キーワード カンタータ が含まれる動画 : 828 件中 33 - 64 件目
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バッハ:カンタータ第182番「天の王よ、汝を迎えまつらん」BWV182
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=pIXuPhJmEJg)。
バッハのカンタータ「天の王よ、汝を迎えまつらん」BWV182は、彼がヴァイマルで宮廷楽師長に就任した
1714年に作曲され、この年の「棕櫚の日曜日」にあたる3月25日に初演されました。バッハはヴァイマル宮
廷楽師長に就任されるにあたり、新作カンタータを毎月1作演奏する仕事を課されており、そうして作曲さ
れた最初のカンタータが本作になります。
「棕櫚の日曜日(Palmsonntag)」とは、イエス・キリストが十字架にかけられて死んだ三日後に復活した
とキリスト教徒が信じる出来事の一週間前に、エルサレムへ入城した記念日のことで、キリスト教において
はこの日からイエスの死(聖金曜日)を通じて復活(復活祭)の前日までの一週間を「受難週」として特別
視しており、この一週間の始まりの日として重視されます。そういう日に演奏されることを前提として作曲
された本作は、イエスのエルサレム入城にちなんで「イエスを自らの心の中に迎え入れなさい」といった内
容の歌詞が歌われます。
全8曲のうち、最初の2曲はロバに乗ってイエスが入城したという逸話にちなんでのどかな雰囲気ですが、続
く第3曲から第6曲はイエスの受難を主題としており、第5曲を中心に受難を表す暗い曲調で一貫していて、
第7曲の雄大な合唱でようやく受難の暗黒を抜け出し、終曲で第1曲ののどかでのびやかな曲想に戻って、全
曲をしめくくります。作曲にあたってバッハがヴァイマル宮廷楽師長就任後の第1作として力を入れたこと
は間違いありませんが、それでも曲自体は比較的小規模な室内楽の伴奏が付けられており、繊細な作品とい
えます。
アンナ・レイノルズ(アルト)
ペーター・シュライアー(テノール)
テオ・アダム(バス)
カール・リヒター指揮
ミュンヘン・バッハ管弦楽団
ミュンヘン・バッハ合唱団
大地讃頌(ピアノ伴)
混声合唱とオーケストラのためのカンタータ『土の歌』より
大地讃頌(ピアノ伴)
合唱: 東京混声合唱団
指揮: 山田和樹
ピアノ: 斎木ユリ
バッハ:カンタータ第181番「軽佻浮薄なる霊の者ども」BWV181
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=xdIqBGk6PJ0)。
バッハのカンタータ「軽佻浮薄なる霊の者ども」BWV181は1724年に作曲され、この年の復活祭前第8主日
に当たる2月13日に初演されました。この日の福音書章句はルカによる福音書から「『種を蒔く人』のたと
え」で、神を「種を蒔く人」に、神の教えを「種」にたとえ、神の教えは全ての土地に平等に行き渡るが、
その種が育つのは「良い土地」(信心深い人が大勢いる場所)であると説いています。本作はこの章句に沿
って、神の言葉(種)を芽吹かせる良い土壌となるよう備えよと呼びかける歌詞が歌われます。
初演時の楽器編成は弦とトランペットのみという簡素なものでしたが、後年の再演時にオーボエとトラヴェ
ルソが追加されており、現在ではこの再演時の編成で演奏されるのが一般的です。また、本作は通常のカン
タータでは冒頭に置かれる合唱がなく、いきなりアリアで始まります。更に、普段は最後に演奏される単純
4声体のコラール楽章がなく、途中のアリアやレシタティーヴォにもコラールの素材が使われておらず、作
品中に全くコラールの要素が現われないという、珍しいカンタータとなっています。
ミリアム・フォイアージンガー(ソプラノ)
アレックス・ポッター(アルト)
ユリウス・プファイファー(テノール)
クラウス・メルテンス(バス)
ルドルフ・ルッツ指揮
バッハ財団管弦楽団
バッハ財団合唱団
朧月夜【木管四重奏版】
久々に投稿します。
数年前に編曲してほったらかしだったものを少しいじって打ち込みのまま載せました。
15小節目はストラヴィンスキーのカンタータ『星の王』から拝借してます。
マイリスト : https://nico.ms/mylist/61976177?ref=androidapp_other
Twitter : https://twitter.com/kanomata_oboe
バッハ:マルコ受難曲 BWV247(トン・コープマン復元版)
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=kp5Toc7Arfk)。
バッハは生涯において受難曲を5曲作曲したとされていますが、そのうち完全な形で遺されたバッハの真作
はマタイ受難曲とヨハネ受難曲の2作のみです。
そして、もう1つの真作としてマルコ受難曲BWV247が挙げられます。この作品は1731年に初演され、
1744年に再演されたことがわかっていますが、現存するのは台本のみで、楽譜は失われているため演奏は
不可能とされていました。しかし遺された台本の歌詞の構造を分析した結果、バッハの他のカンタータなど
から曲が転用されているらしいことが判明し、これにより多くの作曲家・音楽家がマルコ受難曲の復元に挑
むこととなりました。
その中でおそらく最も有名なのが、トン・コープマンによる復元版です。大抵の復元版では曲は再現してい
るものの、曲の間をつなぐレチタティーヴォは再現が不可能なためセリフを読むだけにとどめていますが、
コープマンは自らレチタティーヴォを作曲しており、それがバッハの曲に違和感なく溶け込んでいるのは本
当に見事な腕前だと思います。
デボラ・ヨーク(ソプラノ)
ベルンハルト・ランダウアー(カウンターテナー)
クリストフ・プレガルディエン、ポール・アニュー(テノール)
ペーター・コーイ、クラウス・メルテンス(バス)
トン・コープマン指揮
アムステルダム・バロック・オーケストラ
アムステルダム・バロック合唱団
隣人のアリアルさんとミリアルさん 705『カンタータ』
隣人のアリアルさんとミリアルさんがなんか話してるようです。
見つめ合う その視線 閉じた世界の中
あっ違うわコレ
しょかきうたげフォント
→(https://booth.pm/ja/items/1492419 )
アイコンアニメーション動画素材フルセット版
→(https://seiga.nicovideo.jp/seiga/im10778297 )
背景画像 きまぐれアフター
→(https://k-after.at.webry.info/200806/article_25.html )
自動作曲ちゃん 曲名:おお友よ、このような旋律ではない!
→(https://aidn.jp/jingle/ )( 注※約0.9倍速)
らす式アリアル ミリアル立ち絵
→(https://seiga.nicovideo.jp/seiga/im10850044 )
支援絵があるぞ! ありがとうございます!
(im10837674 )(im11028214 )
バッハ:カンタータ第179番「心せよ、汝の敬神の偽りならざるかを」BWV179
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=hP5zWviUyjM)。
バッハのカンタータ「心せよ、汝の敬神の偽りならざるかを」BWV179は1723年、この年の三位一体節
後第11日曜日である8月8日に初演されました。
この日の福音書章句はルカによる福音書から、『ファリサイ派の人と徴税人』のたとえが取り上げられま
した。この話は高慢なファリサイ人を神は受け入れず、自己を「罪人」と呼んでひたすらに神の憐れみを
乞うた徴税人を神は受け入れるというもので、章句の最後の言葉「だれでも高ぶる者は低くされ、へりく
だる者は高められる」を説くものです。
カンタータはこの話にちなんで、偽善や高慢を警告する厳しい曲調で統一されています。通常のバッハの
カンタータは厳しい内容でもどこかに救いや赦しが確信される部分がありますが、全6曲からなる本作は
最後まで明るくならず、あまり耳に快くない音程が多いため、演奏時間は中規模でありながら演奏難易度
が高いものになっています。
なお、本作の楽章のいくつかはバッハのミサ曲に転用されており、第1曲と第3曲がミサ曲ト長調BWV236
のKyrieとDomine Deusに、第5曲がミサ曲イ長調BWV234の第4曲Qui Tollisになっています。
マグダレーナ・コジェナー(ソプラノ)
マーク・パドモア(テノール)
シュテファン・ローゲス(バス)
ジョン・エリオット・ガーディナー指揮
イングリッシュ・バロック・ソロイスツ
モンテヴェルディ合唱団
セレナーデ - ヒラー【ピアノ】Serenade Op.117-13 - Hiller | Piano Music
フェルディナント・ヒラー(Ferdinand Hiller, 1811-1885)は、ドイツのロマン派の作曲家・ピアニストです。完成された演奏技巧を持つピアニストであり、作曲家としてはあらゆる楽種を手掛けました。作曲数は200を超え、その中には6つのオペラ、2つのオラトリオ、幾つかのカンタータ、数多くの室内楽、ピアノ協奏曲等があります。
左手はタンタタンのリズムが終始続くのと、3連符のメゾスタッカートが幾度も出てくるのが特徴的です。真上からの映像が最初揺れてしまっていますが、ご了承下さい。
▼YouTube
https://youtu.be/3r03f2Q-tog
▼クラシック曲リスト
series/400334
バッハ:カンタータ第172番「鳴りひびけ、汝らの歌声」BWV172
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=OVpkgUL_1YY)。
1714年、この年の聖霊降臨節第1日である5月20日に初演されたカンタータ「鳴りひびけ、汝らの歌声」
BWV172は、バッハがヴァイマルの楽師長に就任してから作曲した、3作目のカンタータになります。
聖霊降臨祭(ペンテコステ)とは、イエスの復活・昇天後、集まって祈っていた120人の信徒たちの上に、
神からの聖霊が降ったという出来事で、これにより自らの信仰に確信を得た信徒たちは周囲の迫害に恐れ
ることなく布教を行い、多くの人が洗礼を受けて信者が急速に拡大したとされています。
このカンタータはそういった故事にちなんで、父(神)と子(イエス・キリスト)と聖霊が一体であると
する「三位一体」を讃える構成になっており、歌詞だけでなく「3」という数字が随所に現れています。
例えば第1曲や第3曲では「3」本のトランペットが「3」和音で奏されるほか、第1曲は「3」拍子、第3曲
は「3」部形式となっています。
また、バッハの初期カンタータの中では演奏規模が大きい祝祭的な雰囲気の本作はバッハ自身も気に入っ
ていたようで、ヴァイマルでの初演後は1724年に改訂版(リコーダーからフルートに変更され、原曲の
ハ長調からニ長調に移調された)が演奏されたほか、更に手を加えた最終稿(管楽器が省略され、冒頭合
唱曲の反復がなくなり、調性も再びハ長調に戻された)が1731年に演奏されています。
エヴァ・オルティヴァーニ(ソプラノ)
マルクス・フォルスター(アルト)
ベルンハルト・ベルヒトルト(テノール)
ラファエル・ユート(バス)
ルドルフ・ルッツ指揮
バッハ財団管弦楽団
バッハ財団合唱団
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バッハ:カンタータ第170番「満ち足れる安らい、嬉しき魂の悦びよ」BWV170
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=aFYOAivmezI)。
バッハのカンタータ「満ち足れる安らい、嬉しき魂の悦びよ」BWV170は1726年に作曲され、この年の
三位一体節後第 6日曜日である7月28日に初演されました。この日の福音書章句はマタイによる福音書か
ら「自らの義を誇り、神の国の義に従わない者は天国へ入ることができない」「誰かに対して腹を立てる
ならば、それは殺人と同じであって地獄に投げ込まれる」といったものですが、本作の歌詞は「この世は
苦しみに満ちているが、信心深い者は死後に天国で安息を得る」という風な筋立てになっています。
音楽的には、本作はアリア独唱のためのカンタータで、全5曲という曲数は少なく感じますが、1曲当たり
の時間が比較的長く、全曲の演奏時間は20分強と、中規模のカンタータといえます。作品の前半はこの世
の苦しみを、後半で天国の安らぎを表したものになっています。
アーフィエ・ヘイニス(アルト)
シモン・ゴールドベルク指揮
ネーデルラント室内管弦楽団
バッハ:カンタータ第167番「もろびとよ、神の愛を讃えまつれ」BWV167
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=DkV31HKNtrM)。
バッハのカンタータ「もろびとよ、神の愛を讃えまつれ」BWV167は1723年、洗礼者ヨハネの祝日である
6月24日に初演されました。本作は初演された1723年に作曲されたと考えられていますが、その4日前には
カンタータ「飾りなき心ぞ」BWV24が初演されており、間を置かずに新作カンタータが連続して初演され
ていることから、実際には以前から前もって作曲されていたのではないか、とする説もあります。
初演日は洗礼者ヨハネの誕生を祝う日であり、本作の歌詞もヨハネの誕生を祝うものとなっています。
音楽的には、曲数こそ全5曲と少なめであるものの、第1曲と第3曲のアリアが長大で、全曲の演奏時間も約
17分と中規模カンタータに匹敵しています。また、終曲のコラールはバッハが好んで編曲したもので、モテ
ット(BWV225、BWV231)やカンタータ(BWV17、BWV51など)でも重要な役割を果たしています。
ヘルムート・ヴィッテク(ソプラノ テルツ少年合唱団所属)
Panajotis Iconomou(アルト テルツ少年合唱団所属)
クルト・エクヴィルツ(テノール)
ロベルト・ホル(バス)
ニコラウス・アーノンクール指揮
ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス
テルツ少年合唱団
KAITO・鏡音レン - 白情のカンタータ
第15回プロセカNEXT応募楽曲
■Vocal // KAITO・鏡音レン
■Music&Ilustration&Movie // 目醒ねむる《Twitter / http://twitter.com/Zh8Fia 》
【Lyrics】
悲しげに降るこの細雪
いつか忘れた心のよう
かじかんだ指先で描いた
想いだけは届かなくて
瞬く間に崩れて
刹那に打ちひしがれても
あなただけが私の希望
もう二度と戻れない景色
私はただ立ち尽くしたまま
揺蕩う空に想い馳せる
目を閉じた先に映るものは
切り取られた光の粒
とめどなく溢れた感情よ
嗚呼白さに溶けてしまえ
眩いベールの中
あなたの温もりが恋しい
そばにいてよそれだけでいいよ
たったひとこと言えなくて
冷たい雪まぶたに滲んで
痛みさえも流してくれ
白銀世界の真ん中で
唄い紡ぐ愛の詩
あなたのいない景色はどれも
まるでそれは色のないピースだ
あなただけが私の祈り
戻れないと解っていても
今だけはどうか願わせて
あなたのいないこの場所で
あなただけが私の希望
もう二度と戻れない景色
私はただ立ち尽くしたまま
揺蕩う空に想い馳せる
私だけの希望の光
バッハ:カンタータ第165番「おお 聖なる霊と水の洗礼よ」BWV165
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=SqNVIF2Lkgo)。
バッハのカンタータ「おお 聖なる霊と水の洗礼よ」BWV165は1715年の作品で、この年の三位一体節で
ある6月16日に初演されたと推測されています。
この日の福音書章句はヨハネによる福音書から、ファリサイ派で最高法院の議員であったニコデモがイエ
スと神の国について問答をしたことが取り上げられており、本作の歌詞もその内容に沿って「水と霊によ
って生まれなければ、神の国に入ることはできない」、つまり曲名にもある「洗礼」を主題にしており、
全体的な内容としては、古い罪深い自分が死んで、新しい自分が生まれるという、苦しみと喜びについて
歌われています。
音楽様式としては、この頃のヴァイマルでのバッハのカンタータに見られる、独唱と室内楽的な伴奏で構
成される小規模な様式で構成されていますが、全6曲が多彩な様式で作曲されており、演奏規模が小規模
ながら単調さを感じないよう工夫がなされています。
マリー・ルイーゼ・ヴェルネブルク(ソプラノ)
エルヴィラ・ビル(アルト)
コリン・バルザー(テノール)
ドミニク・ヴェルナー(バス)
ルドルフ・ルッツ指揮
バッハ財団管弦楽団
バッハ財団合唱団
バッハ:カンタータ第163番「各々に各々のものを」BWV163
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=1v3qC_FdzYI)。
バッハのカンタータ「各々に各々のものを」BWV163は1715年、この年の三位一体節後第23日曜日である
11月24日に初演されました。
初演に先立つ8月1日、バッハの主君ワイマール公の甥でヨハン・エルンスト公子が病没し、この服喪期間
中はカンタータの演奏が休止されていました。本作は、公子の服喪が明けた直後に初演されたものです。
ヨハン・エルンストはバッハの教育もあって、若くして音楽の才に恵まれていましたが、19歳の若さでこ
の世を去りました。この日の福音書章句はファリサイ派の悪意ある質問をかわすイエスの答え、いわゆる
「神のものは神に、カエサルのものはカエサルに」で、それにちなんで本作の歌詞は「病没した公子が神
のもとに帰った」という意味を持たせていると推測されます。
音楽様式としては、合唱は最後にだけ使われており、全6曲の小規模なカンタータです。しかしながら各曲
には明確な特徴があり、内容が充実している若いバッハの実験的作品といえます。
アーリーン・オジェー(ソプラノ)
ヘレン・ワッツ(アルト)
アダルベルト・クラウス(テノール)
ニクラウス・トゥーラー(バス)
ヘルムート・リリング指揮
シュトゥットガルト・バッハ・コレギウム
シュトゥットガルト・ゲッヒンゲン聖歌隊
バッハ:カンタータ第162番「ああ、いまわれ婚筵に行かんとして」BWV162
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=VYHiET4VSO0)。
バッハのカンタータ「ああ、いまわれ婚筵に行かんとして」BWV162は1716年、この年の三位一体
節後第20日曜日である10月25日に初演されました。
初演日に取り上げられた福音書章句はマタイによる福音書から「天国は、ある王が王子のために婚
宴を催したのに似ている」という婚儀の例えであり、その時に初演された本作の歌詞は全体を通し
て「神の国の宴」について触れ、「神の婚宴にふさわしい信仰を身につけるべき」と歌われます。
音楽様式としては、バッハがヴァイマルでザクセン=ヴァイマル公の宮廷オルガン奏者・楽師長の
地位にあったときの作品で、全5曲という構成や室内楽的な編成、それに合唱が終曲のみと、ヴァ
イマル時代の他のバッハのカンタータと同様に簡素な作りとなっています。
トビアス・ヴァイヴァンガー(ソプラノ)
ポール・エスウッド(アルト)
クルト・エクヴィルツ(テノール)
ロベルト・ホル(バス)
ニコラウス・アーノンクール指揮
ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス
テルツ少年合唱団
J.S.Bach Weihnachtsoratorium BWV 248-64 Choral mit 8 Vokaloide,2 CeVIO und 2 SynthesizerV von Reumel
Meine Damen und Herren.Hier spricht Kapitaenleutnant von Reumel.
Sie sehen jetzt die Bachsmelodie mit 8 Vokaloide,2 CeVIO AI
und 2 Synthesizer V AI
aus dem Weihnachtsoratotium (BWV 248) an,die
"248-64:Nun seid ihr wohl gerochen" heisst.
バッハ先生のBWV248、クリスマスオラトリオ・カンタータ6(Teil6)
の11番目の4声によるコラール。
通算だと64曲目の最終曲となります。
合唱というよりトランペットの奏者泣かせな美しい曲ですね。
まあクルル姫なら vor dem Frühstück(何 ←この表現、勘のいいドイツ人には通じます(謎
マイスター制度(職人文化)の恩恵かも(謎
合唱は各声部3人のこの面子。
Sop:IA(C)、初音ミク(V3)、小春六花(S)
Alt :巡音ルカ(V4)、Avanna(V3)、東北イタコ(C)
Ten :Tonio(V2)、KAITO(V3)、Chris(V5)
Bass :VY2V3、神威がくぽ(V3)、Asterian(S)
ハルオロイド入れたかったけどドイツ語調声の経験がなく、今回は
見送り。ただ、Asterianが有能という知見が得られたのは大きく、
ミサ曲ロ短調再編完走のグリーンライトが灯りました(謎
カンタータ29,147も途中だったか(汗
クリスマスオラトリオに関しては来年、Teil6の残りから始めて
ちょいちょいこの時期に増やしていければいいかなと。
(ちなボカロ6は当面見送り。小官に使わせたいならV6Tonioを
出しなさい。)(笑
※小川p殿、ご宣伝感謝であります。
編成:Sop1,Alt,Ten,Bas,Tp1/2/3,Tmp,Ob1/2,Vn1/2,Va,C
J.S.Bach Weihnachtsoratorium BWV 248-63 Rezitativ mit 2 Vokaloide,CeVIO und SynthesizerV von Reumel
Meine Damen und Herren.Hier spricht Kapitaenleutnant von Reumel.
Sie sehen jetzt die Bachsmelodie mit 2 Vokaloide (Luka und Tonio),CeVIO AI IA
und Synthesizer V AI Asterian
aus dem Weihnachtsoratotium (BWV 248) an,die
"248-63:Was will der Höllen schrecken nun" heisst.
バッハ先生のBWV248、クリスマスオラトリオ・カンタータ6(Teil6)
の10番目の4声によるレチタティーヴォ。
通算だと63曲目となります。最終曲の1つ前ですね。
そしてここでも新兵の試運転を(笑 ベース向き歌手とされるAsterianの登場です。
そのままだとアメリカンロック歌手のようになりそうですがパラメータ弄り次第では
更なる改善も期待できそう。発音のムラは殆どないので
バスを歌えるおっさん好きにはお勧めかもしれませんね(何
小官も時間の限り弄ってとりあえずは
シアトリカルとクリアはやや+、ラウドネスとテンションは右側、ジェンダーは左側
にしました。
パラメータ弄ると確認目的で即歌わせられないのはSynthVの弱点だなあ(汗
最終曲64番のコラールは来年の1月4日までには何とか…(汗
ボカロだけならすぐできるけどCeVIO組とSynthV組も加入させたいなあと(汗
これでXmasはぼっち・ざ・バロック確定だな(何
さて、58番~62番は越年…殆どテナーソロばっか(謎
エヴァンゲリストはTonioとして、残り。SynthVでテナーを誰か迎えて
試運転もありかな(フラグ
本作編成: Sop,Alt,Ten,Bass,C
J.S.Bach Weihnachtsoratorium BWV 248-57 Arie mit CeVIO AI IA von Reumel
Meine Damen und Herren.Hier spricht Kapitaenleutnant von Reumel.
Sie sehen jetzt die Bachsmelodie mit CeVIO AI IA
aus dem Weihnachtsoratotium (BWV 248) an,die
"248-57:Nur ein Wink von seinen Händen" heisst.
バッハ先生のBWV248、クリスマスオラトリオ・カンタータ6(Teil6)
の4番目のソプラノの後奏長めのアリア。
通算だと57曲目となります。
ここはやっぱりソプラノリーダーのIAさん(CeVIO AI)で。
パラメータ弄繰り回しは定期(笑汗
楽譜…MuseScoreで作る時間が無くなり何処かに落ちてないものか…
一か所あったけどアレンジ物でいろいろ問題がありダメそう。
そこでバッハ先生自筆譜を載せました。
(よーく見ると先生もナチュラルの書き落としとかが見られて
逆にほっこりします)(謎
立ち絵素材は秀作、りふるね様im10310392のIAさんを頂きました。
感謝です。
後、最終曲64番は来年の1月4日までには上げる予定。それまでに
もう一曲くらい増やせられれば…ということで
Xmas本番に制作してそう。ちな去年はXmasにマタイ受難曲を制作して
ましたのでとってもシュールでした(何
本作編成: Sop,Obm,Vn1/2,Va,C
J.S.Bach Weihnachtsoratorium BWV 248-56 Rezitativ mit Synthesizer V AI Natsuki Karin von Reumel
Meine Damen und Herren.Hier spricht Kapitaenleutnant von Reumel.
Sie sehen jetzt die Bachsmelodie mit Synthesizer V AI Natsuki Karin
aus dem Weihnachtsoratotium (BWV 248) an,die
"248-56:Du Falscher, suche nur den Herrn zu fällen" heisst.
バッハ先生のBWV248、クリスマスオラトリオ・カンタータ6(Teil6)
の3番目のソプラノのレチタティーヴォ。
通算だと56曲目となります。
この後の57番目のソプラノのアリアとは密接につながりがあるので歌手は統一が基本ですが
そうなると夏色花梨さんの出番が無くなり、CeVIOとSynthesizerVの英語音素の互換性も
確認できなくなるのでこうなりました(何 問題なく行けますね。
(見たところCeVIOもSynthVのコマンドを逆輸入している節も)
本作編成: Sop,Vn1/2,Va,C
J.S.Bach Weihnachtsoratorium BWV 248-55 Rezitativ mit 2 Vokaloide (Tonio und VY2V3) von Reumel
Meine Damen und Herren.Hier spricht Kapitaenleutnant von Reumel.
Sie sehen jetzt die Bachsmelodie mit 2 Vokaloide (Tonio und VY2V3)
aus dem Weihnachtsoratotium (BWV 248) an,die
"248-55:Da berief Herodes die Weisen heimlich" heisst.
バッハ先生のBWV248、クリスマスオラトリオ・カンタータ6(Teil6)
の2番目のエヴァンゲリストとヘロデ王のレチタティーヴォ。
通算だと55曲目となります。(1番目のコーラスは去年アップロードsm39781575)
Teil 6はヘロデ王が嘘をついて博士たちを呼び出し…からの文学作品でもありますね。
本作品を通してエヴァンゲリストはトニオで統一。
ヘロデ王はバスなので今回は普通にヴィンセント(VY2)にしました。
このコンビは小官の動画では定番ですので(笑
Teil6も結局全曲コンプ目指しますが、今年中は無理の3年越しになりそう(汗
Fussball、W杯がこの時期にあるとそりゃ制作遅延するよ…(汗
(祖国…4年後は頼むぞ。ゲルマン魂(笑 じゃ困る。)
本作編成: Ten,Bass,C
バッハ:カンタータ第155番「わが神よ、いつまで、ああいつまでか」BWV155
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=5uKjvD6FZNo)。
バッハのカンタータ「わが神よ、いつまで、ああいつまでか」BWV155は1716年、この年の顕現節
後第2日曜日にあたる1月19日に初演されました。この日の福音書章句は「酒がなくなって困ってい
るところに奇蹟により水がワインに変わって事なきを得た」というもので、この逸話に基づいて、
歌詞では果てしない苦悩から、やがて苦悩が終わる時への希望、やがて重荷がおろされ、神の元に
飛び込んでゆく喜びといった物語が歌われています。
音楽様式としては、レシタティーヴォとアリアが交互に2曲ずつ、そしてコラールの全5曲からなる
簡素なものですが、第2曲のアルトとテノールのデュエットによるアリアではファゴットに難しいソ
ロパート(通常の現代楽器では出せない低い音を含む)を吹かせるなど、カンタータに新風を呼び
込もうとするバッハの意欲的な試みがうかがえ、バッハのカンタータを研究するうえで注目すべき
作品となっています。
ユリア・ノイマン(ソプラノ)
マーゴット・オイツィンガー(アルト)
ユリウス・プファイファー(テノール)
ラファエル・ユート(バス)
ルドルフ・ルッツ指揮
バッハ財団管弦楽団
カンタータ13番より1.アリア 2.レチタティーヴォ 【第十三回ボカロクラシカ音楽祭】
5曲目のアリア以外は出来ていたのに、仕事の関係で間に合いませんでした
mylist/20075386
京「そんなかんなで、5年ぶりの教会カンタータだね」
「冒頭のテノールのアリアは、木管群が2度で下降する『涙の音型』が特徴だね」
「シチリアーノに乗せた嘆きと、中間部では半音階による死の暗示と、気が滅入りそうな感じだね」
夏「続くレチタティーヴォは前のアリアで歌われた『その時』を待ちわびているわね」
「一番最後で哀願するって意味の『flehen』がメリスマで歌われる辺り、バッハは狙ってやってそうよね」
「滑り込み気味だけど、音楽祭の要件は【13】ね」
【さとうささら・AIゆかりん】Oh, the Summer【第十三回ボカロクラシカ音楽祭】
第十三回ボカクラ祭も本日で閉幕ですが、「王様」がテーマの作品が少ないので補強です。タイトルがそのものずばりの曲を探しましたが、サザンオールスターズやディズニーにはあるのですが(Oh! Summer)、クラシカで扱えるものはこれしか見つかりませんでした。間にtheが入ってしまいますがご容赦を。というわけで思い切り季節外れの曲で失礼します。背景はスコットランドの夏の風景です。
サミュエル・コールリッジ=テイラーですが、シエラレオネ出身の父をもつ混血のイギリス人作曲家です。彼のカンタータはヘンデルやメンデルスゾーンと同じくらい人気があり、「黒いマーラー」と評されたそうです。
そしてこの"Oh, the Summer"は全く知られていないらしく、YouTubeでも演奏例が見つかりませんでしたが、もっと知られても良い曲だと思います。ソプラノとコントラルトのデュエットですが、音域がかなり重なっています。これをCS7のさとうささらと、CeVIO AIの結月ゆかり麗に歌ってもらいました。CeVIO AIの英語入力機能は使っておりません。
よろしく>BumblebeeQueen mylist/39940036
ホームページ随時更新中 https://bumblebeequeen.wixsite.com/home
※追記: KM1801VM2様、Aつばめ様、広告有難うございます!
パーセル:Hear my prayer, O Lord【第十三回ボカロクラシカ音楽祭】
【第十三回ボカロクラシカ音楽祭】参加作品です。
ゆるテーマ2:祈り
祈りと言えば、神様に祈ることかなと思い、神様にお願いしている歌を探しました。
バッハの教会カンタータなんかが、該当するかと思いますが、ちょっと、横を見ながら探していると、YOUTUBEでこの曲を見つけました。
歌詞が、2行しかありません。ですから、画面は1画面のみです。
(画像の通信エラーではないので、心配なさらないようにしてください。)
歌詞の意味としては、以下のようなものです。
・ Hear my prayer, O Lord,
(私の祈りを聞いてください、おお、神様)
・ And let my crying come unto thee.
(そして、私の叫びが、汝(神)のところへ届くことをお許しください)
雰囲気を楽しんでいただけたらと思います。
バッハ:カンタータ第154番「いと尊きわがイエスは見失われぬ」BWV154
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=-NyKKhEqPcs)。
1724年1月9日(顕現祭後第1日曜日)、バッハのカンタータ「いと尊きわがイエスは見失われぬ」
BWV154が初演されました。この日の礼拝では、ルカ福音書から「12歳のイエスがエルサレムに詣
でた際に両親とはぐれ、両親は八方手を尽くしてイエスを捜し、神殿で学者と問答しているイエス
を発見する。両親はイエスを叱責するが『父(である神)の傍らに子がいることがなぜ分からない
のですか』とイエスは反論する」という福音書章句が選ばれました。本作の歌詞はこの逸話から、
信仰の拠り所となるイエスを失った人間の不安と再び見いだし得たことの喜びを歌い、最後に「も
う離すことはない」と誓いを述べる内容になっています。
音楽様式においては、新年が明けた直後で参加する団員が少ない時期の演奏であることをバッハが
考慮して、曲数は全8曲と多いものの1曲の演奏時間は短いうえに独唱者主導で歌詞が歌われ、伴奏
もオーボエ・ダモーレ2本と弦楽器・通奏低音およびチェンバロという小規模な編成になっており、
バッハのカンタータの中では全体的に地味な作品といえます。
アン・マレイ(アルト)
アルド・バルディン(テノール)
ヴァルター・ヘルトヴァイン(バス)
ヘルムート・リリング指揮
シュトゥットガルト・バッハ・コレギウム
バッハ:カンタータ第153番「見たまえ、御神、いかにわが敵ども」BWV153
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=TuAqhuHl0so)。
バッハのカンタータ「見たまえ、御神、いかにわが敵ども」BWV153は、1723年末~1724年
1月初旬にかけてのクリスマスシーズンに初演されたカンタータの1つで、1724年1月2日(新
年後第1日曜日)に初演されました。
本作は合唱が単純な4声コラール3曲のみ、伴奏も弦三部と通奏低音のみ、管楽器やソプラノ
はなしという簡素な構成で演奏されます。これは、年末年始のクリスマスシーズンにバッハ
が新作カンタータを次々に初演したため、トマス教会合唱団と管楽器奏者の疲労が蓄積する
ことを考慮し、団員を休ませるためにあえて少人数で演奏可能な曲を作曲したとされていま
す。
この日の福音書章句はマタイによる福音書から、ヘロデ王がベツレヘム周辺で2歳以下の男の
子を虐殺させた話がとりあげられていることから、本作の歌詞にはクリスマスや新年の祝賀
気分はなく、ヘロデによる嬰児虐殺の場面から、キリスト教徒が耐えるべき試練について歌
われます。
Stefan Rampf(アルト)
クルト・エクウィルツ(テノール)
トーマス・ハンプソン(バス)
ニコラウス・アーノンクール指揮
ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス
テルツ少年合唱団
バッハ:カンタータ第152番「出で立て、信仰の道に」BWV152
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=p7h3NlIAVVo)。
バッハのカンタータ「出で立て、信仰の道に」BWV152は1714年に作曲され、同年の降誕節後
第1日曜日にあたる12月30日に初演されました。
本作の歌詞の中心には「石(Stein)」という単語が置かれています。これは「隅のかしら石」
「つまずきの石」というキリスト教の教えに基づき、救い主は神がこの世に置いた「石」であ
るとして、それに依り頼む者にとっては動かぬ基礎となるが、逆に信仰の無い者はそれに躓く
と説き、それに躓かないように正しく信仰の礎とするようにと歌っていきます。
音楽様式としては、本作には後のコラール・カンタータのような合唱がなく、アリアとレチタ
ティーヴォだけでできている室内楽カンタータで、ヴァイマル時代の作品に特徴的な器楽合奏
曲が冒頭に置かれています。これは初演日がクリスマスという大規模な催しが終わった直後で、
祝祭的な気分が収まってきた頃に、居住まいを正して改めて神と向き合うという意図で構成さ
れているためと思われます。
Christoph Wegmann(ソプラノ)
トーマス・ハンプトン(バス)
ニコラウス・アーノンクール指揮
ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス
テルツ少年合唱団
バッハ:カンタータ第148番「その御名にふさわしき栄光を」BWV148
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=C44qiMunmRI)。
バッハのカンタータ「その御名にふさわしき栄光を」BWV148は自筆譜が遺されておらず、最も
古い楽譜が18世紀後半の筆写譜であるため、正確な作曲年代はわかっていません。ただ、本作の
歌詞の内容が三位一体節後第17日曜日の福音章句に対応しており、この日に初演される目的で作
曲されたことはほぼ確実と見られています。また、歌詞の語句が1725年に出版された台本に基づ
くことから、バッハがライプツィヒに着任した後の1723年か1725年の該当祝日に演奏するために
作曲された(1724年の該当祝日はBWV114が演奏されたため除外)と推測されます。
当日の福音章句は安息日に病人を癒し、形式にこだわるファリサイ派を非難するイエスを描いた
ものですが、本作の歌詞は「安息日」「安らぎの場所」というような表象をあれこれ取り上げつ
つ、「最後の時には神の大いなる安息日の宴席に招かれたい」といった、単純に安息日を讃える
内容になっています。
全6曲のうち、冒頭曲はトランペットがリードする、喜びに満ちた合唱曲で、その後はテノールと
アルトによるアリアとレチタティーヴォが交互に続きます。終曲のコラールは歌詞の指定があり
ませんが、これは筆写譜の不備によるもので、新バッハ全集では作者不詳のコラール「私の愛し
い神に」の第6節が指定されています。
ポール・エスウッド(アルト)
クルト・エクウィルツ(テノール)
ニコラウス・アーノンクール指揮
ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス
テルツ少年合唱団
カンタータ / ヨナタン feat.Rana
ボカコレ2022秋参加します!よろしくお願いします!!
歌:Rana
曲:ヨナタン(@yonatandesu)
絵:みちょ(@micho_weddie)
歌詞:
夜が明けたなら早く船を出せ
まだ見ぬ世界へその身投げてゆけ
霧が晴れたなら高く帆を張って
門出のラッパを吹き鳴らせ
追い風を受けてどこまでも進め
いつかはたどり着くべきゴールへ行け
息を飲むほどの冒険の後で
君を称えるためこの歌を歌うよ
嵐の中でもひとり立ち向かえ
余計な荷物は全て捨ててゆけ
消えるくらいなら声が枯れるまで
空の彼方へ叫んでやれ
振り向きもせずにどこまでも進め
遥かな自分だけの荒野を行け
迷いながらでも見つからなくても
物語は君のためにある
追い風を受けてどこまでも進め
いつかはたどり着くべきゴールへ行け
息を飲むほどの冒険の後で
君を称えるためこの歌を歌うよ
エルガー:オルガンソナタ(第1番)ト長調 作品28
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=ojEg2dBm1R8)。
1895年、イギリスのウスター大聖堂にアメリカからオルガン奏者の一団が訪問することとなり、
大聖堂のオルガン奏者ヒュー・ブレアは彼らを歓迎するため、新進気鋭の作曲家であったエル
ガーに新規ののオルガン作品作曲を依頼します。エルガーの父は約40年間にわたってウスター
のセントジョージ・カトリック教会でオルガン奏者を務めた人物であり、息子のエルガーもオ
ルガンに慣れ親しんでいて、優れた作品を作曲できると見込まれて依頼されたと思われます。
しかし、依頼は5月のことで初演まで約2か月の期間があったにも関わらず、エルガーの作曲は
遅々として進まず、締め切り間近になって約1週間でようやく4楽章から成る作品を書き上げて、
ブレアに楽譜が渡されたのは7月3日でした。これは初演予定日の5日前であり、ブレアが楽曲
の充分な練習・分析を行うには期間が短すぎたため、予定通り7月8日に行われた初演は批評家
から「彼が曲を勉強していないか、もしくは浅はかな気持ちで行事に臨んでいたかのどちらか
であることがわかる」と書かれる有様で、大失敗に終わりました。
実際、本作の第1楽章主題は直前に作曲されたカンタータ「黒騎士」の冒頭に似ているという指
摘があることや、エルガーは本作以外にオルガンのための作品をほとんど作曲していないこと
から「エルガーはオルガン作品の作曲が不得手で、旧作の旋律までも参考にしてどうにか作品
を完成させた」という見方もあるようです。それでも、作品そのものはイギリスのロマン派作
曲家が手掛けた独自のオルガン作品として高く評価され、イギリス国内では演奏機会の多い作
品となっています。
なお、エルガーが手掛けたオリジナルのオルガンソナタはこの1曲のみですが、彼がブラスバン
ド大会の課題曲として作曲した「セヴァーン組曲」を、アイヴァー・アトキンスが1930年に編
曲して「オルガンソナタ第2番」と名付けたため、両者を区別するために本作を「オルガンソナ
タ第1番」と呼ぶ場合もあります。
ジョン・スコット(オルガン)
バッハ:カンタータ第144番「おのがものを取りて、行け」BWV144
Youtubeからの転載です(https://www.youtube.com/watch?v=V_v7PUC7Dxs)。
カンタータ「おのがものを取りて、行け」BWV144は1724年にバッハが作曲し、同年2月6日
の七旬節の礼拝において初演されました。
この日の礼拝ではマタイ福音書から「葡萄畑の労働者の喩え」が述べられました。これは、葡
萄畑で一日中働いた者と、日暮れ前に呼び寄せた者に、主人が等しい日当を支払ったため労働
者が不平を言い、これに対して主人は彼との契約を守りつつ、僅かでも働いてくれた者にも等
しく報いたいと願ったことを打ち明け、その嫉妬心を厳しく諌めたという話で、カンタータは
この話に沿って「神の真意を信じて信仰を貫きなさい」といった歌詞が歌われます。
音楽様式としては、オーボエ2本と弦楽器・通奏低音という必要最小限の編成により、1724年
のバッハのカンタータの中では、極めて地味な伴奏が付いた小規模な作品となっています。
このことから本作の演奏機会は多くないうえ、作風がバッハらしからぬという理由で一時は偽
作説が唱えられるほどで、それほど評価が高くありません。なお、本作はバッハの自筆による
総譜が遺されており、現在ではバッハの真作とする意見が優勢になっています。
アンスガル・プファイファー(ソプラノ)
ポール・エスウッド(アルト)
クルト・エクヴィルツ(テノール)
グスタフ・レオンハルト指揮
コレギウム・ヴォカーレ・ヘント
レオンハルト・コンソート
ハノーヴァー少年合唱団