で、全5曲という構成や室内楽的な編成、それに合唱が終曲のみと、ヴァ
イマル時代の他のバッハのカンタータと同様に簡素な作りとなっています。
トビアス・ヴァイヴァンガー(ソプラノ)
ポール・エスウッド(アルト)
クルト・エクヴィルツ(テノール)
ロベルト・ホル(バス)
ニコラウス・アーノンクール指揮
ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス
テルツ少年合唱団
バッハ:カンタータ第80番「われらが神は堅き砦」BWV80
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=mEwjYFhOcTs)。
バッハのカンタータの中でも人気がある作品の1つである「われらが神は堅き砦」BWV80は、1724年10月31日に初演されました。
10月31日はルターが「95ヶ条の提題」を発表して宗教改革を始めた日であり、ルーテル教会ではこの日を記念日として礼拝を営んでいます。この日の礼拝ではヨハネ黙示録から、福音を携えた天使が全人類に裁きの時を告げ、神への礼拝を呼びかけるくだりが説教されており、その説教を受けて、あらゆる迫害との闘争や、中傷に屈しない信仰心を呼び起こす歌詞が歌われます。
この作品には元となったカンタータがあり、1715年3月24日にヴァイマルで披露された「神より生まれし者はすべて」BWV80aが原曲です。この曲は復活祭前第4日曜日のために書かれたカンタータで、初演日の説教にあわせて罪との戦いを歌うものでしたが、四旬節から聖金曜日までカンタータ演奏を自粛するライプツィヒでは演奏できませんでした。このためBWV80aは、説教の内容が比較的近い宗教改革記念日のための作品として改作されることとなり、BWV80が完成しました。
全8曲から成る本作はルターのコラール「神は我がやぐら」がそのまま取り込まれており、バッハのコラール・カンタータの中でも屈指の完成度を誇る名作として高く評価されています。
ドロテー・ミールズ(ソプラノ)
テリー・ヴァイ(アルト)
ベルンハルト・ベルヒトルト(テノール)
クラウス・メルテンス(バス)
ルドルフ・ルッツ指揮
バッハ財団管弦楽団
バッハ財団合唱団
バッハ:カンタータ第77番「汝の主なる神を愛すべし」BWV77
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=AERnWgdP6ws)。
バッハのカンタータ「汝の主なる神を愛すべし」BWV77は1723年、三位一体節後第13日曜日にあたる8月22日に初演されました。この日の聖句はルカ福音書の中でも有名な「善きサマリア人のたとえ」で、これにちなんでカンタータも隣人への愛と神の愛について歌われます。とはいえ、福音章句と直接の関係がある歌詞は第4曲(テノールのレチタティーヴォ)のみで、それほど明確なストーリーがあるわけではありません。
音楽的には、冒頭曲の合唱のあとはアリアとレチタティーヴォが交互に並び、最後はコラールで締めくくられる全6曲から成っており、本作の1週間前に初演された「わが魂よ、主を頌めまつれ」BWV69aに比べると演奏規模は簡素になっています。
デートレフ・ブラチュケ(ソプラノ)
ポール・エスウッド(アルト)
アダルベルト・クラウス(テノール)
マックス・ファン・エグモンド(バス)
グスタフ・レオンハルト指揮
ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス
コレギウム・ヴォカーレ
レオンハルト・コンソート
ハノーヴァー少年合唱団
バッハ:カンタータ「おしゃべりはやめて、お静かに」BWV211(佐藤俊介指揮オランダ・バッハ協会)
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=B6Loyexw3uk)。
バッハが作曲した17曲の世俗カンタータのうち、「コーヒー・カンタータ」の異名を持つ「おしゃべりはや
めて、お静かに」BWV211は人気の高い作品であり、数多くの演奏家によって演奏されています。
この動画では、ヴァイオリン奏者の佐藤俊介がヴァイオリンと指揮を担当し、オランダ・バッハ協会と共に
演奏しています。佐藤は2018年にオランダ・バッハ協会の第6代芸術監督に就任しており、2023年に退任す
るまでの間、オランダ・バッハ協会と共に精力的にバッハ作品の演奏を行いました。
ルーシー・シャルタン(ソプラノ)
Jan-Willem Schaafsma(テノール)
マタイス・ファン・デ・ウールド(バス)
佐藤俊介(ヴァイオリン、指揮)
オランダ・バッハ協会
バッハ(クリストフ・ポッペン編):無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 ニ短調 BWV1004より「シャコンヌ」(ヴァイオリン+四声合唱版)
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=i-vtSWEs5aQ)。
デュッセルドルフ大学の教授である音楽学者ヘルガ・テーネは、バッハの無伴奏ヴァイオリン・パルティー
タ第2番 ニ短調 BWV1004の終曲「シャコンヌ」について、「バッハの旅行中に急死した彼の先妻マリア・
バルバラへの追悼曲である」という仮説を唱えました。この仮説は彼女の同僚であったヴァイオリニストの
クリストフ・ポッペンの興味を引き、彼はシャコンヌを編曲して地元の合唱団と「異説によるシャコンヌ」
を録音しました。
この試みは主だったバッハ作品の演奏家や専門家から否定的な反応をされましたが、実際に編曲版を聴いて
みると予想以上に美しい響きで、なかなかに優れた編曲版だと感じます。何より、シャコンヌはこれまでに
200種類以上の編曲版が作成されたと推測されており、シャコンヌを追悼曲と解釈する編曲版はそれらのう
ちの1つとして充分に認めてもいいように思います。
マルコ・セリーノ(ヴァイオリン)
ザルツブルク・モーツァルテウム四声合唱団
バッハ(トーヴィー補筆):「フーガの技法」BWV1080より コントラプンクトゥスXIV(補筆部分のみ)
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=rGjSl23PG5U)。
バッハの「フーガの技法」BWV1080は、終曲であるコントラプンクトゥスXIV(いわゆる「未完成のフー
ガ」)を完成させることなくバッハが亡くなったため、通常はバッハが書き残した部分まで演奏するとい
う習慣が一般的ですが、この未完成のフーガを補筆・補完して完成形とする試みも数多くなされています。
その最初期の事例の1つが、イギリスの音楽学者ドナルド・フランシス・トーヴィー(1875 - 1940)により
1931年に補筆された版です。この補筆版は多くの批判を受けましたが、それ以前の補筆版と比べればはる
かにバッハの作品に忠実な出来で、これをきっかけとして多くの作曲家や演奏家による未完成のフーガ補筆
の取り組みが活発化することとなりました。
この動画はトーヴィーが1935年、この補筆部分のみを自らピアノ演奏で録音したものです。
ドナルド・フランシス・トーヴィー(ピアノ)
バッハ:カンタータ第165番「おお 聖なる霊と水の洗礼よ」BWV165
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=SqNVIF2Lkgo)。
バッハのカンタータ「おお 聖なる霊と水の洗礼よ」BWV165は1715年の作品で、この年の三位一体節で
ある6月16日に初演されたと推測されています。
この日の福音書章句はヨハネによる福音書から、ファリサイ派で最高法院の議員であったニコデモがイエ
スと神の国について問答をしたことが取り上げられており、本作の歌詞もその内容に沿って「水と霊によ
って生まれなければ、神の国に入ることはできない」、つまり曲名にもある「洗礼」を主題にしており、
全体的な内容としては、古い罪深い自分が死んで、新しい自分が生まれるという、苦しみと喜びについて
歌われています。
音楽様式としては、この頃のヴァイマルでのバッハのカンタータに見られる、独唱と室内楽的な伴奏で構
成される小規模な様式で構成されていますが、全6曲が多彩な様式で作曲されており、演奏規模が小規模
ながら単調さを感じないよう工夫がなされています。
マリー・ルイーゼ・ヴェルネブルク(ソプラノ)
エルヴィラ・ビル(アルト)
コリン・バルザー(テノール)
ドミニク・ヴェルナー(バス)
ルドルフ・ルッツ指揮
バッハ財団管弦楽団
バッハ財団合唱団
バッハ(ブゾーニ編):前奏曲とフーガ ホ短調 BWV533(ピアノ独奏版)
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=01Ty_GY0cEY)。
1704年頃にオルガン独奏のために作曲されたと推定されるバッハの初期作品の1つである
前奏曲とフーガ ホ短調 BWV533を、ブゾーニが編曲したピアノ独奏版です。
サンドロ・イーヴォ・バルトリ(ピアノ)
バッハ:平均律クラヴィーア曲集 第1巻(ポリーニ 1985年5月28日実況録音 海賊版)
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=zmV-udkFhFI)。
1985年5月28日にマウリツィオ・ポリーニがパリにおいて行った演奏会から、バッハの平均律クラヴィーア
曲集第1巻の実況録音です。
この録音は、観客の一人が密かに録音機器を持ち込んで録音した非公式なもの(海賊版)であり、録音の精
度はお世辞にも良いとはいえません。しかし、43歳の若きポリーニが奏でるバッハの演奏が極めて優れてい
たことは充分に聞き取ることができます。また、作品の解釈は後の60代の公式録音(sm43612708)と異な
る個所がいくつかあり、その点でも貴重な記録となっています。
マウリツィオ・ポリーニ(ピアノ)
バッハ:カンタータ第126番「主よ、みことばもて我らを守りたまえ」BWV126
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=qE_ge6_-8W0)。
バッハのカンタータ「主よ、みことばもて我らを守りたまえ」BWV126は1725年に作曲され、
この年の復活祭前第8主日である2月4日に初演されました。
この日は聖句としてルカによる福音書から「種を蒔く人」のたとえが述べられました。この話
では神の言葉を「種」に例え、良い土地に蒔かれた種が豊かな実りをもたらすように、神の教
えを良く聞く者は豊かな人生を送るとイエスが説いたとされています。この聖句に基づき、本
作では題名の通り「みことばもて我らを守りたまえ」という風に、神の言葉を信じるべきとい
う歌詞が歌われます。
音楽上の様式としては全6曲で構成され、第1曲でルターのコラール「みことばもて我らを守り
たまえ」が、第6曲でルターのコラール「平安を与えたまえ」が歌われており、コラールで始
まりコラールで終わるという典型的なバッハのコラール・カンタータの様式となっています。
カルメラ・コンラート(ソプラノ)
Ulrike Andersen(アルト)
レミー・バーネンス(テノール)
Samuel Zünd(バス)
Bernhard Hunziker指揮
バッハ・コレギウム・チューリッヒ
ルドヴィゴ・ロンカッリ:スペイン・ギターのためのカプリッチョ(ソナタ)
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=ZAvODTJnQeE)。
ルドヴィコ・アントニオ・ロンカッリ(1654 - 1713)はイタリアの貴族の末子としてベルガモで生まれ、
ギター奏者、そしてバロック音楽の作曲家として活躍した人物です。
音楽史において、彼はバロック・ギターのための作品「スペイン・ギターのためのカプリッチョ」を1692
年に出版したことで名を遺しました。この作品は9つの組曲から成り、それぞれの組曲は前奏曲と舞曲で構
成されていて、出版当時には「ソナタ」と命名されていました。
作品は当時の一般的な5弦のバロック・ギターでの演奏を想定して作曲されましたが、1881年にイタリアの
音楽学者オスカル・キレソッティが6弦ギターのための編集を行い、多くのギター奏者がこの作品に魅了さ
れて演奏しています。特に、第9番の終曲「パッサカリア」(86:57~)は後にレスピーギが「リュートのた
めの古風な舞曲とアリア」第3組曲(sm43403182)の終曲として編曲したことで知名度が上がり、単独で
演奏される機会が増えています。
ベルンハルト・ホフシュテッター(バロック・ギター)
カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ:6つのプロイセン・ソナタ Wq48
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=Vog7Aufuvgg)。
バッハの息子たちの中で作曲家として最も成功し、「小バッハ」と呼ばれたカール・フィリップ・
エマヌエル・バッハは、特に鍵盤楽器のためのソナタによって高い評価を受けました。
彼は1740年(28歳)でプロイセン王となったフリードリヒ2世に仕えることとなり、その返礼とし
て1742年に全6曲から成るクラヴィーア・ソナタ集を出版しました。この曲集はフリードリヒ2世
に献呈されたことから「プロイセン・ソナタ」と呼ばれています。これらのソナタは即興的カデン
ツァなど、従来のバロック音楽にはなかった様々な試みが含まれており、その斬新さはフリードリ
ヒ2世をはじめとする多くの音楽家に称賛されました。この作品により、カール・フィリップ・エ
マヌエル・バッハはフリードリヒ2世の寵愛を受け、1767年までの四半世紀にわたってプロイセン
王の宮廷で働くこととなります。
本作は、その2年後に出版された「6つのヴュルテンベルク・ソナタ」と並んでカール・フィリップ
・エマヌエル・バッハの出世作とされており、音楽様式としてもバロック音楽と前期古典派音楽の
橋渡し役を果たしたと評価されています。
ボブ・ファン・アスペレン(チェンバロ)
バッハ:「喜び迎えん、慈しみ深きイエス」によるパルティータ BWV768
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=seFBz-Cxkxw)。
バッハはオルガン独奏のためのコラールの主題による変奏曲、いわゆる「コラール・パルティータ」を少な
くとも4曲作曲しています。そのうち、最も大規模で成熟した作品とされているのが「喜び迎えん、慈しみ
深きイエス」によるパルティータ BWV768で、題名の通りコラール「喜び迎えん、慈しみ深きイエス」を
主題とする変奏曲です。
この作品は1700~05年頃に作曲されたと推定されていますが、その後に何度も改訂され、最終的にバッハ
がヴァイマルにいた1717年頃までの間にコラール主題と11の変奏という現代演奏される形にまとまったと
考えられています。このため、改訂を重ねて完成度が高い一方で、10代の若いバッハの作品としての面影も
残る作風となっています。
レオ・ファン・ドゥセラール(オルガン)
バッハ(ポール・ビンスキー補筆、アン・ペイジ編):フーガの技法 BWV1080(オルガン独奏版)
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=cM26_o251rg)。
バッハの「フーガの技法」BWV1080は、最後のフーガであるコントラプンクトゥス XIVが中断された未完
成状態で遺されたことから、様々な研究者により補筆の試みがなされています。この動画の演奏もその一つ
で、ケンブリッジ大学の中世美術史の教授であるポール・ビンスキー(Paul Binski)がコントラプンクトゥ
ス XIVを補筆しており、それを含めた全曲をオーストラリア出身の女性オルガン奏者アン・ペイジ(Anne
Page)がオルガン独奏用に編曲して演奏したものです。
アン・ペイジ(オルガン)
バッハ:カンタータ第199番「わが心は血の海に漂う」BWV199
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=ydCKpBxdB8w)。
バッハのカンタータ「わが心は血の海に漂う」BWV199は1713年、この年の三位一体節後第11日曜日であ
る8月27日にヴァイマルで初演されました。バッハのカンタータの中では比較的早い時期の作品ですが、20
世紀になってデンマークで自筆総譜が発見されるまでは存在が知られていなかったため、完成された教会カ
ンタータの中では最後の番号であるBWV199が付けられました(この後の番号の教会カンタータBWV200は
未完成)。
この日の福音書章句はルカによる福音書から「ファリサイ派の人と徴税人」の例えで、全8曲の本作もその
章句に沿って前半が徴税人の改悛につながる暗い歌詞から始まり、前半は切々と絶望や悔恨の情が歌われ、
後半は慰めから神の救済、そして救われたことによる喜ばしさが歌われます。
音楽的にはレチタティーヴォとアリアが交互に歌われ、途中の第6曲が合唱コラールとなっており、バッハ
が合唱コラールを終曲に据えるコラール・カンタータの様式を確立する以前の作品であることがうかがえま
す。しかし、バッハはこの曲に愛着があったようで、何度か改訂した上で、バッハの生前に再演を3回行っ
ていたことが確認されています。特に最後の再演である1723年8月8日には、同じ福音書章句に基づいて作
曲されたBWV179の初演にあわせて演奏されており、前半が本作、後半がBWV179の初演という順番で演奏
されました。
マグダレナ・コジェナー(ソプラノ)
ジョン・エリオット・ガーディナー指揮
イングリッシュ・バロック・ソロイスツ
バッハ(リナルド・アレッサンドリーニ編):イタリア協奏曲 BWV971(ヴァイオリン協奏曲復元版)
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=Nf7-DER93Ww)。
バッハのイタリア協奏曲 BWV971はヴィヴァルディをはじめとするイタリアの協奏曲の様式を鍵盤楽器に
導入したことが知られていますが、この動画ではローマ出身のチェンバロ奏者・オルガン奏者・指揮者であ
るリナルド・アレッサンドリーニがイタリア協奏曲を当時のイタリア式ヴァイオリン協奏曲に編曲して演奏
するという試みがなされています。
この編曲版はヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲に極めて近い作風になっていて、「バッハが鍵盤上で再
現しようとした協奏曲の原曲」と言われても違和感のない仕上がりになっています。
リナルド・アレッサンドリーニ指揮
コンチェルト・イタリアーノ
バッハ:前奏曲 ロ短調 BWV544(アンソニー・ニューマン)
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=3h1liecJJ_s)。
ロサンゼルス出身のオルガン奏者アンソニー・ニューマンによる、バッハの「前奏曲とフーガ ロ短調」
BWV544より、前奏曲の演奏です。
アンソニー・ニューマン(オルガン)
テレマン:無伴奏フルートのための12の幻想曲 TWV40:2~13
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=uE9SjAqPGsc)。
テレマンは様々なジャンルにおいて数多くの作品を作曲しましたが、バロック音楽時代にはそれほど注目されなかった「無伴奏」のジャンルにおいても複数の作品を遺しています。その中でおそらく最も評価が高いのが「無伴奏フルートのための12の幻想曲」TWV40:2-13です。
同時代のバッハが手掛けた無伴奏作品が「組曲」「パルティータ」の様式を厳格に守っているのに対し、テレマンの作品は「幻想曲(Fantasia)」の題名が示しているように、むしろ従来の様式にとらわれない自由さが特徴となっています。本作の場合、全12曲の中にはフーガ(第2、6、8~11番)、フランス風序曲(第7番)、パッサカリア(第5番)と、「無伴奏フルート」という楽器編成では演奏不可能と思われる作品様式がちりばめられています。これについては、テレマンが複数の音が必要な音楽様式を「無伴奏フルート」という1音でどこまで再現できるか、本作で実験してみせたという見方があります。
にもかかわらず、これらの曲はアマチュアの演奏家でも演奏可能なように、高度な技巧を使用していません。そのために本作を「バッハの無伴奏作品より質的に劣る」と考える向きもあるようですが、自分はむしろ、テレマンの優れた作曲能力が結実した無伴奏作品の傑作と考えます。
ジャン=ピエール・ランパル(フルート)
バッハ:カンタータ第90番「怖ろしき終わり汝らを引きさらう」BWV90
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=sTGJR3hpC-8)。
バッハのカンタータ「怖ろしき終わり汝らを引きさらう」BWV90は1723年、この年の三位一体節後第25日曜日である11月14日に初演されました。1723年の教会暦において初演された新作カンタータの中では、本作は最後の作品にあたります。当日の福音書章句では終末の預言が語られていることから、前半は罪深い者に訪れる裁きと破滅、後半は信心深い者が神によって救われるという筋立てになっています。
音楽様式としては、アリアとレチタティーヴォが2曲ずつとコラールから成る全5曲の小規模な作品となっています。編成も小規模で室内楽的なものとなっていますが、実は自筆譜には楽器編成の指定がなく、トランペットのパートは作曲当時(18世紀)の出版カタログ、音域・音型・内容からトランペットと想定されて演奏されます。
また、この頃のバッハのカンタータ(BWV60、89など)は終曲のコラール以外には合唱を含まないものが多く、本作もそういった作品の1つとなっています。
ジョアン・ラン(ソプラノ)
ウィリアム・タワーズ(カウンターテナー)
ジェイムス・ギルクリスト(テノール)
ピーター・ハーヴェイ(バス)
ジョン・エリオット・ガーディナー指揮
イングリッシュ・バロック・ソロイスツ
モンテヴェルディ合唱団
バッハ:カンタータ第172番「鳴りひびけ、汝らの歌声」BWV172
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=OVpkgUL_1YY)。
1714年、この年の聖霊降臨節第1日である5月20日に初演されたカンタータ「鳴りひびけ、汝らの歌声」
BWV172は、バッハがヴァイマルの楽師長に就任してから作曲した、3作目のカンタータになります。
聖霊降臨祭(ペンテコステ)とは、イエスの復活・昇天後、集まって祈っていた120人の信徒たちの上に、
神からの聖霊が降ったという出来事で、これにより自らの信仰に確信を得た信徒たちは周囲の迫害に恐れ
ることなく布教を行い、多くの人が洗礼を受けて信者が急速に拡大したとされています。
このカンタータはそういった故事にちなんで、父(神)と子(イエス・キリスト)と聖霊が一体であると
する「三位一体」を讃える構成になっており、歌詞だけでなく「3」という数字が随所に現れています。
例えば第1曲や第3曲では「3」本のトランペットが「3」和音で奏されるほか、第1曲は「3」拍子、第3曲
は「3」部形式となっています。
また、バッハの初期カンタータの中では演奏規模が大きい祝祭的な雰囲気の本作はバッハ自身も気に入っ
ていたようで、ヴァイマルでの初演後は1724年に改訂版(リコーダーからフルートに変更され、原曲の
ハ長調からニ長調に移調された)が演奏されたほか、更に手を加えた最終稿(管楽器が省略され、冒頭合
唱曲の反復がなくなり、調性も再びハ長調に戻された)が1731年に演奏されています。
エヴァ・オルティヴァーニ(ソプラノ)
マルクス・フォルスター(アルト)
ベルンハルト・ベルヒトルト(テノール)
ラファエル・ユート(バス)
ルドルフ・ルッツ指揮
バッハ財団管弦楽団
バッハ財団合唱団
バッハ:カンタータ第143番「わが魂よ、主を頌め讃えよ」BWV143(偽作?)
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=IAkxGNY1hI8)。
バッハ作のカンタータとされる「わが魂よ、主を頌め讃えよ」BWV143は、バッハの死後の
筆写譜でしか遺されておらず、正確な作曲時期も不明です。歌詞の内容は新年を祝うもので
あることから新年用のカンタータと推測されます。
全7曲からなる本作はホルンとティンパニが派手に活躍して、晴れやかで明るい雰囲気がある
一方、合唱の扱いは単純で、バッハ作品特有の転調や複雑な和声や凝った対位法の部分がな
いため、ごく初期の作品と推測する意見があるほか、偽作とする説もあります。
ロジャー・セリシウス(ソプラノ)
クルト・エクヴィルツ(テノール)
マックス・ファン・エグモント(バス)
グスタフ・レオンハルト指揮
コレギウム・ヴォカーレ・ヘント
レオンハルト・コンソート
ハノーヴァー少年合唱団
バッハ:前奏曲とフーガ ホ短調 BWV533
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=vv6tBa5bbxs)。
1703年6月、アルンシュタットの新教会(現在は「バッハ教会」と呼ばれる)に新しい
オルガンが設置され、その試奏者に選ばれた18歳のバッハは優れた演奏を披露し、その
まま同年8月には同教会のオルガン奏者に就任しました。バッハがアルンシュタットの
オルガン奏者だったのは1707年までですが、この時期にバッハは本格的な作曲活動を開
始したとされ、一説によると有名な「トッカータとフーガ ニ短調」BWV 565がこの頃
に作曲されたといわれています。
そういったバッハの初期作品の1つが前奏曲とフーガ ホ短調 BWV533で、二十歳になろ
うとするバッハがアルンシュタット在任中にディートリヒ・ブクステフーデの演奏に学
んだ経験を自作に生かそうと試行錯誤する姿勢が垣間見える初期作品となっています。
ウルフ・ノルベルグ(オルガン)
カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ:スペインのフォリアの主題による変奏曲 Wq118/9
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=7tHQG57IiNo)。
バッハの子孫のうち、最も大きな成功を収めたカール・フィリップ・エマヌエル・バッハは、
クラヴィーアのためのソナタをはじめとする鍵盤楽器のための作品を多数作曲したことで知ら
れています。
そんな作品の1つが「スペインのフォリアの主題による変奏曲」Wq118/9で、作品の出来自体
はクラヴィーア・ソナタほどではありませんが、バロック音楽から古典派音楽に移行する時代
において、彼が開拓した鍵盤楽器の技法が明瞭に示されています。
アンドレアス・クセノプロス(ピアノ)
バッハ(ブゾーニ編):チェンバロ協奏曲第1番 ニ短調 BWV1052(ピアノ版)
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=jGUdpQRGbAs)。
ブゾーニはバッハのクラヴィーア独奏曲をピアノで演奏するにあたり、その表現力を最大限に生かした編曲版を作成することがしばしばありました。その1つがチェンバロ協奏曲 ニ短調 BWV1052で、通奏低音パー
トを削除する一方で高音部を拡張し、和音に音を追加したり、カデンツァにピアニスティックな技巧を追加
するなど、独奏楽器をピアノに変更することを踏まえた編曲が行われています。
この動画でピアノ独奏を務めたヤッシャ・スピヴァコフスキー(1896 - 1970)はヴァイオリニストのトッ
シー・スピヴァコフスキーの兄にあたり、生前は優れたピアニストとして評価されたものの、自らの意思で
スタジオ録音を遺さなかったため、没後は長らく忘れられており、2015年から発掘されたライブ録音のCD
が発売されて再評価の機運が起こっています。
ヤッシャ・スピヴァコフスキー(ピアノ)
ジョージ・ロギー・スミス指揮
アストラ弦楽合奏団