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バッハ:組曲(パルティータ) ハ短調 BWV997(ラウテンヴェルク演奏)
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=XYsAK6ToN4g)。
現在ではリュートで演奏されることが多いバッハの組曲(パルティータ)ハ短調 BWV997には、実
は2つの版が存在しています。まず1738~41年にラウテンヴェルク(リュートで用いられるガット
弦が張られたチェンバロ)での演奏のための第1版が作られ、その後にリュート演奏のために編曲
された第2版が作られました。このうち、第2版はバッハ自身が編曲を手掛けたわけではなかったと
の説が有力視されています。
実際、バッハはリュートの演奏には堪能ではなく、チェンバロのストップ操作によってリュート風
の響きを楽しんでいたと推測されています。このことから、最近では本作をラウテンヴェルクによ
り演奏することが増えているようです。
ピーター・ウォッチョーン(ラウテンヴェルク)
バッハ:カンタータ第144番「おのがものを取りて、行け」BWV144
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=V_v7PUC7Dxs)。
カンタータ「おのがものを取りて、行け」BWV144は1724年にバッハが作曲し、同年2月6日
の七旬節の礼拝において初演されました。
この日の礼拝ではマタイ福音書から「葡萄畑の労働者の喩え」が述べられました。これは、葡
萄畑で一日中働いた者と、日暮れ前に呼び寄せた者に、主人が等しい日当を支払ったため労働
者が不平を言い、これに対して主人は彼との契約を守りつつ、僅かでも働いてくれた者にも等
しく報いたいと願ったことを打ち明け、その嫉妬心を厳しく諌めたという話で、カンタータは
この話に沿って「神の真意を信じて信仰を貫きなさい」といった歌詞が歌われます。
音楽様式としては、オーボエ2本と弦楽器・通奏低音という必要最小限の編成により、1724年
のバッハのカンタータの中では、極めて地味な伴奏が付いた小規模な作品となっています。
このことから本作の演奏機会は多くないうえ、作風がバッハらしからぬという理由で一時は偽
作説が唱えられるほどで、それほど評価が高くありません。なお、本作はバッハの自筆による
総譜が遺されており、現在ではバッハの真作とする意見が優勢になっています。
アンスガル・プファイファー(ソプラノ)
ポール・エスウッド(アルト)
クルト・エクヴィルツ(テノール)
グスタフ・レオンハルト指揮
コレギウム・ヴォカーレ・ヘント
レオンハルト・コンソート
ハノーヴァー少年合唱団
バッハ:カンタータ第143番「わが魂よ、主を頌め讃えよ」BWV143(偽作?)
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=IAkxGNY1hI8)。
バッハ作のカンタータとされる「わが魂よ、主を頌め讃えよ」BWV143は、バッハの死後の
筆写譜でしか遺されておらず、正確な作曲時期も不明です。歌詞の内容は新年を祝うもので
あることから新年用のカンタータと推測されます。
全7曲からなる本作はホルンとティンパニが派手に活躍して、晴れやかで明るい雰囲気がある
一方、合唱の扱いは単純で、バッハ作品特有の転調や複雑な和声や凝った対位法の部分がな
いため、ごく初期の作品と推測する意見があるほか、偽作とする説もあります。
ロジャー・セリシウス(ソプラノ)
クルト・エクヴィルツ(テノール)
マックス・ファン・エグモント(バス)
グスタフ・レオンハルト指揮
コレギウム・ヴォカーレ・ヘント
レオンハルト・コンソート
ハノーヴァー少年合唱団
バッハ:前奏曲とフーガ ホ短調 BWV533
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=vv6tBa5bbxs)。
1703年6月、アルンシュタットの新教会(現在は「バッハ教会」と呼ばれる)に新しい
オルガンが設置され、その試奏者に選ばれた18歳のバッハは優れた演奏を披露し、その
まま同年8月には同教会のオルガン奏者に就任しました。バッハがアルンシュタットの
オルガン奏者だったのは1707年までですが、この時期にバッハは本格的な作曲活動を開
始したとされ、一説によると有名な「トッカータとフーガ ニ短調」BWV 565がこの頃
に作曲されたといわれています。
そういったバッハの初期作品の1つが前奏曲とフーガ ホ短調 BWV533で、二十歳になろ
うとするバッハがアルンシュタット在任中にディートリヒ・ブクステフーデの演奏に学
んだ経験を自作に生かそうと試行錯誤する姿勢が垣間見える初期作品となっています。
ウルフ・ノルベルグ(オルガン)
バッハ:カンタータ第140番「目覚めよと、われらに呼ばわる物見らの声」BWV140
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=DqZE54i-muE)。
バッハのコラール・カンタータの中でも高く評価される「目覚めよと、われらに呼ばわる
物見らの声」BWV140は1731年に作曲され、この年の三位一体主日後第27主日である11月
25日に初演されました。
三位一体主日後第27主日、つまり三位一体主日より27番目の日曜日は暦の関係で復活節が
3月26日以前に繰り上がった年にしか現れません。バッハがライプツィヒにいたころにこの
祝日が存在した年は1731年と1742年の2回だけで、1723年に着任してから8年後の1731年
に、ようやくバッハはこの祝日にちなんだカンタータを作曲することとなりました。
この日はマタイによる福音書から、花婿の到着を待つ花嫁のたとえにより、神の国の到来
はいつ来るかわからないので常に備えるよう説く逸話が章句となっており、本作もこの章
句に沿って、真夜中に物見らの声を先導として到着したイエスが、待ちこがれる魂との喜
ばしい婚姻へと至る情景を描いたものとなっています。
音楽様式としては、全7曲からなる本作の基礎として、フィリップ・ニコライのコラールが
第1曲、第4曲、第7曲に用いられており、特に第4曲のテノールによるコラールは、後にオ
ルガン独奏用に編曲されて「シューブラー・コラール集」の第1曲に取り入れられ、単独の
オルガン曲としても有名になっています。
マリア・ケオハナ(ソプラノ)
ティム・ミード(アルト)
ダニエル・ヨハンセン(テノール)
マシュー・ブルック(バス)
ヨス・ファン・フェルトホーフェン指揮
オランダ・バッハ協会管弦楽団
オランダ・バッハ協会合唱団
バッハ(ブゾーニ編):前奏曲とフーガ ホ短調 BWV533(ピアノ独奏版)
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=01Ty_GY0cEY)。
1704年頃にオルガン独奏のために作曲されたと推定されるバッハの初期作品の1つである
前奏曲とフーガ ホ短調 BWV533を、ブゾーニが編曲したピアノ独奏版です。
サンドロ・イーヴォ・バルトリ(ピアノ)
バッハ:カンタータ第138番「汝なにゆえにうなだるるや、わが心よ」BWV138
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=ProeL6tKzxw)。
バッハのカンタータ「汝なにゆえにうなだるるや、わが心よ」BWV138は1723年、
三位一体節後第15日曜日である9月5日に初演されました。この日はマタイによる福
音書から「日々の思い悩みは無益であり、天の父のなさることを常に信頼せよ」と
いった説教がなされており、本作もその内容に沿った作者不詳のコラール「汝なに
ゆえにうなだるるや、わが心よ」が引用されています。
音楽様式としては、全7曲のうち第1、3、7曲でコラールが引用され、特に第1、3曲
ではコラールを歌う合唱とソロのレシタティーヴォを組み合わせており、翌年以降
にバッハが量産するコラール・カンタータの様式を先取りする実験がなされたと評
価されています。
なお第5曲のバスのアリアは、後にミサ曲 ト長調 BWV236の第3曲「Gratias」に転
用されました。
ジギスヴァルト・クイケン指揮
ラ・プティット・バンド
バッハ:カンタータ第136番「神よ、願わくばわれを探りて」BWV136
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=aGbPXyu5F28)。
バッハのカンタータ「神よ、願わくばわれを探りて」BWV136は1723年、この年の
三位一体節後第 8日曜日である7月18日に初演されました。この日はマタイによる
福音書から、イエスが「偽預言者に注意しなさい」と説いた逸話が章句に選ばれて
おり、全6曲からなる本作もその逸話に沿って「偽預言者のみならず全ての人は原
罪を背負っていて不浄であるが、イエスの傷や血潮によって原罪はあがなわれた。
イエスの血潮は清浄である」といった内容の歌詞が歌われます。
音楽様式としては簡素ですが、合唱曲に始まり、アリアとレチタティーヴォを挟ん
で、終曲をコラールで締めくくるという、典型的なバッハのコラール・カンタータ
です。また本作は1723年の初演ですが、それ以前に作曲された別作品から曲が転用
された可能性が、残された資料から指摘されています。
なお第1曲は緻密な合唱フーガとなっており、この曲は後にミサ曲 イ長調 BWV234
の終曲「Cum Sncto Spiritu」にも使われています。
マルクス・フォルスター(アルト)
ヨハネス・カレシュケ(テノール)
エッケハルト・アベーレ(バス)
ルドルフ・ルッツ指揮
バッハ財団管弦楽団
バッハ財団合唱団
バッハ:カンタータ第132番「道を備え、大路を備えよ」BWV132
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=tRA6Q1HBnFA)。
バッハのカンタータ「道を備え、大路を備えよ」BWV132は1715年に作曲され、
同年の待降節第4日曜日である12月22日にヴァイマルで初演されました。
「待降節(Advent)」はイエス・キリストの降誕を待ち望む期間のことで、儀
式の上ではクリスマスを準備する期間となります。この時期に披露された本作
は、洗礼者ヨハネの記事に基づき、間近に迫った救世主の降臨を準備する意味
が歌詞で歌われます。
音楽構成には小編成の室内楽と独唱が中心となる全6曲の小規模な作品で、合唱
も終曲(第6曲)のみとなっていますが、現存する資料には終曲の楽譜がないた
め、同じ歌詞によるBWV164の終結コラールを演奏するのが習慣となっています。
なお、後にバッハはライプツィヒに赴任しますが、そこでは待降節期間中は第1
日曜日以外にカンタータは演奏されなかったため、第4日曜日のために作曲され
た本作はバッハの生前には再演されることはありませんでした。
カール・リヒター指揮
ミュンヘン・バッハ管弦楽団
バッハ:マタイ受難曲 BWV244(フリッツ・レーマン指揮 世界初完全全曲録音)
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=X6YZPsTwhs4&t=528s)。
1949年の復活祭にあたる4月9日と10日、ベルリンにおいてフリッツ・レーマンの指揮、
ベルリン放送交響楽団や合唱団等により、バッハの「マタイ受難曲」BWV244が演奏さ
れました。この演奏の特筆すべき点は、プロのバリトン歌手としてデビューしたばかり
のディートリヒ・フィッシャー=ディースカウがイエス役を務めていたこと、そして、
それまでの演奏では慣習的に省略されていた曲を全て演奏したことです。
この演奏は実況録音され、世界初の「マタイ受難曲」完全全曲版のレコードとして発売
されました。また、この演奏会から2か月も経たない1949年5月23日には西ドイツ(ド
イツ連邦共和国)が誕生してドイツの東西分裂が決定的になっており、その点でも歴史
的な録音となっています。
なお、フリッツ・レーマンはこの後にカンタータや「クリスマス・オラトリオ」といっ
たバッハの声楽曲の録音を行うようになりますが、1956年にミュンヘンでマタイ受難曲
を演奏中に心臓発作を起こして急逝しました。
ヘルムート・クレプス(テノール、福音史家)
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン、イエス)
エルフリーデ・トレチェル(ソプラノ)
ディアナ・エウストラーティ(アルト)
ヘルムート・クレープス(バス)
フリッツ・レーマン指揮
ベルリン放送交響楽団
ベルリン放送合唱団
ベルリン聖ヘドヴィヒ大聖堂合唱団
バッハ:カンタータ第131番「主よ、深き淵よりわれ汝を呼ぶ」BWV131
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=2Xd5vY6NM80)。
1707年、21歳のバッハはミュールハウゼンにある聖ブラジウス教会のオルガン奏者募集に応募し、
試験演奏で見事な腕前を示して就任することとなりました。しかし、彼が就任する直前の5月末に
ミュールハウゼンで大火が発生し、聖ブラジウス教会周辺も被災してしまいます。そして7月ごろ、
ミュールハウゼンにあるもう1つの教会である聖マリーア教会の牧師は、大火後の悔い改めの礼拝
に演奏するためのカンタータの作曲をバッハに依頼しました。カンタータ「主よ、深き淵よりわれ
汝を呼ぶ」BWV131は作曲・初演がいつごろなのかを示す資料が残っていない作品ですが、おそら
くこの依頼に応じて作曲され、1707年中に初演されたと考えられており、この作品の作曲・初演
によって、バッハはミュールハウゼンでの音楽活動を始めたと思われます。
本作の歌詞は詩篇第130篇をルターがドイツ語に翻訳したものが使われ、嘆きの底から希望の新生
を歌うものとなっています。音楽様式としては、同時期に作曲されたと思われるカンタータ「神の
時こそいと良き時」BWV106と類似していますが、BWV106が全4曲なのに対して本作は全5曲で、
合唱曲とアリア・コラールが交互に演奏される構成となっています。
また、作品中のルターによるコラールは後に「深き悩みの淵より、われ汝に呼ばわる」BWV38で
も使用されています。
ロタール・オディニウス(テノール)
クラウス・メルテンス(バス)
トン・コープマン指揮
アムステルダム・バロック管弦楽団
アムステルダム・バロック合唱団
バッハ(ロジェ・ヴュアタ編):音楽の捧げもの BWV1079(室内管弦楽版)
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=ObS53DQchq8)。
ドイツ出身の指揮者ヘルマン・シェルヘン(1891 - 1966)は現代音楽の普及に努めたこと
で知られていますが、一方でバッハやベートーヴェンの作品演奏も手掛けており、バッハの
作品については、オーケストラ演奏のための編曲版の演奏・録音を複数残しています。
そんなバッハの作品の一つが「音楽の捧げもの」BWV1079で、シェルヘンは1935年にジュ
ネーヴ生まれの作曲ロジェ・ヴュアタ(Roger Vuataz, 1898-1988)に編曲を依頼して、ヴュ
アタは室内管弦楽のための編曲版を作成しました(同時に「フーガの技法」の編曲版も依頼
しています)。
彼はその編曲版を数回録音しており、この動画ではウィーン・フィルの木管楽器メンバーを
指揮しています。
ヘルマン・シェルヘン指揮
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の木管楽器メンバー
バッハ:カンタータ第126番「主よ、みことばもて我らを守りたまえ」BWV126
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=qE_ge6_-8W0)。
バッハのカンタータ「主よ、みことばもて我らを守りたまえ」BWV126は1725年に作曲され、
この年の復活祭前第8主日である2月4日に初演されました。
この日は聖句としてルカによる福音書から「種を蒔く人」のたとえが述べられました。この話
では神の言葉を「種」に例え、良い土地に蒔かれた種が豊かな実りをもたらすように、神の教
えを良く聞く者は豊かな人生を送るとイエスが説いたとされています。この聖句に基づき、本
作では題名の通り「みことばもて我らを守りたまえ」という風に、神の言葉を信じるべきとい
う歌詞が歌われます。
音楽上の様式としては全6曲で構成され、第1曲でルターのコラール「みことばもて我らを守り
たまえ」が、第6曲でルターのコラール「平安を与えたまえ」が歌われており、コラールで始
まりコラールで終わるという典型的なバッハのコラール・カンタータの様式となっています。
カルメラ・コンラート(ソプラノ)
Ulrike Andersen(アルト)
レミー・バーネンス(テノール)
Samuel Zünd(バス)
Bernhard Hunziker指揮
バッハ・コレギウム・チューリッヒ
バッハ:カンタータ第119番「エルサレムよ、主を讃えよ」BWV119
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=aJAOE3d_YpI)。
バッハのカンタータ「エルサレムよ、主を讃えよ」BWV119は、1723年のライプツィヒ市参事会交代式のために作曲され、交代式が行われた8月30日に初演されました。
当時のドイツにおいては市参事会交代式は教会で行われることが多く、そのために祝祭的なカンタータを演奏することが多かったといわれ、バッハ自身も1708年にミュールハウゼン市参事会交代式のため「神はいにしえよりわが王なり」BWV 71を作曲した経験がありました。
この手のカンタータは市参事会の支援があるために恵まれた条件で作曲できる一方で、作品の内容は為政者を讃える祝祭的な要素が強まって、紋切り型の作品になることが普通でした。それはこの作品も同様で、全9曲の随所に「為政者は神の似姿」といった美辞麗句が並んでいます。その代わり、作品は祝祭演奏用のため大規模な編成で明るく楽しい曲想に満ちており、特に深刻になることなく聴けるようになっています。
ミリアム・フォイアージンガー(ソプラノ)
アレックス・ポッター(アルト)
トマス・ホッブズ(テノール)
ペーター・コーイ(バス)
ペーター・ダイクストラ指揮
オランダバッハ協会管弦楽団
オランダバッハ協会合唱団
バッハ:フーガの技法 BWV1080(3台オルガン版)
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=qeopDniOkYc)。
バッハの「フーガの技法」は演奏楽器が特に指定されていないため、様々な楽器により演奏されています。その中でも珍しい部類に入ると思われるのが、3台のオルガンによる演奏です。
この動画で演奏しているヴォルフガング・フォン・カラヤン・アンサンブルは、有名な指揮者ヘルベルト・フォン・カラヤンの兄でオルガン奏者であるヴォルフガング・フォン・カラヤン(1906 - 1987)が、妻のヘディとスイス人ピアニスト・オルガン奏者であるハンス・アンドレアエ(Hans Andreae 1908 - 1978)の3人で結成した団体で、希少な3台のオルガンによるアンサンブルとして、オーストリア国外での演奏旅行を含めて精力的な活動を行いました。
ヴォルフガング・フォン・カラヤン・アンサンブル(オルガン)
バッハ(レーガー編):半音階的幻想曲とフーガ ニ短調 BWV903(オルガン版)
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=PC0Igzj6lUg)。
マックス・レーガーの編曲による、バッハの「半音階的幻想曲とフーガ」ニ短調 BWV903のオルガン独奏版です。
イザベル・デマーズ(オルガン)
バッハ:カンタータ第113番「主イエス・キリスト、汝こよなき宝」BWV113
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=KcosBkNGjPI)。
バッハのカンタータ「主イエス・キリスト、汝こよなき宝」BWV113は1724年、この年の三位一体後第11主日にあたる8月20日に初演されました。
この日の福音書章句はルカによる福音書から「ファリサイ派の人と徴税人」のたとえが取り上げられています。これは、自分を誇示するファリサイ派の人よりも、自らを罪人として憐れみを乞う徴税人が正しく「だれでも高ぶる者は低くされ、へりくだる者は高められる」という話で、罪を自覚し悔い改めることによって義とされるという内容になっています。本作の歌詞もこの内容に沿って「自分の心の苦しみや悲しみがイエスの言葉による救いによって癒される」という意味合いが歌われています。
音楽様式としては、ドイツのルター派神学者バルトロメウス・リングヴァルト(1532 - 1599)の作詞によるコラール「主イエス・キリスト、汝こよなき宝」の旋律や歌詞が全8曲の随所で引用されており、コラールとの結びつきが強いカンタータとなっています。なお、このコラールはカンタータ131番「主よ、深き淵よりわれ汝を呼ぶ」でも使われています。
マグダレーナ・コジェナー(ソプラノ)
ウィリアム・タワーズ(アルト)
マーク・パドモア(テノール)
シュテファン・ローゲス(バス)
ジョン・エリオット・ガーディナー指揮
イングリッシュ・バロック・ソロイスツ
モンテヴェルディ合唱団
バッハ:カンタータ第109番「われ信ず、尊き主よ、信仰なきわれを助けたまえ」BWV109
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=SgHtwSyxMsU)。
1723年、バッハのカンタータ「われ信ず、尊き主よ、信仰なきわれを助けたまえ」BWV109は三位一体節後第21日曜日である10月17日に初演されました。
この日の福音書章句は「堅く信仰をもつ者は救われる」という内容であり、本作もその内容に沿って、冒頭の合唱から「信仰」と「不信心」が対立し、前半は不信心が優勢なものの、後半はイエスの奇蹟によって信仰が優勢となり、終曲で「神は信仰を持つものすべてを助けたもう」と歌われます。
音楽様式としては、全6曲のうち第1曲と終曲に優れた合唱が配置され、1723年に初演されたカンタータの中では演奏規模が大きい部類に入る力作といえます。
ダミアン・ギヨン(アルト)
トーマス・ホッブズ(テノール)
フィリップ・ヘレヴェッヘ指揮
コレギウム・ヴォカーレ・ゲント
コレギウム・ヴォカーレ・ゲント合唱団
カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ:6つのヴュルテンベルク・ソナタ Wq49
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=2uvtuogDLRE)。
カール・フィリップ・エマヌエル・バッハは、1740年に即位したフリードリヒ2世にチェンバロ奏者として長く仕えました。このとき、フリードリヒ2世の宮廷では未成年であったヴュルテンベルク公カール・オイゲン(1728 - 1793)が教育を受けており、カール・フィリップ・エマヌエルは彼の音楽教育を担当しました。そして1742~43年に彼は6つのクラヴィーア・ソナタ集を作曲して1744年に出版し、カール・オイゲンに献呈します。これが「6つのヴュルテンベルク・ソナタ」Wq49です。
2年前の1742年には「6つのプロイセン・ソナタ」Wq48が出版されていましたが、この作品では更にバロック音楽の枠組みを超えようとする試みがなされており、本作によって彼の名はヨーロッパ音楽界で知れ渡ることとなりました。
カール・フィリップ・エマヌエル・バッハはバロック音楽から古典派音楽に移行する中間期に活躍したため、その死後はどっちつかずの音楽として軽視される傾向がありましたが、最近ではバロック音楽と古典派音楽の橋渡し役として再評価の機運が高まっており、彼の出世作である本作も、バッハ後期作品とハイドン・モーツァルトの初期作品が融合したかのような、独特の音楽となっています。
ボブ・ファン・アスペレン(チェンバロ)
カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ:6つのプロイセン・ソナタ Wq48
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=Vog7Aufuvgg)。
バッハの息子たちの中で作曲家として最も成功し、「小バッハ」と呼ばれたカール・フィリップ・
エマヌエル・バッハは、特に鍵盤楽器のためのソナタによって高い評価を受けました。
彼は1740年(28歳)でプロイセン王となったフリードリヒ2世に仕えることとなり、その返礼とし
て1742年に全6曲から成るクラヴィーア・ソナタ集を出版しました。この曲集はフリードリヒ2世
に献呈されたことから「プロイセン・ソナタ」と呼ばれています。これらのソナタは即興的カデン
ツァなど、従来のバロック音楽にはなかった様々な試みが含まれており、その斬新さはフリードリ
ヒ2世をはじめとする多くの音楽家に称賛されました。この作品により、カール・フィリップ・エ
マヌエル・バッハはフリードリヒ2世の寵愛を受け、1767年までの四半世紀にわたってプロイセン
王の宮廷で働くこととなります。
本作は、その2年後に出版された「6つのヴュルテンベルク・ソナタ」と並んでカール・フィリップ
・エマヌエル・バッハの出世作とされており、音楽様式としてもバロック音楽と前期古典派音楽の
橋渡し役を果たしたと評価されています。
ボブ・ファン・アスペレン(チェンバロ)
テレマン:無伴奏フルートのための12の幻想曲 TWV40:2~13
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=uE9SjAqPGsc)。
テレマンは様々なジャンルにおいて数多くの作品を作曲しましたが、バロック音楽時代にはそれほど注目されなかった「無伴奏」のジャンルにおいても複数の作品を遺しています。その中でおそらく最も評価が高いのが「無伴奏フルートのための12の幻想曲」TWV40:2-13です。
同時代のバッハが手掛けた無伴奏作品が「組曲」「パルティータ」の様式を厳格に守っているのに対し、テレマンの作品は「幻想曲(Fantasia)」の題名が示しているように、むしろ従来の様式にとらわれない自由さが特徴となっています。本作の場合、全12曲の中にはフーガ(第2、6、8~11番)、フランス風序曲(第7番)、パッサカリア(第5番)と、「無伴奏フルート」という楽器編成では演奏不可能と思われる作品様式がちりばめられています。これについては、テレマンが複数の音が必要な音楽様式を「無伴奏フルート」という1音でどこまで再現できるか、本作で実験してみせたという見方があります。
にもかかわらず、これらの曲はアマチュアの演奏家でも演奏可能なように、高度な技巧を使用していません。そのために本作を「バッハの無伴奏作品より質的に劣る」と考える向きもあるようですが、自分はむしろ、テレマンの優れた作曲能力が結実した無伴奏作品の傑作と考えます。
ジャン=ピエール・ランパル(フルート)
バッハ:カンタータ第106番「神の時こそいと良き時(哀悼行事)」BWV106
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=2i5O923PzeQ)。
バッハが1707~08年頃に作曲したと推測されているカンタータ「神の時こそいと良き時」BWV106は、残された最古の筆写譜に「Actus Tragicus(哀悼行事)」の題名が付けられており、それが本作の通称となっています。作曲された経緯は不明ですが、曲の内容から特定の人物の葬儀で演奏するのが目的だったのはほぼ確実で、一説には1708年9月13日に行われたミュールハウゼンの前市長アードルフ・シュトレッカーの葬儀で演奏されたと考えられています。
全4曲の内容は死への本能的な恐れが神によって昇華され、死は安息を与える「神の時」であり、「いと良き時」であると歌われます。この作品はバッハのカンタータとしては初期の作品ですが、19世紀からかなりの人気があり、後のコラール・カンタータの様式に則っていないにもかかわらず、バッハの名作カンタータの1つとされています。
Els Bongers(ソプラノ)
エリーザベト・フォン・マグヌス(アルト)
ロタール・オディニウス(テノール)
クラウス・メルテンス(バス)
トン・コープマン指揮
アムステルダム・バロック管弦楽団
バッハ:組曲 ホ短調 BWV996(ラウテンヴェルク演奏)
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=FzDps4E1wQk)。
バロック音楽の時代には「ラウテンヴェルク(Lautenwerk または Lautenklavier)」という
鍵盤楽器が存在していました。この楽器の外見はチェンバロですが、 内部は通常のチェン
バロで用いられる金属弦ではなく、リュートで用いられるガット弦が張られ、チェンバロよ
りも柔らかな音色が出るようになっていました。このため「リュート・チェンバロ」の別名
があります。
バッハはこの楽器を愛好しており、彼の死後の遺産目録には2台のラウテンヴェルクが含ま
れていました。また、現在ではギターやリュートで演奏されることの多い組曲 ホ短調 BWV
996は(自筆譜は残されていませんが)現存する筆写譜には「aufs Lautenwerck(ラウテン
ヴェルクで)」との記載があり、ラウテンヴェルクによる演奏が想定されていたのではない
かと推測されています。
現在はオリジナルのラウテンヴェルクは現存しないものの、残された文献・資料から復元の
試みがなされるようになっています。
ピーター・ウォッチョーン(ラウテンヴェルク)
カノン第1番ニ短調(自作)
何も分からなくなってきました。
Files: https://drive.google.com/file/d/1Wl-dK7OAf6OpSuu4OrLHw8Tevchw_kMC/view?usp=sharing
スウェーリンク:「わが青春は過ぎにけり」による変奏曲
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=qnCqOKE9N4Y)。
オランダにおける初期バロック音楽の作曲家ヤン・ピーテルスゾーン・スウェーリンク(1562 - 1621)は、数多くの優れた鍵盤楽器のための作品を作曲すると同時に、数多くのドイツ人の弟子を育成した教育者としての手腕も優れており、北ドイツ・オルガン楽派の開祖として後世に多大な影響を与えました。
彼の作品の中で最も知名度が高いのは、ドイツ民謡を題材とした6つの変奏からなる「わが青春は過ぎにけり(わが青春はすでに過ぎ去り)」による変奏曲で、作曲年代は不明ながら、彼の他の作品に先駆けて1894年に出版されており、その人気の高さをうかがい知ることができます。
ジェームス・デイヴィッド・クリスティ(オルガン)
バッハ:シュープラー・コラール集 BWV645~650
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=LEQVlGzusWQ)。
バッハが晩年の1748年~1749年頃に出版した「シュープラー・コラール集」は、バッハが作曲したカンタータのコラールから人気があった6曲を抜き出して、オルガン独奏用に編曲したものです。
当時、カンタータのコラールという教会礼拝用の作品をオルガン用に編曲した事例は、バッハ以外にほとんどなく、この様式を弟子たちが模倣していったことで、本作は後のオルガン・コラールの規範となったといわれています。特に第1番「目覚めよと呼びわたる物見の声」BWV645が有名で、この曲のみ単独で演奏されることが多いですが、全6曲とも優れた編曲であり、この動画のように6曲を一度に演奏する奏者も少なくありません。
ヘルムート・ヴァルヒャ(オルガン)
バッハ:カンタータ第105番「主よ、汝の下僕の審きにかかずらいたもうなかれ」BWV105
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=EMBdIdO21H8)。
バッハのカンタータ「主よ、汝の下僕の審きにかかずらいたもうなかれ(主よ、とがめたもうな)」BWV105は1723年に作曲され、三位一体節後第 9日曜日である7月25日に初演されました。
この日の福音章句はルカによる福音書から「不正を行った財産の管理人を主人が赦す」という逸話ですが、これについてバッハは本作で、主人の罰を恐れる管理人の様子を主の怒りを恐れる罪人の様子に見立てています。全6曲のうち、前半は管理人が不安におののく様子を描写し、後半では罪が赦されて、神の信仰により不安が解消されるという筋立てになっています。
作品中で歌われる歌詞の内容が不正を働いた管理人を赦すという内容のため、神が不正を勧めているように受け取って難色を示す聴き手がいる一方で、音楽的には合唱による前奏曲とフーガといった形の第1曲からバッハが力を入れて作曲したことがわかり、彼がライプツィヒに着任した初年度に発表されたカンタータの中でも、評価が高い作品となっています。
エディット・マティス(ソプラノ)
ユリア・ハマリ(アルト)
ペーター・シュライアー(テノール)
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バス)
カール・リヒター指揮
ミュンヘン・バッハ管弦楽団
ミュンヘン・バッハ合唱団
ジョージ・バランシン:コンチェルト・バロッコ(バッハ:2つのヴァイオリンのための協奏曲 BWV1043)
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=pbNvhuiKo7A)。
ロシア出身のバレエダンサー・振付家であるジョージ・バランシン(1904 - 1983)は、物語のない「プロットレス・バレエ」を多数手がけ、ダンサーの身体の動きによって音楽そのものを表現する「音楽の視覚化」を試みました。その試みの代表作の1つといえるのが、1941年に初演された「コンチェルト・バロッコ」です。この作品でバランシンはバッハの「2つのヴァイオリンのための協奏曲」BWV1043に振付を行い、見事な成功をおさめました。これにより、彼はアブストラクト・バレエ(抽象バレエ)という新たなジャンルを創造したとされています。
この動画は1969年、カナダのテレビ番組として放映されたもので、スザンヌ・ファレルやマーニー・モリス、コンラッド・ルドロウなど、後にソリストやプリンシパルになったダンサーが数多く参加しており、その踊りの技量は申し分ありません。ただし、元動画の保存状態に問題があったのか、終結部で一瞬だけ画像や音の乱れがあるのが惜しまれます。
【SynthesizerV】ああ孤独よ (O Solitude) / ヘンリー・パーセル【Eleanor Forte AI】
初投稿です。
イギリス・バロック音楽の作曲家、ヘンリー・パーセル(1659~1695)の曲をEleanor Forte AIでカバーしました。
原曲はグラウンド・バス(4小節の繰り返し)を演奏する通奏低音とソロの2声部だけという極めてシンプルなもの。
編曲にあたってはエレノアさんの声がポップス向きなので、つられて伴奏も派手めになっています。
日本語訳はかなり意訳してあります。間違いがあるかもしれません。
後半に出てくる貴方(thee)は孤独を擬人化しているみたいです。「自分自身について考えると、孤独そのものに浸ることができない」というニュアンスでしょうか。
O Solitude, My Sweetest Choice Z.406
音楽: ヘンリー・パーセル
編曲: やしろ
歌詞: キャサリン・フィリップス (マルカントワーヌ・ジラール・ド・サンタマンのフランス語詩による)
日本語訳: やしろ
声: Eleanor Forte AI (Synthesizer V)
管弦楽編成(登場順): コントラバス、テオルボ、チェロ5、オルガン、プリペアド・ピアノ、ハープシコード、クラヴィコード、シンセサイザー、トロンボーン5
バッハ:カンタータ第95番「キリストこそ わが生命」BWV95
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=sZ7R43p9SyI)。
バッハのカンタータ「キリストこそ わが生命」BWV95は、1723年の三位一体節後第16日曜日である9月12日に初演されました。
この日の礼拝ではルカ福音書から、一人息子を失って嘆き悲しむ母を哀れに思ったイエスが、棺に手を当てて「若者よ、あなたに言う。起きなさい」と言うと、棺の中の息子が蘇ってものを言うようになり、人々は恐れととともに神を賛美した、という逸話が語られました。この内容にちなんで、本作は「喜びをもって死におもむく」「死は苦しみの終わり」という風に死を美しく歌い上げる内容に満ちており、その理由として終曲で「死は滅びでなく復活の先触れ」という内容のコラールが歌われます。
音楽的には「キリストこそ わが生命」「平和と歓喜もてわれはゆかん」など、死をテーマとするコラールが4曲引用されるという異例の構成になっています。
ドロテー・ミールズ(ソプラノ)
ハンス・イェルク・マンメル(テノール)
トーマス・バウアー(バス)
フィリップ・ヘレヴェッヘ指揮
コレギウム・ヴォカーレ・ヘント
バッハ:平均律クラヴィーア曲集(エトヴィン・フィッシャー演奏 世界初全曲録音)
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=JysTlgUXuXk)。
1933~36年、当時のバッハ演奏において第一人者と目された名ピアニストのエトヴィン・フィッシャー
(1886 - 1960)によって録音された、バッハの平均律クラヴィーア曲集の世界初全曲録音です。全体的
に速いテンポで演奏されていますが、その内容はむしろ整然としており、戦前においてカザルスの無伴
奏チェロ組曲と並ぶバッハ演奏の決定盤と高く評価されたのもうなずける名演奏となっています。
エトヴィン・フィッシャー(ピアノ)
バッハ:カンタータ第90番「怖ろしき終わり汝らを引きさらう」BWV90
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=sTGJR3hpC-8)。
バッハのカンタータ「怖ろしき終わり汝らを引きさらう」BWV90は1723年、この年の三位一体節後第25日曜日である11月14日に初演されました。1723年の教会暦において初演された新作カンタータの中では、本作は最後の作品にあたります。当日の福音書章句では終末の預言が語られていることから、前半は罪深い者に訪れる裁きと破滅、後半は信心深い者が神によって救われるという筋立てになっています。
音楽様式としては、アリアとレチタティーヴォが2曲ずつとコラールから成る全5曲の小規模な作品となっています。編成も小規模で室内楽的なものとなっていますが、実は自筆譜には楽器編成の指定がなく、トランペットのパートは作曲当時(18世紀)の出版カタログ、音域・音型・内容からトランペットと想定されて演奏されます。
また、この頃のバッハのカンタータ(BWV60、89など)は終曲のコラール以外には合唱を含まないものが多く、本作もそういった作品の1つとなっています。
ジョアン・ラン(ソプラノ)
ウィリアム・タワーズ(カウンターテナー)
ジェイムス・ギルクリスト(テノール)
ピーター・ハーヴェイ(バス)
ジョン・エリオット・ガーディナー指揮
イングリッシュ・バロック・ソロイスツ
モンテヴェルディ合唱団